こんにちわ、ぜつえん(@zetuenonly)です!
キャンプブームの勢いで日本進出を果たし、知らないキャンパーの居ないであろうNaturehike(ネイチャーハイク)という中国アウトドア総合ブランド。
中国のアウトドアメーカーネイチャーハイクは軽量はアウトドアギアを格安でたくさん出しています。でも種類が多くてどれが自分に向いているのかわからない。
今回はNaturehikeのテントをほぼ全部調べたので紹介していきます。
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Naturehike(ネイチャーハイク)のこと
ネイチャーハイクは2005年に中国の寧波市で設立したアウトドアメーカーです。
「light outdoor travel(軽量なアウトドアの旅)」をコンセプトに製品の研究開発から製造までをしています。
全般軽量なモデルが多く、山岳用に使われるテントにも見劣りしない軽さでありながら値段は格安。そりゃあ売れますよね、というような製品を出しています。
取り扱い製品の幅も広く、人気なのはキャンプ用品を中心にテント、寝袋、椅子、バックパックなどからSUP(スタンドアップパドルボード)なども販売していて、手広い印象があります。
そして台湾、韓国、タイ、インドネシア、ブラジルなどの多くの国に代理店を構えていて、年商は50億円とか。
日本正規代理店
伊藤忠商事がネイチャーハイクの独占販売権(輸入販売)を獲得し、2020年秋よりギアとアパレルを展開し始めています。
日本独自展開なモデルやカラーも登場。
元々のアマゾンに比べ値段はやや高い設定ですが、日本正規品には保証が付くとのこと。逆に正規品以外は保証対象外と考えると妥当でしょう。
それに伴い、アマゾンでの販売元が変わってきています。
モデルナンバー
知る必要もない小話。
ネイチャーハイク製品にはそれぞれモデルナンバーがあります。
“NH〇abc123”のようなやつです。〇には2桁の数字が入り、製品の製造年を表しています。
例えばCloud UP 1は“NH18T010-T-1”となっています。
数字の意味はぼくの考察ですが。
・NH→ネイチャーハイク(NatureHike)の意
・18→製品化された年のこと。2018なら18、2020なら20になる
・T010→製品番号。アルファベット+数字になる。テントはT、Z、ZP等が使われる。Cloudupの場合、1型T010、2型T001、3型T030となってます。
・T-1→類似品のサイズ分けなどで使われるようですが、ほぼ無い。
これを知っていて使えるシーンは製品化された年を知ることでその製品が古いのか、新製品なのかを知れることくらいでしょう。
まとめ記事を書いてる僕くらいにしか需要のない知識な気がします。
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一覧表
ネイチャーハイクの全テントを一覧で見れる表を作りました。
上下2段
テント画像出典:Naturehike
一覧表ver8 2021.12.29 最新版 テント数49個
上下2段バージョン。パソコンやタブレットならこちらが見やすいと思います。
横1段
テント画像出典:Naturehike
一覧表ver8 2021.12.29 最新版 テント数49個
横1段verは長すぎて画質維持できませんでした。上下2段verが見やすいです。
左から重量(本体のみ)の軽い順で並べてます。
ぼく調べなので数値が間違っている可能性もあります。各自購入前に最終確認をするようにしてください。
テントは重量やインナーサイズだけでなくポール構造により、特徴が大きく異なってきます。
ポール構造での特徴の違いは別記事を参考に。
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Cloud Trace 1
テント名 | Cloud Trace 1 |
自立 | 半自立 |
構造 | シングル+前室 |
出入口 | 長辺片側 |
インナーテント | 210×(90+60) |
高さ | 95cm |
収納サイズ | Φ12×26cm |
重量 | 930g(付属品含む) |
ペグ | 10本 |
生地(フライ) 耐水圧 |
10Dナイロン PU1000mm |
生地(ボトム) 耐水圧 |
10Dナイロン PU1500mm |
ポール | 7001アルミ YUNAN |
2021年末登場の最新モデルにして、ネイチャーハイク史上最軽量モデル!
VIKに近い構造で前室付きのハイブリットシングルウォール。
3点立地なYリッジポール構造で足元の狭い台形インナーなのでVIK1よりもさらに居住性は低そう。
付属品込みの総重量930gとvik(1060g)やCloudupUL(1190g)と比べてさらに軽い異端児。
何よりも驚くのがYUNANポール(Φ8.5mm)を使っていること。
値段も約31000円とお高くなってますが、明らかに路線を変えてきてるのがわかります。
今までテントが「安かろうそれなりだろう」なら、今回のテントは「それなりの値段な山岳テント」です。
VIKの構造を元に、CloudUPULの素材をつぎ込んで、さらにアップグレードさせたようなモデルです。
ペグ10本と袋などを抜いた最小重量はおそらく800g前後。
ニーモ ホーネットストーム1P(総重量約950g)やBIGAGNES フライクリークHVUL1(907g)と戦える半自立超軽量テントと言えるでしょう。
さらにVIKですらポールとテントをまとめて入れる想定だったスタッフバッグが、ポールとテントが別になってます。
山岳テントは大体そうですが、明らかにパッキング時の収納性を意識してます。
VIKはポールに付ける不安な張り縄でしたが、こちらは本体に縫い付けと修正はしっかり。
YUNAN曲げポールでVIKよりも頭上の広さを意識してるのも見逃せません。
出入口も片側のみで、反対はミニジッパーで靴を置く程度なのもしっかり研究してきてます。
あと写真からではよくわかりませんが、リッジポールがあるのにフライの切り返しがないのが異端です。1枚の生地にして縫い目とシワを減らし、耐水性耐久性を上げてると思いますが不思議な見た目。
そしてCloudUPUL同様に10Dという強度の低さ、耐水性の低さは日本の山岳用途では致命的な欠点です。
それを置いても明らかに今までとは違う攻めのテントです。
他山岳テントにようやく追いついてきたラインではありますが、向上心というか、成長率の速さといか、目を見張るブランドです。
未だにネイチャーハイク=パクリ中華ブランドとか思ってる人がいるなら勉強不足と思ってしまいます。
Youtubeで購入者のレビューが出てました。
想像通りな感じではありますが、耐水性の低さは目につきますね。シーム処理が特殊のようでした。
VIKもですが、“テント”というより“ツェルト系テント”でイメージすると良さそうです。ヘリテイジ クロスオーバードームのようにです。
→【850g】Nature hike最軽量!「クラウドトレース」日本未発売!未知のテントを徹底レビュー【AliExpress】|青やん light weight outdoor
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Mongar 2
自立 | 〇 |
構造 | ダブルウォール |
出入口 | 長辺前後 |
インナーテント | 210x135cm |
前室 | 210x60cm |
後室 | 210x60cm |
高さ | 100cm |
収納サイズ | Φ15x50cm |
重量 | 1810g(本体のみ) 2180g(付属品含む) |
ペグ | 10本 |
生地(フライ) 耐水圧 |
20Dナイロン PU4000mm |
生地(ボトム) 耐水圧 |
20Dナイロン PU4000mm |
生地(インナー) | B3ポリメッシュ |
ポール | 7001アルミ合金x1本 |
特徴 | ・居住性 ・別売り前室 |
ポールはハブで両側Y字と中央にサブポールがありますが、すべて1本にまとまっているため設営が楽なのは初心者から慣れた人にも嬉しいポイントです。
通常の2人用テントは幅120cmほどのモノが多い中、室内幅が135cmでソロ利用ならマットを置いて隣に荷物を置いてもまだ余裕があるほどに十分すぎるスペースが得られます。少し詰めれば男性2人寝ることも可能です。男女で利用するなら適切なサイズとなるでしょう。
また長辺出入口で出入りがしやすく、トップセンターにあるポールが側面を立ち上がらせ居住性を格段に広げ、前室も広くしているため床面積以上にテント内が広いです。
→どっちが良いの?テントの短辺・長辺出入口の特徴と向いた用途を紹介!
