こんにちわ、ぜつえん(@zetuenonly)です!
キャンプをするために個人で山を購入、という話が珍しくない昨今。
そうは言ってもソロキャンプをするためだけに山を購入できるはずも無いし、というのが大多数でしょう。
そんな人のいない場所で自由にキャンプがしたいけど、山は購入出来ないし・・・と考えてる方に教えたいサービスが山所有者とキャンパー間での山林区画を貸し借りができる山林マッチングサービス「YAMAKAS(ヤマカス)」です。
今回はソロキャンプ用に山林をレンタルできるYAMAKASについて紹介していきます。
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YAMAKAS(ヤマカス)とは
ヤマカスとは、メディアコム株式会社が2021年3月から始めた山林マッチングサービスです。
使ってない山を貸したい山主とソロキャンプ用に山を借りたいキャンパーのマッチングを担うのがヤマカスです。
最近始めたばかりなのでまだまだ借りれる山林は少ないようですが、今後きっと増えていくことでしょう。
山主(貸す人)
貸し借りするにはまず貸してくれる人が必要です。
キャンパー目線では多くの山主さんにヤマカスの存在を知ってもらって、貸し出せる山林を増やしてほしい限りです。
貸し出す山主さんは金銭面はもちろん、それだけじゃないメリットがあります。
登録・宣伝が無料
まずヤマカスサイトへの貸地の登録が無料なこと。
さらに山林を借りたいキャンパーへの宣伝費といった固定費も無料です。
使っていない土地があるなら貸し出せば収入にできるわけで、それって不労所得ですよね。
収入を管理の費用に
山は使ってなくても管理維持費や固定資産税が必要で、山は持ってるだけでお金が掛かります。
しかしヤマカスで貸し出していれば収入を得られるため、管理費用の足しにできるわけです。
そう簡単な話でも無いのでしょうけど、使ってないなら貸したほうがいいのでは?というのが山を持ってない人の感想です。
キャンパー(借りたい人)
貸し出された山林でキャンプをしたいキャンパー。
需要と供給で考えると圧倒的に借りたいキャンパー比率が多そうです。
もしかすると人気な山林は順番待ちになっていたりもするんでしょうか。
一人だけの野営地
キャンパー目線で一番のメリットは、他キャンパーのいない場所で静かにキャンプができることでしょう。
いわゆるキャンプ場以外の野営地での宿泊はグレーな側面があります。
正しい手続きで野営をするには山を買うか、借りるかしかありません。
野営のようなワイルドなキャンプがしたいソロキャンパーにとって山林レンタルは非常にありがたいサービスと言えます。
山を買うよりも安価でローリスク
山を買う人が多いとは言ってもほとんどの人は買えませんよ、山なんてね。
金銭的にも手が出ませんし、山を持つリスクが高過ぎるからです。
短期的に見ればキャンプが自由にできるメリットはあってもいつまで持ち続ければいいのか、要らなくなったら売れるのか、管理は、と山を買う利点以上に悩みしか出てきません。
現実的に山を買えないのであれば野営をするためにはレンタルしかないとなるわけです。
予約いらず、いつでも泊まれる
キャンプ場に行く回数が増えるほどに手続きや時間で制限が掛かることにストレスを感じてきます。
キャンプ場の予約受付支払いが面倒だなとか、深夜にチェックイン出来たら便利だなとかね。
そんなストレスも山林をレンタルでしてしまえばすべて解決です。
1ヶ月や1年単位で借りることができるため、期間中は使いたい放題です。
好きな時間に行って、好きな場所に張って、好きなように遊んで、帰りたくなったら帰ればいいんですからね。
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貸し出されてる山林
実際にヤマカスで貸し出されてる山林をチェックしてみました。
全国のレンタル地の数
現在、18箇所53区画の山林をレンタルすることが可能でした。
関東、関西、中国、九州にそれぞれ点在しているようです。
サブスク制
貸出期間は場所によって異なり、1日・1ヶ月・1年の3パターンがありました。サブスクってやつですね。
1ヶ月間の貸地で見てみると、11,000~15,400円程度でした。
