ぜつえんアウトドア

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自宅の寝具を寝袋にするのはメリットだらけ!オススメは化繊シュラフ!

寝袋を家で使うメリット サムネイル

こんにちわ、ぜつえん(@zetuenonly)です!

自宅でも寝袋で寝るようになって早数年。

すでに布団やベッドで寝る感覚を思い出せないほどに寝袋で寝る生活に落ち着いてしまいました。

スペースも取らずどこでも寝れるため、アウトドアマンやミニマリストの方には特にオススメしたいスタイルです。

今回は布団と寝袋の違い、自宅の寝具を寝袋にするメリット、デメリット、オススメの寝袋を紹介していきます。

 

 

ベッド・布団の良いとこ悪いとこ

ベッドや布団の良いところは広く、どんな寝相でも寝やすいところでしょう。

幅はシングルサイズで98cmです。寝返りもしやすく、くつろぐのにも便利。ベッドなら椅子としても使えます。

そんな、使いやすくだれでも寝やすいのが良いところでしょう。

アウトドアをするようになって思うのはそんなに幅広い必要はないなぁということでした。

欠点は大きいこと

ベッドなら持ち運びは大変で、自宅内で移動することも稀でしょう。

布団なら畳んでしまうことができますが、かさばりますし、洗濯するのも一苦労です。

寝やすいけど大きく嵩張るのがベッドや布団という印象。

 

自宅でも寝袋で寝るメリット

片付けにスペースを取らない

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アウトドア道具である寝袋は持ち運ぶことを前提としています。

そのため収納すると非常にコンパクト。布団と比べても差は歴然でしょう。

布団では仕舞うためにも置くスペースが必要です。

寝袋なら仕舞う必要がないときは広げたままでもいいですし、家の片付けをするときやスペースを広く使いたいときには簡単に袋にしまうこともできます。

ベッドから寝袋生活に変わると「うちってこんな広かったんだ」と感動できるはずです。

 

洗濯が簡単

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ダウン寝袋の洗濯は少し面倒ですが、化繊寝袋なら洗濯機で丸洗いができます

晴れた日に洗濯し、外に干しておけば乾燥にもそこまで時間がかかりません。乾燥機にかけばもっと簡単です。

毎日寝るために使うモノなので簡単に洗えるのは大きなメリットになります。

洗濯のしやすさから、自宅で寝る用にはダウンよりも化繊がオススメです。

 

家のどこでも寝れる

寝袋でパソコン

マットと寝袋があれば家の中のどこでも寝ることもできます。窓辺で寝てみたり、玄関近くで寝てみたり、外泊もしやすくなります。

昨日はこっち、今日はあっち、明日はそっちと日替わりで寝床が変えれるため新鮮な気持ちで毎日を寝ることができます。

でもまあ、そんな頻繁に移動することもないですが、パソコンの前、テレビの前、テーブルの前などで寝るようになるとダメ人間が加速します。

 

寝袋で寝慣れる

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慣れていないと暗い中で寝袋に入り、ジッパーを締めてと、意外と入るのは大変です。

しかし普段から寝袋で寝ている人にとっては寝袋の中こそマイワールド。

寝袋の中で姿勢を変えたり、寝袋のまま転がったり、入ったまま自由に過ごせるようになってきます。

普段から入り、使い慣れておくことで自宅でもアウトドアでも快適に寝袋ライフを送ることができるようになるのです。

 

使えば使うほど便利な寝袋はオフトゥン以上に脱出は困難。一度入った後にトイレに行くのも、寒い朝寝袋からでてくることも最上級難度です。家で寝袋に入ったままごはんを食べたり、パソコンをするようになったらもう終わりです。わたしです。

 

外でも睡眠の質が安定する

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慣れない環境のキャンプで良く寝れなかったというのはキャンプあるあるです。

しかし、普段から寝袋+マットで寝る生活なら家か外かの違いしかないため、睡眠の質に差が出にくいです。家とアウトドアをシームレスにつないでくれる第一歩にもなるでしょう。

キャンプで寝れないという人の寝袋慣らしとしてもオススメです。 

 

暖かい

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使う寝袋にもよりますが、サイズあたりの保温力で考えれば寝袋>布団です。

寒い時期には夏用と冬用を持っても良いですし、二重で使ってもいいでしょう。

ゆったりサイズの寝袋なら毛布やインナーシーツを中に入れることもできます。毛布の中で寝袋に入るとかもありです。

ただ複雑な組み合わせにするほど出入りが面倒になるので、分厚い1枚があると楽です。

 

寝袋の不便なとこ

動きにくく窮屈感がある

寝袋一番の欠点は狭く窮屈なことでしょう。

種類にもよりますが、布団と比べるとはるかに窮屈で、寝心地は悪くなります。

そこが自宅用の寝袋選びの重要なポイントで、封筒型なら窮屈感はあまりなくなります。その分、保温力に対してサイズが大きく、かさばるのがデメリットです。

しかし自宅ならサイズよりも寝心地を重視するべきだと思います。

ゆったり目のサイズや封筒型で幅が広く寝やすいモデルが自宅で快適な寝袋生活を送る秘訣です。

 

入るのが面倒

入っても窮屈なわけですが、入るのも面倒なのが寝袋。

慣れればそこまで大変ではありませんが、布団と比べると入るのがはるかに面倒です。

幅の狭いモノやジッパーの噛みやすさなども入りにくさに繋がってきます。

安いモノほど細部が雑で使い勝手が悪くなりやすいです。

毎日使うものなので有名なメーカーのモノやそれなりに値段のするものを買うことで高い満足度を得られます。

 

こんな人にオススメしたい!