フルメッシュは、インナーテントのみを使用したカンガルースタイルとも相性抜群。
重量は少し重くなりますが、それでも1810gなら十分軽量モデル。
山、キャンプ、ツーリング、どんなアクティビティにも使えるスペックで1つで幅広い用途をカバーしてくれます。快適さを求める方には特にオススメです!
15D Mongar2
ネイビーカラーのMongarはフライシートが20D→15Dと少し薄くなり軽量化されたモデル。
1810g→1570gと若干軽くなってます。地味すぎる色で好みがありますがネイビーが好みならオススメ!ホワイトが良いなら従来のMongarでいいかなという誤差程度です。売り切れが多いのが難点。
Mongar用別売り前室
重量 | 640g |
サイズ | 210×90+90cm |
どう見ても完全にMSRのギアシェッドなところが最高です!海外サイトではこの前室部が7000円ほどです。テントとセットで22000円ほどになります。
コンパクトにするときはテントのみ、荷物の多いときや雨の日、二人で寝るので前室に荷物を置きたいときなどはギアシェッドをつけてと使い分けることができ、あると確実に重宝します。
また隙間ができたりと微妙さはありますが、VIKなどとも連結自体は可能です。
Amazonでも販売されてますが、2倍近い値段で割高、買うなら現状アリエクスプレスがベスト。
Cloud UP 2(Upgrade)
自立 | 〇 |
構造 | ダブルウォール |
出入口 | 短辺 |
インナーテント | 210x125cm |
前室 | 60x125cm |
後室 | × |
高さ | 100cm |
収納サイズ | Φ13x40cm |
重量 | 1240g(本体のみ) |
ペグ | 11本 |
生地(フライ) 耐水圧 |
20Dナイロン PU4000mm |
生地(ボトム) 耐水圧 |
20Dナイロン PU4000mm |
生地(インナー) | B3ポリメッシュ |
ポール | 7001アルミ合金x1本 |
特徴 | ・一番人気 |
山、キャンプ、ツーリングと使用者がかなり多く見かけることも多いです。特に山で見かける頻度が年々増えてます。
CloudUP1~3までありそれぞれ1~3人用です、ソロなら2人用が使いやすいサイズ。
CloudUP1はY型ポール構造の非自立、CloudUP3は双Y型に短いリッジポールがあり居住性高めという違い。
20Dのお高い軽量モデルと210Tの少し安く重くモデルの2種類ありますが、断然20Dモデルがオススメですよ。また、スノースカート付きモデルもありますが、このテントなら必要ないでしょう。
形状的には耐風性に優れ、素早く設営できる構造。短辺出入口でソロキャンプや夏山登山やツーリング向きです。
キャンプ用途では入口の小さく狭い短辺出入口で、上部のポールが1本のみで中で座ったときに左右の壁が迫ってくる感じがある狭さがデメリット。CloudUp3は上部を広げるポールがついています。
アップグレード版は自立式になり生地が変わり耐水性が上がり、ベンチレーションが増えて通気性も上がって張り縄が増えて耐風性も向上しています。
CloudUP1 20Dにネイビー出てきました。山岳用途では暗闇で見失いそうでどうかと思いますが選びやすいカラーです。2サイズでも出て欲しい。
Cloud Up Japan Limited
ネイチャーハイクジャパンから日本限定カラーのコヨーテが登場しています。
Cloud up 1とCloud up 2どちらもでています。
Cloud UP 2 UL
自立 | 〇 |
構造 | ダブルウォール |
出入口 | 短辺 |
インナーテント | 210x(130+120)cm |
前室 | 60x(130+80)cm |
後室 | × |
高さ | 105cm |
収納サイズ | Φ14x46cm |
重量 | 930g(本体のみ) 1190g(付属品含む) |
ペグ | 14本 |
生地(フライ) 耐水圧 |
10Dナイロン PU2000mm |
生地(ボトム) 耐水圧 |
20Dナイロン PU3000㎜ |
生地(インナー) | B3ポリメッシュ |
ポール | 7001アルミ合金x1本 |
特徴 | ・最軽量ダブルウォールモデル |
本体のみの場合はVIKと同重量で930g、付属品込みだとVIKのほうが若干軽いです。ダブルウォールの最軽量モデルです。
CloudUp2に比べ本体のみ重量が1240g→930gと310g軽くなっています。実に25%の軽量化がされています。
ただ、素材の薄さ、細部の軽量化による耐久力低下は大きいようで用途はかなり限定的。
形状的にもCloudUp2よりもさらに細部が絞られていると思われ居住性はそれなり。
付属のペグとロープで230gあるので軽量ペグと軽量ロープに変えるとさらに軽量化ができるでしょう。
自立式ダブルウォールで1kgをきるのは超軽量と呼べるグレードで、山岳用テントを出しているメーカーでもあまりない軽さです。 それがこの値段で!というのが魅力。
初めてのテント泊登山するならこれを進めたいですし、買い換えの人にも進めますし、サブテントにもオススメというレベル。ただポール強度が強くはないため稜線に張るような山はさすがに怖いです。
バックパックキャンパーにも、ツーリングテントにも、初めてのソロキャンプにもオススメ。軽い、ただそれだけでソロで使うならどんなシチュエーションにでも合うテントだと思ってしまいます。
結露問題のあるシングルウォールのVIKよりも軽く、それでいてダブルウォールで使いにくい癖が減り、格段に使用の幅が広くなります。
吊り下げ用フック、出入口ジッパーの固定方法、ファスナーが両面に、張り縄強度アップというCloudUpシリーズからマイナーチェンジ。細かいポイントですがネイチャーハイクの小さいとこも手を抜かないとこはすごいですよね。
少しでも軽量化を考えるならこのCloudup超軽量モデルを、コスパや強度重視ならCloudUP2がオススメです!
Amazonでも登場!やや高めながらネイチャーハイク日本公式販売で保証などにも対応しやすいメリットがあります。
購入者動画
→[Naturehike大人気テント] 最軽量ダブルウォールテント!! Cloud Up2 Ultralight Tentは想像以上に軽くて使いやすいよ。|Tori Time / 週末だけの野外生活
VIK
自立 | 〇 |
構造 | シングルウォール |
出入口 | 長辺前後 |
インナーテント | 210x85cm |
前室 | 210x65cm |
後室 | 210x50cm |
高さ | 95cm |
収納サイズ | Φ14x46cm |
重量 | 930g(本体のみ) 1060g(付属品含む) |
ペグ | 9本 |
生地(フライ) 耐水圧 |
15Dナイロン PU2000mm |
生地(ボトム) 耐水圧 |
20Dナイロン PU4000mm |
生地(インナー) | B3ポリメッシュ |
ポール | 7001アルミ合金x1本 |
特徴 | ・最軽量モデル ・前後室ありの疑似シングルウォール |
見た目は完全にニーモのアンディ。
Taga2と同じで前後室のあるシングルウォールテントですが、VIKは自立式なのが圧倒的なアドバンテージ。外側フレームのシングルウォールなのでテントの中を濡らさずに素早く設営できるメリットがあります。
また前室があり、インナーパネルがメッシュのためTaga2同様に結露しにくいシングルウォールテントです。荷物を置くこともできますしかなり良い作りですね。
冬用のスノースカートがついたモデルもありますが、85cm幅という居住空間の狭さからかなり攻めた冬山登山くらいしか出番なさそうなのでスノースカート無しで夏用にするのが無難。
シングルウォールの構造上設営速度の速さも地味に魅力。
ただ張り縄がポールと直接つながってて強度面で少し不安です。爆風な稜線に張るような山では使うのをためらいますね。
国産登山メーカーのダブルウォールテントに比べかなり軽量で、見た目もカッコいいですし、前室もあるので夏山用のテントとして普通に使えそうです。一人用モデルのみで室内が狭いのでツーリングか登山向きですね。
シングルウォールの軽量性と前室とメッシュがつくことで通気性を上げた優秀さで今後増えてきそうな形状です。
山で使うことを考えるなら同形状モビガーデンのライトウィングもオススメ!
