【設営3分!?】MOBI GARDEN(モビガーデン) LIGHT WINGS DAC UL1をレビュー!

道具

こんにちわ、ぜつえん(@zetuenonly)です!

今回ぼくが使ってるTFSテントの繋がりから声をかけていただき、いくつかの商品を使わせて頂きました。

中国のテントブランドでトップシェアのMOBI GARDEN(モビガーデン)のテント。中国ではネイチャーハイクよりもモビガーデンがはるかに有名なようです。

そのモビガーデンの最近発売したばかりの新作テントのLIGHT WINGS DAC UL1(ライトウィングスディーエーシーユーエルワン)を設営してきました。

フライ吊り下げ式の自立式ダブルウォール構造の1人用テントで、何がすごいって、約2.5万ながらDACポールを採用しています。

さらに、2度目に設営した時に3分かからずペグを打ってガイラインまで張り終えました。そんな爆速で設営できるテントです。それでいて山でも十分使えるクオリティなのです。

今回はMOBI GARDENのLIGHT WINGS DAC UL1のレビューをしていきます。かなり長いのでご注意を。

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商品提供に対して

商品提供は道具を無料で貸し出し(レンタル)や提供することを刺します。今回のテントはレンタルです。

書く必要もないのですが、今読んでる方の中には“道具提供”に対して、賛否があるかもしれませんので、一応ぼくの道具提供に対するスタンスを書いておきます。

まず提供してもらったから良いことを書く、というのぼくの中ではあり得ません。

事前に「提供するのでレビューを書いてください」と言われた場合には酷評になる可能性も伝えますし、「〇〇と書いてくれ」と思ってないことを記載する指定がある場合にはこれまで何度も断ってきています。

今回のテントの提供では「レビューを書いても書かなくてもいいよ」と言われています。

それでもレビューを書くときは、ぼくが興味のあるモノかと実際に使ってみて良かった時です。そのため、レビュー内容には自腹購入品との差はないことを約束しておきます。

といらない話でしたが、このテントは非常に魅力的だったのでレビューに至ってます。ちなみにめちゃくちゃ良いテントで雑にハードに使い倒したいと思ったので、レンタル品をそのまま自腹購入してます。

さっそくテントの話をしていきましょう。

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MOBI GARDEN(モビガーデン)

MOBI GARDEN LIGHT WINGS DAC UL1 レビュー

昨年、日本でも株式会社帝伸テックさんが代理店となり、中国のモビガーデンが輸入販売し始めています。

ぼくが初めてモビガーデンの名前を知ったのは、今年の3月にアウトドアギアジンさんで見た記事がきっかけでした。

読んで品質の良さは伝わってきましたが、そのときのテントは質が高くても、スペック的にネイチャーハイクとどっこいで、あまり魅力を感じてはいませんでした。

が、今回のテントは明らかにスペックが中華と思えないモノで目が引かれ、念入りに調べてみました。

調べてみると冒頭でもいいましたが、MOBI GARDENは中国のテント市場でトップのシェアを得ているブランドのようです。

中国のアウトドアブランドの1つであるMOBI GARDENは、2003年にテントメーカーとしてアウトドア業界に参入して以来、アウトドアギアの研究、設計、販売に注力してきました。優れたデザイン、品質、パフォーマンスを発揮する製品を通じ、一貫してアウトドアライフスタイルの浸透に力を注いできた結果、そのブランドコンセプトはアウトドアエンスージアストから多くの支持を得るところとなりました。

2010年代に入り中国を代表するアウトドアブランドに成長したMOBI GARDENは中国のテント市場において最も認知度の高いブランドとしての地位を固めました。中国で販売されているドーム型テント『冷山』シリーズは中国国内で累計80万個を突破しており、本当に多くの方々に愛されるモデルとなりました。そして保有する工場はパートナーの高い品質要求に応え続けた結果世界最大のテントファクトリーへと成長し、生み出される製品は世界中のアウトドアエンスージアストの元へ届けられています。

出典:MOBI GARDEN ブランド紹介から一部抜粋

2003年と新しいようで、そこまで新しくはないブランドです。

モビガーデンは大きな工場を持ち、有名メーカーのテントのOEM品も多く生産、その技術と経験を生かしてテントを作っているようです。

それもあって、裁縫、シーム加工の精度はかなり高いものがあります。実際にテントを見てみると中華とは思えないクオリティ。

スペックが高く、品質も良く、安いとなればそれは良いテントなわけです。

LIGHT WINGS DAC UL1

スペック

LIGHT WINGS DAC UL1
重量

(フライインナーポール)

1090g
総重量

(+ペグ張り縄)

1250g
インナーサイズ 205×(105+65)×95cm
前室サイズ 205x60cm
フライシート 15Dリップストップナイロン
シリコンコーティング(2000mm防水)
(KOLON社製)
インナーテント 高密度ファインメッシュナイロン
ボトム 20Dリップストップナイロン
シリコンコーティング(4000mm防水)
フットプリント 20Dリップストップナイロン
PUコーティング(4000mm防水)
ポール DAC Featherlite NSL Φ8.5mm
以下実測
総重量

(フットプリント無し)

1215g
実用重量

(フットプリント有り)

1323g
フライ 371g
インナー 358g
フットプリント 108g
ポール(双Y型 一繋ぎ) 346g
ペグx10本

(DAC J-STAKE)

120g

(10~11g/本)

張り縄x3 23g

カタログ値では、最低重量1090g(フライ+インナー+ポール+袋)、総重量1250g(+ペグ+張り縄フットプリント115g含まず)です。ちなみにテントの箱には1.16kgと書いてました。フットプリント抜きの重量ですかね。一体どれが正しいのか。

