コスパ抜群JR GEAR(ジェイアールギア) プリマロフト入りマット!

道具

こんにちわ、ぜつえん(@zetuenonly)です!

JR GEARの名前を聞いたことはありましたか?

ほとんど知ってる人はいないと思いますし、もちろんぼくもしらなかったメーカーです。去年末ごろにAliExpress中毒になっていたころに知ったメーカーでした。知ったきっかけはR値5.0のエアマットを格安で出していたことからでした。出会いのマットなわけです。

すでに冬シーズン終わってますが、冬用マットを持っていなかったことから欲しいと思っていたとアリセールに便乗して購入しました。

今回は6000円台で買えるJR GEARのR値5.0のインシュレーテッドトラバースコアIMT035と専用スタッフサックポンプDYP225を購入して使ってみた話をしていきます。

2020年にR値規格が統一されました、新R値記事はこちら→

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JR GEAR(ジェイアールギア)

JR GEAR公式サイト

JR GEARは主に寝袋、エアマット、防水サックなどを扱っているメーカーです。

JR GEAR(ジェイアールギア)は「Just Right Gear」の略称で、Just rightはちょうどいい、という意味でGear(ギア)は道具です。訳すと「Just Right Gear(ちょうどいい道具)」になります。

何がちょうどいいか難しい解釈ですが、ぼくとしてはコスパかなと思ってます。

そう思うほどに安く高い性能の道具が多いです。

調べてもどこの国の会社かもわからず、公式サイトも2018年で止まっていると思っていたら2020年になって更新されましたが情報は少なく製品が載っているくらいです。まだ生きている会社なようなのでそこは安心できました。

少し前は日本でもマジックマウンテンさんが代理店になっていたようですが現在は国内流通はしていない様子です。そのため購入はAliExpressからです。

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Insulated Traverse Core(インシュレーテッドトラバースコア) IMT035

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スペック

Insulated Traverse Core
IMT035
カタログ重量 570g
本体重量 604g
袋重量 16g
総重量 620g
形状 マミー型
サイズ 183x51x8.9cm
(長x幅x厚)
収納サイズ Φ13x21cm位
中綿 プリマロフト
頭脚部 100g/㎡
胴部 133g/㎡
(旧)R値 R5.0
生地
75D六角形
リップストップナイロン
付属品
・パンク修理キット
・スタッフサック
・プリマロフトタグ

重量と収納サイズは実測で表記。

見た目

JRgear Insulated Traverse Core(インシュレーテッドトラバースコア)IMT035

注文から30日ほどかかりAliExpressから若干つぶれた状態で届きました、いつも通りですね。

専用の25LスタッフサックポンプDYP225も一緒に購入しました。

紙とプラの中間くらいのケースでした、スペックの記載がケースにされています。

 

JRgear Insulated Traverse Core(インシュレーテッドトラバースコア)IMT035

中にはエアマット・スタッフサック・修理キット・プリマロフトタグの4つが入っていました。

 

JRgear Insulated Traverse Core(インシュレーテッドトラバースコア)IMT035

カタログ重量570gですが実測は本体のみで604g、スタッフサック(16g)に入れて620gでした。付属のパンク修理キットなどは出した状態です。

誤差じゃ許されないレベルで重いですが安いので許せてしまうのがこのマット。

ぼくのは重かったですが、個体差でカタログ値近いモノもあると思われます。当たり外れがあってくじ引き感覚の買い物ですね。

 

JRgear Insulated Traverse Core(インシュレーテッドトラバースコア)IMT035

表がオレンジ、裏がシルバーです。

2020から各社導入しはじめた新R値規格ASTM F3340-18 ではなく、従来の自社基準のR値でR5.0という真冬用の断熱力です。信頼性は低いですが、マット内には断熱材であるプリマロフトが封入されているのでそれなりの保温力は期待できます。

頭脚部は100g/㎡、荷重のかかりやすい胴部は多めで133g/㎡を封入されています。

実際R値5.0かどうかはまだフィールド使用をしていないのでわかりません。それでも、それなりの断熱力はありそうなのはわかりますね。

それにR値なんて冬に使ってもわからないモノです。

 

