こんにちわ、ぜつえん(@zetuenonly)です!
年越しでキャンプをした時の道具紹介記事と連動する形の記事です。
あのギアでどうキャンプをしてきたか。そしてキャンプのノウハウなんかをマシュマロを焼きながらゆるく書いていこうと思います。
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正月沢沿いキャンプ
別の道具紹介記事で細かく書いてますが今回使った道具がこれ。
黒い文字で入れたら読みにくいこと読みにくいこと。
しかも旅中に俯瞰写真撮るのは本当に大変で、家が車なので屋外で撮るわけですが風が吹くと軽いものは飛ばされちゃうんですよ。太陽光にも左右されてと割と大変でした。
今回はお正月キャンプなのでしめ縄的なナニカを持ってキャンプへ。
あとネズミ年を意識して世界一有名なネズミさんにも来ていただきました。首だけ。
これで大体13㎏の装備です。
無積雪時期に野営地へ行く場合は水の確保を考える必要があります。必然的に川、湖の近くになります。積雪期なら雪から水を作ることができるため時間はかかりますが水の確保がしやすくなります。
また1泊2日なら2~3Lの水で足りるので持っていけばいいのですが、2~3kgの重さが増えてしまうのと、そもそも面白くないのでできれば現地調達が好みです。
ぼくはテンカラを始めてから山岳の渓流”源流域”に入ることが増えました。
釣りはできるか、ポイントは、遡上難易度は、などオフシーズンに見ておくことでオンシーズンに無駄なく回ることができます。旅中なので地元じゃない地域の渓流を見れるのがメリットでした。
ハンモック泊の場合は地面の環境に左右されずに設営できるのがメリットです。
平坦じゃない、岩がある、枝がある、泥まみれ、本来は見向きもされない場所が野営地にできます。遊びの幅が広がるという意味ではハンモックはとても面白い道具です。
あまり頑張りすぎて斜面などに張ると乗り降り大変にはなるのでやりすぎは注意。そして頭上に枝が多すぎる場所などは張りにくいです。
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設営
先にタープから張っていきます。ただ基本的にはハンモックが先かもしれません。
タープを先に張るためにはハンモックを張れる木の間隔であることを設営前に確認できる必要があります。ぼくの場合は木から木まで少し大股で7~8歩が基準です。
わかりにくい場合はハンモックから設営し、寝れることを確認したうえでタープを設営していくのがいいでしょう。
タープから張るメリットは悪天候時には逃げ場ができて都合が良いこと、ハンモックを先に張るとタープ設営時に邪魔になることが挙げられます。
ペグが刺さらない場所などでは木と石を使いロープを固定する方法が便利。
ぼくは30cmほどの木の中心にロープを通しそれを岩にひっかけて固定する方法をとることが多いです。
木をペグのように地面に差し込んだり、岩に結ぶこともありますがあとから移動をするのが面倒で。ただケースバイケース。
どんな状態でも固定できる知識と工夫がキャンパーには必要です。
タープを設営したあとにハンモックです。
寝心地を確認しながら微調整していきます。一晩寝ると若干ロープが伸びて低くなるのでスタート時点では気持ち高めに設置します。
ぼくは座って使用することが多いのでリラックスして足が着ける高さがハンモックの高さになります。
そしてギアスリングも設置。これも地面につくギリギリの位置を攻めます。
パラコードを使っていてこれも伸びるので地面から数センチの余裕を持たせます。下に岩などが転がってる場合はそれを避けることで高さを出し、擦れるリスクを減らせます。
そして寝床を設営していきます。夜の最低気温が-5度なのでぼくがハンモックチューブキルトとして使うモンベルのハーフレングス#3をつなげ、その中にモンベルアルパインダウンハガー800#1を入れる形にしました。
普段ならチューブキルトを省いてマットで対応することが多いですが、正月ですしぬくぬくキャンプをしたかったわけです。
タープ下、ハンモック上につけるスリングは4㎜コードを7メートルくらいで切ったものを使っています。
金具を使ってたときもありますが、今はただのロープです。
固定をするときは写真の簡易自在結び。説明もしないですが蝶々結びと自在を混ぜたもので長さ調節ができ、簡単にほどくことができます。両側をこの結び方で固定します。
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水作り
時間がかかるので早めにしておきたいのが水の確保。
エバニューのウォーターキャリーは上部が大きく開くのでそのまま川の水を汲むのに適しています。
その分プラティパスより重量が増えてしまいますが。一長一短ですね。
水を汲んだらソーヤーミニSP128を接続し吊り下げて浄水します。
初めはあまり出てこないですが、時間が経つとポタポタと垂れるようになり、次第に流れる程度になっていきます。
ウォータータンク2つつなげる記事も書きましたが、実用度的には下にカップを置くのが使いやすいです。
ただ回転してしまうので先端をカップの中に入れて固定しています。
自由に長さを調整できるようにラインロック風金具を使って吊り下げるためのロープを作りました。ランタンなどを吊るすのにも使えるためかなり便利。
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薪集め
