こんにちわ、ぜつえん(@zetuenonly)です!
数日前からツイッターで話題になっていたのは知ってました。
ただトランギアのメスティンすら使うことがないぼくとしては欲しいモノではありませんでした。
そして、別のモノを買いにダイソーに行ったら積まれてたんですよ、メスティンが。気づいたら買ってましたよね。
500円+税はどう考えても安すぎです。昼食を一食我慢したら買える値段です。
今後さらに知れ渡れば売り切れ続出でダイソーをハシゴするダイソーメスティン難民が増えてくる未来しか見えませんね。
今回は、ダイソー(DAISO)のメスティンをトランギアのメスティンと比較、炊飯の仕方、スタッキング、メスティン折りの仕方を紹介していきます。
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ダイソー(DAISO) メスティン
100均のダイソーで販売され始めたメスティン。
500円+税で550円というツーコインな価格が魅力です。
キャンパーには「ダイソーメスティン」や「チビメスティン」と呼ばれています。
メスティンってトランギアじゃないの?
メスティンの爆発的な人気からメスティン=トランギアのモノと認識している人が多くいるように思います。
飯盒
飯盒(はんごう)は、キャンプ・登山など野外における調理に使用する携帯用炊飯器・食器である。日本では主に屋外での炊飯に使われる。飯盒で炊飯することは「炊爨」(すいさん)と表現する(爨も「かしぐ・飯を炊く」の意)。
「盒」の字は合わせ蓋のついた容器を意味する。英語ではMesstin(メスティン、食事+缶の意味)。
引用元:Wikipedia 飯盒
Wikipediaによるとメスティン(Messtin)は英語での飯盒を意味しているようです。
トランギアが商標を取っているわけでもないため、シンプルな商品名にしてるだけというのが事実のようです。
寝袋の製品名が「スリーピングバッグ」だった、みたいな話でしょう。
人気が出過ぎたためメスティン=トランギアと思われるようになっただけのことです。
そのためamazonに多くあるトランギアじゃないメスティンも偽メスティンではなく、メスティンなのです。ただトランギアのメスティンではないというだけ。
ただ形状的にパクっているのは明らかです。
スペック
重量(全体) | 123g |
重量(鍋) | 91g |
重量(蓋) | 32g |
サイズ | 15×8×5cm |
素材 | アルミ製 |
満水量 |
500ml |
炊飯の目安 | 約1合まで |
金額 | 500円+税 |
トランギアのメスティンが150gで750mlまで、約1.8合炊飯が可能です。
重量的には差はあまりありませんが、見た目は一回り小さくなっています。値段は1/3と嬉しい安さ。さすがダイソー。
見た目
可愛い箱で炊飯の仕方まで書いてあります。物欲を刺激されて、ついつい買っちゃいたくなります。というか買っちゃいましたし。
キャンパーに刺さる半自動炊飯の文字も適切に心に届き、これは売れるわーという外観。
中からはキレイなアルミ製で全面シルバーのチビメスティン。
箱に書いてある数値ではハンドル(取っ手)のサイズを計算していないサイズ表記で実際には高さ、長さが1cmほど長いです。
メスティンの中には説明書だけが入ってます。
アルコールストーブでの炊飯方法、固形燃料での炊飯方法、ガスバーナーでの炊飯方法が書いてあります。
米を15~30分水につけ、加熱後10分で吹きこぼれてくるが放置、固形燃料なら消えきったら15分タオルに来るんで蒸らして完成。という内容です。
ハンドルの固定は3か所のリベット。サイズが小さいのでフタと干渉しない位置に取り付けるため、かなり低めです。
フタ、本体共にフチにバリは無く、トランギアのメスティンみたいに買う→ヤスリの必要はありませんでした。
また、トランギアにはあるフチ下部の盛り上がりもないためシュッとしてスマートな見た目。
そのせいか、ややフタが緩く感じます。炊飯時にかかる圧が少し低くなるのではと思います。不安なら上に重しを乗せるのもいいでしょう。
外側の底外周にかすかにあとがついてます。よく見るか、手で触ればわかる程度で品質に問題はありません。
他の方の画像でも出ていたので、加工と研磨の関係だと思います。
100円ショップと思えば一切文句はでないとこです。2000円でも言わないですが、5000円位でこの精度だと文句言うかもしれない程度です。
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トランギアのメスティンと比較
