タフで軽量コンパクト!アウトドアでBICライターがオススメな理由!

道具

こんにちわ、ぜつえん(@zetuenonly)です!

100円ライターなんてどれも一緒でしょ?そう思ってた時期がぼくにもありました。

でもBIC(ビック)のライターを知ってからはその考えは変わってしまいました。

圧倒的にタフで、小さく、軽量、デザインも可愛い究極のアウトドアライターでした。

今回はアウトドア用に持つならBICのライターが至高という話をしていきます。

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ライターの種類

まずはライターの話から。

ライターには点火の機構で2種類に分けられます。

電子式とフリント式のライターです。それぞれ説明していきます。

電子式ライター

カチっと押すだけで着火できる手が痛くならないライターが電子式。コンビニでもよく見ます。

圧電素子に衝撃を与え、高電圧を作って着火させる仕組みです。そんな電子機構を持ったのが電子式ライターです。

キャンパーに人気のあるSOTOスライドガストーチやシングルバーナーもこの電子式の着火を用いたイグナイターを使っています。

電子着火の欠点として、標高が高かったり低温化では着火率が大きく下がってしまいます。山頂や冬キャンプでイグナイターや電子式ライターが使えないのもそれが原因です。

フリント式ライター

アウトドアにオススメのBICライター

それに対してヤスリ状の回転機構とボタンが付いているのがフリント式ライター

 

フリント式ライター

内側にフリントと呼ばれる小さな火打石が入っていて、そこをヤスリ上の回転金具を回すことで着火、ボタンでガスを出すという物理的な構造になっています。

電子式に比べ、標高が高い環境、寒冷地でも正常に使いやすいメリットがあります。

そのためアウトドアでライターを持っていく場合はフリント式がベストです。

フリント部がむき出しなため、濡らしてしまうとすぐに着火をすることができなくなるのが欠点。

また、氷点下で使用する場合には、グローブを付けたままでは使いにくく、冷えた素手で使うとヤスリ部分が痛いのが欠点です。

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BIC(ビック)ライター

bic ライター アウトドア

BIC(ビック)はフランスに本社のあるライター・筆記用具を販売するメーカーです。

日本にはBICジャパン株式会社があり、販売元となっています。

1973年からライターを製造しており、160ヵ国以上で販売されている世界トップブランドであり、BICのライターは非常に高品質です。

個人的にはライターのイメージしかありませんが、会社的にはボールペンの規模のほうが大きそう。

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BIC ライターが良い理由

さらにBICのライターがアウトドアに向いている理由を紹介。

選べる種類

bic ライター アウトドア

左がスリム、右がミニ

BICのフリント式ライターは全部で3種類あります。

その形状からミニ、スリム、レギュラーの3つです。

レギュラーは一番大きく高さがあり幅も広め、スリムは細く背も少し低く、ミニはスリムよりさらに背が低いという違いです。

Amazonなど通販で買う場合は箱買いで8個、9個、20個買いになります。

コンビニで探せば1本単位で買えますが、安いモノで消耗品なので箱買いがオススメです。

ミニ J25 スリム J23 レギュラー J26
 
本体重量 10g 12g 22g
サイズ(高×幅×奥) 61×21×11mm 75×21×11mm 80×25×11mm
着火回数 約1450回 約1800回 約3000回
単価(+税) 110円 120円 130円

