こんにちわ、ぜつえん(@zetuenonly)です!
パックラフトを手に入れてからずっと憧れてた念願のロングコースを、ついに下ってきました。
北海道東部に出来たロングトレイル“摩周・屈斜路トレイル(MKT)”を歩いてから、釧路川を水源である屈斜路湖から海までの約100㎞を下る、5泊6日の道内屈指のロングコースです。
YouTuberのCAMPたかにぃ、と一緒に下ってきました。
記事を分けたくないので長いですが1記事でお届けします。
今回は、摩周・屈斜路トレイルからパックラフトで釧路川を海まで100km下る5泊6日の話です。
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コース紹介
今回歩いて下ったコースをマップにしました。
スタートは阿寒摩周国立公園内をトレイル、パックラフトに乗り換えて釧路川を下り、釧路湿原の中を進んで海まで行くコースです。
摩周屈斜路トレイルの起点である摩周湖をスタートし、砂湯キャンプ場で1泊目。
湖畔を歩いて和琴半島にある和琴野営場で2泊目。
パックラフトに乗って屈斜路湖を横断し釧路川へ、摩周(野営)まで下って3泊目。
カヌー禁止区間を一部ポーテージ、再出艇して標茶町(野営)まで下り4泊目。
釧路湿原区間に入り、途中の支流から塘路湖へ入って塘路元村キャンプ場で5泊目。
再び釧路湿原を下り、釧路市内に入って海にたどり着いてゴール、JRで弟子屈町まで戻る。
という5泊6日でした。
摩周・屈斜路トレイル
2020年10月1日にオープンしたばかりの「摩周・屈斜路トレイル」。頭文字を取ってMKTと略されます。
地元のてしかがトレイルクラブにより少しずつ開拓、距離が伸びています。
パックラフトやロングトレイルに興味のある方ならご存知、TRAILS(トレイルズ)も構想段階より参加しており、HP作成など深く関わっています。
ぼくらが下ったコースもほぼ同じでトレイルズが発信しております。→釧路川スルーパドリング | 全長100kmの釧路川をパックラフティングとハイキングでつなぐ旅 (前編)MKTを歩き釧路川へ
現在は、屈斜路プリンスホテルまでですが、23年中には美幌峠までの全長約62kmのロングトレイルになる予定です。
今回は摩周湖第一展望台から和琴半島までの約40kmを歩いてきました。
釧路川
国内最大のカルデラ湖である屈斜路湖を水源に流れ出す釧路川。
道内に13ある一級河川の一つです。ダムが一つもない一級河川なのも珍しい点です。
全長は154kmとされますが、屈斜路湖も含んだ長さのため、釧路川単体の全長は約100km。
全長100kmの川ながら、水源から海までの標高差はわずか121mであるのがこの川の特徴です。
標高差が少ないため、穏やかで湖のように下りやすい全国有数のカヌーフィールドとして知られます。
治水のため岩保木水門から海までの11km区間は釧路川と別に、新釧路川が流れています。
川下りで使うのもこの新釧路川。
全国からカヌー愛好者が集まる釧路川。
多くのカヌーガイドショップやカヌーポートがあり、カヌーベースなガイドラインが出ています。
前半、源流部~摩周大橋までは驚くほどの透明度で心が洗われる気持ちですが、倒木が多く初心者にはややハードルの高い箇所も多いエリア。
摩周町内は護岸工事によるブロックが多く、カヌー(舟)の巡航禁止エリアに指定されています。
摩周町内から標茶辺りまでは、木やブロックの絡む瀬が多く、最も緊張感のあるエリア。とは言ってもホワイトウォーターを下るような人にとって難易度の高さはありません。
カヌーポート茅沼辺りから始まる釧路湿原エリアはほとんど流れも無くなり、湖のような静水で漕がないと進まないエリア。
永遠に続くかと思えるほどにひたすら蛇行し続け、動物に多く出会える手付かずの自然の中を自分の手で進める喜びは釧路川ならでは。
岩保木水門から海までの人工で作られた11kmはカーブの無いストレート。
爆風向かい風で泣きながら漕ぎ続けた地獄の区間でした。また釧路川を下ってもこの区間にはもう来ないであろうと思えるほどに。
水位
川下りした4日間の水位。
地元フィールド以外では水位の目安がわかりませんが、釧路川は数値上の増減は少なめでもフィールドへの影響はかなり大きいようです。
川下り初日(3日目)に土砂降りがあり、4日目夜にも雨が降ったため全体的に増水しているようです。
特に弟子屈下流~標茶のブロックと瀬が多い区間は、ブロックの露出度が変わるため危険度の変化が大きそうです。
川的には雨後の濁りが気になるところ。中~下流域は茶色がメインカラーみたいですが、雨が無ければどうなっていたのか気になりました。
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CAMPたかにぃ
・YouTube [MINIMALIZE GEARS「ソロキャンプを軽量化して自由に旅するチャンネル」]
・Blog [MINIMALIZE GEARS]
・X(Twitter) [@camptakany]
・Instagram [camptakany]
・Shop [mnimalize gearsオンラインショップ]
今回のコースを誘ってくれて、一緒に歩き泊まり下ったのが、CAMPたかにぃです。
ULキャンプをブログやYouTubeで発信しているため、知っている方も多いでしょう。
昨2022年、彼が北海道を自転車旅しているとき一緒にキャンプとパックラフトをしました。動画にあげてくれてます。
→限界を超えた自転車キャンプ!!北海道自転車キャンプ旅11日目は屈斜路湖まで!
