何故買う?キャンプ道具を買う理由を考えて無駄なく沼にハマる話!

ノウハウ

こんにちわ、ぜつえん(@zetuenonly)です!

キャンプ道具を買う時に購入する理由を考えますか?

なぜ買うのかを考えることで無駄なく道具をそろえていくことができます。

今回はどんな買う理由があるのか、買わない理由があるのか、を考えて効率良くキャンプギア沼にハマるための考え方を紹介します。

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ギアを購入する目的

新しく道具を買う理由は大きく2つに分けることができます。

その道具が必要だから買う欲しいから買うです。それぞれ掘り下げていきます。

必要だから買う

マムート トリオンプロ50+7

道具購入するときの一番多い買う理由がこれ“必要だから”

特に初心者やキャンプ歴の短い人ほど必要になる道具が多い傾向にあります。

テントやタープ、焚き火台など目的が明確な道具は必要で買うことが多いです。

たとえば、キャンプをするとなると大半の人はテントで泊まるのでテントは必要でしょう。 ハンモック泊をしたいならハンモックは必要なモノになります。

“必要なモノ”は無いとすることができないモノのことです。

キャンプでしたいことをするために必要な道具を買うのは無駄のない購入理由と言えるでしょう。

欲しいから買う

アルコールバーナーのお湯沸かしセット

必要ではないけど買う理由、それは欲しいからです。子供のような理由ですが人間の性質的に興味を惹かれたモノは考えるだけでも幸福感が上がります。そして使ってみたいと強く思うとついついポチってしまうのです。

キャンプギアの恐ろしいところはギア自体の魅力が強く必要ではないモノでも欲しくなってしまうところです。

もうテントを持っているのにまたテントが欲しくなるのもキャンパーあるあるではありますが、キャンプをしない人には理解されない物欲です。

ただ必要ではないのに欲しくなるのはキャンパーとしては必然の物欲です。実際に買う買わないは別として物欲のないキャンパーは面白くありません。

必要ではない道具でも買うことで所有欲や手に入れる喜び、道具を使う喜びといった気持ちを満たすことはできます。

しかし実際必要ではないモノな場合も多く、それでも買ってしまうのは理性を失っていると言われても仕方ないでしょう。

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道具を買って変わることを理解する

アウトドア道具を買うことの本質は変化です。

変化にはいくつか種類があり、同じ変化ではありません。

すでにテントを持っている人が新しいテントを買う場合では、広くなる、軽くなる、という変化が起こります。これは快適性が変化します。

ダブルウォール自立テントを持っていた人がシングルウォール非自立テントを買う場合は、違う形状のテントを使える、軽くなるなどの変化が置きます。これは同ジャンル(テント)で用途や種類が異なる変化。

テントを持っている人がハンモックを買って起こるのはキャンプスタイルの変化です。

テントを持っている人が車を買えば車中泊ができるようになります。

種類が違うモノを買うと新しいことができるようになる変化が起こります。

テントを100個持っていてもハンモック泊はできませんが、テント1個、ハンモック1個あればどちらで泊まることもできます。

道具購入時には快適性をあげる変化か、新しいことができる変化かを意識することでお金のかけ方が変わってきます。

自分のアウトドアスタイルとの関係はありますが、どちらがいいかという話ではありません。

それぞれ一長一短であり、買うことで変化することに種類があることを理解するのがポイントです。

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買わない理由

買わない理由を知ることで論理的に理性を保つことができます。カートに入れてついポチっちゃうなんてありえません。買わない理由を自分に言い聞かせましょう。

欲しいけど買わない理由をいくつか書いていきます。

その道具がないとできないのか

KAMMOK Roo Single

必要だから買う、を逆説的に考えます。その道具を買わないとできないのか

例えば2つ目以降のテントを買う場合はすでに1つ持っているのだから新しいテントを買わなくてもキャンプに行くことはできます。

軽量化や見た目などそれっぽい購入の理由はつけることができますが、2つ目以降は買わなくてもキャンプができる事実は変わりません。必要とは言えない道具です。

物欲や軽くなって楽になるなど満たされる部分はありますが、新しいことができるようになるほどの大きな変化がないのも事実。

ならいっそその道具を買うためのお金を本当に必要なモノに使ったり、ほかのアウトドアを始める資金や普段行かない地域への遠征キャンプに使うほうが有意義ではないでしょうか?

その道具を買う優先順位は高い?

欲しいものを欲しいと思って考えてる期間が長いほど物欲は増していきます。

ではその物欲の方向を変えてあげるのはどうでしょうか?

テントを持っていてテントを買い替えるよりもタープ泊やハンモック泊にしたほうが軽量化できます。できなかったことができるようになると新しい体験につながります。

まだ持っていない、できないことをできるようにしてくれる本当に必要なモノに優先順位をつけ、そちらからそろえていくことでキャンプの幅を広げることができますし、本当に欲しいものを見つけることもできるようになります。

今欲しいそのキャンプ道具は本当に買う優先順位は高いですか?

