こんにちわ、ぜつえん(@zetuenonly)です!
どうも試される大地で遊ぶ道民です。
今回は北海道でパックラフトやカヤックで海釣りをするときに出艇できる場所と釣りのポイントを紹介していきます。
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海釣り出艇マップ
実際に出艇した場所をGoogleマップのマイマップにまとめました。
一度開くと「Googleマップ>保存済み>マイマップ」に表示されます。
新しいポイントを開拓次第、追加していきます。
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人力オフショアフィッシングの基本
まずは“ふね”を出す基本をおさらい。
舟:手漕ぎのふねを意味することが多い、カヤックやパックラフトは舟
船:小型から大型までのふねを指す言葉
舶:大型のふねを指す言葉
ショアとオフショア
(オン)ショア | オフショア | |
釣り人 | 陸釣り | 船釣り |
パドラー | 海から陸への風 | 陸から海への風 |
パドラー的にオフショアと言えば、陸から海へ向かう風のことです。陸に戻れなくなる危険な風ですね。
釣り人は陸からの釣りをショア、船釣りのことをオフショアと言います。
パックラフトやカヤックに乗って釣りをする人が使うオフショアがどっちの意味か悩ましいですが、ぼくのオフショアは船釣りを指すことが多いです。
漁港
漁港ごとに多少ルールの違いはありますが、原則防波堤に囲まれた漁港内に個人のシーカヤックやミニボートの進入は禁止です。
釣り人の多い防波堤や漁港は魚が集まりやすく、波風の影響を受けにくいためついつい足が向いてしまいますが、トラブルに繋がりかねないため近づかないのが吉です。
漁船が通った後の波はパックラフトやカヤックには非常に危険です。
見えずにぶつかるリスクもあります。人工物である防波堤やテトラポッドは意図しない流れを生み出す危険性もあります。
漁港や防波堤には出来る限り近寄らない出艇、巡航ルートを意識しましょう。
一日の行動範囲
一日に釣りながら行動できる距離はおおよそ5-20km程度。
カヤックとパックラフトでも変わるし、カヤックの種類でもパドルか、足漕ぎか、シーカヤックかでも大きく変わります。
時速はしっかり漕いだときでパックラフトで4-6km/h、フィッシングカヤックなら5-8km/hくらい。実際の巡航速度はもっと遅め。
釣りメインなら予定では5-10kmでコースを作り、実際に漕いだら数キロ多かったのようなことが多いです。
それも10km以上なら8-12時間くらい水上にいるフルコースで。
計画段階で10km以上のコースを作りなら結構漕ぐし、リスク管理は必要以上にするべきです。
YAMAPやジオグラフィカや海釣図VなどのGPSアプリを使うことで移動を記録できます。
沖への距離
陸から沖まで何キロ進むのか、進んでもいいのか。
移動距離ではなく、一番近い陸まで直線何キロかです。
調べてみると
フィッシングカヤック:1-2km
二馬力エンジンゴムボート:5.5km(3海里)
程度が推奨範囲のようです。
ぼくの経験ではパックラフトなら約2kmまで、カヤックなら約3kmまでを目安にしています。
沖に出るほど水深は深くなり、魚種も変わってきます。
釣り人ほど沖に出る誘惑が強くなってしまうものでしょう。
しかし、沖ほど風が強くなりやすく、アクシデントに対応できる限界が出てきます。
最初のうちはもっと近い距離で遊びメインに、だんだん慣れて来たら沖を目指すようにと段階を踏むのが安心です。
天候が全て
エンジンが人間な人力のオフショアフィッシングでは風や波に大きく左右されます。
無茶な天候で出艇すれば簡単に遭難してしまうことでしょう。
沖に流されたSUPが遭難する理由の多くは技術不足と言います。
釣りを目的とした出艇ポイントの記事ですが、人力オフショアフィッシングのメインはパドリングです。
安全な航行の先にあるのが釣りで、釣りはおまけであるべきです。
割とマジで・・・っていう語彙力皆無な話をすると。
北海道の海でパックラフトフィッシングできる日はわずかです。リジットのフィッシングカヤックでも大差ありません。