→北海道でキャンプとパックラフトしたら楽しすぎた!!(北海道自転車キャンプ旅12〜13日目)
現在は車中泊仕様に改造した車でアドレスホッパーとして、全国を旅しているみたい。
最近、ぼくも乗っているMRSのパックラフトを手に入れたので一緒にMKTと釧路川を下ろうとのことでした。
読んだ人も多いかもしれませんが、今年本を出版しています。
会える機会にと本を持っていったらサインしてくれました。うれしーいわーい!
タイトル通り“入門”な本ながら、道具が軽くなることで手軽に遊べる自由さが得られることを知れる読みやすい本でした。
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前夜
「オートキャンプ&レストラン摩周の森」で合流したのは出発の前夜。
再会を祝いつつ、ルートの詳細や相談しながら最後のパッキングを進めました。
ぼくが大体20kg、たかにぃが15kgだったでしょうか。まあ重たい。
思えばロングトレイルを歩くのはほぼ初めてです。だんだんと明日からの旅にワクワクしてきてるのを感じます。
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1日目
初日はMKTスタートの摩周屈斜路トレイルから砂湯キャンプ場まで約30kmのトレイル、かなり長めで初日が核心だと思ってます。
前夜泊のキャンプ場からスタート地点の摩周湖第一展望台へ。
ここに来る方法は2つ。
・自家用車で来る→登山(MKT)用駐車スペースあり、2日間で500円。6日間なら1500円。駐車場は24時間だが、支払いできるのは朝8時から。
・道の駅摩周温泉からバス。10:30発で10:55着。片道570円。
自家用車のメリットは、朝8時に歩き始められること。デメリットは、車1台では回収がやや面倒なこと。
バスのメリットは、ソロや車無しで使いやすいこと。デメリットは、10:55分発になることです。
今回は2台の車があるため1台は摩周町内に、もう1台で8時に駐車場にきて、6日分の料金1500円を支払い歩き始めました。
自家用車で8時より早くスタートしたい場合は、事前に連絡して料金後払いにしてもらうのもアリだなとあとから気付きました。
売店カムイテラスや駐車場に電話しても管理事務所まで直通できず、たらい回しでしたが、イレギュラーな駐車をする場合は確認を忘れずに。
摩周湖の展望台横にMKT0kmの看板がありました。
足を合わせて写真を撮っていると「これから歩くぞー」の気持ちが上がってきますね。
バックパックはぼくがMAMMUT トリオンプロ50+7の雨蓋無し、たかにぃがHYPERLITEMOUNTAINGEAR ウィンドライダー2400(40L)です。
駐車場から道路を渡った先からトレイルが伸びています。
パイロンにMKTテープが張られてて正解ルートなことが分かるのは良いですね。
摩周第一展望台からのトレイルはMKT唯一の長い下り区間。
ずっと未舗装路なのも楽しいです。
自然豊かでワイルドな道で倒木などもありました。
だんだんと畑が広がって来れば道路が近いです。
9月中旬だったので畑には、トウモロコシ(デントコーン?)が多く生っていました。
要所にMKTマークがあって気持ちが上がっていきます。
国道区間も多くて難しいのかもしれませんが、全体を通してもっと増やしても良いのではと思いました。
林道区間も北海道らしいまっすぐ長い道で楽しいです。
未舗装路でも登山道と違い、岩やデコボコが少なく歩きやすくて足元では無く景色を見られる余裕があるのが嬉しいです。
寄り道で「摩周湖の伏流水」がありました。
浄水器を通して飲みましたが、暑かったからか美味しい水でした。
途中にあったMKTハイカーを数えるカウンターと、旅ノートが置いてありました。
メッセージを書いておきましたので、歩いた方は探してみて下さいね。
YAMAPやヤマレコログを参考にしてましたが、新設かと思われる林道コースも発見。
やはりロード(舗装路)よりもトレイル(未舗装路)が楽しい。
大変ですが、トレイル開拓には感謝です。
遠くに硫黄山が見えてきました。
初日のコース、セクション1は火山の道です。
ようやくらしくなってきました。
川湯温泉駅。
駅横に足湯がありますが、本日は湯が溜まっておらず残念。
ランチ
駅内のレストラン「オーチャードグラス」で昼飯。
少ない人数で回していて、疲れた体にふわふわのオムライスとサラダが美味しかったです。
川湯温泉駅から硫黄山へ向かう遊歩道です。
看板にMKTマークがあってテンションが上がります。
硫黄山
硫黄山(アトサヌプリ)。
今も活動し続ける活火山ながら活動性は低め。
