イスカの寝袋【エア】フルモデルチェンジ!カタログで新旧比較と魅力を紹介!

イスカ 20-21の寝袋を比較 道具

こんにちわ、ぜつえん(@zetuenonly)です!

昨年に発表されたイスカの新モデルが「エアプラス」「エアドライト」

ついに定番エアシリーズが廃盤となりフルモデルチェンジです。

あの寝袋界の重鎮イスカのエアシリーズがですよ!一体何年前からフラグシップだったのかもわからない古いモデルだったのに、ついにです!

今回は新モデルはどんな製品なのか、旧モデルと一体何が違うのか、どれがオススメなのかを話していきます。

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イスカ 2021カタログ

イスカは公式サイトからカタログ請求することで無料でカタログを自宅に配送してくれます。

送料だってバカにならないのに毎年ありがたい限りです。

 

イスカのカタログ請求方法

請求方法を簡単に。

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「お問合せ種別」→「カタログ請求」にチェックを入れます。

必須の名前、メールアドレス、そして住所を入力して「お問い合わせ内容確認へ」→「この内容で送信する」で完了。

あとは待つだけ、数日で自宅にカタログを送っていただけます。

新旧寝袋一覧表

まずは新旧モデルを一覧表で確認。

イスカ 寝袋 新旧モデルで比較

製品画像の引用:ISUKA

※製品名の名前は封入されたダウン量を表しています。

今まではフラグシップグレードのエアシリーズと廉価版エアSLシリーズの2種類展開でした。

今年からはエアシリーズをパワーアップさせた正統後継モデル「エアプラス」と、ダウンのグレードを落とし(800FP→750FP)撥水ダウンを採用した「エアドライト」のツートップになりました。

夏用モデルとして出ていたエア130X、150X、180Xはエアプラスではなく、エアドライト(撥水ダウン)になりました。

コスパ重視モデルのエアSLはエアドライトになったというよりは無くなったという認識が正しい気がします。

新製品は何が変わったのか

エアプラス、エアドライトは旧エアから何が変わったのか。

 

イスカ セパレートボックス

共通で新しいポイントは1カ所。

「セパレートボックス」を採用したことです。

新旧モデルで見比べるとわかりますが、上半身の横側にボックスを配置しています。

 

イスカ エアプラス280

画像出典:ISUKA

イスカ エア280

画像出典:ISUKA

上が新エアプラス280、下が旧エア280Xです。

上半身の横、ジッパー上にあるボックスがわかるでしょうか。

このボックスが新しい構造「セパレートボックス」です。胸~腰のダウンの横への偏りを防止して均一な保温力を維持できるようです。

ちなみにセパレートボックス採用モデルは、エアプラス280(エアドライト290)、エアプラス450(エアドライト480)、エアプラス630(エアドライト670)です。

セパレートボックス非対応モデル

エアプラス810(エアドライト860)とエアドライト140,160,190にはセパレートボックスが採用されて無いようです。

エアドライトはエアから中のダウンが撥水に変わってます。

が、エアプラス810はとなるとほぼエアのままでは?と思うわけです。

 

イスカ エアプラス810

画像出典:ISUKA

イスカ エア810

画像出典:ISUKA

上が新エアプラス810、下が旧エア810Xです。

製品画像で見比べても色しか違いはわからず、セパレートボックスは確認できません。

スペック上はエアプラス810(1280g)、エア810(1290g)と10g軽くなっているので、何かは変わっているはず。

そしてエアプラス810の製品紹介では

厳冬期の3000m級山岳や、底冷えの八ヶ岳などに最適なモデルです。厳冬期用で着ぶくれが予想されることから、本体を大きめに設定しています。両サイドに独立したボックスを持つ舟形構造で、保温性は極めて高いです。

引用元:ISUKA

とあります。

“独立したボックスを持つ舟形構造”という以前までは出てこないワードが使われており、舟形構造、独立したボックスはセパレートボックスを表す時に使われている言葉かと思われます。

が、実際旧エアから何が変わってるんでしょうね。

生地が変わった?