冬~春にかけては月1日あればいいほうで、天気を確実に読んで、数時間かけて行った先で舟を出さずに撤退できる覚悟の無い人はやらないほうがいいと思ってます。
波風天気が良い>>>>>>>>休みの日>行きたい場所、が優先順位です。
休みで行きたいから行ける場所では無いのです。
まずは安全の確保を第一に天候、装備、技術しっかり整えた上での楽しい釣行を目指しましょう。
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ローソク岩周辺
余市町と古平町の境目で、沖合500mに垂直にそびえたつローソク岩の周辺。
札幌近郊で最も天気が安定しやすく、駐車スペースもあって出艇しやすいポイントです。
カヤックを出す人も多く、ツアーダイビングやジェットスキーの人も見かけます。
セタカムイ道路防災祈念広場と余市漁港(出足平地区)に駐車スペースがあり、その2ヶ所から出艇できます。
観光バスもくる広い駐車場がにはトイレもあります。
セタカムイとは犬の神のことで、岬にあるセタカムイ岩にはハチ公のような犬の伝承では待ち続けた犬が岩になったと言われています。
出足平(でたりびら)漁港は、塞がれた廃トンネルの前に数台駐車できます。
トイレはなく、道路沿いの路駐は禁止で夏の土日は停められないことも多い場所です。
漁港付近なので迷惑をかける駐車はやめましょう。
えびす岩、大黒岩と呼ばれる奇岩が撮影スポットで日の出時には風景写真家を見かけることも多いです。
駐車スペースから山側を歩き、狭いトンネルを抜けた先から出艇できます。距離は100m弱。
セタカムイから出足平まではローソク岩を挟んで約6km。
車2台や自転車デポ、ランをすればスタートとゴールが違うコースを作れて面白いです。
風や波の向きに合わせて出艇位置を変えれば、流れに任せて漕ぐのを楽できます。
出足平出艇なら尻場山のある東側へ行くのもいいでしょう。
その先には余市漁港があるため尻場山からピストンですが、岸辺はロックフィッシュ、沖はカレイやヒラメを狙えます。
風や波の安定した日なら、ローソク岩沖を目指せば50mラインも狙えます。
ローソク岩に上陸するなら西側から。
昆布の多い浅場になっているので、隠れ岩に注意しつつ上陸しましょう。
釣るなら北西のポイントがおすすめ。
航空写真でもわかるように大岩がいくつかあって、陰に大きなロックフィッシュが潜んでいます。
過去に50cm越えのアイナメを釣り上げたのがここでした。
東側は狙ってる釣り船を何度か見かけた釣れるのだろうポイントです。
あえて出艇場所として挙げなかった余市漁港(湯内地区)。
セタカムイと出足平漁港の間にあり、ローソク岩に一番近い浜で約1kmの距離。
駐車スペースが少なく、長時間駐車するパックラフトフィッシング時には不向きだからです。
ただ、ローソク岩に滞在してるうちに天気が悪化したときに逃げ込むなら湯内漁港です。
過去にはゴムボートでローソク岩に上陸し、夜釣りをして朝になったら荒れてて自力で戻れず救助されたニュースもありました→小樽ジャーナル
水深を調べるなら・・・
海釣図V(アプリ)→https://mapple-on.jp/products/kaichouzu-v
釣りナビくん(WEB)→https://tsurinavi-kun.com/map/
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塩谷・山中海岸
多くの道民が山中海岸と言われてピンとこなくても、オタモイ海岸と言われるとわかる場所。
他に比べ、圧倒的マニアックなポイントながらパックラフターなら第一候補にして欲しいところ。
というのも山中海岸へは駐車できる出羽三山神社(協力金300円)から20-30分の山道を歩く必要があるからです。
塩谷海岸も出艇できますが往復10km以上あって、夏の海水浴以外では駐車場無しとハードルが高め。
青の洞窟は有名で塩谷からカヤックで行くツアーがありますが、山中海岸まで来ることはないでしょう。
駐車する出羽三山神社は駐車協力金300円を境内の穴から置くシステム。
10台ちょっと駐車できます。
山中海岸へ行く人だけでなく、赤岩山や遊歩道を歩く人も利用する駐車場です。
