冬用テントのスノースカートは本当に必要?メリットデメリット考えた!

道具

こんにちわ、ぜつえん(@zetuenonly)です!

テントの下についてるあのひらひら、そうスノースカート!

冷気の侵入を防ぐためについているスノースカートですが、あればテント内が温かいですが汚れやすいのも事実。メリットデメリットどちらもあります。

今回は冬用テントのスノースカートってほんとにいる?メリットデメリットを書いていきます。

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スノースカートとは

スカートとは。

ついてる理由

サーカスTCのスノースカート

スノースカートはテントのフライシートの下についたこげ茶の生地部分のことです。

最近はテンマクデザインのテントがやたらと付ける印象があります。

名前の通り雪(スノー)や風、雨、虫の侵入を防ぎテント内と屋外を遮断する役割を持っています。とりわけ悪天候時に効果を発揮するものです。

ペグで固定できるモデルが多いですが積雪時は雪を乗せたり、砂浜では砂を乗せたり、岩や木を置くことで固定することもできます。

一般的には年中使える4シーズンテント、さらにワンポールテントにつけられることが多いスノースカートです。最近ではTC素材のテントは重量よりも快適性、暖房の使いやすさ重視でつくことが多いです。

さらにスノースカートにはどんなメリットデメリットがあるか見ていきましょう。

メリット

あれば良いモノ。

冬キャンプでテント内が温かくしやすい

吹雪の中のサーカスTC

キャンプでスノースカートが人気な一番の理由。

それは、あったほうが暖かい!これにつきます。

スカートは冷気の侵入を防ぐ・テント内の保温、この二つの役割を持ちます。

山岳モデル以外ならあんまりですが、隙間から入るこむ吹雪を防ぐ役割も大きいです。

秋冬春の寒い時期のキャンプで薪ストーブや石油ストーブ等の暖房器具をテント内で使う場合は特に恩恵が大きいです。

逆にスノースカートがないテントでは暖房を使っていても足元から冷気が入ってくるので上部は温かいけど足元は寒くなります。

冬キャンプをするならスノースカートがついてなくて困るシーンがあっても、ついてて困ることはまずないでしょう。それほどに効果絶大です。

雨の跳ね返り対策

雨が降った場合にもスノースカートは有効です。

フライシートの下の部分が開いていると降った雨が跳ね返り、テント内に侵入してきます。

しかしスノースカートがある場合は地面とフライシートの隙間が空いてないので雨も防いでくれます。

ワンポールテントをフロアレスで使っている場合などはついているとありがたいスノースカートです。

デメリット

冬には快適性の上がるスノースカートも夏には邪魔者になります。

夏はテント内が暑くなる

テントのフライシートと地面の隙間

スノースカートがついてない大多数のテントは地面とフライシートの隙間から風が入るベンチレーションの役割を果たします。

そのため夏は涼しく、冬は寒くなります。

スノースカートがついていると逆で地面との隙間が埋まるため通気性が下がってしまい夏はテント内が暑くなります。

大体のスノースカートは巻き取ることができ通気性を上げることができますが、ぴったりと巻き取れるものでもないので通気性は少し良くなる程度。

スノースカート付きテントでも、サーカスTCなどTC(ポリコットン)素材のテントは遮光性が高く濃い影を作れるため日差しの強い日にテント下を涼しくします。コットンは吸湿性通気性もよくナイロンより涼しくなりやすいです。ただスカートで温度は上がりやすくなります。

