こんにちわ、ぜつえん(@zetuenonly)です!
アウトドア製品のなかでライトは特に進化が早い道具です。
100ルーメンすごい!と思っていても数年経てば、同じサイズでもっと明るいモノがでてきます。
すでに高性能とはいえませんが、それでも手放せないのがモジです。
今回はブラックダイヤモンド モジが可愛くて仕方ない、無段階調整での暗さはテント夜景撮りに欠かせない相棒という話をしていきます。
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2022 モジ モデルチェンジ
先にモデルチェンジ情報。
2021年まではモジ・モジカラー・リモジ(充電式)がありました。
2022年のモデルチェンジで変更され
・モジ(100ルーメン・電池のみ)→モジ(150ルーメン・電池+専用充電池・小型化)
・モジプラス(新モデル・モジRプラスの形状とライトモード)
・リモジ→(100ルーメン・マルチカラー・ボタン1個)→モジRプラス(150ルーメン・ライトモード・ボタン2個)
それぞれ150ルーメンに光量がアップしたのが一番。
そして新しくブラックダイヤモンドのヘッドライトでも採用された専用バッテリーBD1500に対応し、デュアルフューエル(電池と充電池どちらも使える)モデルになったのが違いです。
モジはモジプラス同等に小型化したのも大きな変化。(日本サイトでは122gだが、海外公式では105g表記)
調色できるモジカラーは廃盤になりましたが、その系譜はモジプラスとモジRプラスにキャンプファイヤーとレインボーモードとして引き継がれました。
リモジでは1つのボタンで操作する複雑な操作性でしたが、細長いボタンの横に丸いボタンが付いて操作しやすくなっているようです。
正直、モジ→モジで買い替えるほどの変化ではありません。
リモジを買い渋ってた人ならモジ→モジRプラスはありですし、僕もそこで悩んでます。ただリモジと変わらず、microUSBなのは残念。なぜ大手ライトブランドはType-C導入しないのか。
モジやモジプラスを充電池BD1500運用にメリットを感じるのはヘッドライトもブラックダイヤモンドの新モデルを使う人でしょう。
同社で揃える強みは出てきましたが、逆に言えば別ブランドヘッドライトを使うなら魅力は薄い気がします。新モデルは店舗で見てから悩むことにします。
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ブラックダイヤモンド モジ
新モデルの話は終わりで旧モデルのレビューをしていきます。
スペック
重量 | 88g |
重量(電池込) | 122g |
サイズ |
直径76×高さ59mm
|
明るさ | 100ルーメン |
防水性 | IPX4 |
電池 | 単四×3本 |
クライミングやバックカントリー製品をメインに出しているブラックダイヤモンド、通称BD。
テントやトレッキングポールなど名品が多くあります。BDのヘッドライトはペツルと並んで二大メーカーと言われています。
ぼくはそのBDの小型ランタン「モジ」を長く愛用しています。
単四電池3本使用で122g。
特別重くはないですが、軽量とも言いにくい微妙な重さ。
IPX4はあらゆる方向からの水に対する防水です。雨でも水没しなければ大丈夫程度です。
光量は100ルーメン、ソロテントで使う分には必要十分な明るさです。
明るくなるほど使用時間が減りますし、明るければいいってもんじゃないんですよランタンってやつは!って言い聞かせて使ってます。
ただスノーピークほおずきは60ルーメン、UCOスプラウトは100ルーメンです。ソロテントで使うなら100ルーメン前後がベストということではないでしょうか?
可愛いネーミングと形状
何が好きってネーミングセンス良すぎでしょう?
もじ?モジ?文字?MOJI?
ゆるキャラかなにかなんじゃないのかなって思う名前でめちゃくちゃ可愛い!
そしてこのまるっとしたシルエット。一生触ってられる!
手のひらの上でコネコネしてもいいし、地面に置いて転がしてもいい。
一生触ってられる!!