1870年頃から硫黄の採掘がおこなわれていた場所で、鉱石を運ぶために道内2番目の鉄道が作られ、製錬(鉱石から金属を取り出す作業)のため釧路川沿いの標茶に町が作られました。
製錬所跡地にある標茶高校は、日本で一番面積の広い高校です。
噴気孔に触れるほど近づけるのもここくらい。
火傷するほどの蒸気と顔をしかめるような硫黄臭が活きてるのを実感させてくれます。
硫黄山から川湯温泉街まで歩けるつつじヶ原自然探勝路(約2.5km)が非常に楽しく盛り上がった区間でした。
酸性の強い硫黄山付近では草木が育たず、歩いていくとハイマツやエゾイソツツジが増えてきて、背の高さや細さなど土壌の影響の変化を感じながら歩ける道でした。
観光で歩くようなこともない道ですし、より地域を知れるロングトレイルの楽しさを体感した区間でした。
川湯にあるビジターセンター。
楽しみにしていたのについたのはほぼ閉館時間。
中を見て、少しだけ職員の方に話を聞いて退館でした。
情報の少ない屈斜路カルデラ外輪山トレイルの話や、3つの国立公園(釧路湿原、阿寒摩周、知床)を繋いだ全370kmのロングトレイル構想の話を聞けました。
また時間のあるときに行きたいビジターセンターです。
セイコーマート
MKTの中で唯一食料補給をできるセイコーマート川湯店。
初日の移動距離が長いため、ここでの調達に全てを任せて行動食以外は持ってきてませんでした。
次の補給は摩周なので3日目のゴール地点です。
コンビニ補給で割高ですが、山に無いロングトレイルらしさだなと感じられる機会でした。
補給を済ませてから、宿泊地の砂湯キャンプ場までは8km程度で2時間ほどかかるのにどんどん暗くなっていきます。
街灯も無い舗装路でヘッドライトを付けたら虫まみれになるので、手で持って照らすことに。
20kgの荷物を持って1日歩いて足も肩も疲れてしまったうえに、暗くてめげてきますね。
新しくできた仁伏半島を回るコースですが、真っ暗なのでパスしました。また今度ね。
砂湯キャンプ場に到着し、パッと寝床を設営してお惣菜パーティー。
事前に電話でチェックイン時間を過ぎることを伝えておきました。
スリーピングマットのエバニュー FPマット100がレジャーシート代わりです。
2日目
2日目は、砂湯キャンプ場から和琴野営場までの約12.3km。ほぼ舗装路で初日に比べ行程はかなり楽なはず。
2日目。
KAMMOK Kuhli UL(約320g/335×223cm)でのタープ泊でした。
今回は山と違い、環境的に厳しくないだろうことから全日テント無しのタープ泊です。
蚊帳にはMUXSAMの吊り下げインナーテント(230g)。安く軽く全身用なのが良いとこですが、狭くて出入りしにくく調整しにくいで別の物がほしいところ。
寝袋はAEGISMAX WINDHARD TINYハンモック仕様(496g)。寝て良し、着て良しなマルチユースのキルトで防寒着にもなる万能寝袋です。保温力的にはややオーバーでしたが、防寒着として使えて便利でした。
パッと、パッキング。
MKT中はパックラフトを出さないので、太めに畳んでバックパックの底に。
パドルは左右に、ヘルメットPFDは正面に外付け。
収まり良くて良い感じにパッキング出来てました。
雨蓋に入れたいモノも少なく、挟むものも無し、むしろ上に重ねていきたかったため雨蓋を置いてきましたがこれも良い選択でした。
キャンプ場横の売店には屈斜路湖で目撃情報のあるUMA(未確認動物)クッシーがいます。
砂湯の名の通り、湖畔の砂を掘れば湯が沸きます。
スコップレンタルが出来る屈斜路湖沿いでは一番の観光地です。
国道と並走して、車も走れるオフロードが伸びています。
池の湯(いけのゆ)。
更衣室はありますが、底はコケも生えて滑りやすいワイルドな野湯です。
何故か、地の湯(ちのゆ)だと思ってて、地の湯を連呼しました。
道東の川や湖には、特定外来生物のウチダザリガニが多くいます。
1926年に食用目的で摩周湖に持ち込まれてから、北海道を中心に勢力を伸ばしている外来種です。
国内最大の15cm程度まで成長するザリガニで、味が良いのですが、生きたままの運搬は禁止。
食べる時も締めてから持ち運びましょう。
岩場に多くいて素手でも捕れますが、捕るために網を買って持ってきたのが活躍して良かったです。
プロックスのオートランディングザコネットは、収納長26cmで約143gのかなりコンパクトな網です。最大53cmまで伸びるので少し深い場所へもアクセスできます。
あくまでおもちゃですが、小魚も捕まえられますし、おもちゃとしては優秀でした。
アイヌが使ったと言われる道路と湖の間のトレイルを歩けます。