・アウトドア好きな人

・ミニマリストの人

・寝袋好きな人

・どこでも寝たい人

・家を広く使いたい人

・家が狭い人

・引っ越しの多い人 にオススメ!

片付けが簡単で、家を広く使えるのは魅力的です。

狭い家の人ほど向いていますが、広い家に住んでいる人もさらに広く使えるメリットがあります。

引っ越しの多い人やミニマリストで道具を少なくしたい人にもオススメです。ベッドなんて早く断捨離すべきだと思ってますし、しちゃいましたし。

寝袋好きやアウトドア好きな人は自宅でもアウトドア気分に浸れるのが魅力です。もうほとんどキャンプです。

 

オススメの寝袋

大前提ですが、化繊がオススメ!

自宅と外兼用ならダウンも良いですが、それなら別途化繊用意するのを勧めたいレベルで化繊がオススメ!製品重量1.5~2kg位ならそれなりの保温力があり、安心して使えます。

 

さらに選ぶポイントは

・自宅メインかどうか

・保温力はどの程度にするか の2つ

自宅使用メインなら収納サイズ関係なく、寝心地重視で封筒型やそれに近い形状がオススメです。キャンプでもくらい使うのならマミー型やフード有り封筒型のある程度軽量性も重視して選びたいです。

保温力は冬どの程度までの温度を想定するかということです。

これは自宅の環境と住んでる地域による部分が大きいです。北海道の比較的寒くなる自宅で使うぼくとしては単体で0℃以下まで使えるようなものが候補になってきます。

暑い分にはジッパー全開で掛布団にしたり、脚だけ入れたり、そもそも使わないのもアリという考えです。

それを踏まえていくつかオススメを紹介していきます!

中華化繊寝袋

安い!安い!安い!な格安化繊寝袋。

フード付きの封筒型は寝やすく、頭のおさまりもよく、暖かいのでオススメ!

Amazonで「寝袋」で検索して好みの形状、中綿量のモノを選べばいいです。

ジッパーを全開にできるモノが多く、布団のようにも使いやすいです。

約2000~4000円で買えます。1kgほどだとやや薄めで、少なくても1.5kg。保温力重視なら2kg以上もアリです。

 

スナグパック/マリナー スクエア ライトジップ

様々な化繊シュラフを出しているスナグパックのキャンプ車中泊用に分類されるモデル。フード付き封筒型で自宅や車中泊、オートキャンプ向きの形状です。

快適温度-2度、下限温度-7度で1750g。

暖かく、快適な寝心地を得られます。

ぼくが自宅用で使ってるのもスナグパックでマミー型。強度も高く、長く使うことができています。

 

イスカ/アルファライト 700X

イスカの化繊寝袋アルファライト、中綿量で5種類ある中で700g封入の中間モデル。

重量は1300gでキャンプでも、がんばれば登山でも使える程度の重量です。

マミー型なので、足元やや狭めですが、アウトドア兼用もしやすいです。

そして-6度まで使える安心の保温力で寒い日も安心。

 

ニーモ/フォルテ20

スナグパックから乗り換えようと思っているのがニーモの新作フォルテ20

見た目からもわかりますが、肘と膝の部分が広くゆったりしたスプーンシェイプという形状。サイドスリーパーを意識した寝袋で快適に寝れそうだなぁと思っています。

プリマロフト810g封入し1.3㎏で下限-6度まで使える化繊寝袋です。

ニーモ独自の機能が多く、正面には排熱用のジップ、暑いときは外へ、寒いときは中へ入れれるブランケットフォールドなど細かいところをこだわっている魅力的な寝袋です。

910gで-1度まで使えるフォルテ35もあります。

 

寝袋と一緒に欲しいモノ

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寝袋とセットが考えないといけないのがマットです。

床のクッション性と断熱の役割を果たします。エア封入タイプはパンクのリスクと手間がかかるのでクローズドセルマットタイプがオススメです!

最適なスリーピングマットの種類と選び方!正解はない一長一短な道具! - ぜつえんアウトドア

マット

マットは二重にして使うことで快適に寝ることができます。

蛇腹に折りたためるタイプは収納性も高く、座布団としても使いやすいます。

ぼくは15mm銀マット+凸凹マットの組み合わせが最強だと思っています。

 

15mm銀マットは純粋に分厚く高いクッションを期待できます。

 

凸凹のあるクローズドセルマットは強度が高くアウトドアと兼用できます。

カットしても良いですし、何に使っても便利なので、持ってない人は一つ持っておくのをオススメ!

 

コット

自宅でより快適に寝るなら折り畳みコットも快適。

キャンプで使ってたコットを自宅で使いだしたら、キャンプで使うことがなくなった道具です。コットってあれですよね?自宅用の寝具ですよね?

マットよりもスペースは必要ですが、軽く組み立てたままでも持ち運びもしやすく、折りたためば収納もしやすいです。

 

まとめ

捨ててみると快適で、ベッドを使う意味がわからなくなりますし、もはやベッドでの生活を思い出せない程度には幸せな寝袋暮らしです。

すでにアウトドア用品を持っている人は気軽に始めやすいと思うので、一度自宅で寝袋で寝る生活をしてみるのをオススメします!

 

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寝袋の圧縮に便利なコンプレッションバッグの種類と使い方と欠点!

寝袋のコンプレッションバッグ サムネイル

こんにちわ、ぜつえん(@zetuenonly)です!