実測では最低重量1098g(フライ+インナー+ポール+フライとポールの袋)、総重量1215g(フットプリント無し)でした。カタログ値より-45gと良い結果に。

フットプリントの設営の手間がないことから使う前提で考えるのが良さそう。そう考えると実用重量1323gです。

軽量化する場合は、張り縄の金具とカラビナを外せば10gほど軽くなりそう。ペグはすでに軽く良いDACペグが付属していて軽量化は難しいとこ。ペグが10本で済むのも軽い要因ですね。

他のテントと比べる場合には、フットプリントを入れることはまず無いので、1215g(カタログ値1250g)がこのテントのわかりやすい重量となります。

“ダブルウォール+自立式+山岳用”で考えるとULではありませんが、まあまあ軽量なテントに位置するでしょう。金額とセットで考えると圧倒的なコスパです。

 

MOBI GARDEN LIGHT WINGS DAC UL1 レビュー

袋に4つのタグがついてました。右からDACポール仕様のタグ、KOLON社のタグ(生地メーカー)、DURAFLEX(デュラフレックス)樹脂パーツ使ってますよタグ、アウトドアインダストリーアワードの受賞タグ、たまにありますねこれは。でも2019年なんですね。ちょい古。

そして事前に全く知らなかったのですがKOLON社

KOLON(コーロン)社は韓国の生地メーカーで韓国ナイロン(Korea Nylon)から取られた会社名です。かなりの大企業でテント、ウェア、寝袋用のナイロンを作っているようです。

Amazon販売サイトによるとノーブランド15D330Tナイロンに比べKOLON社製ナイロンは8%軽量とのことです。生地にまでより軽く良いモノにというこだわりを感じます。

GORE-TEXとかのタグもついてると嬉しくなりますが、所有欲を満たされる中華製品というのも不思議な感覚です。

テントの部位名称は別記事で紹介しています。そちらも参考にどうぞ→

テントの基礎知識!各部位の名称と役割を図解で紹介!

特徴

LIGHT WINGS DAC UL1の特徴

・DACのポールを使っている

・細かいところまで作り込まれたモビガーデンの高品質なクオリティ

・素早い設営と雨天時に強いフライ吊り下げ式テント

・フライ+インナー+フットプリントが連結し、同時に素早く設営可能

・一つにまとまった双Y型のポール構造

・高いバスタブ部

・フライに張りを調整する可変部分がない(手間がなく楽)

・パーツまで赤と白に統一されたぜつえん好みのデザイン

です。

設営しながら説明をしていきます。

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設営

MOBI GARDEN LIGHT WINGS DAC UL1 レビュー

入ってるのはこれだけ。

フットプリント無しを購入した場合はフットプリントはついてきません。

フライシートとインナーテントは最初から接続された状態で届きました。そのまま使うことができます。

では、設営をしていきます。

 

MOBI GARDEN LIGHT WINGS DAC UL1 レビュー

真っ先にすべきは、本体とフットプリントの接続です。

縫い目と半透明で反射する面が上でインナーテントと接します。真っ赤で表面加工のない面が下で地面と接します。

 

MOBI GARDEN LIGHT WINGS DAC UL1 レビュー

フライシートの生地にはバックルが2つついていて、1つはインナーテントと最初から接続されています。

もう1つのバックルはフットプリント(グラウンドシート)をつなげるためのモノです。

裏表のあるバックルなのでつけ間違えは起きにくいです。

一度つなぐと二回目からは、フライ+インナー+フットプリントをまとめて設営することができます。

これが爆速で設営できる理由です。

 

MOBI GARDEN LIGHT WINGS DAC UL1 レビュー

フライ+インナーの生地を地面に広げて、固定するために4カ所にペグを打っていきます。

先にペグを打つことで、風に飛ばされるリスクを防ぎ、ポールも安定して刺しやすくなります。

奥までペグを打ちこむと設営後に張り具合の調整やテントの移動ができなくなるため、強風時以外は仮止め程度で浅くペグを刺しておくのがいいです。

無~弱風なら先にポールを通すのもアリです。

 

MOBI GARDEN LIGHT WINGS DAC UL1 レビュー

付属はDACの16cmVペグ。

1本10gで硬く、使いやすいペグです。買い替える必要がないのが嬉しいところ。

 

MOBI GARDEN LIGHT WINGS DAC UL1 レビュー

そして、ポールを組み立てます。

 

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ポールは双Y型で一セットに纏まっているため無くす心配もなく、接続も簡単。

写真手前の赤いポールは短く、奥のポールは長めの非対称のポール構造です。

奥の長い赤ポールがやや曲がっています。これは最初からで曲げたわけではないのでご安心を。

最初から曲げておくことでリッジポールを追加せずに側面を立ち上がらせ、居住性を上げる効果があります。

 

MOBI GARDEN LIGHT WINGS DAC UL1 レビュー

ポール差し込み口は四辺

本体が台形型で、写真左側が長く(入口側)、右側が短く(足元)なってます。

見た目からかなり違うので、見ればポールも本体生地も一目でわかるでしょう。

 

MOBI GARDEN LIGHT WINGS DAC UL1 レビュー

四隅のポール差し込み口(グロメット)は小さな金属パーツを採用しています。

ひょうたん型で、ポールの先を差し込んだあとに外側に力が加わると狭い部分で固定され抜けなくなる仕組みです。

シンプルながら強度の高い金属パーツで耐久力は安心です。

ただ四辺を固定して力がかかれば抜けにくくなりますが、1つ2つ通した状態ではやや抜けやすい印象があります。

あと、ここに可変機構がないのが地味に設営を楽にしています。

設営後、バンドを締めて張りを調整、というやつがいらないのです。

 

