Amazonの格安なラインロック風金具が理想の自在金具という話!

道具

こんにちわ、ぜつえん(@zetuenonly)です!

最近ぼくが愛用しているもので「Lineloc(ラインロック)風金具」と呼んでいる金具があります。Amazonで買いました。

安くて汎用性も高く、かなり使い勝手のいい金具でタープやテントの張り縄に使えます。

今回はLineloc風金具の使い方と、こんなシーンで使えるよ!というのを紹介していきます。

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Lineloc(ラインロック)とは

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そもそもラインロックってなに?という人も多いでしょう。

Lineloc(ラインロック)はプラ樹脂素材のロープ調整金具で、従来の自在金具とは固定方法が少し違うのが特徴です。写真だと輪になっている部分を引っ張ると長さを調整し固定できます。自在金具と違い、ロープが重なる部分が必要ないのがいいところです。

UL系のガレージブランドやMYOGをしている人が好んで使っているイメージがあります。そのためか単体の販売も自作素材ショップのOutdoor Material Martさん位です。

 

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ぼくが使っているWANDERLUST EQUIPMENさんのカンパラパックの調節金具はラインロックです。

ちなみにカンパラパックはバックルもラインロック状の固定ができる優れものです。

 

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KAMMOKのKuhliもラインロックで固定するタイプです。ぼくはKuhliの使い勝手が良すぎたことからラインロックにハマってしまいました。

ザックやタープ、テントで使われることが多いパーツです。

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格安Lineloc風金具

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出典:Amazon

Amazonで見つけた格安のラインロック風金具はこれです。

ラインロックはバンドでしか固定できませんが、こちらはパラコードで固定できるのが嬉しいところです。

穴の直径は5㎜で固定できるパラコードは3~4㎜です。

2㎜だと固定力が低く固定はできますがやや不安定。使用は可能。

3㎜が一番使いやすい。

4㎜は通せるギリギリの太さでロープの末端処理の仕方次第で通しにくいですが、固定力は断トツ。

 

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テントの張り縄用の自在に使っていますが、テントと固定するのに1本パラコードが必要です(写真では赤と黒のモノ)。

ぼくはここを2㎜のものを使っています。

そして張り縄としてのパラコードも別に必要です。こちらは4㎜を使用。

 

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固定するとこのようになります。

垂れているロープを引っ張るとピンと張れ、金具を起こすと緩みます。

テント側で固定するのが自在金具との違いですね。

また自在金具と違い、パラコードが重なっている必要がないため長さを短くすることができます。極端な話、2メートルのパラコードで作れば2メートル先で固定することができます。

 

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緩めるときのやり方です。

金具につまみ部分がありますので、そこを起こす、感覚になります。

 

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ちなみにテント側のコードを長く、つまみのあるほうを短くする接続です。

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こんなシーンで活躍

実際に使うシーン。

タープ

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一番使えるシーンはやはりタープでしょう。

最初のラインロック風金具に付け替えるのが手間ですが、それさえ終われば設営が圧倒的に楽になります。

注意点はタープ側で長さを調節することになるので位置が高すぎると使えないことです。

伸長次第ですが、180cmのポールなら手を伸ばせば使える場合が多いでしょう。ですが200cm以上のポールを使う場合は厳しいと思います。

そのため長いポールを使う人は、ポールを使う場所以外をこの金具に変えるといいでしょう。

テント

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テントもかなり楽になります。ただ4㎜と太いパラコードを使うことになるので、ソロテントで元のロープ径が細い場合はパラコードの重量が増える場合もあるので注意です。

テントの場合はペグ側ではなく、テント側で自在を調節できるようになるので積雪期に有利になります。

ギアスリング

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ちょっと変わり種ですが、先日考えたKAMMOKのギアスリングJoeyの接続簡略化にもこの金具を使っています。

無段階で調整ができるようになるため重宝しています。また耐荷重10㎏ほどなら問題なく使えています。

タープやテントでもかなり強い固定量があると思うのでファミリーテントや大型タープでも使用可能でしょう。

大体10個入りで350円前後を行き来しています。

 

パラコードは3~4㎜が使いやすい。攻めるなら2㎜もあり。

似た自在

類似品にEXPEDのSlide Lockという物もあるのですが、現状入手は無理。

単品でぼくのショップで販売しています。

 

フックと組み合わせることでEXPEDのスライドロックと同じ使い方が出来るようになります。

 

変わり種なバックル機能の付いたラインロックパーツも便利です。

簡単に付け外しが出来るためタープのガイラインを外して管理したい人におすすめ。

 

単体でフック機能と自在機能の付いたフックタイプも便利。

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まとめ

アイディア次第でそんなとこにも!?という使い方のできるパーツです。

工夫して、考えて、作って、キャンプする。そんなキャンプが大好きです。

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コメント

  1. nns より:

    このラインロック(前者の本家製品)、nifcoという会社の製品ですね。手芸店やプラパーツ専門店で偶に扱いがあるようです。
    DIY用途で調べていた際このブログにたどり着きました。有益な情報ありがとうございます。

    • ぜつえん ぜつえん より:

      nns様
      コメントの確認が遅れてしまいました。申し訳ありません。
      nifcoにも似た製品があるようですが、どうやらITW NEXUSという上海?の会社が作ってる製品のようでした。
      やはり探すとプラパーツ専門店などではあるみたいですね。
      こちらこそこんなマイナーな記事を読んで頂きありがとうございます。