そこまで重くはないけれど、ひたすらにかさばるのが寝袋

夏用はそれほどですが、冬用の寝袋になるとひたすらに大きくかさばります。

そんな寝袋をコンパクトにするための道具がコンプレッションバッグ

便利そうですが、使い方には一度考えてみる必要のあるモノだと思っています。

今回はコンプレッションバッグの種類、活用法、欠点、考え方、オススメまで紹介していきます。 

 

 

コンプレッションバッグとは?

寝袋をより小さくすることができるのがコンプレッション(圧縮)バッグ(袋)。文字通り圧縮袋です。

寝袋の、特に国産のメーカーはスタッフバッグをゆったり目に作ってあります。中綿にダメージを与えにくくするためと思われます。そのためさらに、圧力をかけることで相当小さくすることができます。

海外のメーカーは最初からコンプレッションバッグにしてある場合が多いです。その分、やや重くなりますが、カタログの収納サイズを小さくしやすいメリットがあります。あとそもそも便利です。

コンプレッションバッグにはバッグ型とキャップ型の2種類があります。それぞれ説明していきます。

バッグ型

スタッフバッグ+コンプレッションベルトが一体型になったのがバッグ型。

コンプレッションバッグの多くはこのタイプです。袋に収納し、圧縮できます。

形状の違いからさらに2種類にわけられます。

縦圧縮

コンプレッションバッグ

一般的なのが縦に押しつぶすタイプ

細長い円柱状になる寝袋を縦に押しつぶし円形に近い形にすることができます。

種類やサイズが豊富で、寝袋の大きさに合わせて買いやすいです。〇Lで表記され、自分の寝袋に合ったものを探すのが意外と難しいです。

ニーモやイージスマックスなど純正で付属するのが最初からコンプレッションバッグのメーカーもあり、その場合はこのタイプです。

寝袋単体で圧縮するなら一番使いやすいのもこのタイプ。

 

横圧縮

横圧縮コンプレッションバッグ

円柱状のスタッフバッグをより細長くなる向きで圧縮するタイプ

縦型に対し圧縮率は低くめになります。

寝袋単体で収納するよりもダウンウェアや着替えなどと一緒に収納することが多いです。細長くコンプレッションされた形状は長さが合えば、ザックの底に収納しやすくなります。

サイドにバンドがくるためそこに道具を挟んだり、ザックに外付けするのにも使いやすいバンドです。

寝袋を入れるのにも便利ですが、圧縮率の低い特徴を生かしテントを収納するのにも向きます。サイドのバンドにはポールを挟むこともでき、MSRやニーモなどアメリカのテントメーカーはテントのスタッフバッグに横圧縮のスタッフバッグを使ってることも多いです。

 

キャップ型

出典:mont-bell

バッグ型の縦圧縮形状のタイプから袋部分をなくしたような見た目。

上下のキャップ部分と圧縮バンドが付いたシンプルな形状です。

製品名的にもコンプレッションバッグではなく、コンプレッションキャップになりますが、同列で考えます。

寝袋の元のスタッフバッグを挟み込み、押しつぶすことでコンプレッションできます。

スタッフバッグとの相性もありますし、ずれやすく圧縮するのに手間がかかりやすいです。一つでいろんなスタッフバッグに兼用できます。

使い勝手があまり良くないため個人的には好まないタイプ。

 

使い方

冬山テント泊 パッキング

寝袋は重さはそれほどでもありませんが、大きくかさばる道具です。

特に冬用はそれだけでザックの中の広いスペースを必要とします。

そんなときに使いたいのがコンプレッションバッグ。

 

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モンベル アルパインダウンハガー800#1をイスカのコンプレッションバッグMで圧縮すると1/3~1/2ほどのサイズにできます。

4本のバンドがあるので、均等にそれぞれ順番に締めていくことでぎちぎちに圧縮することができます。

パッキングスペースは大きく減りその分、ザックに余裕を持たせることができます。

 

コンプレッションバッグ比較

他の圧縮の比較はこんな感じ。

イスカの青いコンプレッションバッグは縦圧縮で一番圧縮率は高いです。球体に近い形状になり、バックルが遊んでいて、肉が飛び出しているようになります。かなりガチガチで硬くなります。

シートゥサミットはコンプレッションバッグではありませんが、底から空気が抜けるため圧縮が可能です。完全に空気を抜ききるのは難しく、圧縮しきるのも難しいですが、その分形状に余裕がありパッキングはしやすくなります。

TFStentsのテントについてきた袋は横圧縮タイプ。バンドが2本で圧縮するとハムのような膨らみが残ります。圧縮率はそれなり、ザックへのパッキング場所は選びます。

 

コンプレッションバッグの欠点

かさばる寝袋を小さくできますが、使い方次第では欠点にもなります。

重量が増える

どんなシンプルなモノでも、袋+コンプレッションベルトになるため重量は増えます。

ただ夏用なら50g位、冬用の大きなものでも100g程度で、そこまで重くはなりません。

コンプレッションバッグを使うことでザックを小さくでき、その分軽量化できる。という意味では軽量化だったりもします。

ただUL系のパッカーはシュラフカバーをライナーにして、寝袋をそのまま入れてパッキングする人も多いです。そのほうがスペースをつぶしやすいのです。

 