イスカ 2021カタログ

昨年、エアプラスとエアドライトを載せた冊子「GOODZZZ」の写真です。

NEWの文字新開発15デニールクラスの極薄ナイロンの文字があります。

以前はデニール数を公表してなかった気がしてカタログで確認すると、昨年は「ナイロン66」のみの記載でした。

今年は「15デニールクラスの極薄ナイロン」になっています。

前のナイロン66表記のときは非公式で「15×30デニールナイロン」という記載がされていたはず?

憶測の域を抜けませんが、旧エア→新エアプラスエアドライトで表生地が変わってるのかもしれません。

イスカの保温力

エアプラス 280
エアドライト 290
FP 800FP 750FP(撥水)
重量 550g 560g
エアプラス 450
エアドライト 480
FP 800FP 750FP(撥水)
重量 840g 870g
エアプラス 630
エアドライト 670
FP 800FP 750FP(撥水)
重量 1030g 1070g
エアプラス 810
エアドライト 860
FP 800FP 750FP(撥水)
重量 1280g 1330g

この後の内容的に知っておいて欲しい部分を説明。

イスカのエアプラスとエアドライトは表で左右に並ぶモデルは同グレードで、全く同じ保温力です。

製品名の後の数字は封入されているダウン量なのですが、違うFP(フィルパワー)でも保温力を合わせるためにエアドライトはダウン量が多めです。

エアプラス280 (550g・2℃)=エアドライト290(560g・2℃)

エアプラス450(840g・-6℃)=エアドライト480(870g・-6℃)

というように。

ちなみに重量の差は、ダウンの重量差であり、生地や構造は全く同じなことがわかります。

生地の重量という考え方をすると

エアプラス280なら550g(総重量)-280g(ダウン量)=270g(生地の重量)

エアドライト290なら560g(総重量)-290g(ダウン量)=270g(生地の重量)ということです。

エアプラスとエアドライトの違い

セパレートボックスはエアプラス、エアドライト共通の新構造でした。

さらに新モデル2種類での違いもチェック。

ダウン

違いは2つ、ダウンの質(FP)ダウンへの撥水加工の有無です。

ダウンのこと

まずはダウンの基礎からおさらい。

膨らむことで空気を多く含み、保温力を得る性質の中綿素材であるダウン(羽毛)

軽量性と圧縮復元性(小さく畳めて、広げれば膨らむ性能)が高いのがダウンのメリットです。

欠点は濡れた時に膨らみにくくなり、保温力が低下すること

「濡れ」というとびちょびちょに濡れたシーンを想定しますが、水に触れなくても寝ている間の発汗や寒い時期は内部の結露でもダウンが水分を吸うことでも膨らみが悪くなり保温力が落ちてきます。

 

ダウンの質はFP(フィルパワー)で表すことができ、高いFPほど高品質なダウンで同重量のダウンと比べるとFPが高いほど保温力を得られます。

勘違いしやすい点として高FP=暖かいではないので注意を。

イスカの製品を参考にすると

800FPダウン450g(エアプラス)=750FPダウン480g(エアドライト)で同じ保温力になる程度の違いがあります。

エアプラスとエアドライトのダウン

イスカ 2021カタログ

 

エアプラス エアドライト
ダウン 800FP
(グースダウン)
750FP
(撥水ダックダウン)
特徴 軽量コンパクト 撥水ダウン
濡れ、湿気に強い
乾燥が早い
採用モデル 280
450
630
810
140
160
190
290
480
670
860

エアプラスは旧エアと同じダウンで800FPホワイトグースダウンを使った正統後継モデルです。

水鳥の羽毛であるダウンには元より撥水性があり、グースダウンはダックダウンよりもダウンボールが大きく、加工無しでもある程度の撥水性が期待できます。

イスカの寝袋の表面生地に強い撥水加工がされているため、1泊2日程度の使用なら濡れで困ることも稀でしょう。

 