MOBI GARDEN LIGHT WINGS DAC UL1 レビュー

ポールにフライシートを吊り下げていきます。

ポールをY字にしているハブの2ヶ所から吊り下げます。

Tが逆さまになったような銀金具に、黒い凹部分をひっかける感じです。

DACポールについてるハブももちろんDAC製。

 

MOBI GARDEN LIGHT WINGS DAC UL1 レビュー

残りの吊り下げは透明なフック型のプラパーツです。

これを5カ所、ポールに吊り下げていきます。

このパーツが地味に硬くて、付けにくく外しにくかったです。風などで不意に外れる心配は無さそうですが、設営撤収の際に一番もたつく部分がこのフックです。

ぼくとしては、親指で押し出すように外したいのですが、うまく外れてくれず力む感じになります。

 

MOBI GARDEN LIGHT WINGS DAC UL1 レビュー

残りのテント固定用のペグを3か所打っていきます。

写真の右が前室用。真ん中、左はフライを張り通気性をあげる用です。

 

MOBI GARDEN LIGHT WINGS DAC UL1 レビュー

フライを張る用で引っ張る2ヶ所のペグはロープが数個のリングになっているデイジーチェーン状になっています。テント後が3リング、サイドが2リングです。

長い位置で固定すればフライシートとインナーテントの隙間が大きくなり、通気性が上がります。

短い位置で固定すれば隙間が狭くなり、雨風雪の侵入を防ぎ、対候性が上がります。そんな使い分けができます。

一般的なテントでは自在金具等で伸縮させることで張りを調節することができますが、このライトウィングスではペグ固定ロープに伸縮性がないのが特徴です。それを補うのがこのデイジーチェーンなのでしょう。

 

MOBI GARDEN LIGHT WINGS DAC UL1 レビュー

さらに3ヶ所に張り縄を付けます。

カラビナと自在金具のついた1.5~2mm程度のコードです。

 

MOBI GARDEN LIGHT WINGS DAC UL1 レビュー

付けるのはこの3点。

吊り下げフックの上に乗る位置につけることで落下を防ぎます。

 

MOBI GARDEN LIGHT WINGS DAC UL1 レビュー

自在金具はモビガーデンのロゴが入ったアルミ製。

MSR系のリング型で若干ロック弱め。他の自在にしてもいいですが、カッコいいのでひとまずそのままで。

 

MOBI GARDEN LIGHT WINGS DAC UL1 レビュー

本体との連結は張り縄のついたカラビナでポールを引っ張る構造です。

後述しますが、やや不安がある場所です。

 

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張り縄を付ければ設営完了です。細かく説明したので長くなりました。

アウターポール、フライ吊り下げなどと言われるダブルウォールでありながら、外側にポールが見える構造なのは少し珍しいかもしれません。がテントを使ったことがある人なら難しいモノではないでしょう。

フライシートから設営できるため、雨天時に強いと言われる構造です。

 

設営手順をまとめると

・袋からテントを出してテントを広げる

・フットプリントを付ける

・ペグで四隅を固定する

・ポールを組み立てる

・ポールを四隅に取り付け、吊り下げ金具(ハブ2ヶ所、フック5ヶ所)をつける

・張り縄(3本)をつける

・完成

2度目以降はフットプリントの装着がないためさらに手軽です。

わずか3分の設営動画

2度目の設営を動画にしました。2倍速再生になっています。

ツイート通りですが実際の時間経過では、袋からテントを取り出し、ポールを差し込み、テントを吊り下げて自立するまで1分24秒。

ペグx3本を打ち2分2秒、張り縄を付けて2分42秒。

2分50秒後にはテント内で横になってるという爆速設営です。

ペグや張り縄なしで3分以内なら割とどのテントでも可能ですが、張り縄まで付けて3分切るのは相当早いと思います。慣れればさらに早くなると思うと恐ろしいポテンシャル。

この設営の速さは疲れたあとに設営しなければならない登山、濡れながら設営する雨の中の登山、早く寝たいツーリングなどで圧倒的なアドバンテージを得られます。

細かい部分

さらに細かい部分を見ていきます。

外観

MOBI GARDEN LIGHT WINGS DAC UL1 レビュー

設営後の外観です。

これは右斜め後ろから。

出入口は片側で、こちらの面からは見えません。またサイドのフライシートは白地にモビガーデンのロゴです。

張りを調整する場所がないので安定して同じ張り具合になりますが、キレイです。

 

MOBI GARDEN LIGHT WINGS DAC UL1 レビュー

左斜め後ろから。

インナー幅の狭い側で、Y字ポールも短く、サイドのフライ生地も小さくなってます。しかしこちらもサイドは白地。

短辺出入口にすればありきたりな山岳テントになりそうですが、長辺出入口なのが嬉しいところです。

こちらから見るとややシワが寄ってますね。

 

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真横を少し俯瞰で。

こう見ると左の入り口は前室があるのでかなり広くなってます。

ただそれでも小さ目のテントだなという思います。

ベンチレーション

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白が広い面の上部に唯一のベンチレーションがついています。

 

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ジッパーで開けたあとに硬く細いプラ?が入った中央部分を持ち上げてベルクロで固定する仕組みです。

閉じておくときもベルクロで固定するのでずれる心配はありません。

あまり大きく開くわけではないので、換気は最低限ですが、あるのとないのとでは大違いなはず。

なにより熱は上に上がるため、上部についたベンチレーションは重要です。

 