手間が増える

コンプレッションバッグに寝袋を入れる

通常の収納袋に入れる場合は袋に寝袋を入れる、だけです。

コンプレッションバッグの場合は、袋に入れる→ベルトを締める、と手間は倍

家で圧縮しパッキング→現地で使う、場合は気になりにくいですが。

現地の撤収時で片付けをする朝に手間が増えるのは割と面倒です。バンドを締めて圧力をかけるのも結構な力を使いますし、体力的にもつかれます。

しなくていいならしたくないのがコンプレッションです。

 

デッドスペースが生まれる

圧縮すると硬いボール状になっていき、パッキングがしにくくなり、ザックに入れたときに隙間ができやすくなるデメリットがあります。

逆に圧縮していない寝袋の場合は、サイズこそ大きいですが、適度にザック内で押しつぶされて隙間なくフィットしてくれます。特に寝袋はザック底部分にフィットしやすい形状です。

元が大きい寝袋になるほど、圧縮時にも大きくなるためフィットさせにくくデッドスペースができやすくパッキングしにくくなります。

そのため、ガチガチに圧縮するのではなく、適度に余裕を持たせて圧縮するのがベストです。押せばつぶれる程度にです。

 

ダウンシュラフの膨らみが悪くなる

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ダウンシュラフは膨らむことで暖かくなります。

コンプレッションバッグで小さく小さくしていくと現地で出した後に膨らみきるまでにかかる時間が長くなります

気になるほど膨らまないということもありませんが、圧縮しすぎるのは羽毛にダメージを与えるリスクもあります。長期間圧縮したままではなおさらです。

圧縮は使うタイミングの最低限の時間だけにするのが好ましいです。

 

コンプレッションバッグに対する考え方

便利な道具ですが、使い方次第では欠点にもつながります。

ぼくのコンプレッションバッグに対する考え方をいくつか書いていきます。

圧縮前提で考えるべきではない

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圧縮すれば入るからー、と圧縮前提で考えるのはあまりオススメではありません。

というのも、自宅でパッキングできる出発時よりも現地でパッキングしなければいけない帰りのほうが雑になり、上手に収納するのが難しいからです。

帰る時に荷物が入りきらず結局外付けになってしまうのはスマートではありません。

寝袋が大きくてザックに入らないからコンプレッションバッグを買うという状況はすでにキャパオーバーです。余裕のないギリギリの方法であまりオススメではなく、それなら寝袋をより小さいモノにするか、ザックを大きくするのが正しい方向性です。特にギチギチに寝袋を圧縮しなきゃパッキングできないのは好ましくありません。

なんにせよ、よほど攻めたULやコンパクトにまとめなければいけない状況でない限りコンプレッションバッグに頼り切るのは良いとは言えないと思います。

 

余裕を持たせて圧縮する

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ギチギチに圧縮するのには手間もかかるし、硬くなりすぎるとデッドスペースが生まれて、パッキングもしにくくなります。

そのためある程度柔らかさを持つ程度にコンプレッションすることでより使いやすくなります。

ぼくはそこまで圧縮する必要がない前提の装備にするため、シートゥサミットのeVentドライバックや防水のスタッフバッグなど適度に柔軟性がありパッキングしやすいモノを使うことが多いです。

 

冬ほど使いたい

冬は防寒着や道具も増え、さらに寝袋も大きくなり荷物はあふれていきます。

使わなくて済むなら使う必要はありませんが、冬だとどうしようもないこともあります。そんなときには少しでも小さくするためにコンプレッションバッグを取り入れましょう。

羽毛量の多い冬用の寝袋の圧縮率は夏用よりもさらに大きく半分以下にすることもできます。

 

自宅では使わない

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寝袋の収納時には中綿を傷めないようにスタッフバッグから出すのは常識ですが、コンプレッションバッグは特に強く圧縮してしまうため保管には向いていません。

コンプレッションバッグにいれるのはフィールドに出る直前にして、帰宅後は早めに出して広げて保管するようにしましょう。

 

テントにも便利

コンプレッションバッグにテントを入れるテントにも便利なコンプレッションバッグですが、特に濡れた状態のテントを入れるときに向いています。

雨で濡れたテントはかさばるため、元のスタッフバッグに入れにくくなります。

そんなときに、まずごみ袋にいれ、そのままコンプレッションバッグへ。そして圧縮することで濡れ対策+濡れたテントを圧縮することができます。

この場合は特に横圧縮型が使いやすいです。そして防水スタッフバッグにするとより安全です。

 

オススメのコンプレッションバッグ

持ってる寝袋に対するスタッフバックのサイズの選び方の目安。

3~4L→羽毛量150~300g相当程度

6L→羽毛量200~400g相当程度

10L→羽毛量400~600g相当程度

12L→羽毛量500~750g相当程度

15L→羽毛量750~900g相当程度

オクトスとシートゥサミットを参考にしたあくまで目安です。個人差、寝袋差がかなり大きいです。

慣れるほど小さなスタッフバックにも入れることは可能ですが、小さくし過ぎるのも考え物ですし、余裕のあるバッグにしてウェアを一緒に入れるのもありです。

AEGISMAX/コンプレッションバッグ

中国の寝袋寝袋メーカーAEGISMAX(イージスマックス)の純正でついてくるコンプレッションバッグ。

軽い・安い・シンプルで選びやすいモデル。

3本のバンドで締めるため安定感は少し落ちますが、その分手間がかからず楽。

最小サイズでも6Lと大き目ですが、ウェアやシュラフカバー、テントシューズなども一緒に入れることができます。

6/10/14/20/30Lの5サイズ展開。

 

 

SEA TO SUMMIT/eVentコンプレッションドライサック

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耐水圧2000mmで底に防水透湿性素材eVent(イーベント)を使うことで、ロールトップ式の口を閉じてからも底の黄色い部分から空気を抜くことのできる便利なスタッフバックのコンプレッションモデル。

シームテープ加工(縫い目を防水)もされているため濡れる心配はなし。

お値段高めですが、それでも便利で快適なスタッフバッグ。濡れる危険のある環境で使う人には全力でオススメしたい!