軽量コンパクト

bic ライター アウトドア

その他のライター、イグナイターも並べて見ました。

BICスリムは通常のライターよりは背が低く若干スリム。

ミニはさらに小さく持っていることすら忘れそうなサイズ感です。

3種類ある中でぼくのオススメは断然ミニ。だって物凄く小さいのだもの。さらに約10gと超軽量です。

イソブタンガス使用

OD缶

写真はファイアメイプルのOD缶

使い捨てに使われるガスはブタンが多いのですが、BICのライターはイソブタンを使っています。

ブタン イソブタン
沸点 -0.5℃ -11.7℃

イソブタンはブタンよりも沸点が低く、そのため低温下でも気化しやすいメリットがあります。

ライターはポケットで温めやすいため、ブタンで困ることも少ないですが、イソブタン封入の安心感ははるかに上です。

このことからもBICのライターが寒冷地向きであり、つまりはアウトドア向きであるということがわかります。

3000回の着火回数

bic ライター アウトドア

100円ライターの多くは約500~1000回の着火ができるそうです。

が、BICレギュラーなら約3000回着火という圧倒的な数です。スリムでも約1800回、ミニでも約1450回と通常のライターを凌ぐ着火回数です。

実際そんなに使えるわけではないように思いますが、それでも強さの証明ではあると思っています。

BICジャパン公式Twitterがわかりやすく説明してくれてました。

薄くて丈夫で、ガス量が多い。結果長持ちという好循環です。素敵かよ。

安定した火力

bic ライター アウトドア

BICのライターでいいなあと思っているとこが火力調整ができないところです。

100円ライターにある黒いレバーのあれです。

できたほうが便利じゃないの?と思いがちですが、あると大体最大火力でしか使わなく、ガス消費速度が速くなってしまいます。

実際最大火力が必要なシーンはあまりないように思うので、なら安定して同じ火力であってくれたほうが考える必要もないですし、燃料の減りも削減につながります。

それが堅牢性や見た目のスマートさにもつながっています。

おもちゃのようなカラーバリエーション

bic ライター アウトドア

色の豊富さとレゴみたいなポップなデザインがすごい好きです。

ロゴのボールペンもった人もなんだか可愛いし。

銀の部分にはmade in Franceの文字があるのも素敵です。

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欠点

もちろん万能な製品なんて存在しない。

欠点を知ることが本当に好きになるってこと。

ガス残量がわからない

bic ライター アウトドア

なにがきついって残量がわからないところ。

BICのライターが他の100円ライターと明確に違うデザインの良さは、同様に欠点でもあり得ます。

同士て他のライターがデザインに走らないのかがわかります。残量わからないもんね。

個人的な対応としては、ライターは忘れるリスクもあるためザックに2~3個は必ず入れるようにしているため1つガス欠しても問題ないようにしています。

また、ライターって残量ゼロになる前に無くなるんですよ。だからあまり残量気にしていないというのもあります。

着火しにくい

個人的に他のフリント式よりも着火するときの回転部分の指にひっかかりにくく着火しにくいです。

手袋をしない状態なら気になりませんが、冬に手袋を履いた状態や寒さでかじかんだ素手でつける時に気になることがあります。

火力をあげることができない

アルコールストーブでランチ

そして火力調整することができないこともメリットであり、デメリットでもあります。

火力調整できなくて明確に困るシーンはアルコールストーブでしょう。

アルコールが少ない量で着火する際に、底まで火を届かせるのがBICでは難しいです。

なんとでもすることはできますが、火力調整できる100円ライターなら悩まず1発で着火できることを考えるとやはりデメリットです。

アルコールストーブで使う場合は別のライターか着火装置を用意するのが良いでしょう。

ガムテープを巻く

bic ライター ガムテープ

沢登りや渓流釣りをしている人でやっている人が多い、ライターに巻いたガムテープを焚き火の着火剤にするというアイディア。

濡れても軽くほろえば着火材として使うことができるため水場のアクティビティで使われることが多いのでしょう。

ガムテープのいわゆる布テープというやつで、繊維が入っていて破きやすく、好みの長さで使いやすいです。

 

ガムテープ 着火材

実際に使う時はライターから数十センチ剥がして、BICライターで火をつけるだけ。

ベタベタの接着面なのか、布自体なのか、割とよく燃える着火材です。

ただ着火材ほど付きは良くないですし、火持ちが良いわけでもないので結構な長さを使うことになります。

でも数メートル使ってもしょせんガムテープなとこがいいところです。

 

BICライターにガムテープ

ぼくは数十センチ巻いて、エマージェンシーポーチに入れています。

万が一で暖を取ることができますし、着火材以外の用途でテーピング代わりなどにガムテープを使うこともできます。

これだけ巻いても思ったより増しませんし、10gにもならないため重いや邪魔ということもありません。

また、非常時に備えているアウトドアマンに憧れがあるため、実用性度外視で、ロマン要素を求めてガムテープを巻いてるとこもあります。ライターにガムテープ巻いてるとなんだかそれっぽくてかっこいいでしょう?

漫画 孤高の人のあのシーン

単独行として有名な大正~昭和にかけて活躍した登山家・加藤文太郎

その加藤文太郎を描いた新田次郎氏の孤高の人、を題材にオマージュしたマンガ“孤高の人”はぼくの愛読書です。

その13巻でK2東壁を登ることを決めた文太郎が道具を選ぶシーンで、ライターの耐久テストとして木板を擦って何cmで壊れるか、水没後何分で使えるようになるかを調べるコマがあるんです。

そこまでする!?と思う印象に残るシーンでした。

あとから知りましたが、日本人初の8000m峰全14座を登頂した竹内洋岳氏がこの漫画の監修を務めていたようです。

その竹内洋岳氏がツイッターで同じ検査をしていて、感動してしまいました。

漫画では製品名まで出ていませんでしたが。実際の耐久レースの結果では、東海のライターBICのライターが強いとのことでした。

このこともあり、さらに火力調整のついてない、ミニサイズを展開するBICのライターに絶大な信頼を抱くようになったという経緯があります。

極地で登山をする人もオススメするライター。

最強のライターとして、これはベストバイライターのひとつと言えるでしょう。

まとめ

知るほどに他のライターを使いことが考えられなくなるほど、不思議な魅力の詰まったBICのライターです。

ポップな見た目とは相反する質実剛健なギアで、アウトドア用じゃないことが信じられないほどにアウトドア向きな性能です。

キャンプや登山でBICのライター使っている人を見ると「あ、できるこの人っ!」と思うようになるほどです。一緒にびっくびっくしましょーう!

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コメント

  1. 匿名 より:

    新田次郎著の小説「孤高の人」は加藤文太郎をモデルにしたのは確かですが、漫画「孤高の人」は小説「孤高の人」を更にオマージュした作品なので、もはや加藤文太郎を描いた作品とは言えませんよ。

    • ぜつえん ぜつえん より:

      ご指摘のコメントありがとうございます。
      たしかに紛らわしい書き方をしてました。
      少し修正いたしました。またよろしくお願いします。