エバニューの2021年カタログが良すぎて興奮してしまったので愛を語りたい！

こんにちわ、ぜつえん(@zetuenonly)です！

毎年、年度替わり前の2~3月はアウトドア各社からカタログが登場します。

ここだけの話、アウトドアカタログ大好きマンでして、それはもう舐めるようにページをめくっていくわけです。

2月1日はハイマウントさんがカタログ出すだろう、と思ってたらエバニューさんからカタログ出ていて、読んだらそれはそれはすごい良くて、興奮したまま記事を書いてるナウです。

今回はエバニュー2021年ギアカタログの気になる製品とカタログ愛を語っていきます。

ぜつえんのツイッターでの様子

とある2/1の午前中のわたし。

エバニュ、エバニューさんも更新だああ
どっちから読めばいいんだくそう両手に花ってやつだぜええうおおおhttps://t.co/nc1buZYTUa

— ぜつえん (@zetuenonly) February 1, 2021

エバニューのカタログ公開を見つけて舞い上がってしまいました。

UPIも公開と思ったら間違いで、両手に花ではなかったのに後々気付きました。恋は盲目。

 

おっおっうおおおおおすきだえばにゅうう結婚してくれえ pic.twitter.com/gUURh2lNsx

— ぜつえん (@zetuenonly) February 1, 2021

エバニューのカタログを見はじめたら、興奮して、つい求婚してしまいました。

 

えばにゅーたんの何が好きって、こういう紹介文だぞ？ pic.twitter.com/rZ9CB16S0T

— ぜつえん (@zetuenonly) February 1, 2021

さくっと読んで、紹介文を見ていくカタログ2週目。

読めば読むほど好きになる、これが恋、いや愛。

2021 エバニュー アウトドアカタログ

少し話が逸れましたが、ワクワクしてきたところで、カタログを見ていきましょう。

エバニュー公式のカタログ一覧ページ。

 

学校用の運動具から冬用ギアなどを出しているエバニューさん、ぼくらが見たいのは焚き火が表紙の「EVARNEW 2021 Outdoor Equipment」です。

雑誌に近いサイズ感で文字は小さくスマホはやや不向き、あればタブレットやパソコンから見るのがオススメです。

PDF化

PDF表示してくれればダウンロードしやすいのですが、そのままではブラウザ上での閲覧となります。

PDFにしてダウンロードする方法を紹介。

 

カタログを開いたあとに、下の印刷(①)を押します。

中央にどのページを印刷するかが出てくるため全てのページ(②)を選択。

 

印刷プレビューがでてくるため、27ページすべてになっていることを確認して、レイアウトを横(③)に、そして保存(④)。

③の縦横はあまり重要ではありませんが、横のほうが扱いやすいです。

これでPDF化完了です。

オススメ新商品

では、カタログを読み進めて新商品を見ていきましょう。

お持ちの方は2020年カタログと並べて読むのも面白いですよ。

Backcountry Almi pot

4.15 在庫無し。Amazon張り付けば可能性ありかも？

 

表紙に使われてる焚き火で吊るされたクッカー。ワイルドすぎてもう買うしかない見た目。

昨年から巷で復活すると噂されてたアルミポットです。

いきなり復活と言われても知らない人は「何のこと？」状態で置いてけぼり。

 

実は以前にロータスさんが販売してたアルミポットと同じ製品。

約130g、満水650mlのアルミ製で表面加工は無しの炊飯に向いたクッカーでした。

さらに吊るすツル付きで、焚き火用途にも適した小型アルミ鍋という存在は超希少で一定層から需要のあるクッカーでした。

吊るせる丸型メスティンと言えばわかりやすい気がします。

ハンドル無しで、フタにはカトラリーで持ち上げれるツルが付いてるのも特徴。

三鷹のハイカーズデポさんなどでも取り扱われ、ULハイカーや沢屋に愛用されてたクッカーでしたが、数年前に生産終了し入手不可に。

それがこのたびエバニューから復活、という話です。

どうです？たまんなくないですか？鳥肌モノでしょう？ぼくなんてカタログ読んでからずっとにやけてます。

在庫はほぼ無くたまに入荷、Amazon、楽天等で待機するのがベストでしょう。

 