ぼくはこれのコンプレッションがついていないタイプを寝袋用に使ってますが、空気を抜きながら圧縮することもできるため必要十分。

2XS=1.3~3.3L

XS=2~6L

S=3.3~10L

M=4.5~14L

L=6.5~20L の5サイズ展開。

 

oxtos(オクトス)/透湿防水コンプレッションバッグ

石川県にある製造輸入販売会社oxtos(オクトス)の防水透湿性素材を使った横型コンプレッションバッグ。

40DのPUナイロンで耐水圧10000mm、透湿性5000g/㎡/24hの素材を使っています。

防水素材でシームテープ加工(縫い目を防水)もされていますが、口はロールトップではないため水没には耐えれないのには注意が必要です。

旧モデルは横バンド2本→NEWで3本になりました。

展開は4/6/10/12/15/20Lの6サイズ

 

まとめ

使い方を間違えなければ寝袋を小さくできる便利な道具。

小さいザックに攻めたパッキングをすることができるようになるのは魅力的です。

ただ圧縮には手間もかかりますし、使う前提なのも考え物というのがぼくの考えです。

余裕があるからつぶれて隙間を無くしてくれる、ザックを大きくする、寝袋を小さくする、パッキング方法を変えるという考えも忘れないでいて欲しいと思います。 

 

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モンベルの寝袋に噛み込み軽減のスライダースムーザーを付けて快適化!

スライダースムーザー サムネイル

こんにちわ、ぜつえん(@zetuenonly)です!

寝袋あるある第1位、「ジッパーが噛んだ」

寝ようと思ってライト消してから噛まれると解消できずそのまま寝たり、寝起きで噛まれてもキレそうになりますし、意外と大きなストレスポイントなジッパートラブル。

これを解消してくれるスライダースムーザーというパーツがあります。

今回はスライダースムーザーと改造してモンベルの寝袋への付け方を紹介していきます。

 

 

スライダースムーザー

スライダースムーザー

これがYKKのスライダースムーザー(噛み込み防止パーツ)。ちなみにNANGA製です。

コイルファスナーの5番手(5c)用サイズで大きいモノにはそのままではつけることができません。

プラスチック製のパーツで、1セット約1.6グラムです。

白と黒が1セットで白は蓄光になっているので寝袋の外側にきます。暗いテント内でもジッパーの位置がわかるようになる地味に嬉しい仕様。

ジッパーを挟み込むようにしてパチっと止めることで簡単に装着することできます。

 

イスカの寝袋

イスカ スライダースムーザー

イスカの寝袋はナンガ同様にジッパー金具が小さいです。

なので普通に使えます。

 

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ジッパーの持ち手側から通していって金具を覆いこむように両面から挟み込んでパチっとつけるだけ。

つけるとジッパーのスライドが若干重くなり、動きも悪くなる感じがあります。

ただイスカで言えば、そもそもほとんど噛むことがないので重くなるのが嫌ならつける必要はないかなと思います。

 

モンベルの寝袋

モンベル 寝袋 噛む

(ぼくの中では)ひたすら噛むことで悪名高いモンベルの寝袋

購入するまで気づけないのは、寝袋の外から締めた時にはほとんど噛まないから。

でも買って、中入って、閉めるじゃないですか。すると噛むんですよ。

薄着な夏ならまだいいですが、厚着で動きにくい冬でインナーシュラフ使ったり、シュラフカバー使うときに噛まれるともうやってらんないってなるわけです。

寝袋のジッパーが噛むのが嫌すぎて、ジッパーなしで使えるモンベルのハーフレングスモデルを買ってたりもします。

 

モンベル 寝袋 スライダースムーザー

スライダースムーザーの存在も知っていたのですが、モンベルのジッパーは大きく、そのままつけることができないことも同様に知っていました。

なので甘んじて噛んでいたのですが、テントのファスナーにつけようと思って注文し、モンベルの寝袋につけてみたら、まあつかなかったんですよ。

でもちょっと削ればいける気がする程度でした。

 

スライダースムーザー パーツを削る

というわけで2ヶ所カッターで削ってみました。

 

モンベル 寝袋 スライダースムーザー

これで着いた!

尖った部分が不安なのでもう少し削っても良さそうです。

 

モンベル 寝袋 スライダースムーザー

元のジッパーが大きく滑りがいいためイスカほど重くなる感じがなく快適です。

めちゃくちゃ!快適です!

