こんにちわ、ぜつえん(@zetuenonly)です!
冬キャンプをあったかく過ごすために必要なものと言えば防寒着や暖房、そして飲み物です。
飲み物には体を温める、冷やす作用があります。
今回は冬キャンプで飲みたい体を冷やす飲み物と体を温める飲み物を紹介していきます。
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温かい飲み物=体を温めるではない
まず大事なこと、「温かい飲み物=体を温める飲み物ではない」ということ。
温かいと飲んだ瞬間は体を温めてくれますが、飲んだあとの作用で体を冷やすことになる飲み物があります。
逆に体を温める飲み物を温かい状態で飲むのは最強でしょう。
何が体を冷やし、何が体を温めるのか、それを知っていきましょう。
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飲み物が体を冷やす理由
温かい飲み物なのに体を冷やしてしまう理由、それはトイレが近くなってしまうことです。
尿は体温調整の役割を持っているため、排尿することで体温を下げてしまいます。
特に冬場はトイレに行く回数が多いと大切な体温を何度も下げることになります。キャンプならトイレまで行くのも寒くて大変です。
飲み物に入ってる成分で利尿作用のあるのは「カフェイン」と「カリウム」です。
カフェインは有名ですね。コーヒーやエナジードリンクに多く含まれ、眠気冷ましの効果もありますが、腎臓の働きを活発にし利尿作用も生まれます。
カリウムは体内の塩分濃度を調節してくれる役割があります。しかし体に保持できる量は一定でそれ以上摂取すると尿となって排出されます。
そのためカフェイン、カリウムの多く入った飲み物はトイレが近くなり、体温を下げることにつながるのです。ただそれがすべてでもないので注意ですよ。
また当たり前ですがどんな飲み物でも飲み過ぎればトイレに行きたくなります。飲み過ぎは注意ですよ。
冬はガブ飲みより暖かい飲み物をちびちび飲むのが適しています。
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体を冷やす飲み物
具体的にカフェインやカリウムの多い体を冷やす飲み物を紹介していきます。
コーヒー
カフェインといえばコーヒー、コーヒーと言えばカフェインです。利尿作用の強さも有名です。
コーヒーの淹れ方や焙煎の仕方でもカフェイン量は変わってきます。抽出時間が長くなるほどカフェインが増え、浅煎りほどカフェインが多くなります。
一般的にカフェイン量はエスプレッソ>ドリップ>インスタント>パーコレーターです。使う豆、抽出の仕方でも変わるので目安程度に。
また市販のブラック無糖の缶コーヒーのカフェイン量はすごく多いです。
ぼくもコーヒー党なので年中飲みまくりますが、寒さに弱い方、トイレを避けたいシチュエーションではコーヒーを飲まないことを考えるといいでしょう。
実はコーヒーのカフェインには血流を良くし、毛細血管を拡張する働きもあります。その結果体が温まります。
利尿作用以外で言えばコーヒーは体を温める飲み物なんです。
アルツハイマー予防や集中力を上げるなどコーヒーが体にいいという実験結果は多くあります。それでも適量のコーヒーならです。
飲み過ぎるとトイレが近くなりますし、もちろん体にも悪いものになってしまいます。
朝はコーヒーを飲みたいですし日中なら体を温めやすいです。ただ夜は寝つきも悪くなりますし、コーヒーを避けるようにするといいでしょう。
1杯19gのグロワーズカップはULコーヒーツール!
