こんにちわ、ぜつえん(@zetuenonly)です!
全国1億人のハンモッカーのみなさんこんばんわ。
ハンモックに魅せられてしまってからというもの雨の日も風の日も雪の日もハンモックで寝続けるヘビーハンモッカーのぜつえんです。
キャンプの価値観が変わるほどにハンモックが好きになってしまい、この気持ちをみんなと共有したいと思うのでハンモック泊のメリットデメリットとオススメのハンモックを紹介していきます!
この記事を読み終わるころにはあなたはハンモックをすでに注文していることでしょう。
ハンモッカーによるハンモッカーのためのハンモック記事もどうぞ!
ハンモック泊のメリット
地面に接しないハンモックには様々なメリットがあります。
・寝心地の良さ
・地面の状態に左右されない
・地を這う虫の侵入の心配がない
・斜面にも設営可能
・椅子としても活躍
・軽量コンパクト
・景色を楽しめる
・夏は涼しく冬は暖かい
・自由度の高さ
という点です。さらに、それぞれを詳しく説明していきます。
寝心地が良さ
初めてハンモックに乗るときは、独特な浮遊感と不安定さに落ち着けないですが、少し乗っていればすぐに慣れるでしょう。
慣れてしまえば、寝返りしたり頭と足の位置を変える回転したりと自由自在。
実際にハンモックで泊まって思うのは、寝心地はかなり良く、左右の生地で包まれるため安心感もあります。寝るときにはまっすぐ乗ると角度がきついため斜めの姿勢で寝ます。
姿勢を作るのにも慣れが必要ですが、幅広タイプほぼ寝る姿勢が取りやすい印象です。
ぼくは横向きで丸まって寝ることが多いのですが、その寝方との相性もいいです。
地面の状態に影響されない
当たり前ですが、ハンモックは地面から離れているため地面の影響を受けません。
雨の時にぬかるんだ地面、ごつごつとした岩場、冬のハンモック泊でも雪から離れて張ることができるため濡れることがなく快適に過ごせます。
テントのように乾燥してから撤収という手間もないのがいいところで、地面を這う虫からも距離が取れます。
張り場所さえ気にすれば水の上に張ることだってできます。さすがに乗り降り大変ですが。
斜面にも設営可能
木と木の張る高さを合わせることで斜面にも対応できます。特に山でテント泊は絶対無理というような斜面でもハンモックなら問題なく設営することができます。
泊まらないお昼ご飯や休憩にも使いやすく、遊びの幅が格段に広がります。
もう楽しくて仕方ないですね!ただ斜面で張った時は降りるときの足場が安定してないことが多いのでご注意を。
椅子としても活躍
ハンモックのせいで椅子を使わなくなったといっても過言ではないです。
まるで背もたれのあるハイバックチェアのような座り心地。足を離せばゆらゆらとハンモック。横に倒れればそのまま寝ることもできます。
ぼくは、この姿勢で靴を脱いであぐらをかく姿勢が一番快適で落ち着きます。
寝れて、座れて、ゆらせて、もう一台何役なのかわからないほどハンモックは多機能です。
軽量コンパクト
現在使ってるハンモックはKAMMOKのROOsingleとROOdoubleの2つ。ちなみにenoのsub6とKAMMOKROOを破いてます。
ツリーストラップ込みの重量でROOsingleは300gほど、ROOdoubleで800gほどです。使用率はRoosingleが圧倒的に多いですが、車で入れるキャンプサイトなどはROOdoubleです。軽量性重視か、寝心地重視かで使い分けています。
宿泊となるとタープや蚊帳なども必要となりますが、テントと比べるとマットが不要になるため簡単には比較できませんが、僕の場合はハンモック泊のほうが軽量ですね。
ハンモックを使うまではオシャレキャンプアイテムかと思ってましたが、使ってみると実用的で軽量化には持ってこいなウルトラライトなスリーピングギアでした。
荷物の軽量化のためにテントじゃなく、ハンモックにするというのは確かな選択です。


景色を楽しめる
ハンモックの上にタープを張っていても風景を見ることができ抜群の解放感です。
見晴らしのいい絶景ポジションにハンモックを張ることができたら最高の景色の中で朝を迎えることができます!
