こんにちわ、ぜつえん(@zetuenonly)です!
ツイッターで知り合ったお友達のシオさん(@yasosuke8139)と一緒に1月22-23日で冬の大日ヶ岳に登ってきました!
シオさんは中華ギアクレイジーで絶景好きのハンモッカーで、登山もするロングトレイルに興味ありなイメージの人です。が冬山は初めてということ、さらに冬山テン泊デビューで一緒に行ってきました!
では冬の大日ヶ岳を2人でテン泊して雪遊び!あれそういえば山頂踏んでない?って話をしていきます。
スポンサーリンク
大日ヶ岳
大日ヶ岳は岐阜県北西部にあり、白山国立公園のある両白山地南部に位置する1709mの二百名山です。そして新日本百名山、ぎふ百山でもあります。
積雪も多く冬には山腹に高鷲スノーパークやダイナランドスキー場などのスキー場がにぎわいます。登山中もずっとスキー場の音楽が流れてきてて山の中ながら寂しさのない山でした。
冬の定番はスキー場のゴンドラを使うコースのようですが、今回はひるがの高原から登るコースで少し距離のあるコースを選択しました。
スポンサーリンク
登山口~テン場
まずはシオさんと登山口の駐車場で合流。実は先日もキャンプを一緒にしてます。
ぼくはマムートのトリオンプロ50+7Lに外付けマシマシで18㎏。
シオさんは3FULGearの45LのX-pacのザックで12㎏です。Zライトソルを持っていくか迷ってましたが結局持っていき、おかげで幅がすごい太くなってます。ザック2つ分サイズや。
さっそく登っていきます。シオさんが前、ぼくが後ろのフォーメーション。
登山口から積雪がありますが前半は雪も少なくツボでサクサク歩けます。
途中にはカモシカにも出会えました。中々逃げないんですよね。人間を観察して一定の距離を保ってます。
雰囲気は鹿ですが、後ろ姿はどこか猪っぽい。
天気はどんより曇りで展望もないためシオさんがもくもくと登っていきます。
しかし気温は高めで中は汗だくだったみたいです。冬のレイヤリングは慣れないとわからないんですよね。
この登山のためにシオさんはブラックダイヤモンドのソロイストも購入してきてくれました。冬山で手袋は最重要アイテムです。
シオさんが今後冬山登る気合の入りっぷりがうかがえますね。
雪に埋まってた看板を掘り起こし。あと3㎞。近そうで遠いこの距離感。
これが雪の遊び方!ばたんきゅー。
この状態で手をばたばたすると。
天使のもよう・・・?て、てんし?悪魔にしか見えないぜ。
休憩地点の一服平。
平坦で開けた場所でテントを張りやすいです。ただ登山口から近いのでもう少し上で張りたいところ。
だんだんと雪が深くなってきます。
急登の何カ所かあり、シオさんは靴が滑って歩きにくそうでした。今思うとアイゼンつけてもよかったですね。
大体降りてきてから思うんですよね。つけとけばよかったと。
ぜつえん「あれが有名な三本の槍の木です。左から長男次男三男で、1本なら折れるけど兄弟3人力を合わせれば折れないんですよ」
シオさん「めっちゃ折れてますけどね」
とか話したり。
ぜつえん「あっちはきっと白山、山頂が見えないのがいやらしい」
シオさん「いやらしいわあ」
とかいってみたり。
ぜつえん「これウサギの足跡!」
シオさん「結構大きいねー」「そういえばぜつえんさんのアイコンのプーさんて何なの?」
ぜつえん「プーさん大好きなんですよ!山やキャンプよりもずっと」「シオさんのアイコンの猫は飼い猫ですか?」
シオさん「そう、猫の名前がシオなんだよね」
とかはなして。
途中で休憩して雪上でジェットボイルでココアを飲んで一服。
ちょっとの休憩でもさくっとお湯を沸かせるのが便利ですね。
だんだんとガスってきたので山頂いっても展望がないので登頂はやめてテントを張ることにしました。
第一テン場候補地にストックでアンパンマンを書いてマーキング。かわいい。
そしてもう少し行った第二テン場候補地で設営することにしました。
スポンサーリンク
テント泊
まずは整地。
ぜつえん「思ったより広いですねー」
シオさん「いけますかね?」
ぜつえん「イージーズダンスですね!」
シオさん「・・・」
もくもくと整地です。
ぜつえん「シオさん、今日のテントは何ですか?」
シオさん「キューベンファイバーのハイパーライトマウンテンギアのディリゴ2!」
ぜつえん「え、なにべんふぁいばー?」
シオさん「キューベンファイバー!」
ぜつえん「んん?なにふぁいべんばー?」
シオさん「何べん言わせるの?」
ぜつえん「9べんふぁいばー!」
というやり取り実際はなくて、こんなやり取りがしたいなーって夜ごはん食べながら話してました。
設営どーん!