エアドライトは750FPダックダウンにダウンの質を落とし、イスカ初の撥水ダウンを採用した新しいモデル

ダウンに撥水加工を施すことで、濡れや湿気に強くなっています。

濡れたあとに乾燥が早いのも撥水ダウンの魅力です。

また複数回の洗濯後も撥水性は維持できるとのこと。

撥水加工の是非

イスカ 2021カタログ

エアプラスとエアドライトの特徴を見ると、「800FPダウンに撥水加工しないのは何で?」と思う気持ちも出てくるでしょう。それが最良に思えるからです。

その理由としてコスパと800FPグースダウンの撥水性だと思います。

ダウンの撥水加工をするとコストが上がり、値段が上がってしまうようです。そのため800FP+撥水ダウンをイスカが作るとより高額になるであろうことがまず一つ。

 

そして、モンベルやウエスタンマウンテニアリング等も撥水ダウンを採用していません。

理由はイスカも同様で、水鳥の羽毛であるダウン(特にグースダウン)には元より撥水性があるため素材の劣化に繋がる撥水加工の必要はない、という理由です。

ウエスタンマウンテニアリングの説明がわかりやすかったですので以下引用。

撥水ダウンを使わない理由
ダウンが含有するガチョウ由来の油分が、半永久的に撥水性を保つ
近年、ダウンが本来持つ撥水能力をさらに高める撥水処理技術が向上してきています。ウエスタンマウンテニアリングでは、撥水処理をされたグースダウンの試験を長期間行ってきました。その結果、高品質なダウンへの撥水加工による効果は過剰であると判断しました。
高品質なダウンは撥水加工を施さなくてもガチョウ由来の油分により水を弾き、ロフトを保ちます。その油分は半永久的に保たれます。DWR等の撥水加工を施すと、その工程でダウンが含有する油分を洗い落としてしまう可能性があります。さらに表地にも撥水性があるため、ダウンへの撥水加工は期待するほどのパフォーマンスは得られず、逆に製品寿命に影響を及ぼすと判断しました。
引用元:ウエスタンマウンテニアリング

納得できる理由ですね。

しかし、850FP以上のグースダウンに撥水加工をした寝袋を出しているブランドも多くあります。ナンガUDDやシートゥサミットやゼログラムやサーマレストなどが有名です。

各社が違う答えにたどり着いているわけで、どちらが正解ということはないと思われます。

が、イスカの場合は高FPグースダウンには非撥水ダウンを、低FPダックダウンには撥水ダウンを使うということです。

カラーリング

イスカ エアプラス450

画像出典:ISUKA

イスカ エアドライト480

画像出典:ISUKA

イスカ エア450

画像出典:ISUKA

上が新エアプラス450、真ん中がエアドライト480、下が旧エア450X。

一目でわかる違いは色。

エアプラスは上部下部を一色に、エアドライトは旧エアの配色を継承して上部が色付き、下部とフードが黒となっています。

どちらも寝袋内部は黒一色で、首元が色付きなのは同じですね。

旧エアは違いますが、エアプラス、エアドライトは同じグレード(450↔480等)で同じ色を採用しているため、分かる人が見れば一目でどのモデルかわかりやすいのもとこ。

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夏用モデルがエアドライトに

現行モデル 旧モデル
エアドライト 140 エア 130X
FP 750FP(撥水) 800FP
対応温度 8℃ 8℃
重量 300g 310g
値段(税込) ¥18,150 ¥19,250
エアドライト 160 エア 150X
FP 750FP(撥水) 800FP
対応温度 8℃ 8℃
重量 360g 370g
値段(税込) ¥19,800 ¥20,900
エアドライト 190 エア 180X
FP 750FP(撥水) 800FP
対応温度 8℃ 8℃
重量 415g 430g
値段(税込) ¥24,750 ¥25,850

夏用として軽量化志向の一定層から人気のある3モデル。

旧エアシリーズでは800FPだったモノが750FP撥水ダウンのエアドライトにモデルチェンジです。

保温力は変わらず3モデル全て同じで8℃に対応しています。

それに合わせてエアドライト版はそれぞれダウンが10g増量されています。なのにすべて10g前後軽量化されている不思議。何が変わってるポイントなんでしょう。

ちなみにこの3モデルの違いはフードとジッパーの有無です。

エアドライト140(エア130X)→フード無+ジッパー無

エアドライト160(エア150X)→フード無+ジッパー有

エアドライト190(エア180X)→フード有+ジッパー有

エアプラスとエアドライトどちらを選ぶ?