フック
黄緑の部分は硬いシリコン系の素材で焚き火周りで使うとススがついて汚くなっていきます。そこが可愛く感じてしまいます。
トップには2本の金属製ダブルフックはBDランタンあるある。様々なところに吊るしたり、引っかけることができます。つけやすく、取れやすく、でも慌てると取れない不思議なフックです。
操作
ボタンが一つしかないので操作は簡単。押すか、長押しかの2択。
押すとライトが着き、もう一度押すと消えます。
ライトが着いた状態で長押しすると光量を無段階調整することが可能。最高と最低光量時には一度点滅して知らせてくれます。BDのライトはすべてこの無段階調整できるディミング機能がついています。
ツルツルな表面の中にある凸凹なボタンは暗闇でも手探りで探すことができます。
またボタンがフックに対して平行な位置についていて、吊るしても回転することがないので、慣れれば目をつぶっていても、寝起きでも一発で灯りを付けることができます。
暖色の灯り
写真ではすごい分かりにくいですが、暖色系の灯りです。
ジェントスなどのオレンジな暖色に比べると白っぽく、昼白色寄りな暖色。
マットなホヤがあるので柔らかい、優しい暖色です。
置く
逆さまに置いたり、フックを使って斜めに置くこともできます。
電池
フタがネジのようになっています。ぴったりと隙間なくつくので生活防水レベルの防水性です。水没も一瞬なら大丈夫そうです。
モジの一番の不満は電池式なことです。
ポジティブに言えば、電池を替えればすぐに最高光量にできる。ですが、そうはいっても充電式はすごい便利です。
そして同スペックの充電式なリモジも登場しています。買い替えるならリモジですね。
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光量不足感
左がモジ、右は焚き火です。
テント内なら必要十分な光量を得られますが、テント外で使うには100ルーメンではやや力不足です。
暖色で薄暗い感じで雰囲気が良いと言えば誉め言葉ですが、結局光量不足です。
あくまでソロテント内やハンモックのリッジラインにつける用途に向いています。
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テント夜景撮影に最適
ぼくがモジを手放せない理由はテントを光らせて夜景や星を撮影するときに使い勝手がいいからです。
夜にテントの写真を撮ったことがある人ならわかると思いますが、ランタンを光らせて撮影するとテントが真っ白になってしまいます。
月夜や生地の厚いテントならまだマシですが、星+光るテントではかなり暗いランタンですら真っ白です。
カメラで星を撮るときには暗い星の光をとらえるために20~30秒かけてシャッターを切ります。そのときにテントの光も長い時間をかけて撮影するために、明るすぎて白が飽和する現象で白飛びといいます。
ランタンを暗くすればいいのですが、明るくするためのランタンであり、暗いランタンというのは実は希少種です。
それがモジを最低光量にして、撮影するとこの通り。
ランタンがあるのかなというのはわかりますが、黄色いテントは黄色いまま、赤いテントは赤いまま、テントの色を飛ばさずに、生かしてくれるのが暗いランタンモジです。
ソーラーランタンのソーラーパフミニ(現キャリーザサンスモール)も使ってます。弱モードで15ルーメンしかない暗いランタンの代表格です。
モジはそれよりも暗い!
15ルーメン以下です。柔らかい光なのも暗さに関係していると思います。白飛びさせないテント写真を撮るならモジ一択です。
モジはこんな人にオススメ
可愛さと暗さが魅力なランタン「モジ」
もちろんテント内で使うのに十分な性能もあります、しかし良くいっても普通な性能。最新の軽量ランタンと比べると性能的には見劣りするでしょう。
それを踏まえてモジをオススメしたいのは
・星+テントの写真を撮りたい人
・モジの形と名前を愛せる人
・ BDのランタンが欲しい人 です。
8色のカラーバリエーションで好きな色を愛でることができますよ!
USB充電式でより小型に。100ルーメン、122gのリモジもオススメ!
ライト系で多用する必須な単四電池は充電池で!
まとめ
星+テント撮影というちょっと変わった被写体で、それを目的にする人はあまりいないかもしれません。
明るさを求めるランタンとは方向性が違うのでモジは変わりの効かない貴重な存在です。
ぼくはこれからもモジを愛し、使い続けていくのでしょう!
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