MOBI GARDEN LIGHT WINGS DAC UL1 レビュー

ジッパーをあけると、メッシュで仕切られているわけではなく、完全に筒抜けになるのでフライとインナーの間に虫が入り放題になることです。

どうせフライの下から入ってくるんですが、個人的にはここがメッシュで仕切られているほうが好みです。白は特に虫が寄りやすいので、状況次第では開けないのも有かと。

ただかなり深い作りで雨は入ってくる心配はなさそうです。でも横殴りの吹雪なら入ってきそうなので、その時は密閉して密室状態になっちゃいそうです。

バスタブ部の高さ

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比較対象がなくてわかりにくいですが、フロアと一体のバスタブ部がかなり高く盛り上がっているのが特徴的でした。

フロア同様、防水生地なので雨の跳ね返りで濡れるリスクが大幅に軽減される要因です。

 

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入口から奥の長辺をのぞいた向きです。

中央はやや低く、左右が盛り上がる波打つ形状のバスタブ部です。

 

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寝るときの頭元はかなり高くなっています。

寝てるときに頭が壁に触れて濡れていた、というのも軽減されると思います。

ジッパーの関係ですが、入口のバスタブ部は他に比べやや低めになっています。

フライの固定

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入口のフライを固定しておく方法は、ポールに吊り下げるときと同じ半透明のフックが使われています。

少しきつめのフックで自然に外れはしないであろう強度です。

テントの中から手を伸ばして外そうとすると案の定きつくて、ちょっと大変でした。

インナーの固定

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同様にインナーテントの固定では、ゴムバンドと引っかけやすそうなプラ金具がついてます。

 

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これをフライシートにインナーテントを吊り下げるバンドにひっかけてやるだけです。

ゴムバンドなので、ゆるみがなくしっかりと固定してくれます。

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これでテントの中まで全開になります。

この構図が赤味多くて、すっごいカッコ良くて大好きです。マウンテンハードウェアとニーモを合わせて2で割ったような見た目。かっこよ!左右非対称のポール構造がサイコーにカッコイイ!

ジッパー

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テントに入るとこんな感じ。

入口は向かって左側のフライシートのみ開くことができ、インナーテントも見えてる左側からのみ出入りできます。

インナーテントのジッパーはかなり長め。

ほとんど噛まず、滑りも良くて使いやすいです。ただカーブもありかなり長いジッパーでちょっと手間。

 

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内側から見たインナーテントのジッパーです。

インナーテントはダブルジッパーになっています。

 

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残念ながらフライシートはシングルジッパーで下からのみあけることができます。

雨の日なんかだと上からちょっとだけ開けて外を確認がしたいシーンは多いので、これは悲しいポイント。

ただフライのジッパーも噛まずに使いやすいのでそこは良し。

同モビガーデンのライトナイトシリーズのフライはかなりジッパーが噛むので、安心です。

ぼくが好きな長辺出入口なのもいいところ。

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インナー取り外し

フライ吊り下げ式は、ポールにフライシートを吊り下げ、フライシートにインナーテントを吊り下げる構造です。

このフライ吊り下げ構造のテントではフック、トグル、バックルのどれかで接続されます。

そしてライトウィングスはバックルを採用しています。

 

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この2種類のバックルが使われています。

左は左右から押し込むタイプで、より頑丈。

右は片面を押して外せるやや簡易的なバックルです。

 

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フライの吊り下げポイントと同じ位置の内側にインナーテントの吊り下げバックルもついています。

写真はインナーテントのバックルを外した状態。

 

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完全に取り外し、フライシート+フットプリントで設営した状態。

インナーレスの状態でタープのように使うことも可能ですが、実用性は低いでしょう。

インナーテントを取り外すシーンは、“雨でフライシートがびちゃびちゃのまま撤収しなければならない、でもフライとインナーを一緒にしまうとインナーテントも濡らしてしまう”という場面です。

濡れたフライとインナーを別に収納することでインナーテントを乾燥したまま持ち運ぶことができます。

連泊(2泊以上)するテン泊縦走登山では、多々ありえるシチュエーションです。

それ以外ではインナーテントを外すことはまずないでしょう。

 

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もちろんフットプリントも外して、フライのみでの設営も可能です。

でもこれはまずしないでしょうね。

テントのサイズ感

全体、インナー、前室、収納に分けてサイズ感を見ていきます。

全体

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テントサイズは205x(105+65)x105cm。105cmはアウターサイズで、インナーテントの高さは95cmです。

大きさは山岳用の一人用サイズで最低限の大きさです。

小さい分、素早く設営ができ、軽量なのが魅力です。代わりに居住性を犠牲にしています。

左右非対称な台形型の大きさなので、ポールの長さも非対称。

 

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面積の狭い短辺部分、とくに65cmの部分は風に強い構造です。

受ける面積が少なく、形状的に風を流しやすいからです。入口に風が入りにくいのも重要なポイント。

逆に赤い面は広く、風を受けると張り縄もないため、大きく風の影響を受けてしまそうです。

強風のテン場で設営するときは意識したい耐風性の方向です。

インナーテント

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入口側は105cmと広めにとられています。ザックや荷物を置くのはこちら側がベストでしょう。

座ったり、調理したり、メインの居住スペースとなる場所です。

全長205cmはかなり一般的な長さでどちらかというと短め。山岳用では205~210cm位が多いです。身長から考えると余裕があるように見えますが、寝袋に入って寝る姿勢になると170cm位の人でもあまり余裕のないサイズになります。頭上にスペースの余裕は余りできません。

実際に使うと変わるかもしれませんが、入口側に寝て、奥にザックとなると思います。

 

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足元は65cmとマット1枚分程度の幅。

最低限のマットを引いて寝る分のスペースです。海外のテントでは割と見かける先すぼまり形状。

室内高も足元ほど低くなるため、座るのは入口側でしかできません。

ザックをマット代わりにしたり、ザックに足を入れて寝る人の場合は足元にザックを置くこともできます。

 

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頭上の一番高いところにはランタンフック用のカラビナがついています。

テント内の吊り下げポイントはこの1点で、ほかにはありません。

靴下などを干すロープを張ることもできませんね。

 

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入口のメッシュは真っ白で目は細かいので虫は入れません。

かなり細かいので、熱も多少は保持してくれるかも?