ロータス時代の製造元はどこかわかりませんが、アマゾンレビュー等でも精度のばらつきは指摘されていました。

それがメイドインジャパンになったことで品質と供給が安定されるであろうことが想像できます。

製品名に以前はなかった、バックカントリーの文字。裏山で遊ぶ、といった野遊び的な意味に感じますが、どうなんでしょう。

微妙に小さくなったのか、記載の仕方の違いもありますが、エバニューアルミポッドはTi570cupが中に入るように調整したとのこと。

サイズ的には1合を炊くのに適したソロ用クッカーです。

ところで、表紙では微妙に見切れてましたが製品ページの縦長写真、カッコよすぎませんか？

上にのせてる石も、ハリガネもセット売りしてくれえ、と言いたい。

説明の「この鍋を必要とする多くの人たちの期待を熾火(おきび)で煮詰め」もずるい。写真から連想してしまうし、もう言い回しがオシャレ。

 

まだアルミポットの魅力がイマイチ良さがわからない方や、知識のある方は「軽くするならチタンでは？」と思うのではないでしょうか。

そこがこのアルミポットのポイント。

熱伝導率の低さがメリットにもデメリットにもなるチタン、最たるデメリットは炊飯に向かないことです。

逆に熱伝導率の高いアルミはムラなく炊き上げることができ、炊飯に向いている素材です。だから、メスティンもアルミですし、飯盒もアルミです。

原点回帰のようなところがありますが、米を主食とする日本人に適した鍋はアルミなのかもしれません。

-3.31 購入追記-

現在どこも在庫切れですが、第一弾で注文できた人は届き始めているようです。

かっこいいぜ。

 

Ti570cupピッタリです。きつすぎて押し込めば入るくらいピッタリフィット。

 

ちなみにカタログページ写真とはフタのツマミの付け方が違いました。

公式画像はロータスと同様ですが、届いたモノはこの形状でした。

 

興奮するほどカッコイイです。大好きです。

レビューも合わせてどうぞ。

Ti Storage pot 560

今回最も珍しいのがTi Storage pot 560。

560ml87gのシングルチタンカップで、取っ手無し、ここまでは割と普通ですが、樹脂素材の蓋が異質。

クッカーではありますが、保存容器としての一面も備えたチタンタッパーなのです。製品名のストレージ(容器・倉庫)からもそのことがわかります。

液体を入れれば漏れそうですが、ある程度の固形物なら漏れないのかなと思います。

食べ物を入れたまま持ち運び→直火or湯煎にかけることで温めなおせるのがジップロックなどでは成しえない長所。

蓋のフィット感がかなり重要なので、発売したら店頭でつけたり外したりして、そのままお持ち帰りしたいとこ。

またチタンは無味無臭で色移り無し、アレルギーにもなりにくく、錆びにも強く保存容器には最適な素材とも言えます。自宅用としては値段が高いですが。

あと写真で底が丸そうなのは、カトラリーで隅まですくいやすいためかなと。

配送が少し遅いので要チェック。

 

Ti Storage pot 560は外径113×深60mm。

外径120×深61mmのTi570Cup+蓋を入れることができるネオプレンコジーが少し大きそうですが、流用できるのかなと思っています。

食材を入れて持ち運び→火にかけ温めなおし→コジーで保温しながら食べる、ができます。

つまるところ、お湯戻しや温めなおしだけでなく、自宅で作って持ち運びという新しいアウトドアの食事スタイルをエバニューさんは率先して勧めてきてるわけです。

くやしい、でも、ポテサラつくりてぇ。って感じましたぼくは。

ただ、一見便利そうですが実際何にどう使えばいいのか明確に見えてこないのも事実。ネットで調べつつ画期的な使い方を見つけたら購入するかも？と思ってます。

NABETSUCAM/NICKTSUCAM

これまた、子供のおもちゃにしか見えないミニトングとミニ鍋つかみ。

小さな力持ち「NABETSUCAM(なべつかむ)」

驚くほどシンプルな形状。

取っ手の無いチタンタッパーTi Storage pot 560と合わせて使う設計のようです。フチとのフィット感が良さそうで、他クッカーに対してはどうなのでしょうか。

14gと軽量ですが、これチタンのほうが適してるのでは？と思ってしまいました。

ふと説明文を読むと「黒酸化発色によって無駄にカッコよく仕上げました。」と。

なるほど、無駄にカッコよく仕上げたかったならチタンじゃなくステンだなと教えられました。

 