ぼくはTFSのLibra2。シオさんはハイパーライトマウンテンギアのディリゴ2です。
どちらもツーポールテント。シオさんはペグ固定にちょっと苦戦してました。雪上はやはり自立ドームテントに限りますね。
きっと張れるだろーってことでハンモックも持ってきてました。背中寒いから座るだけ!
雪山と言えば雪づくり。これが一番時間がかかります。
シオさん「テントのメッシュに穴開いてる。」
ぜつえん「修理っすね」
シオさん「この狭いんだよね、快適な自立テント欲しい」
ぜつえん「ニーモ!ネイチャーハイク!ブラックダイヤモンド!」
なんて話しながらまったりジェットボイルで水を作っていきます。
ギア好き同士なので話が盛り上がります。
夜に宴会するスペースを掘ってと。
ご飯食べてからお昼寝して起きたらすでに夜。さあ宴会の始まりDA!
穴の中でツェルトをかぶり、シオさんは牛すき焼き、ぼくはおでんを作って宴会!
狭いから一瞬で中は温かくなります。
秘密基地感がたまらなく楽しいです!
そして夜会のあとは一瞬で寝につきました。
スポンサーリンク
翌朝~雪遊び~撤収
日の出前に起きたら夜通し雪が降っていたようで、テントにいっぱい雪が積もってました。
湿気が多い雪ですごい重くテントがつぶれて中はすごい狭くなってます。
特にLibra2はサイドの張り縄が無いため横風と積雪に弱いですね。冬に使うなら天気の良い日で樹林帯までですね。
シオさんのディリゴ2も良い感じに雪に埋もれてます。
DCF(キューベンファイバー)素材で張りがある素材なのとサイドの張り縄があるおかげでテント自体にはあまり積もらず、下部に積もってます。
テントのグレードの差を感じずにいられません。
朝ごはんを食べてる間にだんだんと明るくなってきました。良い感じに雪がついててテンション上がっちゃいます。
天気も悪いため山頂はやめて今日はこのまま下山することに。
撤退と決まれば雪遊びするしかない!雪だるま!
かなり良い顔つきです。かわいい。
1メートルちょっとの雪だるまくん♂
オラフって呼んでます。
さらに竪穴式カマクラを設営。雪洞を掘る積雪はないけど、カマクラはめんどくさいときには地面を深めに掘る竪穴式のカマクラがお手軽です。
INシオさん。
きっと浮かれているのでしょう。ゴーグルをしてても喜んでるのがわかりますね!
こうしてる間にもどんどん雪が積もり、だんだんとみぞれっぽくなってきたのでそろそろ撤収です。
サクッとテントを畳みます。雪上テント泊では必ず濡れるので撤収時はゴミ袋に入れるのが最速です。ペグを無くさないように本数を数えながら抜いていきます。
下山は若干のラッセルなのでぼくがスノーシューで先行、後ろからシオさんが今回購入してきたBRSのアイゼンでついてきます。
日が昇るとともにみぞれが雨に、レンズが結露していきます。
深いところは股下。雪が湿気で重いので大変そうです。
でもラッセルが一番楽しいんですよね!!
下りはまさかの雨の中をびしょびしょになりながらひいひい言いつつの下山でした。
久しぶりに雪がいっぱいで楽しい登山でした!
雪山初めてのシオさんにはなかなかハードな山行でお疲れ様としか言えませんね!
駐車場まで下りて体が冷える前に解散しました。
動画
シオさんが動画をいくつも撮ってるのに触発されてぼくも動画を撮ってみました。
会話があるので音を出してみてみてください。
これがあの飛騨で取れた米沢牛 pic.twitter.com/rC58hojCbm
— ぜつえん (@zetuenonly) 2020年1月22日
シオさんが作ってくれたファミマの飛騨沢牛?
