冬キャンプで履きたいスノーブーツのオススメ17足と選び方を紹介!

道具

こんにちわ、ぜつえん(@zetuenonly)です!

冬キャンプで真っ先に冷えてくる部位は足先です。

足元の防寒を制する者は冬キャンプを制すると誰かが言ったとか言わなかったとか。

そんなわけで、冬キャンプや冬のアクティビティで使いたいスノーブーツの選び方とオススメのモデルを紹介、そして靴下のオススメをしていきます!

冬キャンの防寒着のレイヤリングの仕方はこちらから!

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スノーブーツの選び方

スノーブーツの選び方を5つに分けてみました。個人的には保温力最優先ですが、住んでいる地域や用途により優先順位は変わってきます。個別にポイントを紹介。

保温力

寒い時期のキャンプだからこそ真っ先に求めたい性能は保温力です。

保温力を決める大きな要因は中綿素材、インナーブーツの有無です。

中綿素材

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出典:梅商オンラインショップ

断熱材として使われる中綿素材は化学繊維のシンサレートやプリマロフトなどを使われていることが多いです。ダウンに比べ濡れに強いです。

その中綿の封入量で保温力は変わってきます。動きやすく、軽くするほどに中綿は少なくなります。増やすほどに暖かく重くなります。

インナーブーツの有無

取り外し可能なインナーブーツを採用しているかどうか、です。

インナーブーツがあると分厚くなり空気の層もできるため保温力が高くなります。また手入れもしやすいメリットがあります。メーカーとしても厳冬期に使うスノーブーツはインナーブーツを採用していることが多いです。ソレルが代表的ですね。

ソール

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出典:Vibram

スノーブーツのソールに求められる性能は滑りにくさが一番です。

メレルが積極的に採用しているVibram ARCTIC GRIP(ビブラムアークティックグリップ)は道民が驚くほどに滑らないソールです。最近は靴屋やアウトドアショップで氷の上を実際に試着し歩けるイベントも頻繁にやっています。-20度でも硬化しないゴムと特殊な青い化合物が入っているのが特徴です。

特に滑りやすい濡れた氷でも圧倒的なグリップ力を見せます。

あとはモンベルのアイスグリッパーも負けず劣らずなグリップ力を持っています。

滑らないソールは普段履きはもちろん、観光地など圧雪された雪面でも活躍してくれます。

ソレルなどにみられるポコポコしたソールは普通に滑りますが、硬化しにくく雪が付着しにくいです。

防水性

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厳冬期に使うことを考えるとそこまでの防水性は必要なかったりしますが、秋や春も履く場合は防水性の高いモデルが便利です。また防水性の低いモデルは冬用途だと付着した雪が解けてブーツが保水しそこから冷えてしまいます。

雪が入らない作りのスノーブーツですが、水も入らない作りになっている場合はメーカーが強く宣伝していたりします。地面から〇センチ防水のような。

普段使いや保温力の維持、冬のアクティビティを考えると防水性があるに越したことがないわけです。

着脱の容易さ

スノーブーツにおける着脱の容易さはまず簡単に履いて固定できるかどうかということ。

冬の寒い中で手袋をしたままでも簡単で素早く履けるのが理想です。多くのブーツでは細かい作業のいらないドローコードで絞めるタイプとベルクロが多いです。細かい操作がいらなず調節しやすいので便利です。

ただドローコードのタイプはロック力が甘い場合もあります。トレッキングやスノーシューハイキング、雪遊びで歩いたり走ったりする場合は紐やBOAシステムがオススメです。

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出典:MERRELL

メレルのサーモローグ2やモンベルのヴェイルブーツに採用されているのがBOAシステム、金具を回すことでワイヤーを締めて固定できる靴紐です。固定力と容易さを考えると一番便利です。ただ高価になりやすいのが欠点です。

重量

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靴の重量と保温力はトレードオフです。

ソレルやカミックなどインナーブーツを採用したモデルは保温力の高いブーツほど重く、歩くことが多いと疲れやすいです。

ヌプシ形状のモデルは軽量さはメリットですが、保温力はかなり落ちてしまいます。

自分の用途に合わせキャンプなのか、アクティビティをするのか、普段使いなのかを考えてから選ぶことをオススメします。

ちなみにぼくは北海道でのアクティビティを想定しているので-20度以下でも使用するため保温力を第一に考えています。結果として保温力と軽量性のいいとこどりでソレルのパックナイロンを履いています。それでも重いわけですが。