VIK 2
自立 | 〇 |
構造 | シングルウォール |
出入口 | 長辺前後 |
インナーテント | 210x113cm |
前室 | 210x65cm |
後室 | 210x65cm |
高さ | 90cm |
収納サイズ | Φ16x47cm |
重量 | 約1280g(本体のみ) 1398g(付属品含む) |
ペグ | 11本 |
生地(フライ) 耐水圧 |
15Dナイロン PU2000mm |
生地(ボトム) 耐水圧 |
20Dナイロン PU4000mm |
生地(インナー) | B3ポリメッシュ |
ポール | 7001アルミ合金x1本 |
特徴 | ・前後室ありの シングルウォール ・VIK1改良版 |
来ないと思ってたヴィクの2人用モデルが登場。
重量・テントサイズ・形状が昨今の登山ブームにマッチしてるため、VIK1の小ささで「うーん。」だった人も大満足なテントと言えます。
重量等公式に記載がない部分はモロケンさんのレビュー動画を参照しています。
最小重量はおそらくですが、もっと軽い気がします。
基本的な形状はVIK1と同じで、双Yリッジのアウターポール式で前室有りのシングルウォール。
室内幅がVIK1(85cm)→VIK2(113cm)と28cmUP。とかくとショボいですが、約32%広くなってます。
また、通気性アップ+防水性アップという改良も行われています。
魅力は変わらず、軽い・設営が楽なところですが、VIK2を選ぶくらいなら他のテントも候補にあがるとも言えます。
VIK2になることで設営幅の狭さというやや限定的な魅力がなくなり、尖った部分の少ないテントに成り下がっているのも事実です。
「VIKなのに」広くて、微妙に重くなってて、適度に快適性もあり、VIKの必要性あるか?そこに自分なりの魅力を見いだせるなら非常に良いテントでしょう。
Cloud Up Wing 2
自立 | × |
構造 | ダブルウォール |
出入口 | 短辺 |
インナーテント | 215x(132×100)cm |
前室 | 132x60cm |
後室 | × |
高さ | 90cm |
収納サイズ | Φ16x50cm |
重量 | 1500g(本体のみ) |
ペグ | 14本 |
生地(フライ) 耐水圧 |
15Dナイロン PU2000mm |
生地(ボトム) 耐水圧 |
20Dナイロン PU4000mm |
生地(インナー) | B3ポリメッシュ |
ポール | 7001アルミ合金x1本 |
特徴 | ・耐風性 ・フライ吊り下げ |
CloudUp2の最新改良版という立ち位置でかかれていますが、別のテントと見たほうがいいかなと思います。
ゼログラムのような見た目で複雑なポール構造ながらスタイリッシュでカッコいいです。色合いはマウンテンハードウェアのようで見た目は大好きです。
また地面につくポールがY字のため非自立式テントです。ペグなしで一応自立はするはずですが、室内が狭くなります。非自立式とみるのが妥当です。
ポールがフライシート吊り下げ式のテント構造を採用しています。吊り下げたフライシートの中にインナーテントを吊るす仕組みです。
このタイプの特徴はインナーとフライをつなげたまま収納や設営ができます。そのため設営が早くなり、雨天の設営時にインナーテントを濡らしにくいメリットがあります。
またポールが外側でフライシートを引っ張るため耐風性も高くなります。特にこのCloudWingは室内高の低さ、張り縄の数から相当高い耐風性が想像できます。ただフライシートと地面の隙間が広く、風は多く入り込むので、煽られてバサバサうるさそう。にしてもnebulaといいいフライ吊り下げ式がネイチャーハイクの流行りなのでしょうか?
ポール構造も特殊で従来の3本ポールにさらにフロアを広げる短い2本が増えた変形5本構造。変形Yリッジ、という感じのポール構造
すべてがひとまとまりになっていて無くすことや設営で迷うことはありません。
結果的にフロア面積ではわからない頭上、側面が格段に広くなります。またフロア面積を微妙に広くなっているので居住性は高めでしょう。
Cloud Up2に比べ少し重く金額が少し高くなりますが、居住性は格段は高く対候性も上がるよりハードに使えるテントです。よほど軽量キャンプでなければ性能としてはCloud Wing2が上位互換という認識でいいでしょう。
Cloud Wing 2 Cuben Fiber
自立 | × |
構造 | ダブルウォール |
出入口 | 短辺 |
インナーテント | 215x(132×100)cm |
前室 | 132x60cm |
後室 | × |
高さ | 90cm |
収納サイズ | Φ16x50cm |
重量 | 1300g(本体のみ) |
ペグ | 14本 |
生地(フライ) 耐水圧 |
キューベンファイバー 耐水圧10000mm |
生地(ボトム) 耐水圧 |
20Dナイロン PU4000mm |
生地(インナー) | B3ポリメッシュ |
ポール | 7001アルミ合金x1本 |
特徴 | ・キューベンファイバー採用 ・耐水圧、耐風性 ・フライ吊り下げ |
AliExpressにはCloudWing2のインナーテントが赤い色違いの軽量版1300gのモデルがあります。
これ、なにがすごいってフライシートがキューベンファイバー(DCF)素材です。UHMWPE(超高分子量ポリエチレン)という表記ですがUHMWPEの商標がダイニーマで、ダイニーマを加工した製品がキューベンファイバーなため、ほぼ同一素材のはずです。
ダイニーマ繊維を伸ばした素材で超軽量+高強度+耐水性を持っています。他メーカーが作るキューベンファイバーテントは10万越えも当たり前なのにこのテントは3万ほど。すごすぎてわけわかめです。耐水圧も10000㎜と圧倒的な素材性能。
OUTDOOR INDUSTRY AWARD2019で賞も取っているようです。
ネイチャーハイクがキューベンファイバー扱ってるのにすら驚きです。同じ素材の違うワンポールテントやシングルウォールテント等を出す可能性もでてきますし、期待度だけが上がっていきます。
がAliExpressでもずっと売り切れ状態、というか販売されていない気がします。
Cloud Wing2 UL
CloudUP UL同様の10D生地で軽量化を果たしたバージョン。
1250gと超軽量ではありませんが、耐風性と居住性を持たせつつ素材での軽量化です。
ポールも軽量化されており、肉厚0.8mm→0.7mmと微薄。
にしてもポール肉厚を書いてるテントを初めてみました。
Hiby 3
自立 | × |
構造 | ダブルウォール |
出入口 | 短辺 |
インナーテント | 200x(163+132)cm |
前室 | 163x110cm |
後室 | × |
高さ | 120cm |
収納サイズ | Φ17x54cm |
重量 | 2560g(本体のみ) 3150g(付属品含む) |
ペグ | 14本 |
生地(フライ) 耐水圧 |
20Dナイロン PU4000mm |
生地(ボトム) 耐水圧 |
20Dナイロン PU4000mm |
生地(インナー) | B3ポリメッシュ |
ポール | 7001アルミ合金x3本 |
特徴 | ・うお座型 ・広い前室 |
広い前室と2カ所クロスするポールが特徴のHibyです。形状的には魚座型と呼ばれるポール構造のテント。
吊り下げ式のインナーテント無しでの設営も可能でシェルター的な使い方も可能なので積雪期には便利そうですね。
このサイズ感で2.5kgという重さと値段は驚異的です。
気になるのは、レビューにある濡れた後に乾かすと生地が縮むというところ。縮んだ後はポールがギリギリになったり、テントと地面の隙間が広がるなどの場合があるようです。
また魚座型テントのデメリットとしてクロスするポールが長くなる分、ポールが扱いにくく設営が少し大変になり、テントの強度がおちるということ。