セクション2は、個人的には湯の道でしたね。
昼食を食べようと思っていた「ぢぢカヌー」は閉まっていました。
野湯
湖畔にあるコタン温泉露天風呂へ。
池の湯よりは管理されていますが、野湯なのでもちろん無料。
左が女湯、右が男湯です。岩の奥では繋がってて分ける意味があるのか。
池の湯では足湯だけでしたが、こちらは全身入って疲れを癒しました。少し温度が高めでしたね。
解放的で、何より景色が最高です。
一緒に入っていたおじさんは「冬に来ると目の前にハクチョウが居て良いんだよ」と言ってました。
少し先の屈斜路湖から釧路川が流れだすポイントへ。
横にカヌーポートがあり、釧路川の源流区間を下る出艇ポイントです。
明日はここから漕ぎ出す下見で、「そういえばロングトレイルのあとはパックラフトだったねー笑」とただの重荷だったパックラフトのことを思い出します。
この橋をくぐって釧路川を下り始めるワクワクなスタート演出を想像してにやけます。
釧路川の水源の話・・・
余談ですが、釧路川の水源は屈斜路湖とされています。
一般に水源は山であることが多いのですが、屈斜路湖は流入する河川の水のうち釧路川へ出るのは約20%と言われます。
釧路川のほとんどは屈斜路湖の湧き水によって出来ているため、水源が屈斜路湖なのです。
湧き水で出来る川はキレイで、釧路川の透明度は底に由来しているのでしょう。
橋から見下ろすと魚がいました。
たかにぃが最近ハマっているテンカラの竿を出すことに。
多少の反応はありましたが釣るには至りませんでした。
ここから和琴野営場まではずっとロード。
地図にあった食堂や釣り具屋も営業しておらず、たんたんと歩くちょっと寂しい区間。
和琴野営場の受付で、ビジターセンター的な役割を持つ和琴フィールドハウス。
今日はここがゴールです。
明日からはパックラフトで下り始めるのでMKTもここでゴール。
本来は和琴半島一周→屈斜路プリンスホテルまで続きます。そして今後は美幌峠までの3日目が出来る予定。
MKTステッカーを販売していたので購入。何に貼ろうかしら。
向かいのお土産屋さんでソフトクリーム。
書いてて気付いたけど奥の模型と重なってるの笑えます。
初日はもっとまとまってましたが、2日目のゴール時は外付け多めになってしまいましたね。
山のように引っかかる場所もないので外付けに寛容なのがロングトレイルだなと感じました。
パックラフト展開
設営もしないままにパックラフトを準備。
ぼくはMRS バイキングセルフベイラー。4.4kgと背負うには重いですが、乗れば漕ぎやすい、スケグ付きで高速巡航艇、積載力高めと利点が多いため、ストレウス(約2.8kg)やITIWIT パックラフト100(約2kg)を押しのけて選択。
膨らますのも故障リスクのある電動ポンプを避けて、あえて純正ポンプサックを選択。
たかにぃはまだ1回しか出艇してないMRS マイクロラフトM(3.4kg)。
簡易スプレーデッキを外して約300g軽量化してます。
この持ち方をしたかったみたい。ロングトレイルハイカーっぽさが出てますね。
MRS バイキングは底に穴の開いたセルフベイラー艇で、常に浸水しているモデルです。
急流なら水が溜まらない利点ですが、釧路川のように穏やかなら欠点です。
その対策で穴をテープで止める方法を取りました。
本来ならダクトテープがいいのですが、跡が残るのが嫌で養生テープを使いました。
が案の定1-2時間で剥がれてきて浸水開始。
養生テープではダメでした、という結果報告を先にしておきます。
ボリュームがあり、グラブループの多いスターン(船尾)にはバックパックと中にほぼ使わないであろう道具を。
小型艇ではスターンに荷物を載せにくいのでバイキングの強みです。
頻繁に使う物を元気商会バウバッグに。
足元のフットレストを削って、寝袋やテントクッカーを入れたSEATOSUMMIT ビッグリバードライサック20Lを代わりに足元へ置きました。
以前、湧別川を下った時にセルフベイラーの足元では浸水することがわかったため、厚手ビニール袋を使って二重防水に。
案の定、防水バッグの中は浸水し、ビニールの中もわずかに濡れましたが問題ないレベルでした。
パックラフトを軽く出艇して竿を出したりと遊んでいたら暗くなってしまいました。
今日はポールで片側をあげて、反対は木で少しだけ高くした変形Aフレームで、パックラフトをベッドにしてます。
乗る時よりは抜きますが、空気圧はやや高めで裏返してマット+蚊帳で寝るだけ。
捕ってきたウチダザリガニは塩ゆでして食べました。
寄生虫が多いため加熱は念入りに。
真っ赤になってからも少し余裕を持って茹でたら完成です。
エビとも、カニとも言える味でなまら美味しい!