水を作っている間に薪集め。沢沿いは木が多く比較的薪が集めやすいです。
1m以上あるものもそのまま焚き火の周りに集めてきてあとから処理をします。
木を長いまま残しておくことで寒い時期なら体が冷えたときに薪割りをする、ノコギリで切る、枝を折る作業で発熱することができます。
また地面がぬかるんでいる場合そのまま薪を置くと地面の湿気を薪が吸ってしまうので下に岩を敷き詰めます。石がない場合など薪を引くのもありです。
写真のように細かい枝を出した木に上から落ちてきて引っかかった木は乾燥しているものが多いのでねらい目です。
地面に落ちているものは腐ったものや水を多く含んだ木が多いので優先度は低いです。
また太陽に当たりやすい南側斜面の木は乾燥しているものが多いです。逆に北側斜面は乾きにくいので微妙です。
個人差、木の種類の差もありますが、一番使いやすい木の太さは親指と人差し指でつかみきれる程度の太さです。手の大きさもありますが直径3~4cmでしょうか。
ノコギリで簡単に切ることができ、長さを揃え火力調整に使いやすいサイズです。
これ以上太いとモーラナイフでバトニングしても割るのが難しくなってきます。
拾った薪を使う場合は皮を剥ぐのを忘れないようにしましょう。特に着火時は必須です。
落ちている木は大体湿気を帯びていますが、皮の部分が一番湿気っています。手間ではありますが火の付きの良さを思えば省くべきではない手間です。
剥いだ皮は焚き火台の下で乾燥させておくことで翌日の着火剤として使えるようになります。
薪をカットするときはノコギリを使います。ぼくは高儀の240㎜です。
直径10~15cmの薪を着ることもできるのでかなり優秀です。替え刃も安いです。
ノコギリを使って薪の長さを測れるようになると自分の焚き火台に適したサイズの薪を切り出すことができます。目印をノコギリにつけたり、ここが何cmと記憶しちゃうのもありですね。ピコグリルの場合は30~35cmほどが使いやすいです。
また細い薪ほど短いほうが使いやすく、太い薪ほど少し長めのほうが燃やしやすいです。
焚き火
ぼくはファイヤスターターでとか、麻紐がとか、フェザースティックがとか、はないので、ロゴスの着火剤で一発着火です。否定してるわけではないのです、好みの話です。
サイトはこんな感じ。あとは2019年のことを思い出しながらまったりと焚き火をしていきます。
ハンモックの周りは焚き火しやすい場所がなかったので少し離れたところで焚き火をしています。
岩の上にZシートソルを引いてなんちゃって椅子です。
食事
今回投入の新アイテムがこれ。チタン焼き網。
結構使っている人が多くて気になっている道具。でもあまりもの焼かないしなーと思ってましたが、企業依頼の執筆記事でAmazonギフト券を頂いたのでそれで購入しました。
正月なので餅。北海道は角餅で丸餅売られてないんですよ、嬉しくて買っちゃいました。
乗せてすぐにひっくり返そうとするとひっつくのですが、ある程度焼けてしまえだキレイにひっくり返せるなあというもの。
熱伝導率が低いのを体感できる程度には焼けるのが遅いです。その分、熱伝導ではなく、遠赤外線で焼ける部分が大きいのかなと思います。
ヤカンを乗せると沸きが格段に遅くなります。そのため保温スペースとしてはありです。
あとうどんです。年越しうどんです。良いお年を。
キャンプにおけるマシュマロの重要性
キャンプに欠かせないものはなんでしょう?
テント?寝袋?ビール?違うでしょう?マシュマロです!
キャンプでマシュマロを焼くのは、喫茶店でコーヒーを飲むような、ラーメン屋で餃子を食べるような、キャンプで焚き火をするような必然性があります。
直火にさらすのではなく、遠赤外線でじっくりと焼く。
外側の炙るのではなく、中を溶かす。そんなイメージ。
最終的にキツネ色になるのは結果論であり、目的ではないのです。真にマシュマロを焼いたのであれば真っ白のままでもいいはずなのです。
焦げてしまうのも一興。完璧だけが完璧ではない。それを教えてくれたのは紛れもなくマシュマロです。
一晩かけてマシュマロを焼いている間に年は越していました。
焼ききったマシュマロの袋の裏の成分表示を見て、長野県安曇市穂高の工場だったのに気付いたのはもう2020年になった頃でした。完全に山屋の食事なのではないか説が浮上しています。
そして深い眠りにつくのでした。
翌朝
日の出前に起きたころ、木々の隙間からはまだ星が見えてました。
ヤカンの中の水はうっすら氷が張ってます。確認した限りだと-4度が最低気温でした。
寝起きが一番寒いのですぐに焚き火。寝る前に準備しておくと朝が楽です。朝は小さい枝をたくさん使い高火力まで上げきります。
お湯を沸かし、湯たんぽと温かい飲み物を作ります。
浄水の吊り下げに使ったロープは夜にはランタンを吊り下げるロープになります。
自由に高さを調節できるのは便利です。
だんだんと朝が近づいていきます。が日の出は山の影。この場所に太陽が当たることはありませんでした。
この後は朝ごはんを食べて、ゆっくりして、まったりと帰り温泉に入りました。
まとめ
キャンプしてるかと思ったら完全にマシュマロの話でしたね。
久しぶりにゆったりと焚き火をするキャンプができました。静かな一人は時間はとても大事で心も体もリフレッシュできます。
マシュマロの糖分が脳と身体を癒してくれますしね!
このキャンプで使った道具紹介はこちら!
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