こんにちわ、ぜつえん(@zetuenonly)です!
軽量コンパクトで断熱力も高く寝心地も良い。それでも穴が開くのがストレス過ぎて使いたくないのがエアマット。
案の定、今年買ったばかりのニーモ テンサーがパンクして修理しました。
個人的にパンク修理は安い接着剤で良いと、サクッと修理してしまうのが楽だと思ってます。
今回は100均の接着剤でする手抜きなエアマットの修理方法を紹介します。
※瞬間接着剤は最適解ではありません。ということはご理解しておいてください。
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エアマットの宿命
ニーモのテンサーインシュレーテッドの今年から廃盤になったショート(122cm)がセールになってたので久しぶりにエアマットを購入しました。レギュラー(183cm)は現行です。
アルミ断熱シートを2枚入れた断熱エアマットでR値3.5。やや心もとないですが寒さに強いなら冬も問題無しでしょう。重量265gと軽量なのも素敵。
厚さ8cmでもちろん地面付きもしません。使いやすい二重バルブに、ポンプサックが付属しているのも今どき仕様です。
エアマットの穴が開くたびにもう二度と買わない!って思うんだけど、今年買った型落ちニーモテンサーインシュレーテッドがエアマットの概念を覆すほど寝心地良くてエアマットサイコーじゃんっておもいました。 pic.twitter.com/z6h5Af3dB7
— ぜつえん (@zetuenonly) June 3, 2021
それでいてエアマットとは思えないほどの安定感のある寝心地がサイコーなエアマット。
スペースフレームバッフルと呼ばれる卵のようなデコボコな表面が寝心地の良さに繋がっているようです。
サーマレストはさらに軽量ですが、エアマット感強いのと、断熱フィルムの存在感があります。
エアマットの寝心地ならテンサーは最高クラスなのでしょう。
友人とキャンプに行って、がんばってタープを張ってる下に寝床作ってたらエアマットに穴空いた、みたいな人生過ごしてます。 pic.twitter.com/UcsOgVzpt9
— ぜつえん (@zetuenonly) July 26, 2021
と思ったのもつかの間。
雑に使ってたらパンクしてしまいました。
「これだからエアマットはー」と常々思ってましたが、案の定です。
ところでぼく調べによると、エアマットでパンクしたことが無いって人が一定数います。
逆にぼくのように今まで使ったほぼ全てのエア、インフレータブルマット、エアピローもパンクさせてきたって人もいるわけです。
この差はなんなんでしょうかね。
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パンク修理
さあ、気を取り直してパンク修理をしていきます。
穴が小さいのか、かなりのスローパンクで膨らまして数時間は膨らんだ状態を維持できる程度の穴でした。
そのため1泊するにも途中で一度膨らみ直せば使えてしまうようなパンクで修理が後回しになってました。
穴を見つける
パンク修理で一番大変なのはパンクの穴を見つけること。
・水につけて探す
・洗剤をつけて探す
基本的にはこの2パターンで探します。
サイズが大きいエアマットの場合はお湯を張ったバスタブを使うのが一番手っ取り早いです。
たくさんお湯を貯める必要は無く、水深20cm程度あれば十分です。
お湯にするのは手足を入れて作業をするのに寒くならないようにするため。
空気量は多いほど空気漏れもわかりやすいので満量がベスト。ただ厚さのあるエアマットは沈めるのに苦労するので空気量は調整したほうが楽です。
8cmの厚さがあるテンサーは手じゃまともに沈めることができなかったので両足で踏んで沈めながら穴を探しました。
スローパンクなので非常に見つけにくかったのですが、写真中央からブクブクと空気が漏れだしてます。
パンク箇所が見つからない不思議
今回、穴を見つけにくかった要因があります。
波打つ表面で分厚いエアマットはパンク箇所を見つけにくい罠になっていたのです。
図解するとこんな感じ。
波打つマット表面の溝側に穴があると、沈めた時に穴が左右から押し付けられて穴が塞がってしまってました。
そのせいで全面くまなくパンクを探しても見つからなくて、もしやと左右を押し付けて山形に反りかえらせるようにしてようやくパンク穴を見つけることができました。
昨今の分厚いエアマットでは起こりやすい現象だと思います。