中国製の安物、という部分を理解した上で購入できれば最高なテントです。
Hiby3 アップグレード版
グレー+黒がアップグレード版です。白赤はクラシックモデルです。
変更点は、
・テントの底、フロア部が20D→40Dと倍の厚さになり耐久性、強度がアップ。
・ポールの交点が生地で覆われるようになり、通しやすくなり強度もアップ。
この2点が公式に記載されています。40Dになり重量も増えているはずですが記載なかったです。
あまり大きなアップグレードではなく、金額もほとんど変わらないので色の好みで選んで間違いないでしょう。アップグレード版はグレーブラックですのでサイトの雰囲気に合うテントを選びましょう。
SoomloomからパチHibyが登場しています。
ただでさえ安上がりなネイチャーハイクのHibyよりもさらに安くなっています。
スカート付きモデル
Hibyのスカート付きモデルが出ていました。
写真の合成っぽさはあれですが。
このサイズのテントでフロアで使えば中に暖房器具を設置しやすいサイズです。
ネイチャーハイクの小型テントでスカートの必要性は薄いですが、Hibyなら話は別。割と嬉しい。
スカート巻取り固定はできるようですが、それでも暑い時期には邪魔なスカートです。寒い時期メイン以外なら微妙なことを理解して選ぶと良いと思います。
Hiby 3 Japan Limited
クラウドアップ同様に日本限定カラーコヨーテ。
総重量2.62kgで2~3人使用でき、広い前室で、このデザイン。人気が出そうです。
Cycling Ultralight Silicone Tent
自立 | 〇 |
構造 | ダブルウォール |
出入口 | 長辺 |
インナーテント | 205x95cm |
前室 | 205x60cm |
後室 | × |
高さ | 110cm |
収納サイズ | Φ15x40cm |
重量 | 1300g(本体のみ) |
ペグ | 8本 |
生地(フライ) 耐水圧 |
20Dナイロン PU4000mm |
生地(ボトム) 耐水圧 |
20Dナイロン PU3000㎜ |
生地(インナー) | B3ポリメッシュ |
ポール | 7001アルミ合金x1本 |
特徴 | ・最安価 ・シンプル |
値段の安さと重量の軽さが魅力です。
かなりシンプルな構造のドームテントで、ネイチャーハイクのテントの中で最安。
インナーテントの幅が95cm少し狭いのでキャンプよりはツーリング向け。また上部が1本のポールなのでテント内の居住性は落ちますが、軽量性と設営の楽さにつながってます。
青とオレンジで生地が違うため重量も少し変わってきますがオレンジのほうが軽く強いです。
とりあえずテント!という初心者向けですが、初心者に中華テントはオススメしたくないという個人的には不思議なポジションのテント。長期ツーリングなんかのテントを消耗品感覚で使いたい人にはオススメですね!
Star River 2
自立 | 〇 |
構造 | ダブルウォール |
出入口 | 長辺前後 |
インナーテント | 215x135cm |
前室 | 215x60cm |
後室 | 215x60cm |
高さ | 110cm |
収納サイズ | Φ15x45cm |
重量 | 1775g(本体のみ) 2100g(付属品含む) |
ペグ | |
生地(フライ) 耐水圧 |
20Dナイロン PU4000mm |
生地(ボトム) 耐水圧 |
20Dナイロン PU4000mm |
生地(インナー) | B3ポリメッシュ |
ポール | 7001アルミ合金x1本 |
特徴 | ・Mongar似で少し広い ・トップポール短い |
Mongarにかなり似たテント。
トップポールがMongarより短くなってるため入口が高く出入りがしやすそう。入口もMongarより大きく開くため出入りはしやすい。
インナーテントがフルメッシュではなく、上半分メッシュのためわずかに冷気が入りにくく冬に使うなら若干暖かくなると思われるが誤差程度かと。
また10cm室内が高く、縦幅も215cmで5cm長い。
ネイチャーハイクの中でも珍しく住み分けがしにくいテントで特徴が少なくMongarに食われてる感じがある。
Taga 2
自立 | × |
構造 | シングルウォール |
出入口 | 長辺 |
インナーテント | 210x125cm |
前室 | 210x55cm |
後室 | 210x55cm |
高さ | 105cm |
収納サイズ | Φ10x44cm |
重量 | 1215g(本体のみ) |
ペグ | 10本 |
生地(フライ) 耐水圧 |
20Dナイロン PU4000mm |
生地(ボトム) 耐水圧 |
20Dナイロン PU4000mm |
生地(インナー) | B3ポリメッシュ |
ポール | 7001アルミ合金x2本 |
特徴 | ・居住性の高い 非自立モデル |
シングルウォールなのに前室ができるというバーゴのノーフライとほぼ同じ構造でさらに非自立式というハイスペックで驚きしかないです。
シングルウォールテントの結露しやすいという欠点も前室があるおかげで内側がメッシュパネルを作れるため多少は軽減されるはずです。少し重くなるデメリットでもありますが、快適性のほうが大事です。
2人用で紹介してますが、1人用にすると1063gと150gほど軽くなるため山での使用なら1人用にしちゃうのもありだと思います。ただ広さは全然違うので基本は2人用がオススメ。
ペグ必須なためツーリングよりは、夏山登山やバックパックキャンプ向きです。すごい気になるので雨の日の登山用途で使ってみたいですね。
非自立式でペグなしでは立たないのが注意ですよ!
Cirus
自立 | 〇 |
構造 | ダブルウォール |
出入口 | 短辺 |
インナーテント | 220x(135+110)cm |
前室 | 135x90cm |
後室 | × |
高さ | 110cm |
収納サイズ | Φ15x50cm |
重量 | 1740g(本体のみ) |
ペグ | 12本 |
生地(フライ) 耐水圧 |
20Dナイロン PU4000mm |
生地(ボトム) 耐水圧 |
20Dナイロン PU4000mm |
生地(インナー) | B3ポリメッシュ |
ポール | 7001アルミ合金x3本 |
特徴 | ・変形3ポール ・高い入口 |
短辺出入口ながらポールを追加することで入口を高く、前室を広くして格段に居住性を上げたテント。設営のしやすさと居住性を兼ねそろえたモデル。
なによりも入口が高くなることによる出入りのしやすさが魅力。
ポールが3本必要なので重量は少し重めですが、ソロキャンプやツーリングではCloudUpよりもはるかに快適でしょう。
ネイチャーハイクの中でも人と被りにくいのもメリット。
Cloud Peak 2
自立 | 〇 |
構造 | ダブルウォール |
出入口 | 長辺前後 |
インナーテント | 210x(130+120)cm |
前室 | 210x72cm |
後室 | 210x72cm |
高さ | 105cm |
収納サイズ | Φ15x50cm |
重量 | 2160g(本体のみ) |
ペグ | 16本 |
生地(フライ) 耐水圧 |
15Dナイロン PU4000mm |
生地(ボトム) 耐水圧 |
20Dナイロン PU4000mm |
生地(インナー) | 20Dナイロン生地 B3ポリメッシュ |
ポール | 7001アルミ合金x3本 |
特徴 | ・*型ポール ・耐風雪性 ・フライ吊り下げ |
完全にヒルバーグソウロ。
三本のポールが交差している前室が広く、また風雪時の強度が高いです。半円ドーム状の形状のため居住性もかなり高め。
インナーテント下部がファブリック、上部がメッシュで寒さにも少し強めです。
夏のソロには少し重くポールが3本あるので設営も面倒、フライと地面の隙間も狭くなっているため冬用ソロテントと考えるのがいいでしょう。
類似ポール構造のヒルバーグ ソウロのレビュー!