夜は星を見るのにも向いてます。ハンモックの上で寝袋に包まって天体観測。サイコーじゃないですか?
夏は涼しく冬は暖かい
背中側の通気性がものすごく良いため夏でも寒く感じるほどの涼しさです。
夏日になるような日のハンモック泊ならブランケット一枚で寝ることもあります。少し冷えそうなら寝袋を出したり、マットを追加していきます。
冬はアンダーキルトというハンモックの下を覆う寝袋のようなものを付けることで寒さからハンモックを守ることができます。上部は全開なので冬用の寝袋とセットで使うことになりますが、真冬でも暖かく寝ることができます。
自由度の高さ
ぼくはテントの代わりにハンモックを使うことが多いですが、テントがあってハンモックを椅子にしたり、ハンモックを荷物置きにしたり、なんて使い方もできます。
そしてハンモックはシンプルな分、他の道具との組み合わせで様々な気候や状況に対応しやすいです。アンダーキルトやタープ、高さのあるテーブルなどを組み合わせることでどんな状況でも使い方次第で快適に過ごせるのがハンモックのメリットです。
ハンモック泊のデメリット
木がないと張れない
ハンモックを設営するには木が必要です。キャンプ場によっては絶対無理っていうシーンがあります。
そして木があってもたまーにハンモック禁止というキャンプ場もあります。
ハンモックは張れないとレジャーシート以下の性能しかないのでただの荷物と化します。
初めていくとこなら心配なのでテントも用意するようにしてます。なによりぼくはテントも大好きなので何も悲しくなんてないですよ!ハンモック泊しに行ってハンモック張れなくても泣かないですよ!タープ泊でもいいですし!大した問題ではないのですよ!
下の防御力が低い
キャンプでそこまで厳しい天気になることもないですが、巻き上げるような爆風だったり、そこに雨が混じるような。そう台風みたいなやつが来るとハンモックは結構きついです。
ただそんな状況だとテントでもきついですし、キャンプ自体ものすごく厳しいはずです。なのでハンモック限定ではないですが、ほかに比べて少し防御力が低いです。特にタープと地面の隙間部分。
天気予報見てからキャンプ行くので問題なんてないですよ。たまに大雨で泣きそうになる程度です。
降りたくない
寝心地が良くて、座り心地も良くて、ゆらゆら楽しくて、景色もいいと。そんな中で寝袋に入っちゃったらもう出られないし、降りられない。降りたくない!
ぼくが悪いわけじゃないんですよ。ハンモックがちょっと気持ち良すぎて。完全におふとぅん状態です。肌寒い時期だとほんとに降りるのが大変です。ハンモックだと手を伸ばして届く範囲に大体のモノがあるので降りる必要がないので本当に大変。まあ仕方ないよね。
荷物の置き場問題
これはハンモック泊で一番頭を悩ませるとこなんじゃないかなと思います。あとでぼくの対応策書いてますがハンモッカー達がみんな工夫してるポイントです。
雨じゃなければ地面に置けばいいのでそこまで問題もないんですけどね。
ハンモックの選び方
では、オススメのハンモック・・・の前にハンモックの選び方を紹介。
ハンモックを選ぶ前に知っておきたいポイントは4つです。
・ハンモックのサイズ
・ハンモックの重量
・蚊帳の種類
・ツリーストラップをどれにするか
ハンモックのサイズ
ハンモックのサイズはメーカー単位では1人用、2人用というものです。
さらに細かいハンモックのスペックを見ると290x140cmや254x127cmというサイズが記載されています。
これはハンモックを平置きした時のサイズです。
片側をほどくとこのように長方形になっています。これがハンモックのサイズです。
この場合は127cmが幅、254cmが長さとなります。
