こんにちわ、ぜつえん(@zetuenonly)です!
アウトドアをより好きになるために、そしてずっと好きであるために「なぜ?」を考えることはとても重要です。Why?ってやつです。
なぜこのテントは他より軽いんだろう?なぜ焚き火は楽しいのだろう?なぜ結露するんだろう?なぜダッチオーブン料理は美味しいのだろう?
ありふれたなぜを考え、解決していくことでより深くキャンプや登山を好きになれます。
今回はアウトドアでの「なぜ」を考えることの重要性、考え方のコツを書いていきます。
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アウトドアの基本は試行錯誤
それがソロキャンプでも、ファミリーキャンプでも、登山でも同じく、アウトドア全般に言えることで、基本は挑戦・失敗・思考・解決の繰り返しだということです。四文字でいうと試行錯誤です。
例えば、キャンプではどの道具を持っていくかを考えるとわかりやすいです。
一度キャンプに行き、帰ってきてから片付けをしていると使わなかった道具があることに気づきます。それは必要なかった道具なので次のキャンプでは必要ないモノでしょう。
ただそれは行く前にはわからないことで、行って使わなかったから必要ないことがわかったのです。それが試行錯誤です。
アウトドアではそんな小さな試行錯誤の繰り返しをしていくことで知識や経験が身についていきます。
その試行錯誤をしていく上で役に立つ思考が「なぜ」です。
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「なぜ」を考える
「なぜ」は、感じ→記録し→解決するまでがひとつのセットです。それを説明。
なぜを感じる習慣をつける
なぜとは疑問を持つことです。疑問を持つのは知らない、わからないことに対してで、幅広いアウトドアというジャンルの中ではソロキャンプに絞っても知らないことだらけです。
身近には様々な「なぜ」が潜んでいるのです。
アウトドアにかかわらず日常もそうですが常になぜ、どうして、と考える視点を持つことで考える力を鍛えることができるようになります。
当たり前にキャンプをしていると気付かないことでも「なぜ」と考える習慣がつけばあらゆることが不思議に思えてきます。この「なぜ力(なぜりょく)」はアウトドアで役に立つのはもちろん、日常生活や仕事でも些細な疑問を感じ取り、深く考え物事を解決する力が身につきます。
例えば同じサイズ形状のダブルウォール自立式1500gの2人用テントとダブルウォール自立式1000gの2人用テントがあるとします。
・Aさん「同じサイズで1000gのほうが軽いじゃんこっちに買おう!」
・Bさん「どうして同じ形状なのに重さが違うんだろう?」
この場合はBさんが「なぜ」を考えれる人です。
ここからBさんが自分なりの結論を出してテントを購入し、今後だれかにテントを勧めるシーンが来ると。
・Aさん「簡単に立てれるし、1000gで軽いからオススメだよ!」
・Bさん「1500gのテントはDACポールを使っていて、30Dのフライとフロアで強度が高くて雑に長く使えるよ。1000gのテントは軽いけど15Dのフライとフロアで、インナーテントはメッシュだから夏は涼しいけど、秋~春は寒いよ。ポールも細めだからちょっとデリケートで風の強い日は少し心配かな。」
と「なぜ」を考えて生まれた自分の考えを人に伝えることができるようになります。自己解決したなぜは後に活かすことができるのです。
なぜを記録する
アウトドアのなぜが思いつくシーンは決まってアウトドアをしているときです。
それを忘れては意味がないので、ぼくは細かくGoogle Keepで記録するようにしています。Googleのアカウントで紐づけされてPC、スマホ、タブレットで共有することができるメモ帳アプリです。
アウトドア中に調べることもありますが、すぐにわからなそうなこと、後々深く考え直したいことも多いのでやはりメモで形に残すのが一番です。
メモに残す場合は後から見てわからなくならないように明確に書くことが重要です。
なぜを解決する
なぜを感じ、なぜを記録し、最後はなぜを解決できるようになりましょう。
それが簡単な「なぜ」ならばグーグルで検索すればわかります。ギアレビュー等はYouTubeが強く、動画で見ると静止画や文章よりも格段に理解がしやすいです。
しかしアウトドアでのなぜは調べてわからないことも多いです。ではどうするか、その場合はフィールドテストが必要になります。
実際にやってみて、本当にそうなのか、自分でもそうなるのか、を検証していきます。
例えば寝袋。
持ってる寝袋がモンベルダウンハガー800ハーフレングス#3だとしてコンフォート3度、リミット-2度。実際に自分はこの寝袋を使って何度まで寝れるのか。それは自分で実際に使ってみる以外には確かめようがありません。