左がトランギアのメスティン、右がダイソーメスティンです。
上から見ると一回り小さいのがわかりやすいです。
ダイソーメスティンは四隅のカーブが大きく丸っこく見えます。それもありお弁当箱感が強いシルエット。
あとから画像を見て気づいたのですが、ダイソーメスティンの取っ手が右に少し曲がってます。でもまあ些細な問題です。
親子みたいなサイズ感。
明らかに小さいのがわかります。
メスティンインメスティンもできます。
蓋もぴったりしまり、高さはほぼベストサイズでずれもほとんどありません。
サイズはやや余ります。
メスティン2台体制で使うシーンもあまり思いつきませんが、キャンパーはこういうスタッキング好きなんでしょっ?って気持ちが狙い撃ちにされてるのも感じます。好きです。
左がトランギア、右がダイソー。
微妙に形状が違い、長さも違います。互換性があり、どちらのハンドルでも付け替え可能でした。
ただダイソーは少し入りにくかったです。
ダイソーメスティンのハンドルはゴムチューブが少し緩めでグリップ時にややずれる感覚があります。
トランギアと比べるとそれをより強く感じます。でも500円。
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固形燃料で炊飯
メスティンの醍醐味はやはり炊飯。
ダイソーメスティンも半自動炊飯で1合を炊くことができるためソロならかなり便利だと思われます。
シーズニング
メスティンと言えば米の研ぎ汁でシーズニングをするのが有名です。
無垢アルミの表面に被膜を作ることで焦げ付きを抑えるための作業です。
ダイソーメスティンでもするべきですが、正直面倒だったのと、焦げ付く調理は一切しないためぼくはしてません。
研ぎ汁を入れた鍋にメスティンを沈めてシーズニングする方法が一般的ですが、内側のみ被膜を作ることを考えれば、研ぎ汁を入れたメスティンを15分ほど火にかけて沸騰させるだけでも十分効果を得られます。
炊飯
研いでない米を1合(約150g)を入れると3つあるポッチの下のポッチ辺りまで来ます。
水を入れてしまうとポッチがすべて水没しまい、目安にはできませんでした。残念。
メモリなども一切ついていないため水の量を測るのがちょっと大変。
1合炊飯のときに必要な水の量は約200ml。
1合の米を測る→水に30~60分付ける→水を捨てる→200ml入れる という手順です。
冬の低温化では水を吸いにくいため1時間以上付けると安心です。また無洗米でも研げるなら一度目の水は捨てたほうがいいです。
ダイソーメスティンではこの手順で水を入れるとフチから約1cm下のとこまで水がきました。
今回は固形燃料で炊飯します。
30gの固形燃料と、エスビットのスタンドを持っていなかったので、クッカースタンドをステンレスバットでやります。
10分ほどで吹きこぼれてきました。
鍋のサイズが小さいので火が鍋横から少しはみ出てきますね。
20分ほどで固形燃料が消えたので、タオルに来るんで15分ほど蒸らします。
米は蒸らすことで、内部の水分を均等に巡らせることができます。外が柔いけど中が硬い、を防げます。
また、飯盒では蒸らす時に裏返す人も多いですが、これはどっちでも仕上がりに差はないというのが個人的な経験による感想です。むしろフタに米がついてしまうので、そのままの向きがいいと思ってます。
蒸らしたら完成です。
若干水気が多いですが、美味しそうに炊けてくれました。
小さくても、500円でも、メスティンはメスティンだなという安心感を与えてくれます。
1合で写真の量です。これ以上の炊飯は厳しいのと、炊き込みご飯などにすると0.5~0.8合くらいに減らしたほうが良さそうです。
ただ吹きこぼれはそれなりです。
今回は加熱不足で少し水っぽかったのもあり、底の焦げ付きはありません。
もう少し火と本体を近づけてもいいのかなと思います。
食事量的に1合以下での炊飯を想定している人ならトランギアのメスティン以上にコンパクトで使いやすいでしょう。
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スタッキング
キャンパーってスタッキングが好きなんでしょう?
ってことで、色々詰め込んでみました。
中身はこの通り。
エバニューのアルコールバーナーとゴトク、トークスの風防をセルフカットしたモノ、ライター、ゴーバイトクリック、リンデンパウチに30mlのアルコールを入れたモノ、ウィルドゥカップです。
ちょっときつめですが、炊飯1回分の道具がすべて入ります。
見た目に反して、思ったよりも詰め込めるなあという印象があります。遊び外のある道具。
メスティンに一緒にスタッキングするカトラリーはこちらから!