JRgear Insulated Traverse Core(インシュレーテッドトラバースコア)IMT035

バルブからのぞき込んでプリマロフト。

プリマロフトは人口羽毛と呼ばれる断熱保温軽量性に優れる超極細マイクロファイバーの化繊中綿素材です。いろんなグレードがありますが寝袋や防寒ジャケットに使われることが多い素材です。

スタッフサック

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別売り専用25Lのバルブがついたロールトップの防水スタッフバックです。IPX4で実用防水レベル。75Dで重量は126g

あっても無くても良いものですが、口で入れるには空気量が多すぎて現実的ではないのでなにかしらポンプは必要でしょう。

本体と同じ六角形のリップストップナイロンを使ってます。

ぼくは寝袋やウェアを入れる防水サックとして使い、マットを膨らますこともできるという用途になりそうです。

ポンプとして使う時に75Dで生地が硬く上手に膨らましにくく、バルブが工夫もない普通なモノで純正ポンプのメリットはあまり感じられないのが残念ポイント。

 

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畳んで半分に折るとマットと一緒に収納することも可能です。

空気注入

JRgear Insulated Traverse Core(インシュレーテッドトラバースコア)IMT035

今主流な逆止弁付きバルブで写真緑のボタンで空気を抜くことができて、好みの空気量に調整することができます。

緑の調節ボタンは反応が悪く押しやすいとは言えませんね。

バルブはコードが付いていて開閉しやすく、全開にすると一気に空気を抜けます。ただ空気量が多い+プリマロフトがあるので抜くのにはそれなりに時間がかかります。

 

JRgear Insulated Traverse Core(インシュレーテッドトラバースコア)IMT035
JRgear Insulated Traverse Core(インシュレーテッドトラバースコア)IMT035

逆止弁の状態でスタッフサックと接続して空気を入れます。

ロールトップわかりやすく上のバックルを止めていますが実際使う場合はいちいち止めません。

25Lスタッフサックを使って4~5回いれるとパンパンに膨らませることができます。

全身サイズで厚みもあるので空気量は多く手間ですね。膨らますのが嫌でエアマット使わない人もいるのではないでしょうか。口で膨らますのは嫌ですね。

空気が多いおかげで快適性も高いのですけどね。 マットは一長一短です。

 

JRgear Insulated Traverse Core(インシュレーテッドトラバースコア)IMT035
JRgear Insulated Traverse Core(インシュレーテッドトラバースコア)IMT035

膨らました状態の厚みはカタログ値8.9mmで、実測9.5cm位ありました。

パンパンにするほど穴の開くリスクが上がり寝心地も下がるので入れすぎない程度で好みの膨らみにしてあげるのがいいでしょう。

もちろんこの厚みなので座っても立っても地面付きはありません。

幅51cm表記ですがふくらました状態で実測49~50cm位でした。広くはないですが一般的な幅で寝袋に入って乗れば狭いと感じることはありません。

 

75Dヘキサゴナル(六角形)リップストップナイロンを使われています

公式には75Dとしか書いてませんが触った感じオレンジ面のほうが薄く、シルバー面が少し厚く感じます。

シルバー面は底側で分厚くされているというのもあるはずです。が公式に書いてないのでわからない謎。

サーマレストやニーモの軽量マットは15~30D位の生地で、それに比べるとはるかに強度があり安心感があります。クライミットは多く75D生地を使ってますね。

重さを取るか強度を取るかということです。

穴が開くのが嫌でエアマットを使わないぼくにはベストな選択です。

 

JRgear Insulated Traverse Core(インシュレーテッドトラバースコア)IMT035

横仕切りなので曲げることもできます。こんな使い方はしないわけですが。

中心に座ると左右が上がるという話も聞いてましたが、空気量なのかぼくのマットはそうならなかったです。

空気量を減らせば二重にして座ることもできます。

 

畳むときはバルブを全開にし、一度全体の空気をざっくり抜いてから、三等分にして足元からクルクルと畳んでいきます。

 

空気を入れる手間をさらに省きたい方、スタッフバッグポンプは使わない方は電動ポンプもオススメ!