サイズに対して可食部が少ないのでちょっと物足りない気持ちですね。
カラが硬く、ハサミ部など素手では食べにくいのでハサミがあると便利です。
ささめ針のヤイバマルチシザース ミニは刺しやすくて魚を締めやすく、錆びにくく、切れ味が鋭く、PE切断可能と釣り用のメインハサミで、ウチダザリガニを捌くのにも便利でした。
MKTの宿泊地に思うこと
さて、今回歩いたMKTは2日間で、ゴールの和琴半島まで約42km。
移動距離は、初日は約30km。2日目が12km程度。
テントを張れる砂湯キャンプ場と和琴半島のキャンプ場に縛られたコース割。
駐車場の関係で初日は出発時間が遅くなりやすく見どころ満載でかなり長距離、2日目は短距離で見どころ少なめと、予定の組みにくさを感じてしまいました。
川湯のビジターセンター近くにキャンプ地があればどれだけ楽になったかと思わずにはいられません。
川湯には安宿もありますが、ハイカー的には外に泊まりたいのです。
国立公園内で宿泊地を作るハードルは多いだろうことはわかりますが、ホテル脇の駐車場1-2区画でも、ハイカー向けに駐車場無しで数張りできるスペースでも確保してもらえれば、MKTを歩く人がもっと増えそうだなと感じました。
3日目
3日目、トレイルが終わり、パックラフト区間の始まり。
和琴野営場から摩周の町まで約22㎞の川下り。
和琴野営場の区画サイト奥のカヌーポートから屈斜路湖へアクセス。
キャンプ場で隣にいた海外カップルと、野田知佑さんにあったことがあるんだぞおじさんに見送られながらの出艇でした。
昨日下見した釧路川下り始めのポイントまで、やや波風のある屈斜路湖を約3km漕ぎ進みます。
「あぁ今日はもう歩かなくていいんだー、重かったパックラフト出せて嬉しいなー」
がパックラフトセクション始まりの感想。
数回しか乗ってないのに漕ぎ方も上手だし、慣れた感じが出ています。
SUPをしているのでパドルスポーツ慣れなのでしょうか。
風波で苦戦しつつも1時間ほどで釧路川起点のカヌーポートへ。
と上陸時に、ぼくのモンベル アクアグリッパーサンダルが壊れてしまいました。
別の場所が壊れたのを接着剤で修理したばかりですが、これはさすがに修理困難。寿命ですね。
お気に入りのサンダルが壊れたことと、今後のメインシューズが無くなったことでダブルショックです。次のサンダル探しの旅が始まるのだ。
釧路川
このカヌーポートにある入川届は必ず出しましょう。と、和琴野営場の方に言われました。
今年だけでも3件ほどの転覆事故があり、転覆カヤックはあるけど人がいない状態もあって困ったそうです。
入川届けはネットからも提出可能です。
源流部は左右からの倒木多め、流れもままありである程度慣れていないと大変です。
川下り初めてのたかにぃは、心配無用なパドリングで難所も楽々クリアしていました。
長距離の川旅では地図があると楽しくなるのを知っていたので、用意しておきました。
MKT用のA4マップと、釧路川のA3マップの2枚です。
地形図ではなく、公式サイトからダウンロードした地図を入れて置きました。
橋の数や移動距離などざっくりわかる程度でしたが、かなり便利でした。
ただ物足りなさや情報量不足も感じたので、次は地形図を入れるかもしれませんね。
水は驚くほど透明でキレイですし、木々が美しい、幻想的な景色の中を下っていくのはご褒美感がありました。
釣り欲の出てるたかにぃ。
浅いトロ場で、魚が何匹も見えるポイントで竿を出しました。
一度は掛かるも上手くかからずバラシ。
このあとの釧路川に良いポイントがなく、唯一のヒットがここでした。
見た感じ、イワナ、ニジマス、ウグイがミックスでいるみたい。
竿はRGM spec.1。奇抜なデザインと強そうな竿キャップで気になります。
完全に気は抜けないものの、ただただ美しい景色に酔いしれながら下る喜び。
しかし、そんな時間も長くは続かない。
突然の土砂降りに慌ててレインウェアを着る。
まだ長いけど、漕ぐしかないと漕ぎ続けていく。
セルフベイラー艇でどうせ濡れるからと、なめ切ってレイン下を持ってきてないぼくはどんどん体温を奪われる。
結局二人とも寒くなって、ボロボロな橋の下で雨宿りしてから、止んだタイミングで下り切りました。
エマージェンシーポーチに入れていた100均アルミシートを半分にちぎって、それぞれ体に巻いて体を温めるまさにエマージェンシーでした。
弟子屈
何とか摩周に到着。
雨でキレイだった釧路川はミルクチョコレートみたいな茶色ですし大変でした。
ここは町、サクッと設営して繰り出します。
弟子屈ラーメンへ。
道民なら名前は知ってるけど、ここが総本店。
冷え切った身体が温まる。
そのままビラオの湯へ。
周辺のペンションやコインランドリーも経営してる小さな宿の温泉です。
