高画質360度カメラTHETA Z1をアウトドアで使用したレビュー!

RICOH THETA Z1 レビュー カメラ

こんにちわ、ぜつえん(@zetuenonly)です!

以前も使わせていただいた360度全天球カメラのRICOH THETA(リコー シータ)

前はエントリーモデルのSC2でしたが、今回はTHETAシリーズのフラグシップ Z1をお借りして使ってきました。

使って楽しい360度カメラのTHETAが、さらに画質や動画性能が上がって、RAW現像もできるようになり作品作りという意味で360度写真を楽しめるカメラでした。

今回は1ヶ月と少しアウトドアフィールドでTHETA Z1を使って撮った写真とSC2との違いを交えてレビューをしていきます。

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RICOH THETA Z1(ゼットワン)

スペック

THETA Z1
内蔵メモリ 約19GB
有効画素数 約2000万画素(x2)
レンズF値 F2.1,3.5,5.6
撮像素子 1.0型(x2)
静止画解像度 JPEG,RAW:6720×3360
撮影可能枚数 静止画:RAW約350枚
JPEG約2400枚
動画:4K約40分
電池寿命 静止画:約300枚
動画:約60分
動画撮影サイズ 4K(3840×1920)
2K(1920×960)
1回の動画記録時間 4K5分,2K25分
動画解像度 4K,H264:3840×1920/29.97fps/56Mbps
4K,H265:3840×1920/29.97fps/32Mbps
2K,H264:1920×960/29.97fps/16Mbps
2K,H265:1920×960/29.97fps/8Mbps
ISO感度 ISO80~6400
シャッタースピード 静止画:1/25000秒~60秒
動画:1/25000秒~1/30秒
外部インターフェース USB Type-C:USB3.0
Bluetooth
360度空間音声記録(4ch)
ライブストリーミング
リモートレリーズ
ジャイロセンサー
プラグイン対応
最短撮影距離 約40cm
外形・寸法 48mm(幅)
×132.5mm(高さ)
×29.7mm(奥行き)
重量 約182g
カラー ・ブラック
ここがイイ! ・ハイエンドモデル
・RAW撮影可能
・高画質1型センサー
・絞り優先モード
・モード確認パネル搭載
・マグネシウム合金

外観

RICOH THETA Z1 正面

THETAで唯一液晶が付いたモデルのZ1です。

カラーは重厚感のあるブラック一色。

そして手に持ってわかるずっしりとした重さがありました。104gだったSC2に比べ182gのZ1は分厚く、重たい構造となっています。

強度の高いマグネシウム合金製なので必然の重さとも言えます。

 

RICOH THETA Z1 レビュー

182gといっても少し重たいスマホ程度で、手で持ってしまえばスマホ以上に片手で持ちやすく、正面のシャッターボタンも押しやすく重さが気になることはほとんどありません。

 

RICOH THETA Z1 横のボタン

本体横にはボタンが4つ

上から電源、通信(Wi-Fi・Bluetooth)、モード(静止画・動画など)、Fn(セルフタイマーなど)です。

この辺りはSC2と同じですね。

強いて言うならボタンが浅く、クリック感がないためアウトドア時には押せたか押せてないかわからないというシーンが多かったです。

もし冬山でグローブをしていたら相当きついのではと思ってしまいます。

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Z1にしかない4つの魅力

THETAのラインナップの中でZ1ならではの魅力を紹介。

1.0型裏面照射型CMOSイメージセンサー

カメラのイメージセンサーサイズ比較

イメージセンサーや撮像素子と呼ばれるモノで、カメラの画質=イメージセンサーのサイズといっても過言ではないほどカメラで重要なパーツです。

他のTHETAは1/2.3型と呼ばれるサイズのセンサーを使っていますが、Z1は1型サイズのイメージセンサーを使っています。

画像で比べると差が一目でわかりますが、たとえるならフルHD(1920×1080)と4K(3840×2160)の差よりも大きいです。単純計算では「4K画質キレイ!」と思う以上にキレイな写真が撮れるのがZ1ということです。