FLEXTAILGEARが軽量コンパクトでオススメです!

気になったポイント

まだフィールドで使ってないですが気になるポイントをいくつか。

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まずフルサイズしかないこと。

マットは180、120、90などでサイズ展開をしているメーカーが多いですがJRGEARでは183cmのフルサイズのみです。

ぼくは冬でも100~120cmあれば十分なのでこれはデメリット。

2/3のサイズになれば重量も同じくらい軽量化できるために、あれば便利でもありますが空気量も増えてしまいますし必要なければ無駄な重荷です。

 

マットを並べる

そもそもぼくはエアマットの寝心地や座り心地が好きではないという個人的な話なんで気にしなくてもいいとこですが。

空気メインの独特な浮遊感のある座り寝心地が不安定で苦手なのです。

それ以上に地面付きしない、断熱力などメリットで上塗りできるので購入しましたが、今後はパンクに震えながら使っていくんだなと思います。

多くの方にとっては安く断熱力の高いコスパ抜群のJRGEARのエアマットでしょう。

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他のInsulated Traverse Core

今回ぼくの購入したマットはR5.0の断熱力のインシュレーテッドトラバースコアのマミー型でした。

同じR5.0インシュレーテッドトラバースコアでは3サイズ展開があり長方形と幅広長方形(63cm)とマミー型です。

IMT035→I(Insulated) M(Mummy) T(Traverse) 035(3.5インチ=8.9cm)

IRT035→I(Insulated) R(Rectangular=長方形) T(Traverse) 035(3.5インチ=8.9cm)

IRX035→I(Insulated) R(Rectangular=長方形) X(EXTRA=大きい) 035(3.5インチ=8.9cm)

型番の意味はおそらくこの通りでしょう。

軽量重視ならマミー型を、快適になら長方形を、幅広が良ければワイドタイプがオススメです。

同じ販売ページの青いマットはR3.0の春秋用ですのでご注意を。

にしてもプリマロフト入りR5.0で6000円台とは価格破壊ですね。

同グレードのマットを有名メーカーで買えば2~3倍の値段は軽くするでしょう。コスパで見れば抜群に良いマットです。

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まとめ

知名度のほぼないJRGEARマットを今回はインプレッション的な内容でした。

夏用エアマットの価格で冬用マットが買えると思うと圧倒的なコスパについついポチってしまいました。

次はフィールドで使ってのレビュー記事を書こうと思います。

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コメント

  1. はる6 より:

    今もaliexpressでコスパ高い製品ですね。
    ただ、レビューが世界的に見て購入レポートはあっても使用レポートがありません。
    購入を考えているのですが、使用してみて如何でしたでしょうか。

    • ぜつえん ぜつえん より:

      はる6様
      コスパは物凄く高いマットですね。
      有名ブランド品の規格統一されたR5.0と比べると体感では低く感じますね。
      ぼくは真冬でも十分でしたが、友人は真冬には冷えたと言っていました。

      不満点は、他よりも乗ってない時にマット表面が冷たくなりやすいと思うのがマイナスポイントです。
      それとエアを入れすぎると横からの冷気を感じやすいので、寝心地落ちますが空気量は少なめのほうが暖かく感じました。
      どちらもJRgearマットの上にサーマレストZライトソルとかにすると一気に良くなります。という感じですね。
      他の高額エアマットに比べ、軽量性は低いので値段なりな性能や使い勝手の悪さはあります。それでもコスパは良い冬用マットですね。

  2. はる6 より:

    ぜつえん様、コメントありがとうございます。
    なるほど、キャンプ向きの商品のようですね。
    私自身、冬登山はまだ考えておりませんので、当面は手持ちの年代物不明のサーマレストエアマット(型番すら不明)とスームルームのクローズドセルマットで試行錯誤してみます、いつも詳しい説明助かります。