でもいきなりサイズ言われてもわからないと思います。目安と合わせて説明していきます。
ハンモック幅の目安 | |
幅120~
130cm |
最低ラインの幅
軽量(~300g程度)なハンモックで採用されることが多い 寝るのに問題はないが、人によっては狭いと感じる幅 横向きに座ってあぐらをかくと、 ぼく(伸長160cm)でピッタリか、少しはみ出る位 軽量化を意識して薄い生地(20D程度)を使ったモデルも多く、 やや不安に感じるハンモックもある |
幅140~
150cm |
ここまでが1人用でラインナップされる一般的な幅
ゆったりサイズで狭いと感じることは無い Amazonで2~3000円程度のハンモックは140cm幅が多い 軽量化を想定せずに一つ持つならこのサイズがオススメ 生地もしっかり目(40D程度)で万人が乗りやすいハンモック |
幅160~
180cm |
2人用ハンモックで使われる幅
幅広タイプと言われることもあるサイズで、 かなり広くゆったりと寝ることができる もちろん1人で使うのもオススメ 身長高い人や体重の重い人、 幅の広い人(意味深)が使うなら余裕のある幅広タイプが安心 |
ぼくの感覚ですが、幅を3サイズに分類するとわかりやすいです。
130~140cmとか150~160cmないじゃんって思ったかもしれませんが、微妙な幅なので飛ばしました。中間くらいの立ち位置で見てもらえるといいです。
最もシンプルで万人受けするのは140~150cm幅のハンモックです。
体格にもよりますが、誰が使っても狭いと感じることはまずないでしょう。逆に人によっては広いなと感じることはあるかもしれない幅。
ぼくは140cmならかなりゆったり乗れるなぁで、150cmだとちょい広いなぁ程度に思います。
サイズで無難に攻めるならこの140~150cm幅がオススメです。
1つ使ってみると、幅がもっと狭いハンモックでもいいのか、もっと広いハンモックがいいのかの目安にすることができます。
え、ハンモックは1つでいいって?御冗談を、ハンモック複数持ちはハンモッカーの常識ですぞ?
127cm幅のカモック ルーシングルです。
足や頭をハンモックから出して乗りやすいので、乗り降りが多いなら意外と便利です。
もちろん、全身ハンモックの中に入ることも可能。
幅が広いタイプに比べ、狭いのでやや寝る姿勢は取りにくいので多少の慣れは必要です。
そして、ハンモックの長さは250~300cm程度です。
正直長さで快適性はそこまで変わらない印象。
ざっくりだと、幅が120~150cm程度のハンモックでは長さ250~270cm程度、幅150~180cmなら270~300cm程度なことが多いです。幅に合わせた長さを使っているのでしょう。
幅180x長250cmなどでは長方形よりも正方形に近くアンバランスになってしまうので、バランスを取った長さにしているのでしょう。
幅を気にしていれば、長さは気にしなくても問題はありません。
ハンモックの重量
ハンモックの重量を決める要因はサイズと生地の厚さです。
サイズはわかりやすく、幅は狭いほど使う生地が少なくなり、軽いハンモックを作りやすくなります。
ULハンモックは120~130cmの幅が多いです。
上がeno SUB6(267x119cm)で30D165g、下がKAMMOK ROO(300x170cm)で70D680g。
生地の厚さはD(デニール)で表されます。
〇D=9000mに伸ばしたときに〇gになる糸ことで、例えば9000mで30gの糸を使った生地なら30Dです。
デニールが全てではありませんが、一般的に厚いほど強度が高く重量は重くなり、薄いほど強度は低く重量は軽くなります。