前室

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前室は上から見ても横から見ても三角形。

60cmと大多数のテントと変わらない前室の広さです。

長辺出入口の前室な分、やや広め。

 

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ただリッジポールがない双Y型なので、角度はきつめ。前室の高さはあまりありません。

それでも靴やバーナーを置く程度が限界で、大型ザックを置くのは厳しいです。

入口を締めた状態でも背の低いバーナーなら使用可能ですが、よほどの雨でない限りは避けたいものです。

収納サイズ

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幅51cmのZライトソルと並べた収納サイズ。

やや大きいですが、袋は結構余裕のあるサイズです。

 

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ポールを取り出すとさらにコンパクトになります。

実用シーンではポールとテントを一緒に収納することはまずありません。

長いポールはポールで、テントはテントでパッキングする人が多いでしょう。

実測で約Φ13x30cm+ポール。絞ればもっと小さくなりますが、その場合はスタッフバックを変えたほうが早いです。

フライとインナーを分けれるようにしてもいいでしょう。お好みです。

 

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スタッフバックの後ろには製品名、サイズと出しやすいように掴むバンドがついてます。

ガバっと出す時には意外と嬉しいバンドだったりします。

 

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専用スタッフバックには中国語の大きな説明書が付属しています。結構邪魔。

ハサミでカットして自宅保管ですね。

DACポールを使ってこの安さ

このテントを語るうえで外せない特筆ポイント。

そして、ここが本題ですよ?

1週間ほど前に発売されてるのを発見、初めてamazonでこの製品を見た時の戸惑いはかなり大きいモノでした。

「え、DACポール使ってるの?ん、え、24970円?1250g?たぶんだけど、安すぎない?」という感じでした。

DACの評価を瞬時に出せず、安いはず?というイメージになってしまいました。

それなりにギア好きでテント好きなので、テントのスペックと形状を見ればある程度の金額は当てられる自信があります。精度はあれですが。

ぼくがこのテントに値段を付けるなら40000~45000円でしょう。ゼログラムが出したら55000円だし、ニーモが出せば50000円程度、中華なら40000円程度と答えると思います。

テントを知ってる人ほど、DACポール使って40000円切るという考えは浮かばないわけです。

ところがどっこい、25000円を切るわけだ。

DACを知らない人なら、ネイチャーハイクが同等重量のテントを1万円台で出してるのだから25000円は高めじゃない?とそう思うでしょう?違うんだこれが。

 

MOBI GARDEN LIGHT WINGS DAC UL1 レビュー

重要なのは製品名にもなってるDAC(ディーエーシー)のポール

DACと言えば知ってる人は知ってるし、知らない人はアウトドアをしてても知らない人が多い。

でもこういえばみんなにわかる「ヘリノックスのポールを作ってるヘリノックスの親会社」と。

ヘリノックスの製品が高いのはDAC素材を使っているからに他ならないわけで。むしろ、高品質なポールを作れるDACだからヘリノックスブランドを展開しているんだ!

ヘリノックスがすごいからDACがすごいんじゃなくて、DACがすごかったからできたヘリノックスという話なんだ!これが・・・ポール沼?

 

MOBI GARDEN LIGHT WINGS DAC UL1 レビュー

DACこと、ドンア・アルミニウム・コーポレーションは韓国の会社で、創始者のジェイク・ラー(Jake Lah)はアルミ加工のプロフェッショナルです。その技術を生かし、テントのポール作りを始めました。

DACのポールはアルミやチタン、銅を配合したTH72Mという独自のアルミ合金を使い、何より軽さと丈夫さ。それでいて時にはしなり曲がる柔軟性も持たせられるポールを作ってます。その性質を生かし、様々なテントに対応したポールを作り数多のブランドがDACポールを採用しています。

最も一般的なのがDAC FeatherLite NSLポール。軽量性と強度を両立したポールです。太いポールと細いポールを連結させることが可能な、ポールシステムを持っています。

このテントもそうですが、Φ8.5mmが一番よく使われ、ヒルバーグではポール径(Φ)でレーベルを変えています。

じゃあどこのテントがDACポール使っているって、ヒルバーグ、モンベル、プロモンテ、アライテント、ニーモ、ビッグアグネスブラックダイヤモンドジャックウルフスキンマーモットノルディスクノースフェイステラノヴァオガワゼログラム、とまあ書ききれないレベルで山岳テント=DACポールみたいなとこがあります。

MSRは一部イーストンポール、ヘリテイジは一部ユナンポールですが、ほとんどがDACポールなわけです。各メーカーのテント作りのプロ達がみんな選ぶポールがDACということは、信頼性の高さであり、クオリティの高さの証明もあります。

また、DACポールはどのブランドでも使えるわけではなく、DACが認めたテントにしか使用することはできません。つまりDACを使ってるテントはポール以外のクオリティも一定ラインに達しているのです。

知る限り、DACポールを使ってる中国のテントはモビガーデンとTFStentのみです。

「ネイチャーハイクと値段の高い山岳用テントの違いってなに?」って聞かれたらDACポールを使ってるかどうか、と言えば知った風なアウトドアマンっぽさがでてきますし、事実です。

「ヘリノックスとパチノックスの違いはなに?」も同様にDACポールかどうかが大きい要因です。

それを考えるとDACポール=高価で良いモノをイメージしやすいかもしれません。

 

あと、付属のペグ10本。その単価なんて普段考えることないですよね?