日割りすると1泊当たり366~513円程度です。
実際毎日泊まることも無いんでしょうが、毎週末泊まる月4-5泊でも2000-4000円程度。
自由に出入りできる、他の人が居ないといった恩恵を思えばそこまで高くもありませんし、レンタルするような人が月4-5泊なんてこともないと思うので金額的にはかなりお手頃です。
車から距離がある
山林はキャンプ場では無いため、宿泊地と駐車場が離れてる場所が多いです。
広島県の山林を見ると
駐車スペースからレンタル地まで徒歩1分以内。
車の横付けは不可
となっていて数十メートルは歩く必要がありそうです。
どこもこの程度は歩かないといけない場所なので、バックパックキャンパーさんのような身軽なキャンパーに向いたサービスのように思えます。
山林ならではのオプションがある場所も
逆にキャンプ場ではあり得ないようなオプションが付いてる場所もありました。
こちらをレンタルしていただいた場合、近隣に所有する竹やぶの利用(タケノコ掘りなど)
も可能です。
竹やぶの利用やタケノコ掘りもできるんだとか。
竹が生えない島国で馴染みの無い道民はなまら惹かれてしまう気持ちがあります。
オプションとして、月額500円で家庭の水道をお使いいただけます。
他にも月額で水道を使える場所や湧き水を利用できる場所などもありました。
どこもキャンプ場では無いためトイレや水道などは基本的に無いことを想定する必要があります。
そのため水は持ってくるか、沢がある場所なら浄水器を、トイレには携帯トイレが必要でしょう。
慣れていないキャンパーだとややハードルが高くなりますが、その分レンタルする客層は限られてきそうです。
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気になったこと
気になったのでメディアコム株式会社さんにいくつか聞いてみました。
どのくらい自由に使えるのか
・山主さん次第ですが木を切ったり草を刈ったりと山林の開拓も自由
・切ってはいけない木を指定される程度
・開拓用の農具などを置いておくのもOK
聞いてみたら開拓するのも自由とのことでした。
それはすごい。
良い感じの木に囲まれたハンモック泊用の木を残したりと自分だけのキャンプ地が作れちゃいますね。
これはレンタルしたら通ってしまいそうです。
複数人で使うこともできるのか
複数人での使用は原則禁止とのことでした。
ただ場所によってはグループでの使用が出来る場所もあるようです。
区画の距離はどのくらい離れているのか
各区画が300坪(=約990㎡=約612畳)が確保されています。
300坪と言われてもピンときませんね。
キャンパーに伝わりやすく面積で計算すると、10m×10mの区画サイトが約10個分の広さです。
他に例えると学校の体育館程度の広さのようです。
大声を出すと届くかもしれませんが、よほど近くに泊まらなければ見えないレベルでしょう。
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道民キャンパー的に
北海道民キャンパー的に気になった部分。
使われてない山林でソロ野営する怖さ
ワイルドなキャンパーたちが憧れる宿泊スタイル“野営”
管理がされず人の入らない場所での宿泊を指すと思いますが、人の入ってない山の中と聞くと多くの道民はある恐怖におびえだします。
そうヒグマです。
レンタルとは言っても熊の出没する地域に一人で野営するのはリスクが高くなります。
食材の管理など個人に責任がゆだねられる部分があるため、ちょっと怖いなと思ってしまいます。
現状貸し手がいない
ヒグマの心配をするよりも北海道ではまだ貸し出されてる山林がありませんでした。
借りたくても借りれない。供給が足りてないのが現状のようです。
北海道の山主さん、あなたの山林を貸し出してみてはいかがでしょう?
まとめ
ここ数年のキャンプブームでキャンプ場はどこも大混雑です。
使っていない土地を利用しキャンパーに貸し出す、そんな余ってるモノを活用するアイディアはすごいなと思います。
今後貸し出される山林が増えて借りやすくなることをヤマカスさんには期待したいです。
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