同じ生地で比べる強度は40D>20Dで、軽さは20D>40Dとなります。
ハンモック厚さの目安 | |
15~30D | ULハンモックに使われる薄めの生地
簡単に破けはしないけれど、 乗り慣れていないと少し不安な厚み 慣れれば問題なし |
40D | 薄すぎず、安心して体を預けることのできる厚さ
セミUL程度の重量のハンモック使われる |
70D | かなりしっかりとした生地
寝心地も良く、重量を気にしないならオススメ |
大体こんな感じ。
15D~30Dだと透けるようなものもあり見るからに不安ですが、乗ってしまえば以外に問題はありません。
同列で括ってしまってますが、15Dと30Dはかなり違います。20Dと30Dでもかなり違います。
15~20Dなら不安のある薄さ、30Dならそこまで不安はない薄さ、程度です。
破けるリスクは薄さと比例して高くなるので、注意は必要です。
40Dになると一気に安心感が出てきて、ゆったりと寝ることができます。
1人用2人用どちらのサイズでも使われる生地。
70Dはかなり厚め。軽量性よりも寝心地を重視したハンモックで使われます。
2人用サイズだとこの厚みが多いです。
用途に合わせて厚みとサイズを選ぶのが適切です。
蚊帳の種類
夏の森の中は虫の惑星状態です。
ハンモックは浮いているため、地面を歩く虫とは無縁です。が、空を飛ぶ虫は別です。
奴ら(蚊)は常にぼくらの血を狙っています。
そんな森の中でも蚊帳があれば快適なハンモック泊をすることができます。
蚊帳は大きく分けて2種類。
別付けの全面を覆う蚊帳と上のみ覆う蚊帳一体型ハンモックです。
別付け全面蚊帳 | 蚊帳一体型ハンモック |
複数ハンモックで使いまわせる | そのハンモックでのみ使える |
虫刺されのリスクなし | 背中からの虫がやや不安 |
蚊帳種類を選べる | 種類は限られる |
設営が手間 | 設営が早く楽 |
別付け蚊帳
別付け蚊帳の場合は、設営が少し手間ですが虫に刺される心配はなくなります。
他のハンモックに合わせることができるので1つあれば複数のハンモックに対応できるのもいいところ。
蚊帳付きでないハンモックを買った方は、このタイプの蚊帳を使用することになります。
一体型に比べて重くなりますが、使わない時は蚊帳を持っていく必要もないので逆に軽くなります。
ぼくは開放的なハンモックが好きで、夏でも蚊帳を使わないことが多いため、一体型ではないハンモックとセットで使っています。
地味なメリットですが、蚊帳を付けたままのハンモックで脚を出して座れるのもいいところ。
一体型蚊帳
上を覆う蚊帳一体型はそのハンモックでしかつけることができませんが、ハンモックと繋がっているため素早い設営が可能で、蚊帳の面積が少なく軽量です。
蚊帳をハンモックから取り外しが可能なモデルもありますが、安いハンモックだと外れないモノも多いです。ハンモックの下に隠して置いたりすることで蚊帳無し対応はしています。
蚊帳を外して使うことを想定している場合は、事前に調べておくのがいいでしょう。
一体型ハンモックは、とりあえずハンモック泊!虫が嫌いだから絶対蚊帳は必要!という方にオススメです。
ハンモック泊の場合は一体型を買う人が多いように思います。
ツリーストラップをどれにするか
木とハンモックを繋ぐためのバンドをツリーストラップと言います。
ツリーストラップには大きく2種類の形状があります。
デイジーチェーンとウーピースリングです。
どちらも木につける側は太いバンドになっているのは同じ。木からハンモックまでの間の形状の違いです。
デイジーチェーン
デイジーチェーンは輪っかがいくつもついた太いバンドです。
