こんにちわ、ぜつえん(@zetuenonly)です!
ヘッドライトの光を拡散し、ランタンの代わりにするアイテム。
超超軽量で持ってることすら忘れてしまいガチな道具ですが実用性は十分です。
使えば使うほどに面白いなぁと思い、使い方も考えるほどに色々できるモノだったりします。
今回はモンベルのクラッシャブルランタンシェードの使い方を紹介していきます。
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モンベル クラッシャブルランタンシェード
スペック
モンベル クラッシャブルランタンシェード |
|
重量 | 総重量:7g 本体:3g カラビナ:4g |
サイズ | Φ6×12cm |
素材 | 30Dリップストップナイロン |
対応サイズ | 周囲:19.5cm以内 |
ヘッドライトに付け、付属のカラビナで吊るし、光を拡散させることで疑似ランタン化するという道具です。
悪く言えばただの白い袋なんですが、それを製品レベルまで昇華して販売しているのはさすがモンベルという感じがあります。
カタログ値7gに対し、実測はズレ無し7g、さらに本体は3g、カラビナが4gでした。
カラビナは無くても使えるので実用3gとなると持ってて損無しです。
収納は折りたたむだけで固定はできませんが、くしゃくしゃな素材でかなり小さくなります。
どこかの隙間に入れてもいいですし、ヘッドライトケースにしてもいいでしょう。
クラッシャブルランタンシェードL
出典:mont-bell
似た商品にクラッシャブルランタンシェードLがあります。
左がクラッシャブルランタンシェード、右がクラッシャブルランタンシェードLです。
Lは大きく拡散率が高いと思いがちです。が、そもそも構造が違い、置いて使うことを想定してシェードです。
そのため中に円錐状の反射板が入っていて正面以外の周囲に光を拡散することに長けています。
吊るすか、置くかが選ぶポイントです。
普通のクラッシャブルランタンシェードで置いて使うこともできるため、Lより汎用性が高いと思っています。
基本的には吊るして、たまに置いて、という用途ならLじゃないクラッシャブルランタンシェードがオススメです。
構造
写真は裏返した状態です。
買うまで知らなかったのですが、ただの1枚生地ではなく、内側の正面は二重構造になっていて、周囲に均等に光を拡散できる仕組みになってます。
図解するとこんな感じ。図の下からヘッドライトを入れる方向です。
クラッシャブルランタンシェードはかまぼこ型で奥行きのある構造となってます。
そして点線部分のヘッドライトの光が強く当たりやすい正面のみ内側が二重構造です。
ちなみにLは点線部分が反射板になっていることで正面への光を断っています。
明るさを表すルーメンは光の総量のことで、正面を断てばその分周りが明るくなるわけです。
二つをのシェードを同じライトで使った場合はLのほうがサイド光は強くなるのでしょう。Lのみモンベルが特許を取得している構造です。
面白いなと思ったのが、図のロゴの向きは製品の向きと同じです。吊るす用と置く用でロゴの向きがそれぞれに対応しているという細かいとこに感動しました。
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使い方
シンプルな使い方から、ぼくなりの使い方まで。
付け方
ヘッドライトにかぶせて、パーツで締め付け、電気を付けるだけ。簡単だね。
くしゃくしゃな素材なので手で広げる必要はあります。そこが少し手間。
つけれるヘッドライトの周囲が19.5cm以内で、これに入らないヘッドライトは特殊ですが、手持ちライトや自転車用ライトやランタンにシェードをかぶせる時には注意が必要です。
カラビナの使い方
変わった形のカラビナが付属しています。
ベルトをひっかけるフック部分と吊り下げるカラビナ部分がセットになっている独自な形状。
出典:NEMO Equipment
関係ないんですが、ニーモのロゴにすごい似てると思うですよね。ってツイッターで言ったらローベンスも似てるって言われました。たしかに。
公式の使い方はベルトを短くした状態でフックにひっかけて吊るす方法です。
しかしこの使い方ではかなり長くなってしまい、一人用テント内では使いにくい欠点があります。
ベルトを短く+二重にして吊るすとかなり短くなりますが、個人的にはそれでもまだ長いです。
オススメの方法はベルトを縛って短くし吊るす方法です。
これならほぼ垂れさがらずにソロテントでも使えます。
太いバンドなので、きつく締め付ける必要もなく軽く縛る形にすればほどけません。
ベルトの長さも変えずに使えるので、頭につける時とランタンにするときの兼用がしやすいのも良いところ。
カラビナ無しで
思うわけです。カラビナいらないのでは?と。
本体重量7gの半分以上はカラビナ(4g)なわけです。カラビナを無くせばわずか3gで使える超超超軽量アイテムになるんですよ。
3gといえば、5円玉が3.75gなのでそれと同じかそれ以下の重量しかないわけです。ほぼ空気。
そのままバンドで吊るすとべろんべろんになって残念な感じになってしまいます。
ポイントは2つ。
バンドを短くする、ライトが増したを向くようにする。です。
というわけでカラビナ無しでの運用方法。
カラビナ有と同様にバンドを縛るまでは同じ。
固定用のゴムバンドを、縛ったバンドの下を通して反対側へ持っていきます。
そのまま吊り下げポイントへ。
テント中央のランタンフックの場合はフック形状とは相性がいいです。ループになっているテントとは相性がちょっと悪いです。
ループになっている場合は2周ほど巻きつけると固定できます。
でもこの形状で使うならカラビナ使うほうが楽。
テントのループがSや9みたいな形のフックになってる場合にオススメなのがカラビナ無しで使う方法です。
ヘッドライトの収納ケースに
突然ですが、普段ヘッドライトをどうやって収納してますか?