Pyramid Tent
自立 | × |
構造 | ワンポール |
出入口 | 縦ジッパー1カ所 |
インナーテント | 210×105+105x105cm |
前室 | × |
後室 | × |
高さ | 135cm |
収納サイズ | Φ10×35 |
重量 | 1030g(本体のみ) 1600g(付属品含む) |
ペグ | 15本 |
生地(フライ) 耐水圧 |
20Dナイロン PU4000mm |
生地(ボトム) 耐水圧 |
× |
生地(インナー) | B3ポリメッシュ |
ポール | ポール無し |
特徴 | ・唯一のワンポール ・L字インナーテント ・ポール付属無し |
ネイチャーハイクでは珍しい一人用ワンポールテント。
本体のみ重量で見れば、VIK、CloudUP2ULについで3番手ですが、グランドシートやペグを考えるとそこまでの軽量でないことに気づきます。またポール付属していないためトレッキングポールなどが別途必要なのが注意ポイント。
L字のインナーが少し複雑な形をしているため写真で見るのが早いです。
105x210cmを普通に寝るスペースで使って足元の横は荷物置きにするのが快適そうです。インナーは広くて使いやすそうですが、形が複雑なため設営で手間取りそうかなと思ってしまいます。
OPALUS
自立 | × |
構造 | ダブルウォール |
出入口 | 短辺 |
インナーテント | 235x190cm |
前室 | 210x185cm |
後室 | × |
高さ | 120cm |
収納サイズ | Φ18.5x60cm |
重量 | 2316g(本体のみ) 2980g(付属品含む) |
ペグ | 22本 |
生地(フライ) 耐水圧 |
20Dナイロン PU4000mm |
生地(ボトム) 耐水圧 |
20Dナイロン PU4000mm |
生地(インナー) | 20Dナイロン生地 B3ポリメッシュ |
ポール | 7001アルミ合金x3本 |
特徴 | ・トンネル型 |
2・3・4人用の3サイズ展開。オレンジは210Tモデル(安価低強度)、グリーンが15~20Dモデル(軽量高強度)です。
低いトンネル型のテントでヒルバーグのケロンGT似ですね。この値段でこの形状、重量、サイズ感というのが非常に魅力的。ソロなら2型、2人なら3型でしょう。
フライにポールを3本平行に通し、ペグを打ち、張り縄で固定、インナーテントを吊り下げで完成します。もちろん、インナーなしでフロアレス使用も可能です。
どのサイズも出入口と干渉しにくい広い前室が魅力。棚やクーラーをおいてもいいですし、寝る前に椅子テーブルをしまい込んでも良く、道具の管理をしやすい構造です。
3~4人用と大きくなるほど前室も広くなり、多人数での使用にも対応してくれます。
この金額でこんなテント出されたらもうお手上げって感じですよね。安かろう、なのはある程度わかりますが安すぎて普通に買いです。
Twin Peaks
自立 | × |
構造 | シングルウォール |
出入口 | 短辺前後 |
インナーテント | 600x300cm |
前室 | × |
後室 | × |
高さ | 220cm |
収納サイズ | Φ25x70cm |
重量 | ホワイト3900g オレンジ5100g |
ペグ | 20本 |
生地(フライ) 耐水圧 |
40Dナイロン PU3000mm |
生地(ボトム) 耐水圧 |
× |
生地(インナー) | × |
ポール | 7001アルミ合金x2本 |
特徴 | ・大型ツーポール シェルター |
人数が多い時の宴会用や中にカンガルースタイルでテントを入れてのファミリーキャンプで使いやすいです。
コットを数個並べてカップルや家族で寝るのもいいですね。薪ストーブや石油ストーブをいれれば4シーズンモデル。
この形状のシェルターは値段が以上に高いことを考えると3万円ほどで手に入ると思うと格安です。
ただシンプルな構造な分製品クオリティが張ったときに出やすいです。レビューでは裁縫の甘さなのかしわが多かったり、上手に張れないという評価が多いです。もうそういうものとして購入するべきですね。
KNIGHT3
自立 | × |
構造 | ダブルウォール |
出入口 | 長辺 |
インナーテント | (220+205)x(190+180)cm |
前室 | 205x180cm |
後室 | × |
高さ | 125cm |
収納サイズ | Φ25x56cm |
重量 | 3700g(本体のみ) 4000g(付属品含む) |
ペグ | 17本(ピンペグ) |
生地(フライ) 耐水圧 |
190Tポリエステル PU2000mm |
生地(ボトム) 耐水圧 |
150Dオックスフォード PU2000mm |
生地(インナー) | 190Tポリエステル B3ポリメッシュ |
ポール | 7001アルミ合金x4本 |
特徴 | ・フライ内側UV UPF50+ ・遮光性 |
数字だけで書くとインナーテントや前室が少し複雑な形ですが、画像で見るとわかるかと思います。
前室のオレンジのラインも良いし、白と青でドラえもんカラーなのも涼しげで良い感じです。
そして控えめに言ってアメニティドームですね。アメドのSとMの中間くらいのフロアサイズと全体的なサイズ感です。かなり広い前室があるため荷物を全部置くことができます。
2人で使うならゆったりサイズでテント内に荷物を入れても余裕があります、3人だと少し狭く寝るスペースのみというサイズ感です。いい感じのデュオキャン幕ですね。
アメドの半額以下の値段ですし、重量はアメドS以下の4㎏です。
地味に嬉しいのがUVカット仕様になっているところ。テントの裏側に黒いゲル素材がついていてUPF50+で紫外線カットしてくれます。
テントのUVカットで嬉しいのは、遮光性があがるため夏場の日中のテントの中の温度上昇を防いでくれること、夏の朝に日差しで暑くて起きるのを防いでくれることです。
また前室にクーラーボックスをおいたときの保温力アップにもなります。うれしいぜ遮光性!