ハンモックについたカラビナを輪に通すことで固定します。
10cmほどの間隔で輪があり、カラビナを付ける位置でハンモックの高さを調整することができます。
ハンモックに座って高さを確認しながら、両側をベストな輪の位置に固定していきます。
強度が高く、誰でも使いやすく、ハンモックで最も使われるツリーストラップです。
メーカーにより輪の数が違ったり、素材を変えることで軽量性と使い勝手を差別化しています。
輪がいくつもあるため、カラビナを使うことでザックを吊るしたり、小物を吊るすという使い方がしやすいのもデイジーチェーンのいいところです。
デイジーチェーンの欠点は、カラビナを一度外して、付けるという高さの調整に2動作が必要な手間。重く硬くかさばるカラビナを使うことです。
そして調整が輪の感覚毎で数センチ単位での微調整が難しいことです。
ウーピースリング
ハンモックをしない人だとなんのこと?となるのがウーピースリングです。
文字で説明をするのも難しいですが。
編まれた中空のロープの中に同じロープを数十センチ通したモノ。引っ張る荷重がかかると中のロープが外のロープで締め付けられて固定され動かなくなり、緩めると中のロープを移動させることができ、長さを無段階で調節することができるモノ。です。
なるほどわからん。

出典:Amazon
図解だとこうです。
数本で編んだロープで緩めると中心に隙間ができます。赤い矢印のある部分はロープの中心の隙間に折り返したロープを通している状態ということです。
ハンモックに人が乗ると両サイドに荷重がかかり、重なった部分は固定されることで好みの長さに調整することのできるツリーストラップです。
このロープに使われるロープは、ダイニーマ(超高分子量ポリエチレン)という軽く、強度の高いロープが使われます。ただし高価です。
ダイニーマロープを購入することで比較的簡単に自作することも可能で、好みの長さのウーピースリングを作る楽しさもあります。
ウーピースリングのメリットは比較的軽いこと、ハンモックをつなげたまま調整ができること、無段階調整が可能なことの3つです。
ULハンモックとセットで使われることが多いツリーストラップです。
モノを吊り下げるからデイジーチェーンが好き、細くて不安だからデイジーチェーンを使ってる、と言う方もいるため、ツリーストラップでどちらが良いというわけではありません。好みも大きいでしょう。
ぼくは、初めはデイジーチェーンのハンモックを使っていましたが、最近はウーピースリングのツリーストラップばかり使うようになりました。
なにより無段階で調整できるのが便利です。座ってハンモックを使うことが多いため絶妙な高さにするときにウーピースリングは便利です。
使ってるのはenoのヘリオスストラップです。162gでやや重めですが使いやすいです。
ツリーストラップと木をカラビナで簡単接続
デイジーチェーンとウーピースリングどちらのツリーストラップも木とつなぐときは木側のループにツリーストラップを通してつなぎます。
購入時そのままでは一度ハンモックとツリーストラップを外す必要があります。
それが面倒なのでひと手間加える裏技です。
といっても写真のようにツリーストラップの端にカラビナをつけるだけ。
これでハンモックとつないだままで設営できるようになります。このカラビナのおかげでぼくはハンモックを1分もかからず設営できるようになりました。
カラビナには自分の体重がそのままかかるためクライミングでも使える高強度(大体12KN位)のカラビナを使うのがオススメです。
Amazonに安いものがいくつかあります。強いカラビナはアウトドアではいくつあっても便利ですよ!