土で汚れやすい

ドロドロのぬかるんだ地面

地面につく前提なスノースカートは特に汚れやすい部分で、雨の日は泥だらけになることもあります。

小さい草などもつきやすく、ほんとに夏場は汚れます。

暑い以上に汚れやすいのが個人的には気になるポイントです。

テントが重くなるので軽量モデルにはいらない

重量を計る

当たり前ですがスノースカートがつくとテントは重くなります。

気になるほど重くもなりませんが夏場で言えばいらないモノがついて重いという無駄なモノになります。

そのため軽量性を重視したテントでは冬用や4シーズン用でもスノースカートがついていないテントも多いです。保温性よりも重量重視ということですね。

山岳用や冬山用で軽量なテントではなおついていないことが多いです。

また国内のアライテント、モンベル、プロモンテ、エスパースなどは冬用のスノーフライが別売りであり、そちらにスノースカートがついているというテントもあります。

フライの付け替えで年中対応という嬉しい考えです。

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個人的なスノースカートに対する話

ここまで書いてて思ったのは冬はほしい、夏はいらないということ。

さらに限定的ないるいらない話をしていきます。

積雪地域なら優先順位は高くない

雪上にテントを設営道民のぼくがずっとスノースカートの必要性を感じてなかったのが雪で埋めればいいと思っているからです。

北海道で冬キャンプ=雪中キャンプになります。当たり前に雪でフライシートの隙間を埋めて使ってきてました。

本州でも冬キャンプをしてみて思うのは氷点下気温でも雪がないことが多いんですよね。そうなると隙間をふさげないしテント内が寒いです。

それで思うようになったのが、

・積雪地域なら雪で埋めて対応可能

・ただ出入り口の塞ぎにくさ、手間から冬はスノースカートがあれば楽

・無積雪地域ならスノースカートの優先度が上がる

積雪地域なら最重要ではありませんが、無積雪地域で冬キャンプをするならスノースカートはかなり重要なモノになってきます。

暖房を使うなら必要

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昨今のテントにスカートが付けられまくる風潮は、テント内で暖房を使うことが多いのと比例していると思います。

ストーブを使うからスカートを付ける、ということです。

熱源が無いテントならスカートがあっても無くても大して変わりません。

が、暖房(熱源)があるなら話は別。

スノースカートは必須といって良いでしょう。

暖房を使う、使いたいと思ってる、ならスノースカートを検討すべきです。

夏も使うならないほうが良い

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夏に使うテントならスノースカートは無いほうがいいです。

オールシーズン用テントとして買うならスノースカート無しが良いです

例えばキャンプ始める方が冬キャンプを想定しないならスノースカート無しがいいです。冬キャンプをするかもしれないならついていてもいいかなと思えます。

ただスノースカートはめくる機能があるモデルも多いので、夏でも対応は十分可能です。

必須ではない

暖房を使わないなら必須ではありません。暖房を使わないなら。

スノースカートがないから今持ってるこのテントで冬キャンプはできませんか?と思ってる人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。

あると嬉しいけど、必須ではないモノ。そういう認識が正しいと思います。

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スノースカートは自作できる

ぼくは作ったことがありませんがスノースカートは簡単に自作することが可能です。

必要なモノは3つ。防水シート、クリップ、ハサミです。

ブルーシートやグリーンシートで作ります。テントに合うサイズで細長くハサミでカット、クリップで取り付けるだけです。

自作のメリットは取り外しができるため冬は暖かく、夏は涼しいところ。

デメリットはつけ外しが手間、自作なので少しカッコ悪いところです。

地面になじむ主張しないグリーンシートが使いやすいですが、ブルーでもシルバーでもテントの色や好み次第で選べます。

 

クリップもなんでも大丈夫ですが、それなりに挟む力が強いものでテントの生地を傷つけにくい素材のものがオススメ。

 

特に最近人気なバンドッグのソロベースは冬に使いやすいサイズ、TC素材ですがスノースカートがついていません。それを懸念して冬用として購入をためらっている人も多いように思います。

しかし逆に考えればスノースカートを自作することで冬用として、そのまま使えば夏用にと年中使いやすいやすい幕でもありますよ。

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まとめ

冬にはあると嬉しいけど夏には邪魔者なスノースカート。

ただ自作も容易ですし、あってもなくても前提として防寒着や暖房をしっかりするのが大切です。

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