DACの16cmペグは単価286円で、10本買うと2860円です。村の鍛冶屋のエリステ18cmより少し安い程度ですが、それが最初から付属しているわけです。DACを使うと高いっていうのはそういうことです。

 

MOBI GARDEN LIGHT WINGS DAC UL1 レビュー

つまりDACポールを使っている=山使用を想定したテントであり、モビガーデンが日本の山岳テント業界に乗り込んできたと、そういうことです。それも安くハイクオリティなテントを持ってです。

ネイチャーハイクのテントがコスパ良いと言っても「でも山で使うには~」と言えましたが、このテントにその言い回しは通用しません。

登山者には安く良いテントは嬉しい話ですが、日本ですでに山岳テントを売ってる販売側はたまったもんじゃないですよね。こいつは困ったもんだZE。

フットプリント(グラウンドシート)は必要?

MOBI GARDEN LIGHT WINGS DAC UL1 レビュー

Amazonの販売ページは少し見にくいのですが、フットプリント(グラウンドシート)有り無しの2種類で販売されてます。

差額から計算するとフットプリント単価は2310円となり、安いとは言えませんが、ほかの山岳用テントで見ると高いわけでもありません。やや安めで、普通ってやつです。

今回フットプリント有を使ってますが、フライと一体型で設営の手間もなく、この金額ならセットで買うのがオススメ。

理由としては

・バックルでフライシートと連結できて、ズレもなく、設営の手間もかからないから

・スタッフバック有りで115gと軽量

・長く使うことを考えると無くてもいいけどあっても困らない

グラウンドシートは引くのが面倒で重いからほぼ使わないぼくが使っても良いと思える楽さと軽さです。

山行のルート次第では軽量化のために省くのは自由ですが、この使いやすさのグラウンドシートなら使う使わない関係なく、セットで購入して損はしないはず。

他のグラウンドシートを持ってるからいらないかなぁ、と思ってる人でも純正にすべきフィット感です。

 

MOBI GARDEN LIGHT WINGS DAC UL1 レビュー

若干ずれますが、同じ販売ページからの妄想トーク。

3,4は識別番号か何かだと思いますが、そのあと。

「メッシュインナー」

これ、メッシュじゃないインナーも登場する示唆だと妄想してるんですが、どうなんでしょうね。

もしそうなったらインナー単体販売もされると先に購入した方も安心です。どーなんでしょうね!!まあぼくの妄想トークです。

気になってるところ

良い素材使って良いテントができるならだれも苦労しないのです。

ここどうなの?ちょっと微妙というポイントも多いです。

張り縄をポールにカラビナで固定

MOBI GARDEN LIGHT WINGS DAC UL1 レビュー

正直、このテントで一番不安なのがこの張り縄の取り付け位置です。

張り縄をポールにカラビナでつなぐと、金属と金属なことから金属疲労、ポールを1点で引っ張ることによるダメージの有無、さらに3点しかない張り縄の荷重の片寄りが気になっています。

ただ使用してすぐに何かが起こるわけではない、のも事実でしょう。

数年使った時の経年からくるポールへのダメージか、極端な爆風時にポールの折れや曲がれ荷繋がるのでは?と思っています。

多くの山岳用でフライ吊り下げ式のテントではフライ生地に縫い付けられたループから引っ張る張り縄です。ヒルバーグはフライのループをポールに巻きつけてから引っ張るのでさらに力が分散します。

ちなみにネイチャーハイクのVIKも似た金属でポールを固定する張り縄を採用しています。これが逆に不安度を上げてたりします。1万ちょっとのテントと同じ作りかぁと。

でもこの耐風検査などをしたうえで、この構造にして販売してるわけですし、意外に全く問題がないパターンも大いにあり得ます。現時点では何とも言えませんところでしょう。

とりあえずの対応方法としては本体に縫い付けられた吊り下げクリップのループに張り縄を付ける方法です。

この場合もカラビナのままではポールとカラビナが干渉してしまい、ポールにダメージが行くので、カラビナを外して本体ループと張り縄を結んでしまうのが。

ただ強度的にどうなのかわからないため、これもベストではないでしょう。

インナーメッシュ

MOBI GARDEN LIGHT WINGS DAC UL1 レビュー

ニーモやMSRのテントでよく言われることですが、インナーテントがメッシュという点。

日本の山岳で使うシチュエーションにおいては、真夏でも寒い日があり、雨が多くその跳ね返りが中に入りやすいメッシュは避けられる傾向にあります。

ただ、ぼくとしてはどしゃぶりツェルト泊でも真冬フロアレスでも真冬メッシュでも構わないので、大きな問題点ではありません。

が、日本の山で使うことを考えると多くの人にとってはネックになるかもしれないポイントなので、購入前に一度考えることをオススメします。

夏山しかーと思っていても、残雪期や紅葉の2000m級やアルプスなら氷点下にもなります。自分の耐寒性能や使用シーンを想定してみましょう。

逆にインナーメッシュのメリットは夏の涼しさ、匂いのこもりにくさです。

地面との隙間

MOBI GARDEN LIGHT WINGS DAC UL1 レビュー

後側の下部のフライと地面の隙間がやや広すぎるのが気になります。

最大で20cm程度地面との隙間があります。

バスタブ部があるので、雨の跳ね返りは問題なさそうですが、強風下では風が吹き込み、煽られる原因になりそう。

張り縄を一番長い位置で張ってこれなので、多少調整は可能です。でも地面べた付きにはならなそう。このまま積雪期に使うのは少し厳しそうです。

ただ事実としてフルメッシュを厳冬期に使う人もいるわけで、無理ではなく、向かないです。

 