さらにカラビナすらも省く方法。
カラビナは便利ですが、硬い金属でクライミング用は大きく、収納時に嵩張ります。
特にハンモックは収納ポーチが本体縫い付けで、たくさんのモノをいれることはできません。
そのため、大きなカラビナ2つ入れるのはスペース的に優しくありません。
カラビナを使わずに固定する方法として、既製品ではダイニーマを使って作るウーピースリングのようにしたソフトシャックル(ソフトカラビナ)がよく使われます。
ソフトシャックルの完成品は少しお高く、手持ちにダイニーマもなかったので手持ちの4mmパラコードでなんちゃってソフトシャックル風パーツを自作して使っています。
想像以上に便利で、それをずっと使い続けています。
作り方は別記事で書いてるので、そちらを参考にしてください。
スポンサーリンク
ハンモックの周辺道具
海外ではハンモックを使った長距離トレイルやキャンプがかなりの流行のようです。ハンモックメーカーもたくさんあり、ハンモック用のいろんな道具が出てます。いくつか紹介。
タープ
ハンモック泊で必須と言ってもいいのがタープです。ハンモックは木で設営することが多いので、木や木の実などの落下物が割とあります。
そして雨風雪を防ぐためやほかのキャンパーからのプライベートの確保という点でもタープは必須です。
ぼくはKAMMOKのKulhiというタープを使ってます。KAMMOKのハンモックと合わせると同じ色で合わせることができますし、ハンモックに合わせていろんな張り方ができるので気に入っています。
片側をクローズさせてもう片方を出入口にする張り方が居住性を損なわず、雨風に強い張り方です。張り縄が全部で16カ所から伸ばせるので張り方は自由自在です。
ぼくのKuhliタープは366x274cmで、ハンモックに使うタープなら3mx2m位が最低ライン。
長辺は3mが最低ラインで3.5m位あるとかなり余裕が出てきます。短辺は短すぎると雨に弱く、長すぎても使いにくくなります。2.5~3m程度が実用範囲でしょう。
そう考えると3mx2.5~3mが万能で使いやすいサイズ、余裕を持たせるなら3.5mx3m位。4mx3mならフルクローズでき対候性が高く雨キャンでも快適、ややタープがでかすぎて取り扱いがちょっと面倒。
ハンモックメーカーのものが一番使いやすいですが、DDタープやアクアクエストならテント泊用はもちろん、タープ泊からハンモック泊まで幅広く使えます。
350x300cmで440gと軽量なKERUNのタープ。15Dシルナイロンで耐水圧3000mm。
サイドに3つのハトメですが、ハンモック泊なら必要十分。
軽量+それなりの性能+安価ならベスト。色はグレーかブラック。
冬のハンモック泊用の保温キルト
一枚の薄い生地でできているため夏は涼しく快適ですが、秋~春の寒い時期は一転し極寒になります。しかし世のハンモッカーはさすがです、ちゃんとハンモック用の保温具が用意されています。
ダウンや化学繊維の中綿が入ったハンモックを包む寝袋のような「キルト」です。
形状に合わせて下半分を包み込むアンダーキルトと全面筒状に包み込むチューブキルトがあります。
アンダーキルト
これがアンダーキルト。主に下半分を包む構造になっています。冷えやすい背中側を保温することができます。ただ上部は何もないので寝袋は必須です。
背中側は保温されているので、寝袋ではなく厚手のブランケットなどで対応することも可能です。
またハンモックに座るときにも邪魔にならず、お尻を保温してくれるので椅子用途で使うことが多い人にもオススメです。
定番エントリー用はOneTigrisの化繊アンダーキルト。
チューブキルト
チューブキルトは上下左右死角なしで全面覆ってくれます。これ単体で寝ることも可能でハンモックの上で寝袋に入る手間が無いのが便利なところ。
しかし座る用途にはあまり適さず寝るに特化したキルトです。
ぼくはモンベルのダウンハガー800ハーフレングスを使ってますが、足元の開いた寝袋ならチューブキルトとして使用できるものが多いです。封筒型の寝袋だとさらに使えるものが多くフィット感もいいです。
AEGISMAXのLIGHTは片側がジッパーで開けて、上下はドローコードで絞る寝袋です。800FPダウンが400g入り724gと温かく軽量なチューブキルトです。
少し長さが足りませんが、ぼくはモンベルのダウンハガー800ハーフレングスを簡易チューブキルトにしてます!
上部張るリッジライン
タープとハンモックの間に1本のロープを通すとランタンやバッグなどの小物を吊るすことができます。
張るパラコードの太さと素材の強度次第ですがランタンやタープ程度なら1.5~2mm径で十分吊るせます。軽めのザックや靴なども吊るそうと思うともう少し太目で3~4mm径のパラコードがあると安心です。
高強度なダイニーマ素材のロープもありです。
ぼくは2mmパラコードを使いランタン、サコッシュ、ボトル程度を吊るしています。
雨の中のハンモック泊の荷物置き場問題
ハンモック泊での永遠の課題、そう荷物の置き場問題!