しかも、前後にレンズを持つTHETAではこのイメージセンサーが2枚付いているため、今までのTHETAに比べてものすごくキレイ(語彙力)なわけです。

撮影データは約23MP(6720×3360)となり、約7Kの静止画を撮影できます。

ちなみに、フォーサーズ・APS-C・フルサイズのセンサーサイズは主に一眼レフ、ミラーレス一眼で使われるモノでさらに大型でキレイな写真が撮れます。

このブログで使われてる写真はほぼ全てフォーサーズセンサーを使ったカメラで撮影したものを使用しています。

RAW撮影可能

THETA RAW現像

Z1はシリーズ初のRAW(ロー)撮影が可能なカメラです。ファイル名はZ1の場合DNGです。

RAWは説明が難しくぼくの語彙力では上手く表現できないため簡単に。

RAWは“生”や”未加工”を意味に、画像化されてない撮影データです。JPEGのような完成された画像データではなく、加工しなければ画像として使うことのできないデータで、一眼カメラやコンパクトデジタルカメラ、一部スマホ、アクションカメラで撮影することができるモノです。

RAW→画像データ(jpg等)にすることを現像といい、スマホ写真をアプリで加工するのとは違い、未加工で撮影したため、撮影後に現像処理で完成させる前提で、より高度に加工することができるのです。

説明が逆に難しくなってて申し訳ありません。

 

THETA RAW現像

よくある例えでは、RAWは調理前の食材の状態JPEGは完成した料理の状態と言われます。

完成した料理(JPEG)では調味料で味を変える程度しかできませんが、調理前の食材(RAW)なら焼く炒める茹でるなどの調理の仕方で完成形を大きく変えることができます。

写真的な意味合いでは、より自然な仕上がりの加工ができる状態で撮影可能なのがRAWです。

 

少し面倒なのがTHETAは魚眼レンズの撮影データが2つある特殊な撮影状態です。

基本的にはAdobe PhotoShop Lightroom classic CCに公式で配信されているスティッチングプラグインを入れて現像するしかありません。

元々カメラ趣味でLightroomを持ってる人ならいいですが、Lightroomは月額980円+税のサブスク制でZ1のためだけに使うにはやや高額でしょう。

スマホ単体で使う場合は非公式アプリですが、無料のTheta DNG TransferでRAW(DNG)ファイルのままスマホに転送することができます。その後RAW現像アプリで編集し、1760円のTheta Z1 Stitcherでスティッチング(360度画像を書き出し)することができます。

現状、完全無料でZ1のRAWファイルを扱うことはできず、JPEGのままでは性能を活かしきれないため、人によっては欠点となるポイントでしょう。

Type-C対応

RICOH THETA Z1 USB Type-C

THETAで唯一Type-Cを採用しているのは貴重な存在です。

microUSBは刺しにくいし、壊れやすいし、抜けやすいと不満しか出てこないので充電も転送も本当に快適です。

早くスマホもタブレットもモバイルバッテリーも全部Type-Cに移行してほしいと思ってます。

液晶パネル搭載

RICOH THETA Z1 液晶ディスプレイ

THETAシリーズ初の液晶モニター搭載モデルがZ1です。SCでは簡素的なモノがついていましたが、Z1では表示できる情報量が桁違いです。

デフォルト画面で表示されるF値やシャッタースピード、ISO、EV(露出)といった撮影情報はスマホ経由でしか変えられません。

頻繁に操作する部分ではないので問題はないですが、シャッタースピードやISOで手振れを意識できるのが良いところです。

 

RICOH THETA Z1 撮影データ

サイドのボタンが押したときは表示が変わり、通信状況、撮影モード、バッテリー残量や撮影可能枚数も表示してくれます。

バッテリーを%表示してくれるのは地味にありがたい点です。

他の機能

プラグイン

RICOH THETA Z1 プラグイン使用

以前のSC2では使えなかったプラグインがZ1とVでは使用可能です。

というのもAndroidベースのOSが搭載されていることが要因のようです。

例えば、通常は両面のレンズで同時にシャッターが切られますが、TIME SHIFT SHOOTINGを使うと時間差を置いてシャッターを切ることができ、三脚とセットで使うことで自分が写らない風景写真を撮影することができます。

360度全て撮れるカメラの写りすぎて、自分が隠れられない時にどうしようもない欠点を解消してくれた地味ながら物凄く便利なプラグインです。

特に隠れ場所もない登山の山頂では重宝します。

公式プラグインだけでなく、使用者が作ったプラグインも公開されていて、拡張していけるのでTHETAの楽しさが倍増してくれます!