MOBI GARDEN LIGHT WINGS DAC UL1 レビュー

中から見ると地面との隙間はありますが、インナーテントとの距離も結構あるので雨は問題なさそう。冷気は入りますが、夏は涼しい。

天気で張り位置を調整してみてですね。

室内が真っ赤に染まる

MOBI GARDEN LIGHT WINGS DAC UL1 レビュー

人によってはデメリットになるポイント。

15Dという薄いフライシートゆえに晴天時にはテント内が真っ赤になります。

写真を撮る時に色被りしやすい程度で、大したデメリットではありませんが、人によっては目が疲れるということもあるかもしれません。

赤好きなぼくにはご褒美です。

良いとこ悪いとこのまとめ

割とごちゃついた記事に内容になってしまったので良いとこ悪いとこをまとめます。

良いとこ 悪いとこ
実測1215gと軽量 ポールと張り縄の固定が不安
DACポールを使ってる割に安価(2.5万位) インナーメッシュ
フライ吊り下げ式の設営の速さ フライジッパーがシングル
高いバスタブ部 吊り下げフックが硬め
張りを調整する部分が必要ない ベンチレーションから虫が入る
ペグが10本で少なく設営が楽 全体的に耐風性の不安
色とデザインがカッコイイ 室内はかなり狭め

書き出してみると特徴が見えてきます。

山岳テントクオリティながらの安さ、設営の速さ、十分な軽さが魅力です。

欠点は、ポールをカラビナでつなぐ張り縄への不安、フライがシングルジッパー、室内の狭さがぼくの中では大きな欠点。インナーメッシュ、ベンチレーションから虫が入るはあまり気にしないとこ。

耐風性は実際使わないとなんともという感じです。

他の山岳テントと比較

では他のテントに比べてどうなんでしょう?という話。

このテントと比較するときにネイチャーハイクは適切ではないと考えます。

立ち位置的に、ネイチャーハイク「安く実用に問題はないけど、安くできるとこは安くしててクオリティはまあまあ、山使用は想定してないが、山次第では十分使用可能」です。

モビガーデンの印象は「多くの山岳テントと遜色ない質の素材を使い、裁縫やシーム処理もキレイ、それでいて値段は安め、ただ日本の山を想定してるテントではない」です。

立ち位置的にはニーモ、MSR、ゼログラム辺りに近いように思います。

最低重量1090g、総重量1215g(カタログ値1250g)という重量的には、国産のプロモンテVL、アライテントエアライズよりは一段軽く、モンベルステラリッジ、MSRハバNX、ニーモタニとほぼ同程度。

それでいて同程度テントに比べ、値段は半分程度というのがこのテントです。

ペグと張り縄の本数が少ないので総重量との差も少ないのがいいとこ。

ここまで書いてて気付いたんですが、色変えて、インナーメッシュじゃなくして、2人用だしたらバカ売れしそうですねこれ。32000円位で。

ニーモ
タニ1
MOBI GARDEN
LIGHT WINGS
DAC UL1
MSR
ハバNX
モンベル
ステラリッジ 1型
プロモンテ
VL16
アライテント
エアライズ 1
重量(最低重量) 1060g 1090g 1120g 1140g 1210g 1360g
インナーサイズ(幅x奥x高) 202x105x103cm 205x(105+65)x95 216x76x91cm 210x90x105cm 205x90x100cm 205x100x100cm
値段(大体) 56000円 25000円 58000円 42000円 35000円 43000円

DACを使った1人用山岳テントとスペック金額の比較。

調べて気づきましたが、おそらく、“DACポール+ダブルウォール+自立”で最安はVL16の3.5万

ついでVL26が4万位、ステラリッジ4.2万となります。

4万切ることすら希少なDACポール採用テントで2.5万はやばい。語彙力失う程度にやばい。DACポールってつまりそういうことなのです。

こんな人にオススメしたい!

MOBI GARDEN LIGHT WINGS DAC UL1 レビュー

派手な色と居住性で好みや相性のあるテントではあります。

それを踏まえてオススメしたいのは

・軽量で安価な夏山用テントが欲しい人

・2人用山岳テントのサイズを持て余している人の2張り目

・UL系ハイカーだけど自立ダブルウォールが良い人

・ネイチャーハイクのVIKやTagaを狙ってる人

・バックパックキャンパー

・赤いテントが好きな人

1人用で狭めなインナーサイズなため、荷物が多すぎる人には窮屈さがあるはずです。

逆に道具の軽量化が進んでいる人で1泊40L程度のザックで行ける人なら使えるサイズでしょう。

軽さと居住性はトレードオフです。軽くするために居住性を妥協できるなら必要十分でしょう。

このライトウィングスは1張り目で買うよりも2張り目以降で買う人のほうが多いように思います。

山岳テントの良さを知っている人が、軽量化もできていて、雨の登山もできて、1人用サイズでも構わない、そしてテントの軽量化はしたいけど安く済ませたい、というシーンではすごく選びやすいテントに思います。

万人受けはしませんが、軽量化やコンパクトと強度の両立という時代の波には合ったテントではあるのでしょう。

快適性を求めるキャンパーには向きませんが、昨今の人気からバックパックスタイルのキャンパーならオススメしたいテントです。ネイチャーハイクのVIKやTagaを候補に入れてる人は是非このテントも候補に入れて欲しいと思います。