これで幸せなモンベルの寝袋ライフが送れそうです。

 

各メーカーの対応状況

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三大寝袋メーカーの噛み込み状況ですが。

ナンガ製の寝袋パーツなので、ナンガの寝袋はほとんどが最初からこの噛み込み防止パーツがついています。

イスカはそもそも噛みにくいためついてませんが、パーツを購入すればそのままつけることが可能です。

モンベルはバリバリ噛むためちょっと削って付けるのがベストかと思われます。そんなモンベルも2020年のダウン寝袋には最初から噛み込み防止パーツが付くようになりました。寝袋の色と合わせたパーツでNANGAとはまた違うパーツを使っているようです。

ニーモの寝袋も同じパーツが使われています。今年は肘と膝部分が広くなった独自のスプーンシェイプ形状のモデルが多く増え、かなり盛り上がりを見せるニーモの寝袋です。

その他の寝袋でも大体は使えるはずです。両面にジッパータブのついていないタイプだと使えない可能性はあるのでご注意。

 

寝袋以外にも使える

今回購入のきっかけがそもそも寝袋用ではありません。

TFStentsのLibra2のジッパーが噛むのでそれ用でした。こちらも問題なく装着でき、良い感じにスライダーしてくれてます。

テントのジッパーが噛みやすい人にもオススメのパーツです。

 

購入は快速旅団

ネットで購入する場合は、北海道のアウトドアショップ快速旅団さんのオンラインショップかヨドバシドットコムからです。

 

ヨドバシの通販の場合は2個セットで550円で送料無料。1つ辺り225円です。

コメントを頂き、ヨドバシは2個セットであることを教えていただきました。タケモの寝袋にも装着可能とのことです。ありがとうございました。

ヨドバシ.com/NANGA ナンガ P2 噛み込み軽減パーツ

 

快速旅団さんは1セット300円+送料180円です。ヨドバシに比べてちょい割高。

他に欲しいモノがあればセットで買うのもいいでしょう。

NSメスティン(焦げ付き防止)285x285x200cmのちょうどいいワンポールテントsimpleなどここでしか手に入らない道具も多いです。300円だと思ったら数万円だったなんてことも。

www.kaisoku.org

 

 

まとめ

幸せはお金で買えないと思っています。

買うべきものは幸せではなく、ストレスフリーなのです。

300円でジッパーストレスから解放されることは幸せへの第一歩に繋がるでしょう。

モンベルの寝袋でジッパーが噛んでイライラしたことのある人にはオススメですよ!

 

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元アウトドア店員が商品の販売時に意識してた5つのポイント!

元アウトドア店員 販売のコツ サムネイル

こんにちわ、ぜつえん(@zetuenonly)です!

昔アウトドアショップで働いていた経験から人に道具を勧める方法やアウトドア自体を勧めることに対して考える時間が多かったのがブログを書くのに生きています。

その販売知識は、友人に道具を勧めたり、友人にアウトドアを勧めたり、家族とアウトドアを勧めるシーンでも役立つものだと思います。

今回はアウトドアショップ店員が道具を販売するときに意識していたポイントを紹介していきます。

元アウトドアショップ店員のぼくが賢い客になる方法を紹介! - ぜつえんアウトドア

 

 

売るのはモノではなく時間

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Amazonや楽天はもちろん、海外からの個人輸入も気軽にできるのにわざわざアウトドアショップに足を運ぶ理由。

それは客視点だと実際に手に取れるからが大きな理由でしょう。

店側としてもモノを売るうえでネットショップには勝てないという認識は当たり前にあるため、それ以外のモノを得られる場所にするという考えがあります。

商品+αの付加価値を店に来ることで得られるようにしようと、そういうわけです。

アウトドアショップでは、店員と話して得られる知識や経験、道具の選び方、最近のフィールドのことなど対面で話すことでしか得られない客個別に教えてくれる情報には非常に価値があり、そこを売りにもしています。

これを客視点では「店員と話して聞いた」程度だったりしますが、店側はここを重視していることが多いです。

 

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登山やキャンプといったアウトドアは一生かけて遊べる趣味です。

アウトドアをするには道具が必要で、それを買う店も自店にしてもらえれば長く売り上げに貢献してもらうことができます。

今日買っていってもらう短期的な売り上げも大事ですが、同等以上に知識を付けて、店に愛着を持ってもらい、また来店していただくことが大事という考えです。

その考えで接客することで押しつけがましくないオススメができるようになります。こちらも買ってくれる人という認識になれば、より密な接客がしやすくもなります。

 

その結果、「前話していたこの道具欲しくなってきちゃったよ!」「冬山始めてみたくなって一式そろえたいんだけど選び方教えてくれない?」「〇山登ったって言ってたけど、何あるといいかな?」のように必要なモノや新しいことを始めたい時に思い浮かべてもらえ、再来店を期待できます。

これがモノではなく時間(アウトドアの知識、道具の選び方など店員と話す時間)を売るということです。

ただモノ買ってもらえないと店は続かないのも事実。だからいつも世間話だけの人には店員も本気で接客しようとは思えなくなってしまうところがあります。

このブログのスタンスも近くこれがオススメ!ではなく、道具の知識と種類、用途の違いを知ってもらうことを重視しています。

結果、またブログを見に来てくれればいいなという考えて記事を書いています。 店との違いは個別に対応がしにくいことです。

 

自分の経験を伝える

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ブログやYouTubeも同様ですが、自分のアウトドアで経験してきたことを自分の言葉で話すのはどこでも得られないオリジナルなもので、想像以上に価値のあるモノです。

お店では対面で話すメリットとして店員の経験を聞き、質問してさらに細かい話を聞くこともできます。店員のレベルによる差はあれど、これって物凄い貴重なことで、もうチップ払いたいレベルの接客なわけです。

そこに実際に道具を使った話も交えていくとよりリアルでわかりやすく、店員も使っているというのが客の背中を押すことにもなります。

ただの世間話ではなく、そのことを意識して経験を話すのでは話し方も変わってきます。

これはブログでもSNSでも、友人に伝えるときも共通のことです。

 