イスカ 2021カタログ

ではエアプラスとエアドライトどちらがオススメか、という話を。

比較

エアプラス 280 エアドライト 290
FP 800FP 750FP(撥水)
対応温度 2℃ 2℃
重量 550g 560g
値段(税込) ¥37,400 ¥30,800
エアプラス 450 エアドライト 480
FP 800FP 750FP(撥水)
対応温度 -6℃ -6℃
重量 840g 870g
値段(税込) ¥47,300 ¥40,700
エアプラス 630 エアドライト 670
FP 800FP 750FP(撥水)
対応温度 -15℃ -15℃
重量 1030g 1070g
値段(税込) ¥58,300 ¥50,600
エアプラス 810 エアドライト 860
FP 800FP 750FP(撥水)
対応温度 -25℃ -25℃
重量 1280g 1330g
値段(税込) ¥69,300 ¥60,500

エアプラスとエアドライトをスペックで比べると

エアプラス→重量はやや軽め、高FPなダウンを使ったハイエンドモデル

エアドライト→重量はやや重め、FPを抑えて安価で撥水ダウンを使ったコスパ重視モデル

というのがこの2モデルです。

エアドライトはダウンを多めに封入して量を調整しているため、同グレードで比べると保温力は全く同じです。

そのため選ぶポイントとしては重量・値段・撥水ダウンの有無です。

※ショートモデル

身長170cm以下の人向けなショートモデルはエアドライト290エアドライト480のみで出ています。

女性や身長の低い人が体に合った寝袋をイスカで選ぶならエアドライトがオススメ。

エアドライトがオススメな人

イスカ エアドライト

というわけでエアドライトがオススメなのは

・コスパ重視の人

・濡れやすい環境で使う人

・連泊で縦走登山する人

値段で比べた時にどのグレードでも7~8000円エアドライトは安い値段設定になっています。

エアプラスに比べ重いと言っても10~50gであり、ならこの安さは魅力です。

高品質なダウンシュラフが欲しい、でも少しでも安く、と考えればエアプラスよりもエアドライトがターゲットになってくるでしょう。

それでいて撥水ダウンを採用しています。

ダブルウォールテントではなくフロアレスシェルターの人、タープ泊の人、雨天でも積極的に泊まりに行く人、のような濡れやすい環境で寝袋を使うなら撥水ダウンのエアドライトがオススメです。

また天気に関わらず日ごとに寝袋が湿気をため込む数日の縦走で使うなら乾燥しやすい撥水ダウンは強力な味方となるでしょう。

 

あと個人的に思ったこと。

ショートモデルがエアドライトのみなこと、夏用140,160,190がエアドライトで出てることから「今年のイスカメイン製品はエアドライトなのでは?」と感じました。

寝袋の数で見てもエアプラスが4つなのに対し、エアドライトは7モデル+ショート2つと豊富です。

実際比べてみると、値段の差ほどにエアプラスは魅力を感じず、逆にエアドライトが非常に魅力的に映ります。

特にエアドライト290(560g)は旧エア280X(570g)よりも軽くなり、安くなり(-1100円)、撥水ダウンになっています。エアプラス280(550g)と比べてても+10g-6600円です。