1人400円で、ボタンで呼び出して支払いや、狭い浴室のアットホームな感じがとても好きでした。
スーパーで今晩と翌日の食料も調達し、ビールも買って贅沢なパーティータイム。
町に降りて地域文化への触れ合いがロングトレイルの魅力なのだと気付かされます。
トレイル次第ですが、山よりも旅に近い遊び方だなと感じました。
4日目
摩周の町中6kmをポーテージ、再出艇して標茶まで24kmを下ります。
今日はスタートからポーテージ。
2時間弱歩いてパックラフトを出すので、パドルは2P分割、舟は長いまま巻いて雑パッキング。
河川敷を歩くワンコは横長パックラフトにおびえるし、小学生はあいさつをしてくれるし、旅感がすごい。
朝ごはんは途中のコンビニで。
手軽に暖かいモノが食べられる幸せ。
行動食はパンとおやつをメインにコンビニで買いだめしてました。
たかにぃの後ろを歩いてるとめっちゃ旅っぽい。
夏毛でムキムキに見えるエゾリス。
パックラフト再出艇
パックラフト以外では難しいブロック帯から出艇。軽いって自由です。
前日の増水の影響もありそうで、釧路川で一番瀬の激しい区間でした。
パックラフトなら難しさはなく、アクセントになる楽しい瀬です。
全体的には暇な釧路川。
おやつを食べるのが幸せな瞬間。
源流部よりもずっと幅が広くなり、雨の影響か濁りの強い水で下流~中流のような雰囲気です。
標茶
流れが速く、思いのほか早い時間に標茶に到着。
夜は雨が強くなる予報で、風が強いのでクローズスタイル。
シワは多めですが、耐風性は高く快適な張り方でした。
そば処でカツ丼とカツカレー。
カヌーやカヤックで下ってる方が店に来ることは少ないとのこと。
釧路川の人気ポイントが源流と湿原区間ということでしょうか。
近くの温泉にも入って、コンビニで買い出してキャンプ地へ。
2人居れば毎日がパーティーです。
6日間で最低気温は17-20℃程度で思ったより暖かかったのですが、風が吹くと寒いのでキルトで防寒しました。
5日目
5日目、標茶から塘路元村キャンプ場までの約27km。
河原の公園にタンチョウが遊びに来てました。
最初はわかりませんでしたが、恐竜のような特徴的な鳴き声です。(恐竜の鳴き声を聞いたことはありませんが。)
近付いても逃げないし、近くをおばさんが犬の散歩をしてたりとレア度がおかしくなるほど暮らしに馴染んでます。
前夜、思ったほどの雨は降らなかったようですが、川の水は美味しそうなミルクチョコレート色。
今日明日は晴天予報で、楽しくなりそうです。
すでにベテランパックラフター感が出てます。
川幅20mちょいで、障害物も無くただただ漕ぐだけです。
だんだん晴れてきて楽しい気持ち。
橋を数えて地図で位置を同定してます。そのせいか橋を見ると嬉しくなる魔法にかかっていました。
道東と言えば「牛の数>人口」な牛大国。
標茶も人口約7,000人に対し、牛50,000頭の牛ワールドです。
川下り中に柵もない状態で牛を目の前に見られます。
北海道でも珍しい景色ですが、道東では割とあるあるでやはり酪農王国。
釧路湿原
人の気配が減ってきたら、もうそこは釧路湿原です。
日本最大の湿原である釧路湿原の面積は約2.6万ヘクタール。東京ドーム換算ツールで調べると、東京ドーム5560個分とのことで余計にわからなくなります。
水鳥保護のため日本で最初にラムサール条約に登録された地で、約200種の鳥類、39種の哺乳類、38種の魚種など豊富な生物が暮らしています。
そのため観光でも湿原内に入れる場所は少なく、電車や展望台から眺めるのが一般的。
そんな中、舟なら湿原の中を走る釧路川を下ることが出来る贅沢な訪れ方なのです。
自然保護のためにカヌーポートなどがある場所以外では上陸できないため注意が必要です。
2万年前は陸地がありましたが、1万年ほど前に海水が入って水没。
海水がひいて、再び陸地が出てきて、今の姿となったときに出来たのが釧路湿原です。
標高差の少なさ、川の穏やかさもここに起因しているのでしょう。
地殻運動で釧路川を挟んで東側の標高は低く、海水が残って多くの湖沼が出来ているの(海跡湖)も地形の特徴です。
今日泊まる塘路湖もその一つ。
釧路川の湿原区間は大体こんな感じでした。
一回だけ本当に寝ちゃって木に突っ込んで起きることもありました。 pic.twitter.com/107akWLouL— ぜつえん (@zetuenonly) September 16, 2023
湿原はすっごい穏やかで、それでも下流へは流されるため漕いで進むのがもったいないと感じるほどでした。
天気も良く、くつろいでたらウトウトして本当に寝ちゃうほど。
こんなパックラフトの旅がしたかったのです。
河原のシカには飽きるほど出会えました。