朝作ったカマクラ! pic.twitter.com/OFxz4EwUhI
— ぜつえん (@zetuenonly) 2020年1月23日
ぼくが作った竪穴式かまくら。
テント設営したタイムラプス pic.twitter.com/4vNQEKQkDg
— ぜつえん (@zetuenonly) 2020年1月24日
そしてテント撮影時のタイムラプス。
穴掘りオジサンの穴の宴会場
最高すぎる
鍋も美味いが、ツェルトの中、暖かい。
これの中で寝たいwww#疲れて二人共ハイテンション笑 pic.twitter.com/LSNdeDDSud
— シオ@ハン・ソロの集い推進委員会(ΦωΦ) (@yasosuke8139) January 22, 2020
シオさん視点のなんとか牛。
誰?雪降らないって言ったの!
wwww
#雪職人 #この後壮絶な下山をまだ知らないワイ pic.twitter.com/O3JrJr3fAJ
— シオ@ハン・ソロの集い推進委員会(ΦωΦ) (@yasosuke8139) January 23, 2020
シオさん視点でぼくが動画を取りながらカマクラにはいるとこ。
シオさんが使ってた道具
シオさんは何を使っていたんでしょう。気になる!ってことで軽く紹介。
テント
まずテントがすごい。ハイパーライトマウンテンギアのディリゴ2。
794gの前室一体型シングルウォール構造で、5種類のDCF(キューベンファイバー)を使い分けて作られたツーポールテント。インナー一体型というか前室付きのシングルウォール構造です。
ULキャンパーのたかにぃさんのブログ(minimaⅼize gears)でシオさんテントを取材してます。細かく解説されているので詳しくはそちらをどうぞ!
ザック
そしてザックは3FULLGearの45LでX-pac。
850gでULってほどではないですが軽量、防水はそこそこのようですが、大容量で安いのが魅力ですね。
寝具
取り敢えず、めっさ冷える。
気温はこの間のハンモック泊の方が低いが、やはり地面からの冷えがキツい。
今回は断熱の為に
①サーマレストZライトソル
②Sea to summit ULインサーレテッド
③NHインナーシュラフ
④いつもの中華シュラフ
⑤SOLエスケープビィビィ過剰かと思ったがよかった! pic.twitter.com/r1f7rz8eBS
— シオ@ハン・ソロの集い推進委員会(ΦωΦ) (@yasosuke8139) January 22, 2020
マットと寝袋の構成。
マット二重+寝袋+インナー+シュラフカバーですね。すごい厳重。
しかしSOLで結露して寝袋ベチャベチャだったと言ってました。
ペグ
【雪山ペグ考】
いつもはチタンしか使わないワイだが今回は全てアルミペグを使った。
正解だったので安心した。
今回は積雪が多いと聞いていたので雪ペグをメイン、サブでイーストンペグ、バックアップでUCOのライトペグ
約1mの積雪だったので通常ペグが効かず、雪ペグが有って良かった! pic.twitter.com/vpS84D8JDX— シオ@ハン・ソロの集い推進委員会(ΦωΦ) (@yasosuke8139) January 23, 2020
ペグも3種類持ってきてますね。
スノーペグはぼくも同じものを使ってます。長さの問題かなと思いますがイーストンの中空ペグは効きにくかったようです。
その他
今回新しく購入されてたBDのソロイストは冬山の定番グローブですね。インナーグローブもついたタイプで保温力と操作性に優れます。
軽量チタンバーナーで有名なBRSの14本爪アイゼン。
アルミ合金製で見た感じかなり良い作りでした。厳冬期高所なら有名メーカーで安心感が欲しいですが、一般的には必要十分と思えるアイゼン。ぼくも使ってみたい。
バーナーはBULINというメーカーの分離式のOD缶のモノを使われてました。
高火力で使いやすいようです。夜の宴会場で倒れてちょっと慌てたのは秘密です。
クッカーはFire-Mapleのヒートエクスチェンジャー付きのものを使ってました。
冬で雪作りするなら便利ですよね。
高額ULギアからマイナーULチャイナギアまで幅広いのがシオさんのすごいとこです。
持ってるギアも数多く、欲しいものがあったらまずはシオさんに持っているか聞くのが大事です。
まとめ
楽しく遊びすぎて、下山してから気づきましたよね。山頂踏んでないやって。
それでも雪遊びしてテント泊もしてごはんも食べてと大満足です。
山頂は通過点に過ぎない、山頂だけが登山じゃないってわかってくるとほんとに山が好きになりますね。
他の記事もどうぞ!
スポンサーリンク
コメント