約1.5kmの距離で、約160mほどの高低差があるので軽登山です。
札幌三角山くらいの登山レベル。
行きは下りですが帰りは山登りと、釣り具やパックラフトも背負うので普段山歩きをしない人にはそれなりに大変でしょう。
余裕がある人は途中に洞窟があるので寄り道も楽しいです。
水深15mくらいまでは底が岩でアイナメやソイが多め。
その先は砂地でヒラメ、カレイ、ギスカジカや珍しいカナガシラが釣れます。
ショアオフショアどちらもここに来る人は非常にレアですが、小樽の釣り船が目指すポイントのようで釣り船は多いです。
つまり漁師はここが釣れることを知ってるけど、来るハードルが高いため個人で来る釣り人が居ない場所というわけだ。
フォールディングカヤックやインフレータブルSUPを背負って歩ける人ならいざ知らず、現実的にはパックラフターしか来れない場所なのです。
山中海岸の北東側の水深5-15mの浅場はゴツゴツした白い岩が多く、透明度が高くて非常にキレイなポイントです。
道民に見せると「ここ積丹?」と言われるほどの海が小樽にもあるのです。パックラフターの特権です。
アイナメやガヤが船の上から見えて泳いでも楽しいでしょう。夏はシュノーケリングも楽しいです。
通常は出羽三山神社から山中海岸ピストンです。
狙いたいコースは、塩谷海岸に自転車をデポ、出羽三山神社まで行って山道を歩いて山中海岸から出艇し、オタモイ海岸や青の洞窟を越えて約6km漕いで塩谷海岸へゴール、自転車で出羽三山神社へ約7km乗って帰る。
とパックラフト以外では現実的ではない海遊びが出来る面白いポイントです。
東西に移動したあと風や波で戻れなくなったときも、陸沿いを歩くことができるためエスケープしやすいです。ただオタモイ海岸~塩谷海岸は歩けません。
北海道でパックラフト海釣りをしてるなら一度は来たい場所です。
秘境ポイント!!
という安っぽい言葉を使った動画を出してます。
この日はアイナメメインで、カナガシラをばらしました。
祝津豊井浜
山中海岸の東側で、小樽からおたる水族館へ行く途中の豊井浜。地名は祝津。
山中海岸が出せなくても、豊井浜は出せる日があるほど波風の影響を受けにくいポイント。
ただ釣り的には微妙で、行けるなら山中海岸に行った方が面白い。
おたる水族館沖のトド岩まで約2kmで、ロックフィッシュを狙うならそちらへ。
名前の通り、冬にはトドが見れるんだとか。
トド岩周辺は海上保安庁のライブカメラで見ることができます→【ライブカメラ】日和山灯台
広場が駐車可能スペース。
が地元の人が路駐で釣りをしてることが多い。
航空写真やストリートビューでも民度の低さがうかがえます。
以前は海水浴場だった豊井浜は立入禁止。
豊井浜と書いた駐車スペースは豊井浜ではないわけだ。
1つだけ階段があり、そこから海へ降りることができます。
小樽石狩でカレイが釣れ始める3-4月なら残雪で階段無しで海に降りられることもあります。
茅柴岬(かやしばみさき)の先にはナマコ養殖施設跡が水中にあり、湾に上陸もできます。ここまで約700m。
メインターゲットはカレイ、数百メートル出ただけでも陸よりはるかに釣れるはず。水深は10-15mとかなり浅め。
ハイシーズンはカレイが岸寄りする3-5月。
海の天気が安定しにくい時期ですが、豊井浜なら出れる日も多くあります。
春の水温は10℃以下になるのでウェットやドライスーツが必要でハードルは上がります。防寒はしっかり。
カレイ釣りの仕掛けはリジットカヤックなら何でも、パックラフトなら針は2本までで出来るだけ短い仕掛けが良いです。針1本の仕掛けを作るのが理想です。
美国海岸
周辺の村が合併して積丹町が出来た時に合併廃止になった美国町。
道民がイメージする積丹の手前ですが、天気の良い日には積丹ブルーが見られます。
宝島や宝島南西側のプライベートビーチに上陸するのが楽しい場所です。
景色を見たり、上陸したり、泳いだりと魚が釣れなくても楽しめるので、暖かい晴天の日に来るのがおすすめ。シュノーケルや足ひれがマストアイテムです。
イルカの群れが水面をバシャバシャ泳いでく姿を見たこともあります。魚は釣れにくくなると言いますが、見れると嬉しいです。
積丹よりも比較的風や波が弱い傾向にある場所です。