ヘッドライトにケースが付属してくるなんてまずないです。
別売りで販売してるのもペツル位ですし、そのノクティライトも85gとヘビー級。
それがクラッシャブルランタンシェードならわずか7gでケースとしてもランタンとしても使えるようになるわけです!さすがモンベルさん、すごすぎるぜぇ。
ヘッドライト2つ持ち
一番不便だなと思う点がランタンとして使ってるときにヘッドライトとして使えないこと、です。
ヘッドライトを一台二役にしてくれる画期的な道具ですが、同時に使うことができないのが運用難しいなぁと思うとこです。
テント内で寝るときにしても夜動くときはヘッドライトを使いますし、同時使用は割と多いです。
そんなわけで普段はもっぱらランタンケースとして、縦走などで故障を想定しヘッドライト2台持ちするときはランタンシェードとして使うという用途になっています。
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明るさ比較
手持ちのライトとテントで比較してみました。
実際の肉眼の見た目とは多少差異がありますが、同じ撮影環境なので写真間の差はありません。
また左のブラックダイヤモンドモジは暖色光のため色味が違います。
右のアクティックコアハイモード350ルーメンは格段に明るいです。
重要な100ルーメン同士ではあまり差を感じられません。
それでも、モジのほうが写真でも肉眼でも明るさは上です。
アクティックコア(ヘッドライト)のほうがやや暗く、サイド光が強く正面はやや弱めのように思います。若干ロスがあるのでしょう。
それでも思ったほどのロスがないのはヘッドライトとの完全に密着しているのと、効率的に拡散しているからなのでしょう。
実際に明るさを比べてみるとぺらっぺらなのにしっかりとしていて感動しますね。
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こんな人にオススメ!
超軽量で収納ケースとしても、シェードとしても使えるため万人にオススメしたい道具です。
シェードメインで考えるとランタンほど使い勝手は良くないというのも事実ではあります。
そのためヘッドライト+ランタンシェードとして使う以外の用途に価値を見いだせれば買いでしょう。
ぼくみたいに7gorカラビナ無しで3gのヘッドライトケースとして使ったり、自転車キャンプで自転車のライトをキャンプ中はランタンにしたり、ヘッドライト2台持ちで片方をランタンとしたりする用途などです。
持っていて困らないものではあります。その意味でULハイカーから縦走登山者、自転車キャンパー、ギアジャンキーなどいろんな人にオススメしたい道具です。
置いても吊るしても使える7gのクラッシャブルランタンシェード!
置いて使うのがメインなら8gのクラッシャブルランタンシェードLを!
ランタンシェード
シンプルで簡単なので似た製品を作っているところがあります。
レジ袋
なんと0円!レジ袋!
スーパーだと有料だったりします。薬局やコンビニだと無料です。
災害のときなど非常用の方法として紹介されるアイディアですね。
他に、水を入れたペットボトルでも同じようなことができます。
面白いですしちゃんと拡散されますが、光のロスが多く元の光量に対してかなり薄暗い印象です。
覚えておいて損はないですが、アウトドアでの実用性は薄いです。
ネイチャーハイク
ネイチャーハイクさんも作ってました。S(6.2g)とL(11.2g)サイズがあります。
三角錐の反射板が入っていて、どちらもモンベルのクラッシャブルランタンシェードLと同じで置くタイプです。
なにがすごいって2個セットになってます。
Bush Craft Inc.
ブッシュクラフトも出しています。こちらは吊るして使うタイプです。重量9gでもちろんヘッドライトケースとしても使えます。
凄い面白いのが星座の絵柄が書いてあり、絵を参考に北極星の位置を見つける。太陽の位置から方角を知る。2つのことができます。
それでいて660円程度だから驚き。安いし可愛いしほしい。
まとめ
シンプルゆえに使い方次第でいくらでも化けるものです。
遊びが多様化するアウトドア界では、メーカーの謳う正しい使用方法が全てとは限りません。
工夫して、改造して、弄んで、遊ぶ、それが楽しいのです。
https://www.zetuenlife.com/entry/China-led-lantern
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