サギ、トンビ、カワセミなどの鳥類も多くいました。
乗り方を怒られそうなほどにくつろぎました。
カヌーポートに上陸してランチをするのも気持ちがいい。
グーグルマップにカヌーポートがマークされているのが助かりました。
枕まで用意して、寝てるでしょこれ、なショット。
支流の塘路川も流れが一切なく、楽に漕ぎあがれました。
魚が頻繁にライズ(水面で跳ねる)していたので少し釣りを。
濁りが強すぎるのか、流れが無さ過ぎるのか全く反応無しでした。
塘路湖に入ると水草がたくさん浮かんでいます。
これはヒシ(菱)の実で、草の先に黒いとげとげの実があり、塩ゆでなどの調理をして食べるようです。
手漕ぎの小型ボートで採っている方もいました。
塘路元村キャンプ場に湖から直接のチェックイン。
1人380円の格安キャンプ場です。
ここが最終泊地。
パドルを2分割してAフレーム張り。
パドルの短さ、KAMMOK KuhliULは伸びやすく中央が低い、パックラフトベッドで寝床が高いの3点セットでかなり狭い寝床でした。
片側を高く上げるのが正解ですね。
静かな湖面に反射する空がキレイです。良い夜。
街灯が少し余計でしたが、暗くなったら星空もキレイでした。
最終日なので少し贅沢なディナーを楽しみました。
6日目
最終6日目、塘路元村キャンプ場から海まで漕いでゴール、JRで摩周まで戻るのが遠足。
早いもので最終日。
パックラフトへの荷物の積載も手慣れたものです。
トンビはたくさんいました。
「ピーヒョロロロ」の鳴き声が特徴的で、羽ばたく頻度が低く、尾が逆V字に凹んでるのが見分け方です。
と知っていても遠目でオジロワシと区別がつくか自信がありませんでした。
そんな不安も見つけてしまえば杞憂でした。
飛んでなくても一目でわかる王者の風格がオジロワシには漂っていました。カッコイイ!
トンビよりも一回り大きく、クチバシが大きく黄色、名前の通り尾が白く、飛んだ時に尾が扇型に広がります。
川幅は20-40m程度で、湿原内をひらすら蛇行しながら流れています。
海が近づいてきたからか風が強く、向かい風になると進むのが大変でした。
障害物もなく、ただただ漕ぎ続ける区間で正直なとこ暇なのです。
ついついおやつに手が伸びてしまいます。
ずっとパックラフトの上で、危険個所もないしで、二人とも裸足でリラックスパドリング。
細岡カヌーポートにはツアーっぽいハイエースやカヌーがたくさんありました。
細岡~岩保木水門は、永遠に続くかと思われる蛇行区間で、シカや鳥が多く風さえなければ快適で楽しい区間です。
ここだけを漕ぐガイドツアーも多いようで、何組か並走していました。
ガイドが漕ぐカヌーを見てましたが、1本のパドルでまっすぐ進むのは不思議ですね。
「Jストロークって言うんでしょ!知ってるよ!」って気持ちと、なんだあれわけわからんと思う気持ちの板挟みでした。
まっ平らな釧路湿原の先には雌阿寒岳、雄阿寒岳が見えました。
直線50km程度離れていますが、釧路には高い山がないので、目線の低いパックラフトからでも見えるのでしょうね。
ほんと川下り的には暇ですが、見飽きない、暇しない絶景の連続です。
川は広いし、空も広い。ひらすらに気持ちが良い。
新釧路川
年季の入った岩保木水門(きゅういわぼっきすいもん)。
かつては洪水被害の多かった釧路川。1931年に河口11㎞を開削し、「新釧路川」として岩保木水門で仕切った歴史があります。
すでにこの水門は役目を果たした旧水門で、先には新水門があります。そこから流れる釧路川は、新釧路川が出来た時に「旧釧路川」と名付けられましたが、市民から不満が出て「釧路川」に戻されました。
下ることが出来るのは作られた新釧路川で、約11kmのストレートの先に海があります。
地図を見れば「あーコースはつまらないし、風が強いと地獄だなぁ」と一目でわかります。
カヌーツアーの人達はもちろん、釧路川を下るほぼ全ての人がこの先をパスするであろう区間です。ここはね。
もちろんカヌーポートも一切ありませんし、どこから上陸したらいいのかもわかりません。
しかし、源流から海まで行きたいのです。スルーパドリングなんです。
と予報の最大風速9mの中を必死に漕ぎました。
風で波が立ち、漕ぐのをやめると上流へ流されるほどの風。
それでも力強く漕いでいればそれなりの速度で進めるようです。時速3-4kmは出ていました。
海や湖の向かい風よりもずっと進むのは川だからなのでしょう。
約3時間かけて何度も心が折れながら釧路市街地へ。
風も弱くなって海までラストスパートです。
大量のカモメに歓迎されました。謎のクライマックス感あります。
海!
釧路川100kmは長かった。
写真を見返したらゴール時のポーズがおんなじでした。たのしかったねー!