普段履きは防水のローカット、冬山は冬用登山靴、そして万能に使う長靴と冬は4足の靴を使っています。

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ザノースフェイス

全体的にタウンユースやオシャレ志向なイメージのノースフェイス。ショートブーツは軽く普段履きにしやすい。キャンプでも脱ぎ履きが楽なのが嬉しい。

今年の新作ヌプシプロは高額ながらも高い防水性と歩きやすさ、滑らないソールで良さげ。軽量な分保温力は少し低め。

ヌプシプロGORE-TEX

今年一番熱いスノーブーツはノースかなと思います。大人気モデルのヌプシにゴアテックス搭載で完全防水になったスノーブーツ、ヌプシプロ

全面防水になったヌプシは表面も撥水加工がされていて、中綿も封入で保温力も高く、ゴアなので透湿性もあり蒸れにくい作りです。

ソールはセラミック粒子の練り込まれたVibram ARCTIC GRIP(ビブラムアークティックグリップ)です。メレルが積極的に使ってますが道民感覚でも非常に滑りにくいソールです。

足首とふくらはぎの部分を固定するバンドがあるため長時間歩くのに向いていて、また雪が入りにくいため雪遊びにも向いています。

焚き火に気を付ける必要はありますがキャンプに向いたスノーブーツと言えるでしょう!

ちなみにゴア搭載の廉価版でヌプシブーティGORE-TEXというモデルも出ています。

重量は484g(9インチ片足)。

スノーショット6 ブーツテキスタイルV

ソレルっぽい見た目で可愛いスノーショット6。

全面撥水加工されたナイロンで、中綿にはサーモライトを採用。ボトム分はEVA素材で軽量、断熱、防水を担っています。

ソールにはガラスパウダーを配合して氷で滑りにくくなっています。

重量は520g(9インチ片足)。

ヌプシブーティーウォータープルーフVIトール

定番ヌプシのトールタイプ

雪の中でのキャンプならショートブーツでは雪が入る心配があるのでトールタイプが便利です。ソールにはノースフェイス独自のVibram ICETREKを使っています。

重量は465g(9インチ片足)。

【SALE】ノースフェイス ヌプシブーツ ヌプシブーティーウォータープルーフ VIトール ウィンターブーツ スノーブーツ NF51872

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ソレル

シロクマのマークが可愛いソレル。スノーブーツの定番ですね。

インナーブーツ取り外し可能なモデルが多く、手入れがしやすく保温力も高い。厳冬期の北海道で写真を撮る人のソレル率の高さからもわかる保温力が特徴。素材的にも焚き火に強く、キャンプで使いやすいのもい嬉しいポイント。ソールは滑りにくくないが、頑丈で走破性が高い。全体的に重量が重いため普段履きよりはアウトドアユース向き。

1964パックナイロン

ぼくが履いているモデルがこれ。カリブーはアッパーが革製でより重くなるためパックナイロンを選んでいます。カリブーよりも保温力は落ちますがその分少し軽く長時間歩くことも可能なモデル。

カリブー同様9㎜のインナーブーツで保温力も高く、手入れもしやすい。

厚手の靴下を二重やカイロやテントシューズを履いたまま、履けるサイズにしているので歩くよりは保温を重視したサイズで選んでいます。

防水はボトムのラバー部分なので雪なら問題ないですが、水に入るような使い方は避けたほうがいいです。

カリブーよりもカラバリが多いのもポイント、古いモデルでもカラーチェンジのみくらいの変更なので好みで古いモデルを買うのもオススメですよ!

重量は714g(片足)。

カリブー

パックナイロンに比べアッパー部分がフルグレインヌバックのため保温性、防水性、耐久性に優れるモデル。そして焚き火の火の粉にも強いです。その分少し重たいのがデメリット。

雪の中で履く場合ソールにダメージがきにくいため革の手入れ次第で長く使うことができます。インソールのみの別売りもしているためヘビーに使う場合は2つ持ちで変えながら使うのもありです。

重量は901g(片足)。

グレイシャーXT

ソレルのスノーブーツ最強の保温力を持つのがこのグレイシャーXT。

南極点無補給単独徒歩の荻田さんが履いていたのもこのブーツ。驚きの使用限界温度-73.3度表記!これは素材の性能でしょうか。靴よりも先に人間に限界がきてしまいますね。

パックナイロンやカリブーは保温層のライニングが9㎜なのに対して13㎜と極厚。また内側が銀コーティングなコロンビアのオムニヒート搭載で体温を反射し保温力をアップさせてくれます。

また口元をドローコードで絞めれるため雪や冷気の侵入を防いでくれるのもありがたいとこ。快適に雪遊びができます!