晴天なら足元に置けばいいのですが雨の強い日は結構困ります。
では荷物の置き場案をいくつか紹介。
ハンモック用ギアスリング
ギアスリングはハンモックの下に小さなハンモックを装着し荷物置きにするアイテムです。ぼくのはKAMMOKのJoeyを使用しています。
地上から少し離して荷物を置くことができるため地面との干渉がなくなります。
ぬかるんだ地面、虫、雨や雪の中から荷物守ってくれます。
またハンモックに乗ったまま荷物を取り出すことも可能で完全にハンモック引きこもり生活がはかどります。
KAMMOKのJoeyのレビューとプチ改造した記事!
DDハンモック、SEA TO SUMMIT、eno、KAMMOKなど有名なハンモックメーカーは大体ギアスリングをラインナップしています。
色や使っているハンモックに合わせると統一感が出てきます。
ハンモックに乗せる
30Lほどのザックで荷物が全て入ってるなら状態ならハンモックに乗せて抱きかかえるような姿勢で寝ることもできます。寝心地が少し悪くなりますが、雨で吊るすのも厳しい状況だとこれになっちゃいます。慣れればそこまで気にもなりません。
50Lくらいのサイズになるとデカすぎてさすがに寝にくいです。
防水バッグに入れて地面に
割と無難なアイディアですが、防水バッグに入れて地面に置いて寝ます。それだけですが、しっかりとした防水バッグを使えば結構な雨でも何事もなく朝になります。
似た感じで地面にレジャーシートを敷いてその上に荷物を置くというのもアリです。土砂降りだと防水性の高いレジャーシートならくるんで凌ぐこともできます。
雨の後で地面がぬかるんでいるようなシーンではレジャーシートが一番です。コンパクトなレジャーシートを持っておくと役立ちます。
海外のハンモッカーやウルトラライトな方はタイベック製のグラウンドシートを使ってる方も多い。
オススメのハンモック紹介
カモックを含め、国内流通しているハンモックが増えてきました。
が、まだ日本では手に入らず個人輸入に頼るハンモックも多く存在しています。
シエラマドレ、ダッチウェア、ウォーボネット辺りですね。手間をかけても手に入れたい他にないオンリーワンなハンモックなのがハンモッカーを動かす原動力です。
KAMMOK(カモック)
ぼくが愛用してるKAMMOK(カモック)。
カンガルーのロゴが可愛いです。
アメリカのハンモック専門メーカーで、代理店もできて日本でも有名になってきています。
可愛らしいデザインとカラーバリエーション豊富なハンモック、種類や周辺道具も多さが魅力です。
永久保証のサービスがあり、一度破けたハンモックを新品にしてもらえました。もちろん無償で。
商品開発も意欲的で度々新商品が発売されていて好感が持てます。
主要なラインナップは、一人用のRoo Single(289g)、Roo Single UL(159g)。2人用のRoo Double(510g)。
蚊帳+タープ+ハンモック+ツリーストラップセットのオールインワンのMantis(1240g)、Mantis UL(990g)です。
日本に代理店はできていますが、高額になる場合は公式サイトから個人輸入するのがオススメです。送料が高いですが、1週間ほどで手元に届きます。別記事でやり方を細かく書いているので、初めての方でも安心ですよ→KAMMOKの公式サイトから個人輸入で商品を購入する手順!