そして同ジャンル「NICKTSUCAM(にくつかむ)」

同ステンレス製で長さ123mm 9gの一人用のトング。

これまた説明文が秀逸で

「焼肉奉行の横暴に対して、このマイトングで戦いましょう！ロックオンしたお肉をこのトングで愛でた上で食してください。」

製品名もですがエバニューさん遊んでるでしょこれ。こんなん買っちゃうでしょ。

てかNICK(肉)ってそれニックじゃん！！CAMもカメラだよそれ。くそう好きになってしまう。

個人的にNABETSUCAMよりはSOTOマイクロリフターのほうが汎用性高そう。でも無駄にカッコイイから買ってしまうんだ、ぼくらは。

 

鍋掴むと肉掴む、どちらもステンレス製ですが、少し珍しい？ステンレス(sus821l1)を採用しています。

調べたところ

新日鐵住金ステンレス株式会社が世界に先駆けて開発したリーン二相系ステンレス鋼です。２１％Cr・２Niと言う組成で、SUS４３０に代表されるフェライト組織とSUS３０４に代表されるオーステナイト組織が入り混じった細かい組織を形成することにより普通鋼の2.5倍・SUS３０４の約2倍の強度が有ります。大幅な軽量化が図れます。さらに耐食性にも優れ、加工後における塩素雰囲気での応力腐食割れを起こしにくく、沿岸地域などの条件にも信頼性を発揮します。NSSSC２１２０と言う名称でしたが、昨年9月24日にJIS規格を取得、「SUS８２１L1」と成りました。現在は太陽光発電の架台・取りつけ金具が主体ですが、今後各方面での用途拡大が見込まれます。

引用元：イプロス ものづくり

リーン二相系というステンレスで、ニッケル(Ni)を減らすことで安価に仕上げることがため、定番SUS304等に比べ、強く、軽く、安く、錆びにくいステンレスのようです。

“昨年”と書いてますが、2016年の記事で2015年に規格化されたのでしょう。

Titanium Slid table

これまた尖りっぷりがハンパないジベタリアン必見の超超ローテーブル。

260(横)×140(縦)×50(高)mmで、295gのチタン製。

足は天板＋足パーツ4つで、差し込んで固定、ということなのでしょうかね。

2枚ある写真が高さ2段階なのか、収納時なのかわかりません。

これまた説明の「あえて軽さよりも重厚感を重視し、チタン無垢板の素材感を引き出したデザインにしています。」がささる。

地上5cmにBARを開くなら軽さよりも大事なことがあるのでしょう。ぼくも山にBAR開きたい！！

エバニューたんのこだわりを、早く、実物で見たいっ。

 

似たテーブルと比較。

形に違いはあれど、チタニウムスライドテーブルは最も天板の面積が広いことがわかります。

いくら軽くても小さいテーブルは不便、そう考えると実用性と見た目、重量の全取りに成功したテーブルです。それが山のBARテーブル。

発売までに段ボールで同じサイズを作ってクッカーを載せて遊ぶのが捗りそうです。

Titanium Cup シリーズ

Ti 220FD Demitasse/Ti 220NH Demitasse/Ti 300FH Mug/Ti 300FH W Mug/Ti 400FH Mug

NEWになってますが、これらはマイナーチェンジのよう。

 

2020年のカタログで確認したところ、ロゴ無しor白＋赤ロゴだったのに対し、黒いロゴになって地味ながらカッコ良くなってます。これ以上カッコよくなられても困っちゃいますよ。

あとハンドルの赤いチューブが上部のみに変更されていますね。燃えやすい下部をあえて省く使ってる人しか知らないありがたみと実用性です。

それに伴い、型番と製品名も微妙に変更されています。

Tibi Tibi 呑山臥酒

以前からあった、チタンぐい飲みシリーズのTibiTibi。

ちびちび飲みたくなる晩酌カップです。

そのTibiTibiのフチを磨き、口当たりを良くして「呑山臥酒」の銘を入れたモデルです。

そういう言葉があるのかなと思ったら、呑花臥酒(どんかがしゅ)という言葉をもじったもので「山の素晴らしさを味わって、酒に酔いココチよくなって横になる」という意味とのこと。