各社一番力を入れてるであろう最も人気のある3シーズンモデルを軽く、安くできるのは物凄いことで、さらに撥水ダウン採用ってすごすぎです。

現モデルでイスカが売りたいのはエアドライトで、ぼくらが買うべきもエアドライトだと思う、という話でした。

エアプラスがオススメな人

イスカのカタログ エアプラス

エアプラスがオススメな人は

・少しでも軽くしたい人

・撥水ダウンが嫌な人

エアドライトに比べ、800FPダウンにすることでそれぞれ約10~50g軽くなっているのがエアプラス。

エアプラス 280
エアドライト 290 エア 280X
FP 800FP 750FP(撥水) 800FP
重量 550g 560g 570g
値段(税込) ¥37,400 ¥30,800 ¥31,900
エアプラス 450
エアドライト 480 エア 450X
FP 800FP 750FP(撥水) 800FP
重量 840g 870g 840g
値段(税込) ¥47,300 ¥40,700 ¥41,800
エアプラス 630
エアドライト 670 エア 630EX
FP 800FP 750FP(撥水) 800FP
重量 1030g 1070g 1030g
値段(税込) ¥58,300 ¥50,600 ¥52,800
エアプラス 810
エアドライト 860 エア 810X
FP 800FP 750FP(撥水) 800FP
重量 1280g 1330g 1290g
値段(税込) ¥69,300 ¥60,500 ¥63,800

エアプラス・エアドライト・旧エアの比較表。

旧エアシリーズと比べるとエアプラス280で-20g、エアプラス810でー10g、450と630は同重量となっています。それでいて値段は+5000円程度。

正直、エアプラスを買うなら旧エアのほうが値段で魅力的です。

それでも軽さはお金で買うモノですし、寝袋の軽さは長く恩恵を受けれるため、値段よりも撥水ダウンよりも少しでも軽くしたい人にオススメなのがエアプラスシリーズ

それでもこのエアプラスを選ぶならイスカじゃなく、シートゥサミットモンベル900の寝袋選ぶって気持ちになってしまう気がします。

そういう意味で、ぼくはエアドライトは魅力的だけど、エアプラスは魅力が薄いと感じました。魅力を感じた人とISUKAさんにはごめんなさい。

寝袋以外の新旧製品

寝袋以外ではカタログで確認した限り新商品1つ、消えた商品1つでした。

オープンエア コンパクトビビィ

ああ人知れず消えていく悲しいビビィ!

イスカの防水透湿素材ウェザーテックを使ったシュラフカバー+顔元にはメッシュバグネットがついていて、タープ下に吊り下げることで顔に当たらず快適にホームレスごっこできそうな日本向けっぽいビビィでした。

ゴアシュラフカバーに比べればむしろ値段も安くて、480gも割と軽くて、ネタ度も高くて面白いビビィでしたが、ついに消えていくようです。使ってる人みたことありませんし、ね。

インサートシーツ

画像出典:ISUKA

代わりに登場したのがポリ素材のインナーシーツ。

コロナ+山小屋泊でモンベルやサーマレストも出してましたが、イスカもということでしょうかね。

ゴアテックスインフィニアムシュラフカバー

すっごいマイナーチェンジ。

ゴアテックスシュラフカバー→ゴアテックスインフィニアムシュラフカバーに変わりました。

以前はゴアウィンドストッパーと呼ばれていたインフィニアム。

白いゴアテックスタグがついていて、本来は別性質のメンブレンですが、製品重量、金額、製品画像まですべて変わってないようです。

Amazon製品ページなどもそのまま使われているので全く同じモノとみて問題ないでしょう。

そういえば昨年、ヘリテイジはゴアウィンドストッパーからeVentにシュラフカバーのメンブレンを変更していましたね。

イスカの寝袋の話

エアプラスを少し否定気味に書きましたが、実はイスカが大好きなんですよぼくは

というわけで最後にちょっと脱線してイスカの寝袋の話をしていきます。

不器用な国産メーカー

今さらですが、ISUKA(イスカ)は日本の寝袋メーカーです。

その歴史は古く、1972年に大阪で創業してから50年近く、「HEARTY&QUALITY(心あるモノづくりで、最高の品質を)」をテーマに寝袋を作り続けているスペシャリストたちです。

1975年に創業したモンベルよりも古くから寝袋を作り続けているわけです。ちなみにナンガ、昔は布団を製造(横田縫製)していた会社で寝袋を作り工場としてイスカの寝袋を作っていた時期もあり、その後、ナンガに名称を変えて寝袋を作るようになったとのこと。へー。

 

