こんにちわ、ぜつえん(@zetuenonly)です!
11月26~27日で日光白根山に登ってきました。
数日前のYAMAPの記録では積雪してると書いてあったのですがいざいったらほとんど雪無しでした。おかげでテントを担いでいったのに張らずに小屋泊で荷物になってしまいました、そんな話をしていきましょう。
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日光白根山
日光白根山は栃木県日光市と群馬県の間にある百名山です。
標高2578mで関東地方最高峰、そして日本ではこの白根山より北と東にはこれ以上高い地点はありません。もちろん今回の旅の最高峰です。
白根山は活火山で過去には何度か大規模な噴火も起こしていて、最後に噴火したのは1889年と言われています。またいつか噴火するかもしれませんね。
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登山口~ヒマラヤおじいさん~五色小屋
事前情報では登山口の駐車場にも雪が積もってるってあったけど、跡形もない様子でキツネに騙された気持ちになりますね。
小屋泊ということでザックは50Lのマムートトリオンプロ。
積雪状況は分からないためアイゼンなど必要以上の装備を持ってザックが重くなってしまいます。さらにテント張れるかも!ということでテントまで。
水1Lで14㎏+カメラで15kgほどです。めちゃくちゃ重たいですね、もっとUL進めないといけないですね。
水は雪溶かせば取れる、最悪沼があるからそこを煮沸で、と水減らしてこの重さなので本当に残念。
日帰りがメインな山を小屋泊なのでコースは短いです。サクッと登っていきましょう。
出発は11時過ぎ、この時間で太陽が一番高い位置のようです。本当に日が短くなりました。
スタートからガツガツの登りです。雰囲気のいい岩がゴロゴロしてますが、岩場はザックの重みがさらに重く感じます。
ひたすらに雰囲気の良い森です。日光の奥のさらに奥。神聖なものを感じずにいられませんね。妖精とか住んでそう。
階段はワイルド。かっこいい。
そういえばこの辺りで良くしゃべるヒマラヤおじいさん(70↑)に会いました。
「わしはこの山は30年以上登ってる、もう70過ぎたから今日は山頂行ってないが、そうだヒマラヤはいったことあるかい?わしは若いときに山岳会の仲間と6000m級行った!高山病で登れなかったけどな。ヒマラヤ入ったほうがいいぞ、山岳会も入るべきだ」
といってました。山が好きなんでしょうね、楽しそうで羨ましいですね。
おじいさんはちょうど軽アイゼンを外してるタイミングで、その先は若干凍結斜面でした。
チェーンスパイクがあればはくんですが、あいにくもってないので、そのまま。
登りならストックがあれば特に問題はないですね。
さらに登ると弥陀ヶ池と白根山の山頂が見えてきます。山の影になると日はかなり低い位置。日陰は寒いです。
だいぶ池が凍ってきてますが乗れるほどじゃないです。
この様子だと雪から水もとれなそうなので、ここで水を汲んでいきます。
こちらは五色沼。この辺は雪が積もればいいテント場になりそうです。
窪地なので風もあまり強くならなそうですし、積雪したらまたテント持って来たいですね。
五色沼~避難小屋の間は少し雪がありました。サクサクで歩きやすい。でもテント張れるほどじゃないです。
五色沼避難小屋到着!入口のドアすごい硬い、全然開かない。
キレイではない中ですが、雨風雪凌げれば十分すぎですね。
そしてこれ!誰かの記録で見てましたがドキドキが止まらないっ!!
床下の隙間見えるところあるのでそこにいるんでしょうね。物音とかしないといいけど。
冬はガソリンのストームブレイカーが最強!
時間がかかる煮沸を済ませてしまいます。ぼくは沸騰状態で5分を目安に煮沸するようにしています。
煮沸後にコーヒーフィルターでろ過という手順です。
燃料を多く使うのでコスパと火力に優れるガソリンストーブが便利です。氷点下でも火力が安定するので雪から水を作る場合も優秀です。少し重たいのが痛いところですが。
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夕日~星
小屋の裏を登った先の前白根の手前のピークが夕陽や朝日に良さそうと狙っていたので時間を見計らって登っていきます。
10分ほどでつくので小屋ベースでお手軽に景色を楽しめます。
グッドタイミングだぜ!
山頂には明日行きますが、ほとんど雪ついてないです。冬とは。
太陽の反対日光側、左の山は男体山ですね。
先日女峰山に登ったあとに登ろうと思ったのですが、男体山は冬期登山禁止ということであきらめた山です。珍しいですよね。
小屋からの星空。
カシオペア、ペルセウス、アンドロメダなど秋の星座が天高く登っています。それを追いかけるようにしたからぎょしゃ座、おうし座が登ってきます。
このあと急激に雲が流れてきたのでこのままおやすみです。小屋は暖かく、ハーフレングス#3でぐっすりでした。
あとネズミはでなかったです!
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白根山登山
日の出前にご飯を食べ、朝日を見に来ましたが完全にガスってますね。
あと爆風です。すごいスピードで雲が流れて晴れ間も見え隠れするんですが太陽は見えませんね。残念。
小屋に戻りパッキングして山頂を目指して出発です。夜にうっすら積雪しているようで辺りが白くなってます。
山頂手前。まっしろです。雪もですが、ガスと風がすごい。
気温はあまり低くないと思うんですが風でウェアもサコッシュも凍り付いていきます。
小屋から1時間ほどで山頂です。展望ゼロ!そんなもんですよねー。
もう少し岩場が厳しいのかなと思ってましたが大きな岩がある程度ですね。真冬でもいけそう。
風が冷たいのでサクッと降りていきます。
かっこいい岩!晴天なら上に登るやつですよね。
下りは弥陀ヶ池方面に折りますが、こちらのほうが岩場がきつい。凍結してて滑りそうで怖いです。この時期ならこちらから登ったほうが楽ですね。
岩と岩の間に氷がついて怖い下り。雲の切れ間から見える弥陀ヶ池を目指して降りていきます。
この植物がすごいたくさん群生してました。寒さに強いタイプでしょうか。
池まで下りたらあとは樹林帯歩き。風がないので楽です。
下りは食料や水も減り、気持ち的にも荷物が軽く感じます。景色もないのでたんたんと下山しました。
また違う時期に来てみたいですね!
まとめ
雪がほとんどなかったこと、テント張れなかったこと、山頂のガスっぷりに若干の不完全燃焼を感じています。
次はがっつり雪の時期にテント泊か、夏の暑い日に日帰りで来たいです!
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