ただ中からの光なども吸収されるためランタンでテントを光らせる用途には向いていないでしょう。
少し重量はあるテントですが、夏場のデュオキャンプや子供一人の親子キャンプで使いやすいオススメのテントです。
ポールを通せば一応自立しますが、前室を作るためにはペグダウンが必要で非自立式と呼ぶべきでしょう。
One Hall Park
自立 | × |
構造 | ダブルウォール |
出入口 | 長辺前後 |
インナーテント | (240+165)x220cm |
前室 | 268x130cm |
後室 | × |
高さ | 165cm |
収納サイズ | Φ22x56cm |
重量 | 4300g (付属品含む) |
ペグ | 4本+8本(ピンペグ) |
生地(フライ) 耐水圧 |
210TポリPU2000mm シルバーコート |
生地(ボトム) 耐水圧 |
150Dオックスフォード PU2000mm |
生地(インナー) | 210Tポリファブリック B3ポリメッシュ |
ポール | 7001アルミ合金x3本 |
特徴 | ・遮光性 |
テントのサイズは画像で見るのが一番です。
形状的には2本のポールを通すトンネル型テントに吊り下げ式のインナーテントがあるテントです。
似た形状のテントで言えばヒルバーグのナマッジ。
ソロでは大きすぎますが、2人で使うのに十分なサイズ感でしょう。前室部分が広いため荷物が置きやすく、3人で寝ることもできるサイズです。
前後に出入口がありどちらもポップアップすることができます。前室は広め、後室は狭めです。
NIGHT3同様にフライの裏側が遮光性にシルバー加工されています。真夏の日中ならメッシュインナーの通気性もあり快適に過ごせるでしょう。
夏場のピクニックのようなデイキャンで真価を発揮してくれそうです。
Nebula 2
自立 | 〇 |
構造 | ダブルウォール |
出入口 | 長辺前後 |
インナーテント | 210x(135+110)cm |
前室 | 不明 |
後室 | 不明 |
高さ | 105cm |
収納サイズ | Φ17x32cm |
重量 | 1840g(本体のみ) |
ペグ | 12本 |
生地(フライ) 耐水圧 |
20Dナイロン PU4000mm |
生地(ボトム) 耐水圧 |
20Dナイロン PU4000mm |
生地(インナー) | 高精度B3ポリメッシュ |
ポール | 7001アルミ合金x3本 |
特徴 | ・雪上想定テント ・上部メッシュ ・フライ吊り下げ |
フライ、インナー共に吊り下げ式なダブルウォールテントです。
Cloud Peakに近い構造です、あちらは3本ポールで剛性をあげていますが、Nebulaはポール2本で軽量性重視。それでもトップにポールを通すことで居住性も広げています。
これもCloud Peak同様にインナーテントはフライシートに吊り下げる構造のため、インナーテントを付けたまま収納、設営することができます。ヒルバーグなども同じですが、雨や雪の中で設営時にインナーテントが濡れる心配がないのがメリットです。
晴天時でも設営撤収が早くなりますし嬉しいところです。
またフライシートとポールで自立させて設営することができます。あまり使うこともないかもしれませんが、タープ替わりに使ったり積雪期のフロアレス仕様で使うことができます。
トップのポールの位置でわかりますが、左右非対称な構造です。そのためインナーテントも足元が110cm、頭側が135cmという台形です。2人用となってますが、ソロで使うのがオススメですね。
上部はメッシュになっていて、別付けで雨除けのカバーを付ける構造です。通気性は良さそうですが、風が強い日の防水性が少し心配です。
そして4シーズンテントや積雪期の使用している画像が多いのも特徴。
雪が積もるような場合は上部の通気性が有効ですね。またポールが外側にありフライシートを吊るす構造のため雪でつぶれる心配も酸欠の心配もなさそうです。
ただこれを冬山で使おうとは思いませんし、冬キャンプならスカートついたワンポールテントやもう少し広いテントが良いかなと思ってしまいます。
Nebula2はインナーテントテント吊り下げ式のため設営が早く、通気性が高いテントです。設営の楽さを求める方や悪天候のキャンプを快適にしたい人にオススメできるテントですね。
日本未発売ネイチャーハイク レアテント
AliExpressや海外ネイチャーハイクサイトでは販売されていますが、日本未発売製品。
Igloo 2
自立 | 〇 |
構造 | ダブルウォール |
出入口 | 短辺前後 |
インナーテント | 210x135cm |
前室 | 135x120cm |
後室 | 135x60cm |
高さ | 125cm |
収納サイズ | 55x22x20cm |
重量 | 5800g (付属品含む) |
ペグ | 21本 |
生地(フライ) 耐水圧 |
70D高強度ナイロン PU3000mm |
生地(ボトム) 耐水圧 |
70D210Tクロスナイロン PU5000mm |
生地(インナー) | 高精度B3ポリ生地 |
ポール | 7001アルミ合金x5本 |
特徴 | ・冬用高強度 ・耐風雪性 |
約26,000円、重量約5800g(最小重量5200g)。
冬・積雪期想定の剛性、耐風性に優れるテント。
ポールを5本使った簡易ジオデシックドーム型。極地用などに使われる軽量+小型+最も耐風性に優れた構造。
広い前室、透明天窓、防寒ナイロン?などエクストリームを想定したテント。ネイチャーハイクの中でも最強の冬用なのではないかと。
OZ 2
自立 | 〇 |
構造 | シングルウォール |
出入口 | 短辺 |
インナーテント | 230x135cm |
前室 | × |
後室 | × |
高さ | 115cm |
収納サイズ | Φ18x48cm |
重量 | 3000kg (付属品含む) |
ペグ | 12本 |
生地(フライ) 耐水圧 |
3レイヤーナイロン 耐水圧5000mm |
生地(ボトム) 耐水圧 |
40Dナイロン PU3000mm |
生地(インナー) | 高精度B3ポリメッシュ |
ポール | 7001アルミ合金x2本 |
特徴 | ・インナーポール ・閉鎖不可ベンチ ・3レイヤー防水フライ |
約17,900円、重量約3000g
インナーポールで3レイヤー防水素材のシングルウォールテント。
ベンチレーションも付き換気機能はありますが透湿素材ではなさそう。冬を想定したアルパインテントで40Dで構造的に強度高そう。後ろのベンチレーションの位置が低くて雪が降ったら埋まりそうなのが心配どころ。
現在在庫切れの様子。
Cloud Tourer2
自立 | × |
構造 | ダブルウォール |
出入口 | 長辺 |
インナーテント | 230x130cm |
前室 | 230×115+160x120cm |
後室 | (210+120)x85cm |
高さ | 175cm |
収納サイズ | Φ26x80cm |
重量 | 5900g (付属品含む) |
ペグ | 17本 |
生地(フライ) 耐水圧 |
40Dナイロン |
生地(ボトム) 耐水圧 |
63Dポリエステル |
生地(インナー) | B3ポリメッシュ |
ポール | 7001アルミ合金x3本 |
特徴 | ・バイクテント ・トンネル型 ・高い幕内 |
約26,000円、重量約5900g。
見た目に反してそこまで大きくないトンネル型の非自立式テント。
ツーリング想定で、前室にテントを入れることも可能。インナーテントは2人用サイズ。
Pyramid M
構造 | ワンポール |
出入口 | 1カ所 |
インナーテント | 370x160cm |
前室 | × |
後室 | × |
高さ | 245cm |
収納サイズ | 22x33x68cm |
重量 | 6100g (付属品含む) |
ペグ | Sx12本 Lx8本 |
生地(フライ) 耐水圧 |
210T66Dナイロン PU3000mm |
生地(ボトム) 耐水圧 |
300Dオックスフォード PU3000mm |
生地(インナー) | B3ポリメッシュ |
ポール | 7001アルミ合金x1本 |
特徴 | ・直径370cm八角形 ・大型ワンポール |
約20000円、重量約6100g(3~4人用)。
直径370cmの大型八角形ワンポールシェルター。
5~8人用、径435cm、8200gも有。
現在在庫切れの様子。
Bear UL2
構造 | シングルウォール |
出入口 | 長辺前後 |
インナーテント | 225x144cm |
前室 | × |
後室 | × |
高さ | 105cm |