性能ではなく魅力を

リバーシブル耐熱グローブ

彼は耐熱将軍。軍手風リバーシブル耐熱グローブが将軍級の強さ! - ぜつえんアウトドア

 たとえば、この耐熱グローブを勧める時に「アラミド繊維という消防服にも使われる耐熱素材を使っているので800度まで使うことができます」ではなく。

「皮手袋よりも柔らかくて洗濯も簡単、リバーシブルなので1枚で右手でも左手でも使えます」のように数値や性能面ではなく、こんな風に使えるという魅力の部分でオススメするようにしています。

 

VL25

プロモンテVL25を紹介!四季折々200泊以上の思い出を共有した相棒! - ぜつえんアウトドア

テントにしても「20Dの薄い生地で1.45kg、耐水圧は2000mmで、DAC Featherlite NSLの8.5mmポールを使っていて」ではなく。

「山岳テント泊の定番モデル、設営しやすい吊り下げ式のダブルウォールで雨でも使いやすいので初めてのテント泊登山にオススメですよ」と定番(人気で安心感がある)、設営がしやすい(簡単設営)、ダブルウォールで雨でも使いやすい(雨の日でも大丈夫)程度が伝われば十分です。

言い方は悪いですが、初めてのテント泊登山ができるならなんでもいいのです。悩む人は勝手に悩んで買うモノ決めてお店来るかネットで買います。

細かい数値はカタログを見ればわかることです。それを細かく伝えるのではお店まで来てもらった意味はありません。

その製品特有の魅力を、そして買うことでできるを伝えられれば、あとはお客さんが選んでくれます。

他人に道具をオススメするうえで一番大事なのはできるようになるという魅力を伝えることだと思っています。

 

小学生にも伝わるように

語彙力のない言葉

販売スタッフなら皆そうですが、相手のことを詳しく知らないため略語は使わずできるだけわかりやすい言葉を使うように心がけています。それこそ小学生にも伝わる程度の言葉遣いを意識しています。

特にアウトドアは専門用語や略語がアクティビティ毎に多く伝わりにくいです。

たとえば

・化繊の寝袋→化学繊維の中綿素材を使った寝袋

・OD缶→アウトドア用のガス缶

・ヘッデン→ヘッドライト

など略語をできるだけ避けて、それでいてバカにした感じではなく、丁寧さを出すように心がけます。

しかし、相手が使ってきた略語は真似て繰り返して使っていくことで親近感を出していくようにもします。どちらも相手の信頼を獲得するためのポイントです。

このブログでも初心者向けな記事ほど言葉を省略せずに、難しい言葉もさけ、また万人受けする言葉を選択するように心がけています。

あと、やばい、半端ない、まじなど表現力に欠ける言葉も避けています。

 

選択肢は少なく

どっちにする?

自宅では数多くの製品を選択肢に入れて比較することもできます。

しかし店頭では、いくつもオススメされて選択肢が増えてしまうと客も選ぶことができなくなります。そのため基本比較は2つまで

化繊寝袋かダウン寝袋か、テント1人用か2人用か、のように同カテゴリで2つまでに絞って比較することで選びやすくなります。

相手の方向性に合わせて、ある程度絞っていくことで、2択まで絞れば大体の人は選びきることができます。それでもまだ悩むのなら一度帰って後日にするべきでしょう。

 

まとめ

良い道具だったからオススメ!もいいですが、アウトドアや道具自体を好きになってもらうことでより深く魅力が伝わっていきます。

そのためには正しい知識と適切な選び方が重要です。

自分に合った道具を選ぶための知識を伝えていけるブログをありたいと思っています。

 

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材料はたった3つ!おうちで食べたい超簡単メスティンプリンの作り方!

レシピ本風メスティンプリンの作り方

こんにちわ、ぜつえん(@zetuenonly)です!

自宅にいる時間が長くなると急激に甘いモノを食べたくなるときがあります。

でもわざわざ材料買いにいくのも手間だし、と思って毎日作るようになったのがメスティンプリン!

3つの材料だけで作れて冷蔵庫にストックしておけば好きな時に食べれます。

今回は自宅で簡単メスティンを使ったプリンの作り方を紹介していきます。

 

 

レシピ

メスティンプリン材料

メスティンプリン(4人分)
調理時間 作業15分+(加熱10分+蒸し15分
+冷蔵庫冷やし4時間)
カロリー 700 kcal
金額 約200円
材料
プリンの材料
玉子 3個
牛乳 375ml
砂糖 60g
カラメルの材料
20ml
砂糖 40g
仕上げ用の水 20ml

ノーマルサイズのメスティン750mlが満杯になるレシピです。

一人で数回に分けてもいいですし、家族と分けてもいいでしょう。

こんなに食べないよ、と言う方は玉子に合わせて量を減らせばOK。

その場合、玉子2個+牛乳250ml+砂糖40g)か、玉子1個+牛乳125ml+砂糖20gです。卵1個だと加熱時間少し減らしたほうがいいです。7分位に。

「砂糖多すぎない?太っちゃうよ?」って方は砂糖を少し減らしてもOK。でも砂糖が多い罪悪感がプリンの質を一段上げるのも知っておいてほしい。

カラメルの量は完全に好み。水:砂糖:仕上げの水=1:2:1で作れるので増やしても減らしても、無くしてもいいです。

 

使う道具

使う道具
メスティン 750ml
メスティン用の網
大きめの鍋orフライパンとフタ
小鍋
ボール
泡だて器
ザルor茶こしorふるい

メスティンと網。網は高さを出すだけなのでなんでもOK。

ぼくはメスティンの取っ手を外していますが、つけたままでももちろん大丈夫。

鍋かフライパンはメスティンがはいり、フタができるサイズで。あまり小さいと保温力が低く、メスティンを入れた時に温度が下がるのである程度大きいモノがオススメ!