メスティンプリンにもチャレンジ!
これはトランギアの750mlメスティン用のレシピです。
ダイソーメスティンは500mlなので、この分量で作るとあふれてしまいます。
そのためダイソーメスティンで作る場合は分量を少し減らして
材料 | |
プリンの材料 | |
玉子 | 2個 |
牛乳 | 200~250ml |
砂糖 | 40g |
カラメルの材料 | |
水 | 10ml |
砂糖 | 20g |
仕上げ用の水 | 10ml |
この分量でメスティンいっぱいのプリンを作ることができます。
詳しい作り方や注意点は別記事で書いてます。そちらもどうぞ。
ダイソー メスティン折り
正直メスティンってただのアルミで、表面加工もされていなくて焦げ付きやすく、メスティンでできて他の鍋でできないことは無いと思ってるんですよ。
でもメスティン愛好家は多く、そんな中で生まれるレシピの完成度の高さには感動しています。
中でもメスティン折りは本当に考えた人すごいなと思ってしまいました。
メスティン折りとは・・・キッチンペーパーをメスティンの内径に合わせて箱型に折り、入れることで焦げ付きや汚れを防ぐことができるクッキングシートの折り方のことです。
メスティン折りの型紙サイズ
メスティン折りをするときは、段ボールや厚紙で元となる画像の線を入れた台紙を作り、クッキングシートを280x170mmにカット、台紙にクッキングシートを合わせて折り込み箱型にするだけです。
ダイソーメスティンはやや周囲が丸く、メスティン折りでも若干フィット感がきついです。
現地で作るのは大変なので、メスティン折り済みのクッキングシートを何枚かメスティンに仕込んでおくと便利ですよ。
元が280mmのクッキングシートがあれば楽ですが、ほとんどは300mmか330mmです。トランギアのメスティン折りが300mmになるため、兼用を考えると300mm幅のクッキングシートが使いやすいでしょう。
こんな人にオススメ
正直めちゃくちゃいいじゃんこれというのが使ってみた感想です。
すべてのキャンパーが使えるダイソーメスティンですが、特にオススメしたいのは
・1度の炊飯が1合以下の人
・ソロキャンパー
・少量のつまみをメスティンで作りたい人
注意点
ダイソーで売られているメスティンですが、すべての店舗で取り扱いされているわけではないようです。また人気で売り切れということも想定されます。
見当たらなかった時に店員さんに場所を聞く程度なら問題ありませんが、「いつ入荷するんだ」「どうしていつも売り切れなんだ」などと言うことは無いようにしましょう。
また、メスティンという言葉が全ての人に通じるモノではありません。店員さんに聞くときは「銀色の炊飯するキャンプっぽいやつは置いてますか?」など知らない人でもイメージしやすい言葉も用意しておくと親切です。
すでにメルカリでも多く売られていて、定価550円のメスティンが、1個1300~1400円ほどで取引されています。
良い悪いを言う気はありませんが、売る人も売る人ですが買う人も買う人です。
道具との出会いも一期一会だと思っているため、ダイソーにいって買えなかったらそういう相性だったのだと考えます。
ダイソーでの取り扱いがなくなり、販売終了にもなるかもしれませんが、それも一期一会。
物欲しさから盲目にならないようにしたいモノです。
まとめ
完成度の高さと安さから、100円ショップがアウトドアに力を入れてるのがわかるクオリティのメスティンでした。
「アウトドアショップ(100円ショップ)いってきた」という言葉が成立するのも時間の問題に思えてきます。
安い物は安い物として良いことです。正しい道具選びと使い方で楽しくキャンプをしていきましょう!
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コメント
Hi,.I’m from the Philippines, how can I purchase this Daiso Messtin?
Hi there. Thanks for the comment and sorry!
I don’t know how to get this mestizo outside of Japan.
I
Ohh.. I really love to have 2 of those. That would be a perfect addition to my camping gear.
I love your great detailed review.
Can I purchase this through you? I can send you my payment plus shipping fee plus any charges if there are. I’d really be grateful. Thanks.
I’m sorry.
I missed your comment.
I only have one of these so I can’t send it to you. Sorry, I only have one of these and I can’t send it to you.
That’s okay. Thank you.