収納サイズ | Φ15x50cm |
重量 | 1900g |
ペグ | 8本 |
生地(フライ) 耐水圧 |
20Dナイロン PU3000mm |
生地(ボトム) 耐水圧 |
20Dナイロン PU3000mm |
生地(インナー) | B3ポリメッシュ |
ポール | 7001アルミ合金x3本 |
特徴 | ・通気性 |
Bear UL(ベア ウルトラライト)が製品名だと思います。ただ他に比べ、軽くはありません。
シングルウォールの自立型でうお座型のポール構造、インナーに突っ張りポールを付ける特殊な構造。リッジポールと同じ高価で長辺側を広げる高価とインナー上部に吊り下げポールを得ることができています。便利さ以上に邪魔が大きそうに思います。
また画像で見る限り、出入口が外メッシュ、中防水生地です。雨に降られるとメッシュがびちゃびちゃになる未来しか見えません。正直日本で受け入れられるとは思えません。
フライ生地は片面シリコンコーティングのちょっといい防水生地なのもありもったいない気がします。
ただ日帰り用途で花見やピクニック、海水浴で使うなら使いやすいサンシェードテントになってくれそうです。
外側がメッシュである防水性をのぞけば、重すぎず、かなり広い室内(幅144cm)、設営の容易さ(シングルウォール)、通気性の高さでソロキャンプに魅力的です。
SHARED 2
自立 | 〇 |
構造 | ダブルウォール |
出入口 | 短辺 |
インナーテント | 210x(135+105)cm |
前室 | 135x65cm |
後室 | × |
高さ | 95cm |
収納サイズ | Φ15x45cm |
重量 | 1700g(本体のみ) |
ペグ | 16本 |
生地(フライ) 耐水圧 |
20Dナイロン PU3000mm |
生地(ボトム) 耐水圧 |
20Dナイロン PU3000㎜ |
生地(インナー) | B3ポリメッシュ |
ポール | 7001アルミ合金x1本 |
特徴 | ・変形T字ポール +リッジ2本 ・半自立 |
不思議なポール構造と鮮やかなカラーが特徴的なSHARED2。
あまり見ることのないT字ポールに2ヶ所リッジポールが付いた3点が地面につく半自立構造。
ニーモのホーネットストームのY字じゃなくT字にした形状というとイメージしやすいです。
Yではなく、Tにすることで短辺出入口のときに出入口が大きく高くなると思われます。
またモビガーデンのライトナイトのようにフライの入り口が大きく開くのも特徴的。
居住性で見ればCloudUP2よりも高そうですが、比較するとやや重く、半自立なのが欠点。またリッジポールを設置する手間でやや設営速度は遅くなりそう。
しかし珍しい構造、カラーは魅力的なテント。
Force UL2
構造 | ワンポールテント |
出入口 | 長辺前後 |
インナーテント | 210x135cm |
前室 | × |
後室 | × |
高さ | 105cm |
収納サイズ | Φ15×45 |
重量 | 1350g(本体のみ) |
ペグ | 10本 |
生地(フライ) 耐水圧 |
20Dナイロン PU2000mm |
生地(ボトム) 耐水圧 |
20Dナイロン PU3000㎜ |
生地(インナー) | B3ポリメッシュ |
ポール | 7001アルミ合金x1本 |
特徴 | ・T字ポール ・T字ワンポールテント |
TFStent Libra2や3FULランシャンといった最近よく見るトレッキングポールシェルターと同じ見た目。
しかし、このテントはT型のポールを使ったワンポールテントです。
出入口にポールがないので出入りは楽そう、でも室内の中央にポールがあるという致命的な不便さ。
ざっくり計算でポール総長が105+135cmで240cmとなり、ポールシェルターと軽量化でのメリットは少なそう。
ポールがトップに来るので中央のフライが山なりにカーブしていて不思議な構造に見えます。
また細部も珍しい作りになっていて、室内の短辺側にベンチレーション付き。またポールシェルターの欠点となりやすい四隅はポールが入りバスタブ構造を立ち上げています。
フライのサイドに張り縄もありますが、いかんせん極細ポール1本で、さらにT字なことでかかる負荷は通常のワンポールテント以上になっていると思われます。
どう考えてもトレッキングポールシェルターより耐風性は落ちていることが予想されるテントです。
それでも、初めてみるテントを出してきたネイチャーハイクへの好感度はかなり上がってしまったのも事実です。
OPALUS TONNEL
構造 | ダブルウォール |
出入口 | 短辺 |
インナーテント | 220x(170+130)cm |
前室 | 135x(190+140)cm |
後室 | × |
高さ | 100-115cm |
収納サイズ | Φ19x52cm |
重量 | 2600g |
ペグ | 15本 |
生地(フライ) 耐水圧 |
20Dナイロン PU2000mm |
生地(ボトム) 耐水圧 |
70Dナイロン PU2000mm |
生地(インナー) | B3ポリメッシュ |
ポール | 7001アルミ合金x2本 |
新作2人用、4シーズン、トンネルテント。その名も「クラウドトンネル(CLOUD TUNNEL)」。まんますぎて笑っちゃうネーミングです。→OPALUS TUNNELのようでした。トンネル型のOPALUS(オパルス)の派生形で小型サイズのモデル。
OPALUS2と3の中間のインナーテントサイズで、前室部分がついていないコンパクトな設計です。
しかしながらOPALUS3(2.3kg)よりも重い2.6kg。210T版オレンジは2.9kgとさらにヘビー。
OPALUSと比較するとフロアが頑丈(70D)で、ポールを通すスリーブも補強されているように見えます。風、雨、雪に強い形状なのでさらに生地的にも強度を上げてると思われます。
単体で見れば良いテントに思えますが、それでもさらに軽く広い前室を有するOPALUSと比べると微妙に見えてしまいます。
コットンシリーズ
ネイチャーハイクの新シリーズでコットン素材のキャンプギアラインで、グランピングシリーズと位置づけられています。
同様の色合いなコットンの四角形タープ、六角形タープ、サイドウォール幕、寝袋、エアマット、テーブルなどもラインナップされ、雰囲気を統一したおしゃれキャンプができます。
テントは探せば白熊のマークがあるんじゃないかってほどにノルディスクな見た目ですが、はるかに安く、人気な3種でそそられます。
どれも送料が高くかかるのは注意が必要ですが、それでも安いのがネイチャーハイクです。
ネイチャーハイクのテントの選び方
たくさんテントがあるわけで選べないとなりがち。軽量性か、居住性か、対候性か、求めるもので選ぶテントを絞れるようになります。
重視する性能での選び方を紹介。
軽量性重視
最近すごい多いバックパックキャンプや自転車キャンプ、テント泊登山で使うなど軽いテントが欲しい方。
真っ先に考えたいのがCloudUp2UL(930g)。圧倒的軽量性+自立式+ダブルウォールテントフロアの使い勝手の良さ。面積は広く2人用ですが上部はせまく、短辺出入口のため出入りは少し大変そう。またフライが10Dと薄く少し注意が必要です。
次いでVIK(930g)とTaga1(1060g)。どちらもシングルウォール構造ながら前室があり雨の日でも使えます。違いはVIKが自立式、Tagaが非自立式なとこ。
どちらも長辺出入口で上部のポールが室内上方を広くしてくれているため無駄なく室内を使えます。
そして少し重くなると、居住性か低価格で幅が広がっていきます。
Cloudup2(1240g)は居住性、値段、快適性、重量のトータルバランスに優れたシンプルな山岳テントのようなスペックで一番人気のテント。Cloudup1(1152g)より100g重くなりますが室内は約1.4倍広くなるのでCloudup1よりもCloudup2がオススメです。より軽くしたいならCloudup2UL(930g)にするべきです。
Taga2(1215g)はTaga1よりも居住性が広くなるため非自立テント、シングルウォールを使いたい方で居住性重視の方にオススメ。
Cyclingtent(1300g)は長辺出入口のCloudup1という感じ。ネイチャーハイクの中でも最安で初めてのテントにオススメ。軽量性よりも出入りしやすさ、荷物の入れやすさ、安さが初心者向きです。消耗品感覚で使うツーリングテントにもオススメ。
居住性重視
テント内にいる時間の長いキャンプでは軽さ以上に居住性の高さが求められます。
荷物が増えてしまう車キャンパーやバイクキャンパーなら少し重いけど快適性の高いテントがオススメ!