RICOH THETAプラグインストア→https://pluginstore.theta360.com/

絞り優先モード

RICOH THETA Z1 レンズ

レンズから取り込む光の量を調整できる機構が絞り(F値)です

F2.1・F3.5・F5.6の3段階があり、スマホで操作することで調整することが可能です。

低いほど暗所に強く、高いほど画質が良くなるため、シチュエーションで調整することでより自分好みの撮影が可能になる機能です。

RAW撮影できるZ1ならではの機能でしょう。

4chマイクで4k動画

SC2は動画が4Kで最大3分しか撮ることができませんでしたが、Z1では4Kで5分、2Kで25分撮影することが可能となっています。

そしてマイク性能も大きくあがり、前後に4ch360度空間音声記録マイクが搭載して音質も大きく向上しています。

ただ360度動画を活かすシチュエーションがイマイチ思いつかなかったのは悔しいとこでした。

また手振れ補正があるわけではないので、Goproのようなアクションカメラ的な使い方ではなく、位置を固定した撮影に向いています。

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Z1の欠点

見逃せないいくつかの不満点も。

起動が遅い

AndroidOSが搭載されているため、電源オフ→オンがかなり遅いです。

最初のころは気づきませんでしたが、スマホの電源ボタンで画面を消すだけのように、電源を短く押せばオンオフが早いためわかってしまえばあまり欠点とも言えないポイントでもあります。

データ容量が大きい+SDカード非対応

RAW撮影ができるのはメリットですが、加工前で情報量が多いRAWデータは容量が非常に大きい欠点があります。

撮影はJPEGのみとRAW+JPEGの2種類があります。

JPEG RAW+JPEG
撮影可能枚数 約2500枚 約350枚

約19GBの内蔵バッテリーのZ1で、RAW+JPEGの同時撮りをすると350枚しか撮れないという少なさ。

まあまあ、1型センサーで高画質だし、RAW撮影だし仕方ないよね。それはわかる。

なのにSDカード非対応なのはどうなのかと思ってしまいます。

これで128GBのmicroSD入れれるとかなら格段に使いやすくなると思うんですよね。正直19GBだと動画+静止画撮っているとすぐ満杯になってしまいます。

几帳面な人なら撮影の都度、スマホやパソコンに移せば持つと思いますが、ずぼらーな方だと気づいたら容量いっぱいになっちゃったなんてことがあるあるだと思います。

他のTHETAはともかくRAW撮影可能なZ1はSDカードに対応してほしかったです。

バッテリーの減りが早い

RAW撮影の影響なのか、高画質だからか、液晶があるからなのか、どれが原因かはわかりませんがバッテリーの減りはかなり早いです。SC2と比べても格段に早く消費する印象です。

どのくらいでなくなるかは難しいですが、8時間の登山で使用し、撮りまくってたらバッテリーが持ちませんでした。もちろん満充電スタートです。

ただType-C給電ができるため充電速度も速いです。モバイルバッテリーを持っていれば隙間で充電しながら使うのもありでしょう。しかし、いちいち充電するのも煩わしいので欠点なのは変わりません。

撮影書き込み時間が遅い

シャッターを切って、次に撮影できるまでの間が書き込み時間です。これがすごい遅い。

時間にすれば3秒とかそれくらいなんですが、ぼくが短気なわけでもなく反応遅い電子機器は結構ストレスです。

連射するようなカメラでもないので特に問題はありません。それでも気になる程度には書き込み速度が遅いなと思ってしまいます。

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THETA Z1の作例

ではTHETA Z1で撮影した作例の一部を紹介。

公式のSNSサービスTHETA360にアップしてるすべての写真はこちら。

ぜつえんのTHETA360https://theta360.com/users/362841

360度写真

THETA360 でリトルプラネット

THETA360のスクリーンショット、リトルプラネットモード

ブログに張った360度写真動画はグリグリと動かすことが可能です。

THETA360に行くとズームインアウトができるのと、リトルプラネットという専用アプリで作れる不思議な状態にすることもできます。

 

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360度動画

360度動画の閲覧はスマホの場合はアプリダウンロードが必要で、パソコンからはそのまま見ることができます。

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釣り動画は自撮り棒をザック入れたまま固定して取っています。

goproのような一人称視点ではなく、三人称視点になるのが面白いです!