ビール
ビールはいつ飲んでも美味しいですよね。
冬キャンプでは置いておくだけで冷えますし、むしろシャリシャリになってくるくらい冷えてサイコーです。
ただ冷たいビールはそれだけで体の熱を奪っていきます。
そして、利尿作用があるのも忘れてはいけません。
ビールでトイレが近くなるのは3つの理由からです。
「アルコールを分解するのに体の水分を使う」「カリウムが含まれている作用」「ビールは水分」という3つです。
ビールは水分として体に補給はされずに飲んだ分がそのまま出るのですが、さらにアルコールを分解するために体の中の水分を使います。そのため飲んでるのに脱水になっていくという不思議現象が起こります。
ビールは350mlや500mlを何本も飲むことが多く、それはかなりの水分量です。そりゃあトイレ近くなるよね、という話です。
お酒の飲み過ぎはほどほどにですが、冬キャンプでは冷えも気にしてさらにほどほどにしましょう。
サッポロビールが始めたホッピンガレージでは、様々な人のストーリーを元にした「ストーリーブルーイング製法」でビールを作っています。
過去には、YAMAPガイドの前田さんのストーリーを元にした「おつかれ山ビール」や、ボードゲームカフェを展開した白坂さんの「ボードゲームビール」など気になるビールがたくさん出ています。
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緑茶(体を冷やすお茶)
お茶にはカフェインが多く含まれているものがあります。
カフェインの多いお茶は体を冷やします。逆にカフェインが少なく、体を温める作用のあるお茶もあります。
体を冷やすのは緑茶、抹茶、玉露、麦茶などが体を冷やすお茶と言われています。
牛乳
ホットミルクなどにすると体を温めてくれる印象がありますが、牛乳自体に体を温める効果はありません。
またカリウムが多いため体を冷やす要因にもなります。ただカルシウムが多いので安眠効果があります。
そのためホットミルクではなく、ココアにしたり、シナモンや生姜を入れて飲むことで体を温めてくれ安眠することができるようになりますよ。
タピオカミルクティー
キャンプでタピオカ飲む人もレアかと思いますがブームなので。
タピオカは南米原産のキャッサバというイモです。そんなタピオカにはカリウムが多く含まれ利尿作用がありますし、キャッサバが体を冷やす食べ物のようです。
またミルク、牛乳もカリウムで体を冷やします。ティー、紅茶は使う茶葉次第で体を温めも冷やしもします。
そして多く含まれる砂糖も体を冷やす作用を持ちます。
さらにタピオカミルクティーは冷たい状態で飲むことが多いためより体を冷やします。
体を冷やす要素が多いタピオカミルクティーはホットでも体を冷やすことになりそうですね。冬キャンプ向きではないようです。
体を冷やすお酒
ビール以外にも体を冷やす飲み物、それは麦焼酎とウイスキーです。
麦が原料のモノはカリウムとは別に体を冷やす作用があります。
そのため麦が原料なお酒である麦焼酎、ウイスキーは体を冷やしてします。ビールもそうですね。
焼酎の中でもイモ焼酎は麦焼酎ほど体を冷やさないようです。
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体を温める飲み物
基本的には温かい状態で飲むことで体を温めてくれます。
それに温かい飲み物は心がホットしますよ。なんてね。
ココア
まずはココア!ぼくが好きなやつ!マシュマロ浮かべたり、生姜入れたりするんです!
ココアに多く含まれる「カカオポリフェノール」と「テオブロミン」が体を温める作用を持っています。どちらも血管を広げる作用があり、血流が良くなることで冷え防止、そして体温上昇を促します。
砂糖などの入ったミルクココアより純ココアが理想です。
自律神経を整えてもくれるので寝る2時間ほど前に飲むとぐっすり眠れます。
ココアは生姜以上に持続的な体温上昇をしてくれる効果があります。
ただココアにはカフェインも含まれているため利尿作用もあるので飲み過ぎには注意ですよ。
ココアを作るならやはり牛乳でしょう。体を冷やす飲み物にでてきましたが、ホットミルクでココアにすれば大丈夫です。またコクは減りますが、豆乳で作るココアも美味しいのでオススメですよ。
シナモンやクローブも体を温める食材なので凍り付けにいれるとより楽しめます。
ちなみにココアはアイスココアでも体を温める作用があるんですよ。すごいですね。
ぼくはスティックタイプを愛飲。ネスカフェかブレンディですね。
紅茶(発酵したお茶)
緑茶は体を冷やす飲み物でしたが、紅茶やウーロン茶など発酵した茶葉を使ったお茶なら体を温めてくれます。
発酵食品全般ですが、新陳代謝が高まり血行が良くなって体を温めてくれます。
ほうじ茶、プーアール茶、ごぼう茶、玄米茶、ルイボスティーなども発酵茶ですね。好みのお茶をホットで飲むといいでしょう。
甘酒
好きでない方は初詣くらいでしか飲まないかもしれない甘酒も体を温める飲み物です。
甘酒には2種類あるのをご存じですか?実は酒粕から作られたものと米麹から作られたものの2種類があります。