駐車場のある美国海岸緑地広場は無料キャンプ場が併設され、トイレもあります。
6-10月はホースの付いた水場が使えて体や道具を洗いやすいのがありがたい場所です。
駐車場が広く東側は海に近いため二馬力ゴムボートを出す人が多い場所でもあります。道内で一番多いんじゃないでしょうか。
キャンプをしてSUPやカヤックを出す人も見かけます。
出艇場所は遠浅で海水浴もできる浜です。
浜は波が高くなりやすく、出艇時の沈率が高いためいち早く深場まで漕いでいきましょう。
防波堤からは良く釣り人が投げ釣りをしています。近くを通るとラインに引っかかってしまうので、距離に余裕を取りましょう。
北側の防波堤を越えると少し波風が強くなります。もし厳しいかもと思ったら迷わず撤退です。
航路なので船にも気を付けましょう。
二馬力ゴムボートは沖側に行く人が多いですが、人力パドラーは景色の良い宝島を目指しましょう。
一周約800mある島で、航空写真で見ればハート型なのでハートアイランドとも呼ばれているんだとか。
駐車場からは近くに見えても約2kmで30分弱かかるため意外と遠い存在です。
上陸ポイントはいくつかありますが、上陸しやすくはなく、ややリスキーな場所も多いので無理な上陸は避けましょう。
波や風の裏側なら穏やかになりやすいです。
良いサイズの魚が出やすいのも美国。
ヒラメも50-70cmが当たり前に出てきます。
宝島周辺の岩場はアイナメやソイ。少し離れればカレイ、ヒラメ、夏前ならホッケも。
宝島の北東側が30m程度で釣り船も多いです。
7-11月頃に30-60mラインまで行けばブリも狙えます。
積丹岬周辺
積丹ブルーで有名な、みんなが憧れる積丹(しゃこたん)。
有名な神威岬よりも、積丹岬周辺が出艇しやすいです。
入舸(いりか)漁港周辺に数カ所駐車できる空き地があります。
階段や坂で海へアクセスするためフィッシングカヤックは少しだけ大変。
漁港には入らない、邪魔にならない場所から出艇しましょう。
ポイントは積丹岬を越えて島武意(しまむい)海岸の沖が人気。
岬にある電波塔から、無線塔沖とも呼ばれる場所です。
陸から1kmで水深50m、2kmで80m程度と短距離で深場を狙うことができます。
ちなみに小樽なら2km出ても水深40m前後、ローソク岩でも2kmで水深50m程度。
舟を出したときに北海道で最もブリを狙いやすい有名釣り場です。
背負って歩けるパックラフターなら15-20分掛かりますが、駐車場から島武意海岸へ直行したいところ。
夏は観光客が多いので、日の出前くらいから歩き出すような時間がいいでしょう。
岸辺でロックフィッシュを狙ってもいいですし、沖でブリやヒラメを狙うこともできます。
島武意海岸へ向かうのは積丹岬の駐車場からでトイレだけでなく夏場は売店もあります。
ぼくが初めてヒラメを釣ったのもここでした。
70cmの座布団サイズで重すぎて根掛かりか、海藻だと思って釣り上げました。
北海道の船ヒラメと言えばバケ釣りが主流ですが、タイラバやメタルジグでスロージギングをするのが楽しいです。
潮と風次第ですが、水深m×1.5~2.5の重さが目安です。
数少ないオフショアジグヘッド×シャッドテールも面白い狙い方です。
初めてブリを釣ったのもここでした。
90cm、約6kgで、釣り上げるのに40分以上もかかりました。感動の一匹です。
ブリを狙うならやはりメタルジグが定番ですね。
雷電岬
岩内町南部の雷電(らいでん)。
かつては温泉旅館がいくつもありましたが、すでに全て廃業。
西積丹よりも風波が強くなりにくく、青物と真夏にロックフィッシュを狙うことが出来る良ポイント。
パックラフトで60-80m。カヤックなら100m以深を狙える超深場ポイントです。
長い階段があって出艇が大変な雷電温泉駐車場公衆トイレ横と、少し斜面を下れば出艇できる雷電キャンプ場跡横の敷島内風の駐車場の2ヶ所から舟を出せます。
階段を頑張れるなら雷電温泉横駐車場からの出艇がオススメ。
弁慶の刀掛岩周辺のロックポイントから、深場まで幅広い魚種を狙うことができます。
水深図を見るとわかりますが、40-60mが急激に深くなっていて、かけあがりポイントもありカレイヒラメやロックフィッシュも狙えます。