重量は1168g(片足)。

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カミック

極寒のカナダのブランド「カミック」。イヌイット語で「足を覆うもの」を表す名前です。100年以上のスノーブーツを作り続けるカミックの靴は独創的なモデルが多く紹介している以外にもミドルカットのブーツやショートブーツ、女性子供用モデルのスノーブーツもあります。

ウィリアム

カリブーを彷彿させるデザインですが、色が濃く渋みがキャンパーっぽくてカッコいいです。手入れしていくことで年数ごとにどんどん雰囲気が良くなっていくでしょうね。

防水加工されたレザーのアッパーに、取り外し可能な8㎜インナーブーツ。

保温力はカミックの上位モデルでカリブークラスだと思います。オシャレの基本は足元から、見た目で選びたいブーツです。

重量は1015g(片足)。

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カヌック

口元、足首の2ヶ所をドローコードで絞る着脱の容易なモデルで、防水性に優れるナイロン製のアッパーを採用。

こちらも8㎜インナーブーツですが、ウィリアムとは違い体温を反射するアルミ層を4㎜ポリエステル層で挟んだ3層構造で8㎜のインナーブーツです。

保温力がありながら雪の侵入を防ぎ口元、歩きやすいナイロン素材のためウィリアム以上に雪遊びやトレッキングに使いたいブーツです。

重量は820g(片足)。

アイスブレーカー

悪く言えば長靴、よく言えば完全防水のスノーブーツ

長靴形状でありながら口元は絞れ、カヌックと同じ保温力の高い3層構造のインナーブーツを採用しています。足首での固定がないため走り回るような遊びには向きませんが、脱ぎ履きがしやすいのがポイント。

寒い時期の川や湖に入っての写真撮影や道民としては雪かき用に持っておきたいながぐ・・・スノーブーツです。

重量は1015g(片足)。

メレル

米国のアウトドアブランド「メレル」はスノーブーツというよりはスノーシューズな靴になります。一番のポイントはソールにVibram ARCTIC GRIPを採用していること。圧倒的に滑らないので氷や雪の上を安心して歩くことができます。その分保温力はブーツに比べ落ちるため地域や時期、用途を考えて選ぶ必要があります。

THREMO ROGUE(サーモローグ) 2 BOA MID GORE-TEX

アクティックグリップで人気だったサーモローグがフルモデルチェンジした今年の新作モデルです。リールで着脱容易ながらしっかりと固定してくれるBOAシステムとゴアテックス採用で完全防水のミドルカッドシューズ。

靴紐がないためかっこ悪くなりやすいBOAですが、メレルは片側に寄せたスタイリッシュな作りでむしろカッコイイシューズに仕上げています。

また足首はバックルで固定するというシステム。履き心地が良さそうですが、これは履いてみないとわからないですね。

保温材はプリマロフトゴールドを200g使い、つま先には高い保温性、軽量性を持つプリマロフトエアロジェルを採用しています。

冬キャンプはもちろん、冬の登山やスノーシューハイキングで履きたい靴ですね!

ちなみに同じ作りでBOAじゃなく靴紐なモデルもあります。

重量は516g(片足)。

[メレル] J18773 J18903 ローグ2 スノーシューズ サーモ ボア ミッド メンズ J18903 25.5cm(US7.5)
MERRELL(メレル)

COLDPACK ICE+ 8  ZIP

アッパーがヌバックレザーでサイドジッパーでの紐なしのスノーブーツ。

保温材も入っているのでしっかりと冬用で暖かく、もちろんVibram ARCTIC GRIPで滑りにくいです。シンプルなデザインなのでキャンプよりも普段履きに使いたいと思ってしまいますね。

重量は446g(片足)。

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キーン

ウィンターポートⅡ

大人気アウトドアサンダルのニューポートの機能性を維持したまま冬靴にしてしまったのがこのウィンターポートⅡ。

KEEN独自の防水透湿性素材KEEN DRYと保温材のKEEN WARMを100g使っています。

なによりもKEENならではの履きやすさが魅力かなと思います。スノーシューハイキングや軽アイゼンも取り付け可能で冬の低山なら問題ないでしょう。口元を絞ることもできるので冬のアクティビティに使いたい靴です。

重量は630g(片足)。

キャラバン

キャラバンシューズと言えば日本を代表する登山靴メーカーです。60年以上に渡り登山靴を作り続けてきているキャラバンの靴は幅広で日本人の足に合いやすく、それでいて価格もリーズナブル。スノーブーツだけでなく、登山靴もキャラバンはおすすめですよ!