イスカ 2021カタログ

その長い歴史の中で培った経験と知識で“高品質な寝袋”を作っているイスカの職人たち。

ぼくも長くイスカエア280Xを使っていて、イスカやナンガよりも信頼性は上だと思ってます。

でもですよ?マーケティングやWEBサイトの作りといった製品のアピール力ががすごい弱いと思うんですよイスカって。

特に国産寝袋ブランドの中でも、ストレッチ性のあるモンベル防水生地のナンガじゃあイスカは?、と魅力が全く伝わってこない。

 

イスカ 2021カタログ

ブログで書こうにも質実剛健とか、国産老舗とか、抽象的な言葉になりがちです。

撥水性もすごい強い気がしますし、裁縫も丁寧で、ダウン抜けもなく、すごい良い寝袋なのにアピールヘタで損してるなって思うんですよイスカって。でもそんな職人気質な部分が好き。

ぼくがイスカを勧めるポイントは「噛まないジッパー」「確実に寝れる暖かさ」です。

独自の温度表記

寝袋の温度表記と言えばEN13537(ヨーロピアンノーム)ですね。

モンベルも、ナンガも、その他大手は大体対応しているヨーロッパ規格の寝袋温度表記です。

メーカー間の寝袋を同一規格で比較できるメリットがある一方、サイズは小さいほうが数値が高くなりやすい、寝返りなどを想定していない、厳寒(-18℃以下)での信頼性が低いというデメリットがあります。

そのためイスカはEN13537ではなく、独自の温度規格(最低使用温度)で表示しています。

独自 EN13537
製品 イスカ
表記
快適
Confort
限界
Limit
極限
Extreme
エアプラス 280 2度 3.6度 -1.6度 -17.7度
エアプラス 450 -6度 -1.2度 -7.3度 -25.2度

独自規格の温度表記と言えば、過剰に高い信頼性皆無な温度設定というのが常のはずが。

イスカは「東レ人工気象室テクノラマ」で厳格に検査をしたうえで温度を決めています。

イスカは主要モデルではEN13537の検査結果も公表しており、エアプラス280はコンフォートとリミットの中間程度、エアプラス450はほぼリミットの温度です。

個人差はあれど寝袋に寝慣れてくるとリミットが無理なく眠れる温度な気がします。

その目安で行くとイスカの表記温度で選べばぼくなら確実に寝れるであろうと、むしろもっと低くても行けちゃう余裕がある表記と言うことです。

でも調べてるならEN13537で表記したほうが売れるのに、とか思っちゃいますが、売ることよりも自分たちの考える寝れる温度を表記している辺りが不器用さと信頼性だと思ってます。

5段階の温度グレード

イスカ 寝袋の選び方

画像出典:ISUKA

独自の温度表記、そしてその温度を元にした日本の山岳地帯で選び方も公開しています。

自社の寝袋をQC(QUICK CHOICE)で5段階で分類し、どの程度の環境で使えるかをわかりやすく、日本人が選びやすい表にしています。

イスカの寝袋を選ぶ時には大活躍してくれます。が、独自の温度表記なだけにイスカ製品でしか使いにくいチャートでもったいないなと感じてしまいます。

噛まないジッパー

イスカエア280X

イスカと言えば「噛まないジッパー」なのが魅力です、とぼくは言い続けてます。

「いやいや、ナンガは最初から噛み防止パーツついてるしモンベルも最近は付いてくるよ」と思うじゃない?

でもあれはジッパーが重くなる欠点もあります。

しかし、イスカはただのYKKジッパー、なのに噛まない。

締めるときは噛まないし、上下の生地を引っ張れば高速で開けれるのも他にないメリット。

使った人しかわかりませんが、イスカの寝袋を使った人は同じことを思っているはず「イスカの寝袋はジッパーが噛まない」と。

まとめ

と、少し脱線しましたがまとめ。

2021年のイスカは、旧エアがエアプラス、エアドライトにモデルチェンジ

撥水ダウンを使ったエアドライトはどれもオススメ、特にエアドライト290。

エアプラスは値段重量のコスパ的に、エアドライトや他社の寝袋を一考したいモデル、というのがぼくの結論です。

まとめをまとめとして使うのは珍しい気がしておさまりが良いです。

2021年アウトドアカタログまとめもどうぞ!

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