遊び心ありすぎて、好き。チタンテーブルとセットで使いたいですね。

Trail mat 100/Trail mat 180

少しややこしい、昨年のカタログと見比べて理解できました。

今まであったEXPマットが廃盤になり、EXPマットの厚さ(9mm)、形状のFPマットの素材(PE)を使ったロール型マットが出てきた→Trail mat(トレイルマット)が新登場。

EXPマット99愛用してますが、FPマットに比べ、滑らない素材で引っかかりやすく、やや使い勝手が悪いシーンがあります。めちゃくちゃ軽くていいんですけどね。

それをやめてFPマットの素材のみにし、蛇腹とロールの2種類展開にしたということでしょう。

 

右下の寝袋がエバニュー取り扱いのパヤック(Pajak)のもので、エバニュー×パヤックの写真ってさらっと公式っぽさがあって素敵ですよね。

その上のパッキングしてるグレーのザックはパヤックのXC3っぽいです。エバニューさんとムーンライトギアさんが販売してます。

左上のハイカーさんが背負ってるのは、Hyperlite Mountain GearのWindrider 2400とのこと。

 

Trailマット 長100cm×厚9mm(180g)、FPマット 長100cm×厚5mm(160g)が不思議。同じ素材なら重量がそうはならんやろ？状態。

もしかするとTrailマットとFPマットは全く同じ素材ではないのかもしれませんね。

ちなみに、廃盤のEXPマットは65/99/180はどこも在庫無し、欲しい方は頑張って探せばあるかも程度です。

FPマットの話

そういえば、FPマットの蛇腹×フラットってかなり特殊なマットなんですよ。

蛇腹の人気シリーズ、サーマレストのZライトソルとか、ニーモスイッチバックはぽこぽこ系で地面を感じにくくすることで蛇腹と共存してます。

FPマットは逆に硬い素材(PE)を使うことで、地面を感じにくくしています。

さらに蛇腹×フラットの圧倒的収納性は外付けではなく、ザック背面に入れることに適し、フレームレスのバックパックとの相性もいいという、ちょっとお店行ってくるわな唯一無二。

 

そして、長さ展開は100cmと125cmでフルサイズ(約180cm)無しって尖ってんなー、と思うわけです。

でもえばたん曰く「75cmでもいける！ By開発者」とのこと。くっそすき。

そんな開発者エピソードとマット選びができる公式ページも是非読んで、そして愛して。

光触媒スプレー FRESHION

熊鈴に目が行きますが、右ページ上段左の光触媒スプレー FRESHION。

自然に優しい除菌スプレーですね。

昨年は、時代に合わせたシュラフシーツが各社から出ていたように思います。

この除菌スプレーもそういった背景があるのかと思ってしまいます。早く明るい世の中に戻ってほしいモノです。

廃盤製品

廃盤になった製品も確認。

エバニュー公式オンラインショップ→エバニュー→商品一覧で確認してます。

エバニュー商品一覧

【廃番につき販売終了です】となっている製品を書き出し。

【販売終了です】となっているモノは販売終了と記載。チタンカップ系はマイナーチェンジのため、チェンジと記載しています。

その他、チェンジ後を確認できたものはチェンジと、確認できなかったものは廃盤にしてます。

そのため廃盤と記載してますが、チェンジだったはあると思います。

EXPマットとチタンセラミッククッカーの一部がなくなるのかぁという印象。

手動確認のため、間違ってたらごめんなさい。

エバニューさんに届いた

エバニューさんからメールが届き、「フェイスブックで紹介しました」とのこと。

恥ずかしさ3割、うれしさ7割位で嬉しいですね！

新商品の発売を楽しみに待たせていただきます！

2/4 追記 52~87ページまで追加

と書いてましたが、2/4時点でカタログページの追加を確認しました。

・木食器のFORESTABLE OUTDOORが新しく取り扱いですね。

・SILVAのヘッドライトが4つ追加で大幅モデルチェンジ。

という感じですね。

パヤックは別カタログ参照とのこと。

FORESTABLE

FORESTABLEは三重県にある「有限会社 籐芸」さんが2020年に立ち上げた木製食器+カトラリーブランドです。

雰囲気が良くて値段もお手頃、キャンプで使える木製食器を目指したのでしょう。

金属製品にはない温かみが得られます。

まとめ

カタログたーのしー！！

毎年この時期はルンルンです。

他社のカタログも楽しみでしょうがない毎日です！