50cmオーバーのクロソイがヒットしたのもあり、夏枯れの心配もない水温でアツイポイントです。
水深100m以深でホッケやヤナギノマイやタラを狙うことも出来るのではと狙ってます。
オフショアのバーチカルな釣りではオフセットフック+オモリ+エサやガルプやワームで作れる直リグも楽しいです。ワームならフリーリグもあり。
メタルジグは根掛かりしやすく、タイラバほどの移動距離もいらない、そんな時に底だけを狙いやすい直リグが強いです。
雄冬岬
増毛の雄冬岬(おふゆみさき)。
駐車場は雄冬野営場。2-3mある堤防からテトラポッドを通って海へ降ります。
少し南側の漁港用のような船着き場からカヤックを出せます。横に駐車も可能。
沖800mにはトド島がありますが上陸は難しめ。
古くからニシンが取れる名所で、明治初期に浜益(はまます)と増毛の漁師が揉めた雄冬事件の舞台でもあります。
雄冬岬から出艇する魅力はこの海底地形の起伏。
底質のメインは岩ではなく、デコボコの砂地っぽくて海藻が多め。場所によりやや根掛かりしやすい。
トド島辺りは20m弱とおだやかですが、その先は凸凹しすぎてよくわかりません。わかるのは釣れるということだけ。
陸から2kmも行けば水深50-60mのとこから、水深20m程度まで盛り上がってたりと魚が居ついてる気しかしません。
実際釣ってみるとマゾイ、シマゾイ、クロゾイ、オウゴンムラソイ、アイナメとロックフィッシュ天国になってました。
ヒラメや青物(ブリ・サバ)も狙うことができ、マグロが来ることもあります。
浅場が夏枯れで釣れにくい真夏でも、水深30-60mの根魚を狙えるため問題無し。
ソイは背中のトゲが鋭く、パックラフトで来るなら注意が必要なポイントです。
1-3kmの沖を目指したくなるも、パックラフトにはやはりリスキー。
カヤックでも雄冬岬に来るなら出来るだけ天気の安定した日を狙いましょう。
釣果だけなら積丹以上の釣果を狙える、
深場+根魚+根掛かりリスクがあるためタイラバが面白いです。
北海道ではあまり使う人を見かけませんが、根魚、ヒラメ、青物まで何でも狙える万能アイテムです。
60-130g位の出番が多く、予算があればビンビンスイッチで爆釣体験も憧れ。
コスパならメジャークラフトのタイノミか、ダイソーに60gと80gのタイラバがあります。
礼文華海岸
※無責任で申し訳ありませんが、ぼくはキャンプ場の営業してないオフシーズンしか来たことがないので、パックラフトやカヤックを出していいのかは要確認。
太平洋の噴火湾(内浦湾)にある礼文華(れぶんげ)海岸。
礼文島と勘違いされがち。レブンはアイヌ語で沖を意味する言葉です。
礼文華海浜公園キャンプ場の駐車場が無料で使えます。
デイキャンやバーベキューは無料、ソロキャンは1000円、オートサイトは5000円です。
脇には礼文華川、反対には礼文漁港があります。礼文じゃん。
約1.3km離れた場所にあるイコリ岬周辺が行きやすいポイント。
岬周辺ではロックフィッシュやカジカなど。
少し沖に出ればカレイやヒラメ。
比較的水深は浅く10-20m程度です。
近くに秘境駅として知られる小幌駅(こぼろえき)があります。
近くに駐車スペースがあり、30分ほど山道を歩くと文太郎浜という海岸に出れます。
ここからパックラフトを出すのも楽しそうですが、礼文華海岸と繋げればさらに面白そうです。
道路が8.5kmほどあるので自転車が欲しいですね。複数なら車デポもいいでしょう。
2-3km東側の大岸海岸からも出艇できます。
岩場好きなぼく的には砂地の沖で釣れる気がしなくてやや微妙。
数百メートル沖でカレイは釣れました。
近くに良さそうな猫岩もありますが、その駐車場は出艇禁止。大岸海岸から出艇して漕いでいくのはアリでしょう。
北海道の海天気
北海道的な天気と地域性の話。
季節
12月から3月くらいの冬から春にかけては、海上の風が強くなりやすい傾向にあります。
特に風に弱いパックラフトでは冬の北海道で海釣りに使える気がしませんでした。
走行性能の高いフィッシングカヤックでも冬に出すなら万全の防寒着はもちろん、波をかぶるような釣りが強いられるかもしれません。
安全第一を考えれば冬の北海道で人力オフショアフィッシングは非常に厳しいです。