特に日本でも販売されているMantis UL(マンティス ユーエル)は全部入りで寝心地も良く、細部まで使い勝手がいいので初めてのハンモック泊でも困ることは少ないでしょう。
eno sub6
eno(イーノ)というハンモックメーカーのSUB6(サブシックス)。カモックに近い発色が好みです。
魅力はなんといってもその軽さで約165g。
eno曰く「雨が降るかもしれないから折り畳み傘を持つように、ハンモックを張れるかもしれないから持ち歩くことのできるサイズ」のうたい文句は心にぐっさり刺さりました。
軽さの大小に幅は狭めで乗り心地もカモックのほうがぼく好みではあります。
SUB6はすでに破いてしまい、そのあとに買い替えたのがカモックのルーシングルでした。それ以来薄すぎるハンモックは少し避けるようになっています。
ただウーピースリングのツリーストラップ、eno Helios Suspension System(162g)は、トグル式の軽量接続方法でカラビナを使わずに接続することができるのが便利でルーシングルとセットで使っています。
DDハンモック
ハンモック泊で一番人気なDDハンモック。まあぼく調べですが。
芸人のヒロシさんも使ってるのがDDハンモック。
地味な色が多いですが、みんな派手な色より使いやすいのでしょう。
実はDDハンモックって商品名じゃなくてメーカー名なんですよ、ずっと商品名だと思ってました。DDハンモックのタープとか言われるとわけわからないですよまじで。ハンモックなの?タープなの?って思っちゃって。
重量は重めですが、寝心地と生地の丈夫さが魅力です。周辺道具も豊富なので一式そろえやすいのも良いところ。
DDハンモックでデビューした人が、軽量性や快適性を求めて他のハンモックを買うという沼の入り口になりやすいメーカーの印象があります。
いくつも製品はありますが、軽量さと蚊帳がついているフロントラインが一番オススメ。カラーバリエーションも4色。ぼくなら迷わずオレンジです。
ヘネシーハンモック
ハンモック泊を語るなら外せないのがヘネシーハンモックです。蚊帳付きタープ付きのオールインワンのハンモックです。
休憩用のハンモックではなく、宿泊を想定したのがヘネシーハンモックのヘネシーなところ!
一体型で一番軽量でシンプルなエクスペディションA-SYM ZIPがオススメ。
すべてを収納できるスネークスキンが便利です。
ただ接続がロープワークでちょっとめんどくさいのが欠点。
ヘネシーハンモッカーは自作でどんどん改造していく人も多いので、そんな楽しみ方ができるのもヘネシーの魔力なのでしょうか。
Lenzai
初めてのハンモックにいきなり高価なものを買うのは勇気がいりますよね。もしかしたら合わないかもしれないなんて考えたり。
でも安いモノで大丈夫!
amazonで一番人気のLenzaiのハンモックなら蚊帳+ハンモック+デイジーチェーンがついて4000円以下です!最近マイナーチェンジでデイジーチェーンが使いやすくなりました。
タープだけ別に必要ですが、手持ちのモノか3x3m程度のタープを購入すればハンモック泊デビューができます。
Lenzaiが出る前の一番人気がこのWecamtureのハンモック。蚊帳を広げることができる作りになっていて、蚊帳が顔に当たりにくいようにできています。
キャンプ場でハンモック泊をするときの注意点
かなりハンモック泊もキャンプスタイルとして浸透してきていますが、それはハンモック泊をしているような人の周りの話で、一般的にはまだまだ知名度が低いです。
キャンプ場側も公式にハンモック設営できますよとか、ハンモック泊の料金はいくらと言ってるところもほぼありません。
木を傷めるリスクもあるため“木がある=ハンモック泊OK”とはなりません。ハンモック泊をする際は必ずキャンプ場の受付でハンモック泊ができるか確認しましょう。
料金形態もテント代なのかタープ代なのかきちんと確認しハンモック泊をすることで今後も行きやすいキャンプ場になります。
これは自分のためではなく今後ハンモッカーが増えてく中で大事なことです。それが巡りハンモック泊のしやすい環境になると自分のためにもなっていくと思います。
まとめ
最近はハンモック泊にデビューする人が増えてきててほんとにうれしいです!
ハンモック泊はテントよりも軽量にできるためバックパックキャンプ等のソロキャンスタイルにも向いています。なによりハンモックで寝るのは気持ちがいいです!
今年は是非ハンモック泊に挑戦してみてください!
ハンモック泊の細かいことでわからない点などがあれば個別の相談も受けています。Twitter(ぜつえん@zetuenonly)・コメント・問い合わせフォームからどうぞ。



スポンサーリンク
コメント