5泊6日のMKT40km+釧路川100kmはここでゴールです。
エピローグ
河口から上陸するところに苦戦したり、再パッキングして駅まで数キロ歩いたのもブログにすれば一コマです。
JR釧路駅→JR摩周駅は1890円で約1時間20分。
一両編成の電車で、下ってきて道を見ながら食べる駅弁の美味しいこと。
旅の終わりを感じたのはこの瞬間でした。
終わり。
装備
最後に装備を紹介。
ぜつえんの装備
心はインスタグラマーな俯瞰写真。ずっとやりたかったやつです。
宿泊装備やウェア系は最低限に絞りました。
タープ泊でタープ320g+蚊帳230gで約550gとまあ軽め。
MUXSAMの蚊帳が設営も出入りもしにくく不便で要改善。日没まで履いた蚊も睡眠時にはかなり減っていたので顔蚊帳でも良かったです。
寝袋はWINDHARD TINYキルトで保温力的はややオーバーでしたが、AEGISMAX的には最軽量クラスなので他の選択肢がありません。温度調整はしやすいですし、防寒着として活用できたのでマミー型よりはずっと快適でした。
パンツは川下り用の短パン+タイツと、トレイル+宿泊用の薄手ロングパンツの2本。
Tシャツは6日で1枚。防寒着とレインウェアは上だけ用意。
靴は登山で使ってるスポルティバのトレランシューズ サイクロン。簡易ゲイター付きのBOAシューズで一度履いたら快適ですが、脱ぎ履きはやや大変。
途中でサンダルが壊れて、靴のみになったため川下りはサイクロンor裸足でした。
今回一番辛かったのがサンダル無し生活でした。裸足でいることが長かったため足の裏を何カ所か怪我してました。
クッカーはSOTOサーモライト750ml、バーナーはアミカス。
ガス250缶でしたが、食事をコンビニや外食で燃料を削れたので110缶でも行けましたね。
作ったのもお湯戻し系でインスタント麺のみで、ジンギスカンはたかにぃのパーゴワークス トレイルポットを借りました。
もっと小さい500ml位のクッカーでも良かったのですが、ウチダザリガニを想定していたので750mlを選びました。結果的にたくさん捕れて一気に茹でられたので良かったです。
モバイルバッテリーは全てAnkerで10000+13000+20000=43,000mAh分。
20000が半分以上残ったので実用は33000mAh程度だったでしょうか。
ほぼスマホに使い、一部アクティックコアの充電に使いました。
スマホはほとんどの期間を機内モードで、たまのGPS起動時に復帰。写真や検索もたまに程度でした。泊地では使う時間が増えましたが、その程度。
最終的にスマホの充電にも余裕があったので、結果論ですが10000mAhを置いていっても行けましたね。たかにぃは20000mAh一個だったようです。
ヘッドライトをアクティックコアとOLIGHT Array2Proの2個持ちにしましたが、オーバースペックで明るすぎるArray2Proの出番が少なかったです。
OLIGHT Baton3で差別化するか、ランタンを持ってきた方が良かったです。
初見の川では悩ましい部分ですが、ヘルメットは無くても良かったと思ってます。
摩周~標茶の瀬があるブロック地帯が唯一あったほうがいいかも程度で、慣れた経験者なら削ってもいいはず。
20kg程度まで重くなった原因であるMRSバイキングセルフベイラー(4.4kg)も、ラスト11kmを考えれば正解だったと思ってます。
ITIWITパックラフト100(2kg)にすれば2.4kg近く軽量化できますが、荷物の積載や走行性能を考えれば終わってからでも微妙だったと言えます。
グリフォンラフト ストレウス(2.8kg)は重量と積載でちょうどいいですが、幅広テープ爪引っかかりで漕ぎにくさ目立つため、ロングコースでは選択肢に入りませんでした。
改善で反省する部分も少ないですが、MAMMUTのトリオンプロ(1.8kg)が重いので新しいバックパックが欲しくなりました。
おまけな遊び道具である釣り具、網、けん玉は持ってきて良かったと思ってます!!
取材されるような形式で自分のギアを紹介しました。
たかにぃの装備
おまけ、たかにぃの俯瞰写真。
詳細は動画でどうぞ。
1日目の動画
2日目
3日目
まとめ
知識はあったけど経験値のなかったロングトレイルを歩けて、山と違う楽しさを知れました。
他の遊び方と道具選びも変わりますし、メンタルや準備の仕方も変わってくるだろうことがわかります。
6日間たかにぃと話をしていて、ジョンミューアトレイルやあまとみトレイル、みちのく潮風トレイルなどへの興味が増しました。
普段遊ばない人と遊ぶと新しい世界が広がるのを再認識できました。たかにぃ、またあそぼーぜ!
そういえば山岳メインの岩手山八幡平安比高原50kmトレイルを歩いたことがありましたね。
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コメント
MKTお疲れ様!
X(Twitter)でも追ってましたが、土砂降り大丈夫かなぁと勝手に心配しておりました
あと北海道にもトレイルがある事を知らなかったので興味湧きました。
挑戦する時は参考にさせてもらいます!
↑傘↑様
コメントありがとうございます。ぜつえんです。
雨当たりましたが思ったほどではなく、増水も少なめでなんとかなりました。
北海道にいくつかロングトレイルある中でもMKTは歩きやすそうです。MKTのセクション1だけでも楽しい区画ですし、美幌峠まで伸びても楽しそうです。