居住性の高さではMongar(1810g)が最有力。フロア210x135cmで長辺前後に出入口があり前室も広め。上部のポールが長く側面の壁が立ち上がります。また別売りで大きな前室をつけれるのもポイント。
CloudUp3(1850g)は1,2には無かった上部のポールで広さが格段に広くなったモデル。ソロなら圧倒的に広いテントで、2人で使うのが一般的なサイズだったりもします。ソロでもデュオでも使う方やテント内にしまう荷物が多い方にオススメ。
少し変わった形状のCirus(1740g)。通常のドームテントの短辺出入口側にポールを追加することで入口を高くし出入りをしやすく、また前室も高さと広さを出しています。入口が広い台形型のフロアで入口周りは特に居住性が高く快適です。
2人用の小型トンネルテントのOPALUS2(1800g)もソロキャンで十分アリ。何より広い前室が魅力。出入口と干渉しにくいため、たくさんの荷物を置くことができます。吊り下げインナーでフロアレスなら軽量化も可能。小型軽量トンネル型というだけで希少種。
対候性重視
最有力候補はCloudPeak(2160g)。*型の3本のポールで半円状になり強風や積雪時に格段につぶれにくくなります。その分重くなってます。インナーフルメッシュじゃない冬を想定しているのもネイチャーハイクではレア。対候性重視のテントは普通のキャンパーは選びにくいですが冬雪中ソロキャンパーなどには有効。安価な中ではマニアックなテント。
Nebula2(1840g)は上部がメッシュでそれを覆うフライがあり、フライにインナーを吊り下げるドームテント。悪天候時でもインナーを濡らさずに設営ができます。またフライが地面近くまでくるため積雪時にはスカート無しで冷気の侵入を防ぎやすいです。
雪中使用を想定するなら候補にいれていいでしょう。
CloudWing2(1500g)は耐風性に優れたテント。非自立式でY字ポールの中心から短いポールが2本伸びた特殊な5本ポール構造。室内高90cmの低さは居住性は落ちますが耐風性は格段にあがります。最大7本の張り縄を張ることで耐風性は最大まで上がります。
軽量性と耐風性、見た目が気に入ったのなら買いです。
2人以上で使う
2人以上ならHiby3(2560g)、Hiby4(4200g)が人気。うお座型で強度こそ強くはありませんが広い前室ができます。悪天候時に前室に椅子テーブルを置いて居住空間にしてもいいですし、ソロでもあり。2人ならHiby3、3人ならHiby4でしょう。
OPALUS3(2316g)、OPALUS4(3100g)はトンネル型で前室に広く荷物を置きやすいです。前室はリビングではなく荷物を置くのに適してます。対候性の高さも魅力です。インナーを外せば冬キャンプでも活躍してくれるでしょう。
Naturehikeのテントに言えること
濡れた後乾かすと縮む可能性
どのテントもほとんど同じ生地を使ってるようですが、レビューで度々書かれている「濡れた後乾かしたら生地が縮んだ」という症状がほぼすべてのテント起きる可能性があるようです。そこに注意が必要です。
ただ注意といっても濡れたら乾かすしかないので購入前に知っておくと多少は縮んでも精神的に楽です。縮んでも設営できなくなるほどではないようです。
〇Dという生地
生地で20Dナイロンという表記ですが20デニールナイロンと読みます。
登山用テントなら普通にある薄さですが、かなり薄手の生地で何かが刺さったりすると穴が開くこともある生地の厚さです。
また薄いので光を通しやすく真夏の日中はテントの中まで太陽光が入りかなり熱くなることが想定されます。透けるほどの薄さではないですがタープと併用するといいです。
10D、15Dのテントも出てきています。薄いほど軽量になりますが、強度、遮光性は落ちます。そこはトレードオフです。
20Dと210Tの違い
CloudUpやHibyなど人気モデルには同じ形状ながらレインフライに20Dナイロンと210Tポリエステルという違う生地を使ったモデルがあります。
高価なモデルが20D、安価なモデルが210Tとなります。
まずはデニール(D)とタフタ(T)の違いから。
デニール(D):9000mに伸ばしたときの重量のこと。
9000mで20gになる糸を使用して作られた生地が20Dです。
T(タフタ):1平方インチ(1インチ×1インチ)の中にある縦横の糸の本数であり、密度のこと。
1平方インチの中に縦横で210本の糸が使われる生地が210Tです。
察しのいい方はわかってきたでしょう。
そもそも“20Dと210Tは表すモノの単位が違うため、比べれるモノではないということ”を。
テントの生地はDのみで表されることが多いのですが、Tも採用する場合は20D210Tのように20Dの生地を210Tの密度で作ったと記載しなければわかりません。
ナイロンとポリエステルの違い
ネイチャーハイクでは20Dモデルにはナイロンを、210Tモデルにはポリエステルを使っています。
つまりはDとTは、素材も違うモノを使用しています。
ナイロン | ポリエステル | |
値段の安さ | ★★ | ★★★ |
軽量性 | ★★ | ★ |
耐久性 | ★★★ | ★★ |
耐紫外線 | ★ | ★★★ |
吸水しにくさ | ★★ | ★★★ |
耐火性 | ★★ | ★ |
一般的には軽量性や強度を求める場合にはナイロンが使われ、安いテントや吸水率を下げたいテントではポリエステルが使われる傾向があります。
そのため、ハイスペックなナイロンとローグレードなポリエステルと考えられます。
ただモンベルのステラリッジやプロモンテのVLなど、山岳用テントでもあえてポリエステルを使ってる場合もあり、それぞれにメリットがあるため一概にナイロン>ポリエステルとは言い切れません。
ネイチャーハイクで言えば、おおよそナイロン>ポリエステルであると言えます。
例えば、Cloud UP2の場合
- 1730g
- 耐水圧4000mm
- 約18000円
- 2050g
- 耐水圧3000mm
- 約15000円
軽い・水にやや強い・高価のが20Dナイロン。
重い・水にやや弱い・安価なのが210Tポリエステルとなります。
それぞれ一長一短でどちらにも魅力があります。
もし、登山やバックパックキャンプといった軽量性を重視する用途なら20Dモデルを。
車やバイクで軽さよりも安さを重視する場合は210Tモデルがオススメとなります。
スノースカート
CloudUpやVIKなどスノースカート付きモデルもあります。
スノースカートがあるとフライシートと地面の隙間を埋めることができテント内の保温力があがり、名前通り、雨や雪や風の侵入防止にもなります。
ただソロテントの保温力はたかが知れているのと温かい時期には通気性が落ちること、重量が増える、地面につく分汚れやすいデメリットに繋がります。
個人的にソロテントならまず必要ないと思いますが必要そうなら一度考えてみることをオススメします。
別記事でスカート必要かの話も書いてます。
保証に対する心配
中国製ということで心配な部分が色々ありますが、意外にNaturehikeの保証は迅速で丁寧のようです。
ただ国産ほどの安心感はないので過度の信頼はしないようにしたほうがいいです。
自己責任で買う
レビューではポールが折れた、引っ張ったら生地が破けたなどの話もあります。
中国製の安価な道具ということ、他の製品に対して値段が安い理由をしっかりと理解したうえで購入することで満足度は格段にあがるはずですよ。
テント販売一覧
テント一覧です。
画像にはアリエクスプレスへのリンクが埋め込んであります。
まとめ
キャンプ場で見ることも増えたネイチャーハイクのテント。
これだけの種類のテントがありながらそれぞれがしっかり個性が立っています。新製品の発表も多くテントだけでなくとても期待度の高いアウトドアメーカーです。
是非お気に入りのテントを見つけてみてくださいね!
ソロテント300個以上を比較できる記事もどうぞ!
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コメント
アウトドアはゴミみたいな宣伝記事が多い中、よく調べてあって、良い記事でした。
ありがとうございます。
アウトドアブームでキュレーションサイトにしても似たような比較記事が多くありますもんね。
用途に合った道具を選べるようにと書いてみました。
これだけあると迷いますよね~
すでに3個持っているのですが(笑)
はじめまして、ぜつえんです。
本当に多くて迷っちゃいますねえ。
3個も!たくさんです!
最近はコットンも出していて、テントが必要なすべてのシチュエーションに対応できるラインナップを目指しているのかなという印象があります。
自分の用途に合ったモノをですね!
ご返信ありがとうございます
トンネル型はエアベッド置きやすいので夏場や悪天候時に使っています前室が広いので引きこもれますしね
山に持っていくには重すぎるのでCloud up2を使っていますが意外と丈夫です
冬場はスカート付きを使っています。
埋められるならいらないのですが無積雪期だでも風が結構来ることがありますので
コットンは面白いですねN社と比較がみたいですね 笑
まつお様、ぜつえんです。
Cloudup2は山で良く見るようになりましたね。風でも基本的には問題ないように思います。
高価な山岳テントと比べるモノでもありませんが、安いのは素敵ですね。
冬もネイチャーハイクなのはすごいです。荒れると山岳テントでも耐えれないのでさすがに躊躇してしまいそうです。
コットンも面白いです!TCテントとかもでてきそうですねえ!