SHC_12M

ゴアテックスをライニングにした防水スノーブーツ。保温材につま先から甲まではシンサレートを、それより上はポリとウールの混合ボアフリースで触り心地のいい靴内です。

足首はベルクロで締めやすく、口元はドローコードで雪や冷気の侵入を防ぎます。

よりがっつりなスノーブーツにはSHC_10もありますが、個人的にはごちゃごちゃしすぎてないSHC_12Mが使い勝手良さそうです。

重量は480g(片足)。

ダナー

FREDDO B200

ヌプシ調でシンプルなスノーブーツ。防水素材のダナードライが採用され、中綿素材はシンサレートです。

ソールにはVibram Thunderが使われていて低温化でも硬化しづらく、雪面をグリップしてくれます。

シンプルなので普段使いでもキャンプでも冬を幅広く使えそうですね。ただがっつり遊ぶのには向いていないでしょう。

モンベル

国産アウトドア総合ブランドと言えるモンベル。最近はキャンプ系に力を入れているように思います。今年はスノーブーツがいくつか新モデルが出ていて紹介している以外にネージュウォーカーやローガンブーツなども出ています。

モンベルのソール「アイスグリッパー」はメレルのアークティックグリップクラスで滑らないです。軽量なモデルも多いことから普段履きしやすい靴が多いです。

ヴェイルブーツ

去年からモデルチェンジしていないようですが、モンベルのスノーブーツを保温力で選ぶならこれ一択かなと思います。

着脱容易なBOAシステムを採用し、取り外し可能なインナーブーツを内蔵しています。

冷気の入りやすい口元はインナーブーツにボアが付いています。汚れやすいところですが、取り外して洗濯できるのは嬉しいですね。

重量は806g(片足)。

webshop.montbell.jp

サーマランドブーツ

今年の新作モデルですが、タウンユース向きなモデル。

控えめに言ってヌプシ系のスノーブーツですね。内側にジッパーがついて着脱可能なのがポイントですね。

個人的にはここにはコードロックがほしかったです。

重量は433g(片足)。

webshop.montbell.jp

ワークマン

ケベックNEO

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出典:ワークマン

去年大人気だったケベックがパワーアップしNEOになって登場しました。

ちなみにケベックも去年より綿量が1.5倍になっています。

NEOはノーマルモデルに比べ、シームレス構造で全面防水、滑りにくいグラスファイバー配合のWMアイスソール、10㎜肉厚ソール、ボール状の保温力の高い中綿素材を使用している点がパワーアップポイントです。

金額はケベックが1900円、ケベックNEOが2900円です。キャンプ用ならNEOがオススメですよ!

重量は380g(片足)。

store.workman.co.jp

セットで考えたい靴下のこと

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スノーブーツとセットで考えなければいけないのが靴下。これが意外と沼です。

ぼくはモンベルのアルパインソックスとインナー5本足ソックスを重ねて履いています。インナーソックスは汗冷え防止がメインでおまけの保温力アップという考え。

保温力重視で考えれば厚手の靴下を二重にするのがオススメです!ただ、きつくなると血流が悪くなり逆に冷える原因になります。また足が汗をかくと汗冷えしてしまうのが靴下沼。

冬用の靴下はウール素材配合のモノを選びましょう。化学繊維に比べ圧倒的に保温力が高いです。さらに汗を吸って発熱する特徴があります。

さらに夏用ではなく、厚手の冬用のモノがオススメ。

カカトフィット感や締め付け具合で好みが分かれますが、保温力を考えるとゆったりめ位がベストです。

オススメをいくつか紹介していきます。

スマートウール ヘビークルー

前までこれを履いていました。ゆったり目なサイズ感が好みで履きやすく暖かいです。

この一段上の保温力なマウンテニアリングというモデルもあります。

ミズノ ブレスサーモソックス極厚

登山者などにも使用者の多いミズノのブレスサーモソックス。

ミズノ独自の保温素材で吸湿発熱してくれます。汗冷えしにくいだけでなく、保温力に変えてくれます。もちろんウール配合です。

ダーンタフ マウンテニアリング マイクロクルー エクストラクッション

穴が開いても永久保証で有名なダーンタフの靴下。登山だと使っている人は結構多いです。締め付けがきつすぎず履きやすいので履き心地が好みの人もいるんじゃないでしょうか。
そんなダーンタフの厚手でメリノウール70%配合のずっと使える冬用靴下です。

まとめ

冬キャンプが楽しみで早く雪積もらないかな、って年中言ってる気がします。

足元からしっかり防寒してこその楽しい冬キャンプですよ!

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