パンク修理の際は覚えておくと発見が素早くなるでしょう。
洗剤も有り
自転車や自動車のパンク修理ではやることの多い洗剤を付けて穴を発見する方法。もちろんエアマットでも可能です。
洗剤をかけると穴の有る部分から空気が出てきて洗剤がブクブクするという方法です。
ただこれをエアマットでやるには面積が広く効率が良くないこと、乾燥が手間過ぎることでおすすめはしにくいです。が、覚えておくと役立つシーンはある気がします。
マークを付けて乾燥
穴を見つけたら軽くタオルで拭いてからパンク箇所に印を付けます。
油性ペンで印をつけたり、シールを張っておくのが分かりやすいです。
マークを付けたらしっかり乾燥させます。
吊るして数時間置いておくのがいいでしょう。
乾燥させるときは膨らました状態のほうが乾燥が早いです。
生地をカットする
乾燥したら穴をふさぐ修理をします。
修理前にエアマットの空気は完全に抜いておきましょう。
修理用のパッチ生地は保管してあった何か別のエアマットの補修生地。
生地は少し大きめに四角くカットし、角を落とすように丸くカットします。
角を落とすのは使用中にはがれにくくする意味があります。
専用の接着ノリも付いてた気がするけど昔の話。
というわけで最近は100均の3個入り使い捨て接着剤でパンク修理をしています。
パンク修理専用のノリは、瞬間接着剤よりも素材同士の間に溶けこんで接着するようで、接着後に硬化しにくいように思います。がすぐに無くすので瞬間接着剤を使い始めたらこれでいいじゃんとなった話です。
パンク修理のノリは修理にしか使えませんが、接着剤は何にでも使えるので汎用性が高く便利です。
以前、自転車に乗っていたころは自転車用のパンク修理パッチを使っていたのですが、乗らなくなって手元にパッチが無くなったのと、自転車用は厚みがあって補修後に剥がれやすいため使わなくなりました。
接着
カットした生地の貼り付け面と、印をつけたエアマットに接着剤を塗り付けます。
生地よりも少し大きめに塗っておくと安心です。が、はみ出るほど見た目は汚くなるのではみ出し過ぎないようにはしましょう。
ぺたーっと。
周辺が上がらないようにしっかりと貼り付けます。
完全に接着されるまで重いモノを乗せたり、クランプなどで固定します。
はみ出てる部分に乗せたモノがくっつきやすいのでぼくはクリップタイプのクランプが便利かなと思います。
修理完了
数時間放置すればしっかりと固定されます。
できれば一晩位置いておくのが確実です。
この時点で周囲に接着されてない、浮いてる部分があれば追加で接着剤を使い接着してあげます。
これでエアマットのパンク修理完了です。
最後に空気を入れて漏れないことを確認しておきましょう。
お疲れ様でした。これで次も快適に寝ることができます。
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瞬間接着剤を使う注意点
パンク修理用のゴムのりに比べて、接着力にもやや不安はあります。
しかしそれ以上に気にしたいのは瞬間接着剤は固まるとカチカチになってしまうこと。
位置によっては剥がれやすくなってしまうので使う時は注意が必要です。
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修理に使えるパッチ
エアマットを買った時に付属で入ってることの多い修理パッチですが、ぼく然り無くしてしまいやすいモノです。
そんな人向けな生地だけあれば100均の接着剤でOKという記事でした。
生地も無いよーという方は修理パッチを買うわけですが、接着剤の必要無い貼り付けタイプがおすすめです。
TEAR-AID(ティアエイド)が使いやすく便利です。
接着ノリ無しで使える切って貼るだけなタイプの修理パッチで、レインウェアや寝袋にも使えるのでエマージェンシー用としても使える汎用性の高さが魅力です。
貼り付けタイプなので現地でパンクしてすぐ修理も出来なくもないですが、現地で穴を見つける難易度は高く、正直やりたくない。
まとめ
アウトドアをしているとどうしても必要になってくる道具の修理。
手間をかけて、修理しながら使うことで愛着の沸いてくる作業ではありますが、自分なりのやり方で簡易的に出来るべきだと思います。
そんなずぼらーで貧乏性なぼくはなんにでも使えて、必ず持っている接着剤でパンク修理をしています。
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