代用できないのか

ナルゲンに靴下をはかせてゆたんぽ

キャンプをするだけなら他のモノで対応できる場合は多いです。

鍋や食器、カトラリーは家で使っているもので代用できます。

夏に寝るだけなら家の寝具を持っていけばいいですし、夏用の寝袋を持っていれば冬用の寝袋も夏用+毛布やブランケットで対応できます。ボトルに靴下をはかせれば湯たんぽを買わなくて良くなります。

スマートさや重量では専用のものがいいのは当たり前ですがその分高額です。

数度キャンプで使う程度なら高額なアウトドア用品を購入する必要はないのです。

同じ用途の道具をもう持ってるんじゃない?

ランタンを並べる

代用に近いですが、新しく道具を買ったけど用途が被ってしまい片方を使わなくなったということは良くあります。どちらかが無駄になってしまうのは良い買い物とは言えません。

クッカーやランタンなど手ごろな値段でありながら魅力的なものが多く手を出しやすく買ってしまいやすい道具です。

容量の違いや素材の違いは自己満足以外の何物でもありません。メスティンなんてなくても米は炊けますし蒸し料理もできます。メスティンがないとできない、本当に必要なシーンというのはまずないでしょう。

必要ではないけど千数百円だし、人気だし、使ってみたいから買う。そんな道具の代表例です。

クッカーは少し深いフライパンがあれば焼き、炒め、蒸し、汁もの、お湯沸かしとほぼ全ての料理に対応することができます。テフロン加工されたフライパンならメスティンよりもこびりつかず、手入れもしやすく使いやすいです。

同じことがランタンやシェラカップやカトラリー、ペグなんかでもいえます。

そういった道具は使い分けは可能ですが、快適性を上げる道具でありできることは大して変わりません。いってしまえばなくても問題の無いものです。

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買う理由

ここまで読んでもまだ欲しい気持ちが揺るがないならそれはもう買いです。

キャンプ道具は買ってなんぼです。買わなきゃ意味ないです。無駄なモノを買いまくって沼の底までハマる話をしていきましょう。

遊びの幅が広がる道具には積極的に投資する

LUMIX G9pro を雪の上で撮影

新しい道具を買うことでできなかったことができるようになるのか?その道具で買うことで新しい体験を得られるのか?を考えることは重要です。

道具を買うことで今までできなかったことにチャレンジできるならそれは買いですし、遊びの幅が広がるのならば買う優先順位も高くなってきます。

ヤカン何個も持っている人がヤカン買ってもお湯を沸かすことができません、ハンモックを何個も買っても一度に使えるものは一つです。テントやタープも同じでしょう。

アウトドアギアだけでなく、複合的に楽しみ方を広げてくれるカメラやアクションカム、ドローンなども遊びの幅を広げてくれる道具です。同じ遊び方ではマンネリしやすくなるのでアウトドアに変化与えてくれます。

そんなお金のかけ方は効率的で、無駄のない買い物だと考えます。

結局使わなきゃわからない

TFStent Libra2を設営

用途が被るとか代用とか買わない理由はいくらでも考えることができます。でも道具は買わなきゃ使わなきゃわからないのです。

ネットでカタログスペック見て動画を見ればなんとなくはわかりますが、自分が実際に使わないとわからないのです。

テントだってお店で実際に立てて中に入ってもキャンプ場で使って一晩泊まらないと地面にどのくらい隙間ができるのか、ペグはどこまで指せばかっこよく張れるのか、耐風性は?雨で浸水は?乾燥しやすさは?

曲の歌詞にありそうですが、買わない理由100探すより買う理由を1つ見つけましょう。

ぼくは“カッコイイ”なら買います。

使わなかったらメルカリで売ればいい

テントを、タープを、椅子を、テーブルを買ったけど使わなかったならメルカリで売ればいいのです。

購入時に比べれば安くなりますがアウトドア用品は耐久力が高く使用済みでも美品ならばあまり値段が下がりません。

良い世の中でいろんな販売サイトがあるので、初めてでもすぐに売ることができるでしょう。もしかしたら使わないかもと思う道具なら先に中古の相場を調べておいてもいいですし、いっそ中古で買ってしまうのもアリです。

欲しいのならとりあえず買ってから悩めばいいのです。

沼に底はないけど覚悟はできてるか

「ぼくのかんがえたさいきょうのきゃんぷさいと」を作る道具を揃えてもおそらく物欲は止まらないでしょう。

軽量なテントが欲しいときもあれば、居住性の高いテントが欲しいときもあり、耐風性の高いテントや、ワンポールテント、ツーポールテント、TCテント、トンネルテントと終わることはないのです。

10個テントを持ってる人は11個目のテントが欲しいですし、10個寝袋を持っている人は11個目の寝袋が欲しいのです。キャンプをする限り終わりはきません。

漠然とキャンプ道具を買うのではなく、そんな沼にハマる覚悟を決めて買ったのなら自分を正当化する理由なんていくらでも思いつきます。

中途半端に沼にハマるくらいならドップリ使ったほうが楽しいです。覚悟を決めて沼に頭の先まで突っ込みましょう。

「欲しい」は正当な買う理由

テント泊登山の道具を並べる

沼にハマる覚悟ができているならどんな道具を買うにしても買う理由は「欲しいから」で良くなります。

よくわからない理由をつけて自分を正当化するよりもずっと潔いです。

家からあふれるほどのキャンプ道具を買って理由を聞かれたら「欲しかったから」と答えられる心持でいましょう。

沼に終わりがない理由

キャンプは一式そろえたらお金がかからない?