オススメではない人

逆にオススメしにくいのは

・広いテントが良い人・荷物が多めな人

・テント泊登山デビューで初めてテントを買う人

・赤はちょっと・・・な人

やはり居住性と色がこのテントを買う買わないの分かれ目です。

あと、テント泊デビューで初めてソロテントを買う人はあまり向いてません。

あるあるですが“荷物重いと大変だから少しでも軽くするために1人用テントでテン泊デビュー!”という人。結構多いです。

エアライズ1型やステラリッジ1型を買う人です。

この中の割と多くの人が買ったテントが小さくて、2型を買わなかったことを後悔します。

1型と2型の重量差は、200~300g程度です。その程度ながらテント内の広さ、快適さは数値では理解できないほどの差があります。

日帰り登山数年→テン泊登山、UL路線を目指してる→テン泊登山、キャンプなどでテント慣れしてる→テン泊登山、みたいに少しでも軽くしたい、1人用テントでも大丈夫!という人以外でテント泊登山デビューする人には2型をオススメしています。

それでやっぱり大きかったな、となったときにこのテントを買えばいいのです。安く、1型サイズで軽量化もできることでしょう。そういう意味で、ある程度の理解は必要なテントです。

MOBI GARDEN(モビガーデン)のテント

MOBI GARDEN LIGHT WINGS DAC UL1 レビュー

中国ではトップシェアブランドでも、日本では去年に代理店ができたばかりです。

今後は日本向けなテントがラインナップされることに期待してしまいます。

現在モビガーデンから出ているテントは3モデル7種類です。

LIGHT KNIGHT UL1/UL2は軽めな短辺出入口のソロテント。ネイチャーハイクのCloudUPよりも耐風性は高そうで、山で使うならこちらという感じ。

それぞれ冬用のスノースカート付きも出ています。が、冬山でこれを使う気はちょっと起きませんね。

COLD MOUNTAINはシンプルで安価なドーム型の2~3人用。

素材もそれなりですが使い勝手の良さそうなテントです。キャンパーが選ぶならこれでしょう。ただネイチャーハイクと比べるとやや重めかなというところ。

比べるとLIGHT WINGS DAC UL1は別枠で出したいテントで、明らかに一段上の素材で山を見据えてる製品です。

ただ今後どんなテントが増えるのか、日本向けになるのか、そこがモビガーデンへの注目点だと思います。

3年長期保証

MOBI GARDEN LIGHT WINGS DAC UL1 レビュー

代理店ができたことにより“日本正規品”“3年長期保証”の表記がついてます。

この保証は、初期不良や裁縫不良などの不具合を指しているようです。基本は自然破損への保証ですね。そのため雑に使って破けたなどは保証対象外のようです。

中国ブランドなのでAliExpressでは日本にないモノも販売されていますが、金額差もほとんどありませんでした。保証や購入後の対応を考えれば正規品を買うのがベストです。

         LIGHT WINGS DAC UL1 LIGHT KNIGHT UL1 LIGHT KNIGHT UL1plus LIGHT KNIGHT UL2 LIGHT KNIGHT UL2plus COLD MOUNTAIN 2 COLD MOUNTAIN 3
レッド×ホワイト ムーンライトホワイト
スカイブルー
ムーンライトホワイト
オレンジ
ムーンライトホワイト
オレンジ
スカイブルー
ムーンライトホワイト
オレンジ
レッド
ブルー
レッド
ブルー
グリーン
自立 自立 半自立(Y字ポール) 半自立(Y字ポール) 自立 自立 自立 自立
重量 1250g 1500g 1630g 1830g 1950g 2200g 2500g
インナーサイズ 205×(105+65)×95cm 215×(110+72)×100cm 215×(110+72)×100cm  210×130×105cm  210×130×105cm  210×140×110cm  210×180×120cm
前室サイズ 205×60cm 110×60cm 110×60cm 130×60cm 130×60cm 210×40cm(前後) 210×50cm(前後)
フライシート 15Dリップストップナイロン
シリコンコーティング(2000mm防水)
20Dリップストップナイロン
シリコンコーティング(3000mm防水)
20Dリップストップナイロン
シリコンコーティング(3000mm防水)
20Dリップストップナイロン
シリコンコーティング(3000mm防水)
20Dリップストップナイロン
シリコンコーティング(3000mm防水)
190T
防水PU2000mm
190T
防水PU2000mm
インナーテント 高密度ファインメッシュナイロン 軽量メッシュ 軽量メッシュ 軽量メッシュ 軽量メッシュ 高密度ファインメッシュ 高密度ファインメッシュ
ボトム 20Dリップストップナイロン
シリコンコーティング(4000mm防水)
20Dリップストップナイロン
シリコンコーティング(4000mm防水)
20Dリップストップナイロン
シリコンコーティング(4000mm防水)
20Dリップストップナイロン
シリコンコーティング(4000mm防水)
20Dリップストップナイロン
シリコンコーティング(4000mm防水)
68D
PU4000mmポリエステル
68D
PU4000mmポリエステル
ポール DAC Featherlite NSL Φ8.5mm A7001アルミ合金 A7001アルミ合金 A7001アルミ合金 A7001アルミ合金 A7001アルミ合金 A7001アルミ合金
Amazon

まとめ

“山用+ダブルウォール+自立+1人用”で考えると今年の夏の山岳テントの有力候補です。

まだモビガーデン、このテント、共に知名度が低いですが、山のメディアや雑誌で取り上げられて火がつけば購入者は多いはず。

今後のモビガーデンのテントのアンテナも張っておくべきです。

次は実際に山で使って使用感を追記していきたいと思います。

 

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