実際にキャンプに何度か行ってそこで本当に3度でも寝れるのか、意外に-2度でも寝れるのかを試していくことになります。
これがアウトドアでの試行錯誤です。調べたり試していく中で確実に知識や経験が増えて身についていくでしょう。
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「なぜ」を考えるコツ
なぜを考えるコツは論理的思考での自分との対話です。セルフディスカッションってやつです。
セルフディスカッション
セルフ=自分自身
ディスカッション=討論
セルフディスカッション=自分との対話です。
これをするのは自分で出した疑問に対して対話形式でなぜをぶつけていくことで「なぜ」を明確化しより深く理解できるためです。
例えば、今まで友人の車でキャンプをしていたある程度道具を持ってるCさんが「ソロでバックパックキャンプを始める」という設定で考えてみます。
C「一人でバックパックキャンプをしようと思うんだ」
「なんでバックパックでキャンプをするの?」
C「車を買えないからバックパックキャンプをしたいんだ」
「車じゃなく、なにをつかってキャンプ場に行くの?」
C「電車とバスを使ってキャンプ場に行こうと思ってるんだ」
「何が必要になるの?」
C「軽量なテントが必要になるんだ」
「どうして軽量なテントが必要なの?」
C「今使ってるテントがコールマンのツーリングドーム LXで5.6kgあってバックパックに入らないから軽量なテントが必要なんだ」
「新しいテントは何キロ以内にするの?」
C「1.5kg以下でダブルウォールの前室が広いテントにしようと思ってるんだ」
中途半端な位置で終わりましたが、このように論理的に追及をしていくことで自分の目的、考えを明確化することができます。
なぜを追求して考えるときにはセルフディスカッションが有効です。
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「なぜ」を考えるメリット
なぜを考えるメリットは自分で考え解決していくことで自分なりの考えでアウトドアを語れるようになることです。
それはカタログスペックでもなくネットで見た情報でもなく、自分で考え、実践し、経験して乗り越えて得た生きた知識です。
なぜキャンプをするのか、なぜ山を登るのか、なぜ焚き火をするのか、なぜハンモック泊をするのか、そんななぜの積み重ねで生まれるモノが自分のアウトドアスタイルになると思っています。
ぼくは時々キャンパーなのか、登山者なのか、旅人なのかわからないと言われることがありますが、ぼくの中でなぜを繰り返した結果生まれたのがぼくのアウトドアスタイルなだけで、それはだれとも違うモノですが、ぼくが求めたアウトドアなのは事実です。
人の意見ではなく、自分の意見を持つことができるのが「なぜ」を考える最大のメリットです。
このブログもなぜ?と考え続けてきたぼくが培ってきたノウハウで書いてるだけのなぜなぜブログです。ですがそんななぜに対する答えが詰まってるのが個人ブログの面白いところだと思います。
アウトドアの正解は一つではない
自然の中で行うアウトドアの正解は一つではありません。そもそも適切なモノはあっても正解があるのかも怪しいです。
自分がすることで、同じキャンプ場に同じ目的で行くときでも晴天と雨天では持ち物が変わります。いつもは気温0度でもモンベルの#3だけど、今日は荷物に余裕があるから#1にしようとなることもあります。
万人受けする焚き火台のピコグリル398ですが、人気だからあなたにオススメかと言われれば違う場合もあるでしょう。
当たり前を当たり前と認識するほどに「なぜ」の思考からは離れていってしまいます。人気な製品はなぜ人気なのか、それは一般的な評価で自分に対してはどうなのか、そこまで考えれるのが望ましいです。
全てに疑問を抱けるほどの「なぜ」という探求心がアウトドアをより深いモノにして、よりアウトドアを好きになれるはずです。
そんな自然の中で道具を使って試行錯誤を繰り返しいくのがアウトドアの楽しいところだとぼくは思っています。
まとめ
ぜつえんという人間の本質で、このブログの本質だったりする記事でした。商品紹介やオススメよりも考え方や選び方を伝えるジャンルが多いのもなぜの考えるための知識提供なところがあります。
ブログを書いてきてて、いまだに言葉をうまくまとめるのが苦手で拙い文章ですが少しでも伝わると良いです。
人と同じモノを選ぶのも、人と違うモノを選ぶのも、それはどちらでもいいのです。「なぜ」それを選んだのかを自分で理解して取捨選択をしてほしいのです。
とりわけアウトドアでは「なぜ」を考えることを忘れないでほしいとぼくは思っています。
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