地面の上にキャンプ道具を並べた

良く言うじゃないですか。「キャンプは道具を一式そろえたらできるからもうお金がかからない」って。

そう思ってた時期がぼくにもありましたよね。いらなくなったら売ったり捨てたりしてるのに大物でもテント3つ、タープ3つ、マット4枚、寝袋4つ、焚き火台3つ、ザック5つ持ってますもんね。

だんだんと気付いてきますよね、一式揃ってからが沼の始まりなんだなと。

知るほど欲しいものが増える

アウトドアクッカーをいろんな素材で並べる

アウトドアをしない人は知らないんですよね。アウトドアギアがどれほど高性能で使いやすく魅力的なのかを

一式道具を買ってある程度使ってるとだんだん知識がついてきます。車がなくてもキャンプができること、2㎏のソロテントは超軽量ではないこと、マイナーな海外ブランド、ガレージブランド、用途の違う焚き火台、ペグの種類、クッカーの素材ごとの特性なんかがあることを。

知ると使ってみたくなり欲しくなってしまいます。

キューベンファイバーザック欲しいと思ってたらX-pacザック欲しくなってと、アウトドアギアは年々最新のものが出てくるため物欲が終わることがありません。

やってみたいアウトドアジャンルが増える

冬山登山ギア一式

キャンプギアそろえてくると知識がつくだけでなく、他のアウトドアにも興味が向いてきます。登山やカヤック、自転車、カメラなどです。

夏山登山ならコストはそこまでかかりませんが、冬山登山ならスタートで20~30万は当たり前です。カヤックも10~20万程度かかるでしょう。カヤック運ぶために車が必要になり、写真も撮りたくなってカメラとレンズで20万は飛びます。アクションカムで5~10万もかかります。+キャンプギアです。

知れば知るほど可能性が広がり、好きになるほどやりたいことが増えて必要なモノが増えてくる、それがです。

無理のない沼へ

トレールワレットからお札を出す

アウトドア用品は高性能な分かなり高額です。

中国メーカーの道具は安いと言われることが多いですが、1万円のテントも1万円のダウン寝袋も5000円の焚き火台も3000円の椅子も冷静に考えれば安い買い物ではありません。

国産やヨーロッパメーカーなら数倍します。もうありえないほど高いです。

友人関係や家族、日常を絞ってまでキャンプ道具に投資するのは中々にリスキー。

仕事をやめたり、キャンプ道具をもって旅だったりするのもオススメはできません。

無理のない程度に楽しくキャンプ沼にハマれるようにしましょう。

自分がなぜ買うのかを理解してほしい

ハンモックにチューブキルトを付けた

ツイッターで見かけるハンモッカー達は数個持ちが当たり前で一般人から見れば同じハンモックでしょ?って話なんですが、実際に使って種類の違いを知るとハンモックを数個持ちしたい気持ちはよくわかってしまいます。ぼくは現在ハンモックを3つしか持ってないので少な目ですし。

この記事で伝えたかったのは有限であるお金と時間を費やすアウトドアを楽しむうえで、似た要素につぎ込むのもアリですが、幅を広げるお金と時間のかけ方もできるはずです。

キャンプだけでなく、登山やカメラや釣りや自転車などキャンプとセットで遊べるアウトドアも多くあります。キャンプの道具がある程度揃っているのなら違うアウトドアに手を広げてみるのもアリです。

逆にキャンプに特化してハンモック沼にハマるのも、ULギアを追求するのも、また他では得られない経験や道具です。

そんな自分が道具を買う理由、進んでるアウトドアの方向を理解していますか?そちらが進みたい方向ですか?ということを問いたかったのです。

自分が進む方向をしっかりと理解することはどっぷりと沼に漬かるために必要なことです。

欲しいから買う、にしても自分なりの買う理由を考える癖をつけることで方向性を間違えにくくなります。

沼の中から周りを見渡すことは難しいですが、周りを見ようとすることを忘れてはいけませんよ。

「なぜ」を考えるのはアウトドアマンには必要な思考!

まとめ

中途半端に沼にハマるのではなく、進む方向性を見極めどっぷり沼にハマるための話でした。

寄り道も大事ですが、お金は有限です。何故自分はギアを買うのか、何故欲しいのか、自分はアウトドアの何が好きかをしっかりと理解して好きなギアを買って効率良く沼に沈んでいきましょう

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