暖かくなって天気の安定してくる3-5月もまだ風が強くなりやすく、出れる日は限定的。
水温も10℃以下くらいで防寒着も必須です。
実質北海道で舟を出せるのは、5-11月程度の半年間くらいです。
その中でさらに風波の弱い日限定であり、地域的にはオフショア不向きだと思ってます。
道民でフィッシングカヤック購入を考えてる人はその辺りをよく検討するべきでしょう。
地形的な天気
ひたすら天気を見続けてるとわかってきますが、波風の強くなりにくさは地形に大きく左右されます。
驚くのは波風の強くなりにくい場所に漁港があること。だから漁港を作ったんだなと思えます。
小樽や石狩、余市漁港は典型的です。
というわけで波風の強くなりにくい場所分布。
道央圏の情報しかわかりませんのであしからず。
白丸は、天気が安定しやすく出艇しやすい場所。
ピンク丸は、白より波風が強くなりやすい場所です。
道央圏であれば白丸のポイントがメインポイントで、天気が良い日に限りピンク丸にも行ける、となるでしょう。
白丸ピンク丸でも差があります。
上ほど荒れにくく出艇しやすい、下ほど荒れやすく出艇できる日が少ないポイントです。
今回紹介した中では、礼文華海岸が圧倒的に出しやすいです。
礼文華海岸が、というより噴火湾が荒れにくいです。
周囲を陸で囲まれていて、海の流入も南東からしかなく、外洋からの波の影響が少ないおかげでしょう。
札幌から少し遠いのが難点ですが、オフショアアングラーなら噴火湾で出艇できるポイントをいくつか見つけておくと楽しみやすくです。
札幌からアクセスの良い石狩から積丹にかけての範囲。
風は西から吹くものです。
積丹半島が西風を防いでくれるため、美国から小樽までが出艇しやすいわけです。
さらに細かい地形で小樽港辺りが一番風に強いため、豊井浜が出艇しやすいのです。
まだ出艇してませんが、余市のフゴッペ岬~忍路周辺も風に強く出艇しやすい地域です。
美国の陰になったローソク岩周辺も出艇しやすく、次いで山中海岸や美国です。
半島の先にある積丹岬周辺は風が強くなりやすいです。
ただ必ずしも西風とは限りません。
風向きが変われば陰になる場所も変わり、ローソク岩周辺では出せないけど、積丹なら出せそうという日も出てきます。
その事を理解するために天気を見るときは「積丹 天気」のような点で調べず、全体の風の動き見るようにしましょう。
パックラフト
ぼくの乗ってるパックラフトはMRS バイキングセルフベイラー。
底に穴が空いて常に浸水状態にあることで、上から水が入っても抜け続けて溜まらないモデルです。
穴にフラップが付いてるため逆流を防止し、速度の向上につながっています。
その穴から魚探を出せるのが海でバイキングに乗るメリット。
速度の遅いパックラフトですが、バイキングは海に少しだけ向いています。
カヤック
カヤックはモンベルで取り扱いのあるPerception トライブ13.5。中古で購入した旧モデルです。
13.5フィート(約409cm)の全長で、大人が二人乗れるタンデムカヤックです。
パックラフトと比べると左右の安定感が低く、ポジションが高い不安定さに慣れませんが、二人で漕いだ速度にパックラフトでは追いつけません。
正確にはフィッシングカヤックではなく、レクリエーション用カヤックでツアーで使われることの多いモデルです。安くタフで2人乗れるからでしょう。
艤装が無いのでロッドホルダーなど全て自分で用意する必要がありますが、ゴリゴリのフィッシングカヤックよりも遊べて好き。
針の付いたままの暴れる魚を直接載せられるのが非常に便利。やはり海はリジットカヤックが強いと思わされます。
まとめ
釣りのポイントは隠すべきなのかもしれませんが、防波堤や渓流ならともかくパックラフトやカヤック必須でハードルの高い海上の話です。
出し渋るよりも、これから始めようと思った人が情報を得やすいほうが良いだろうとまとめました。
不安なのは、海の天気や自分の力量を考えずにカヤックやパックラフトで釣りのために海へ行く人がでないか。
海は出来るだけおだやかな環境で経験を積んで、ステップアップしながら釣りを追加していくようにしましょうね。
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