体を温めてくれるのは米麹で作られた甘酒です。
発酵食品である麹はお茶と同じく体を新陳代謝を高め、米も体を温めてくれる食材です。
ぼくはこれ知らなくて、ずっと甘酒苦手でしたがそれは酒粕で作られたもので、米麹で作られた甘酒はすごい美味しく飲めました。
また甘酒は冬に飲まれるイメージですが、夏の飲み物と言われています。飲む点滴ともいわれるほど栄養豊富で吸収も早く夏バテ防止の飲み物でもあるのです。
冬はホットで、夏はアイスで飲むのがいいですね。
森永の甘酒缶は米麹と酒粕のミックスです。これも体を温めてくれます。
体を温めるお酒
アルコールは体内でアセトアルデヒドに変わり、血管を広げ血流を良くし体温を上げます。お酒を飲むと体がポカポカしてくるのはこの作用によるものです。
ここではそれとは別の作用で体を温めるお酒を紹介します。また体を温めるためにはホットで飲めるお酒が適しています。
赤ワイン
赤ワインにはブドウ由来のポリフェノールが含まれていて血流を良くし、体を温めてくれます。
またホットワインにして飲むとより体を温める作用が強くなります。
フルーツや香辛料を入れたホットワインは冬の雰囲気を盛り上げてくれます。女性やお酒の得意でない方も飲みやすいのも嬉しいところ。ただ飲みやすくなる分、飲み過ぎには注意です。
是非オリジナルのホットワインを作ってみてください。
日本酒
日本酒は高いアルコール度数で一気に飲むお酒ではないため利尿作用があまりないのがまず一つ理由です。
さらに熱燗にして飲むことでより体を温めてくれます。そして日本酒に含まれるアデノシンがアルコールで広がった血管が縮まるのを抑えてくれるためゆっくりとまったりと体を温めてくれるのです。
熱燗はとてもキャンプ向きのお酒に思えますね。B6君の熱燗セットはそれを考えられているのでしょうかね。
味噌汁
発酵食材である味噌を使った味噌汁は体を温めてくれます。
さらに味噌汁はアルカリ性食品で血液をサラサラにして血流を良くしてくれる作用もあるため相乗効果で体を温めてくれる飲み物です。
さらに具材を合わせやすいので、生姜など体を温める食材と合わせることで心も体もポッカポカになりますよ!
あとは鍋やおでんの味付けを味噌にするのもありですね。他の味付け以上に体を温めてくれるでしょう。
白湯
白湯(さゆ)は体に良いという知識はありますが、そもそもお湯との違いも知らなかったのがぼくです。
冬山の飲み水はお湯にしてますがあれは白湯だったのでしょうか。
調べたところによると水を温めたものとみると同じですが、白湯は10~15分ほど温めた水を自然に冷まし50度くらいになったもののことを言うようです。
氷を入れたりしちゃだめのようです。冬キャンプでがっつり冷えた場合はどうなんでしょうね。
ただ白湯、お湯関係なく、温かいお湯は体を温めてくれます。水ではなくお湯を飲むといいですよ!
生姜を使った飲み物
飲み物ではなく食材になってしまいますが大定番生姜。体温まるし飲み物に入れやすいし、しょうがないですよね。
生の生姜に多く含まれるジンゲロール、それを加熱するとショウガオールになります。
どちらも血液の流れを良くし、体の末端まで温かい血液を行き渡らせてくれます。おろし生姜、カット生姜、乾燥生姜など使い勝手もいいため飲み物から食材までなんにでも入れることができます。
例えば、山と食欲と私の2巻19話に出てきた生姜+ウィスキー入りのホットココア「大人のココア」も体を温めてくれる飲み物ですね。キャンプでこんなの出されたらぼくなら惚れますね。
でもダンディな方がするからいいんですけどね、りふジンジャー。なんていってると冷えちゃいますね。
冬キャンプで使いたいクッカー
温かい飲み物を作るために欠かせないヤカンやカップもいくつか紹介。
シェラカップ
直接直火にかけれるシェラカップは使い勝手抜群。
一人用のお湯を沸かしたり、飲み物を温めたり、温めなおすことができます。
ただ冬キャンプでは冷えるのが早いです。
ステンレスダブルウォールマグカップ
直火にはかけれませんが保温力の高い真空断熱マグカップ。
気温の低い時期はせっかく作った暖かい飲み物もすぐに冷えてしまいます。ダブルウォールマグは二重構造になっていて冷気をシャットアウトしてくれます。
ふたがあるとさらに断熱力が高くなりますよ。
イーグルプロダクツ キャンプファイヤーケトル
お湯を温めるなら焚き火用ケトルがオススメ!
飲みたくなった時にすぐお湯を用意できます。スティックタイプのココアや味噌汁などお湯で溶かすタイプの飲み物に向いています。
スノーピークケトル No1
スノーピークなのに異常に安いステンレスケトル。
ホットワインや味噌汁と言った固形物の入るものを煮込むならこのタイプ。注ぎ口がついていて、ツルで吊るすこともできます。
まとめ
好きなモノを飲むのが一番だと思いますが、それが体を温める飲み物だとさらに嬉しいですね!
お気に入りの冬キャンドリンクを見つけて体の中からポカポカになりましょう!
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