 

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頭上で手持ちして軽く走った動画です。

結構ブレがすごい。でもこの絶景を360度で見れて動かせるのはすごい面白い!

 

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歩くと手振れもほとんど気にしなくて大丈夫です。アクションカメラよりは使い方を考えたほうが良さそうです。

その他の写真

RICOH THETAで撮影している人

撮影中のぼく。

THETA と三脚

THETAは特に卓上三脚との相性が良いです。

これは最近購入したINNORELのカーボン三脚とセットのミニ三脚PW70。

 

THETAと自撮り棒と三脚

一緒に借りたRICOHの純正三脚は底に三脚穴が開いていて接続が可能です。23~83cmまで伸びるのでミニ三脚と合わせて1m近い高さを確保することができます。

 

リトルプラネット ひまわり

アプリのリトルプラネットで作ったひまわり、THETAでお花撮るのは面白いですね。

 

リトルプラネットでひまわり

同じ写真でもスマホでぐりぐり動かすとこんな感じにも。

 

リトルプラネット

これがリトルプラネットの本来の用途でしょうか。

小さな惑星に人がいるように見えます。特に周りに高いモノの無い山頂ではどう撮っても面白いです!

 

焚き火とハンモック

調整すると疑似広角~魚眼レンズのような写真にすることもできます。

絶景ではスマホや一眼でも足りない画角をカバーしてくれる優秀なTHETAです。

 

THETAで星撮影

星を撮るのにも向いています。

特にZ1は暗所に強いので、星撮影向きなTHETAです。テントの灯りもキレイ。

THETAの比較

THETA Z1 THETA V THETA SC2 THETA SC
内蔵メモリ 約19GB 約14GB 約8GB
有効画素数 約2000万画素(x2) 約1200万画素(x2)
レンズF値 F2.1,3.5,5.6 F2.0
撮像素子 1.0型(x2) 1/2.3(x2)
静止画解像度 JPEG,RAW:6720×3360 JPEG:5376×2688 JPEG:L:5376×2688
M2048x1024
撮影可能枚数 静止画:RAW約350枚
JPEG約2400枚
動画:4K約40分
静止画:約4800枚
動画:4K約40分
静止画:約3000枚
動画:4K約32分
静止画:L約1600枚
M9000枚
動画:2K約63分
電池寿命 静止画:約300枚
動画:約60分
静止画:約300枚
動画:約80枚
静止画:約260枚
動画:約60分
静止画:約260枚
動画撮影サイズ 4K(3840×1920)
2K(1920×960)
2K(1920×1080)
1回の動画記録時間 4K5分,2K25分 最大3分 最大5分
ISO感度 ISO80~6400 静止画:ISO64~3200
動画:ISO64~6400
ISO100~1600
外部インターフェース USB Type-C:USB3.0 microUSB:USB2.0、MIC端子 microUSB:USB2.0
Bluetooth × ×
360度空間音声記録(4ch) × ×
ライブストリーミング × ×
リモートレリーズ ×
ジャイロセンサー × ×
プラグイン対応 × ×
重量 約182g 約121g 約104g 約102g
 

現行THETAの4種の比較です。

Z1が高画質でRAW撮影可能なフラグシップモデル

Vが動画性能高めプラグインなども使えるミドルグレードモデル

SC2はスマホのみで運用しやすい動画性能低めなエントリーモデル

SCはSC2の前の古いモデルで今買うならSC2がオススメな旧エントリーモデルです。

手軽に360度写真を楽しめればいいならSC2を、動画やプラグインも楽しみたいならVを、RAW現像でより作品作りをやり込みたいならZ1がオススメです。

ただSC2、Vの4倍近い値段のするZ1は相当人を選ぶカメラではあると言わざるを得ませんね。借り物だと値段をついつい忘れてしまいます。

比較記事も参考にどうぞ!

まとめ

SC2と違い、ズームしてもキレイなのがわかる写真が撮れるZ1は使っていて楽しいカメラでした。

特に絶景や広い青空の見える場所で撮ると気持ちの良い写真が撮れます。

ここで撮るとどうなるのかな?そんなことを考えながら撮れる広角レンズでもとらえきれない360度の世界をあなたも体験してみてはいかがでしょうか!

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