カラメルを作る用の小鍋。色がわかるように銀底のアルミやステンレス鍋が便利

あとは材料を混ぜ合わせるためのボールと泡だて器。濾すためのザルです。

ふるいや茶こしがあればベストですが、プリンなら目の細かいザルで十分です。

 

作り方

1.お湯を沸かす

鍋にメスティンを鎮める
プリンは材料は合わせるだけなので、最初にお湯を沸かしておくと待ち時間がなくなります。

網を鍋にいれ、メスティンを入れたときにメスティンが1~2cmほど浸かる程度の水を入れて、火にかけて沸騰させておきます。網はいれたまま、メスティンは一度取り出します。

材料が準備できる前にお湯が沸いてしまったら一度火を止めるか、弱火にしておきましょう。

 

2.材料を混ぜる
メスティンプリンの材料
メスティンプリンの混ぜた液

ボールに玉子(3個)砂糖(60g)を入れてよく混ぜます。

そこに牛乳(375ml)を入れてさらに混ぜます。これでプリン液の完成。

 

3.濾してメスティンに入れる
プリンを濾してメスティンへ
メスティンプリン

よく混ぜたらザルで濾しながらメスティンに入れていきます。

濾す回数を増やすほどにキメ細やかでなめらかな触感に仕上がります。とくに卵白の塊を残さないようにするのがコツです。

 

4.メスティンを鍋に入れる
メスティンプリン
メスティンプリン

液を入れたメスティンにフタをするときに片側を浮かしてフタをします。圧力がかかって、高温になるのを防ぐためです。

プリンを高温で作ると"す"が入り、茶碗蒸しのようなスカスカで粗いプリンになってしまいます。

沸騰したお湯を一番弱火にして、慎重にプリン液の入ったメスティンを鍋に入れた網の上に乗せます。

鍋にフタをして、弱火のまま10分おきます。

このあとは、弱火10分湯煎→火を消して15分蒸す→取り出してカラメルをのせる→冷蔵庫で冷やす という手順になります。

蒸している間にカラメルを作っておきます。

 

5.カラメルを作る
カラメルの作り方
カラメルの作り方

カラメルは水と砂糖で作ります。グラニュー糖がベストですが、無ければ上白糖でOK。

カラメル作りに使う小鍋は色の変化がわかりやすいアルミやステンレスの銀色の鍋がオススメです。シェラカップでも作れますが、手が熱いのであまりオススメしません。

小鍋に砂糖(40g)水(20g)を入れて、軽く混ぜて溶かします。

小鍋を火にかけますが、完成までずっと弱火です。火を強くしないのがコツです。

 

カラメル作り
カラメル作り

火にかけてから沸騰してぐつぐつするまで放置します。

ぐつぐつ(泡でぶくぶく)してきたら鍋を振って焦げ付かないようにします。

時々鍋を振ったり傾けたりしながらぐつぐつさせ続けていきます。

だんだんとカラメル色になってくるので好みのカラメル色になるまで火にかけます。

濃くなるほど苦くなり甘いプリンに合うカラメルになります。やりすぎると一瞬で焦げるので要注意。

 

カラメルに仕上げの水を入れる
固まらないカラメル

好みのカラメル色に仕上がったら火を止めます。

冷えても固まらないさらさらのカラメルにするために仕上げ用の水(20ml)を鍋に入れます。

仕上げの水無くせば冷えると固まるカラメルにすることもできます。お好みでどうぞ。

仕上げの水を入れるときに気を付けるのは2点。

1つ。アツアツのカラメルに水を入れるとめっちゃ跳ねます。気を付けて。

2つ。ドバーっと水を入れるとダマになってしまうので、鍋の外周を這わせるように分散させて入れましょう。

もし、ダマになってしまったらもう一度火にかければダマを溶かせます。

 

6.プリンにカラメルを入れて冷やす
蒸しあがったプリン
プリンにカラメルを乗せる

蒸しあがったプリンを鍋から出してカラメルを上に流し込みます。入れるときは慎重に垂らしていきましょう。

そしてメスティンにフタをして冷蔵庫に入れて冷やします。

完全に冷えるのには4時間ほどかかります。

朝作っておけば、昼食後や夜に食べることができます。もちろん翌日に食べても構いません。

 

7.完成
メスティンプリン
メスティンプリン

プリンが冷えたら完成

ひっくり返して皿に出すのは中々難しいので、皿に取り分けて食べるか、メスティンのまま食べるか、どちらがいいでしょう。

好みで生クリームを乗せたり、グラニュー糖をかけてバーナーで炙ってブリュレ風にしてもいいでしょう。

美味しく食べれるならなんでも許されるのです。

 

バリエーションプリン

簡単、早い、安い、少ない材料に特化したレシピで紹介しました。

こだわればプリンはいくらでも美味しくなっていきます。お好みでどうぞ。

メスティンである意味

チタンカップと飯盒でプリン

これ別にメスティンである必要は一切ないです。みんなメスティン料理好きなんでしょう?って気持ちでメスティンにしただけでした。

薄いアルミで熱伝導率が高く優秀なメスティンですが、一度に入る量が多くなってしまい、均等に熱を加えにくいデメリットもあります。

丸形飯盒+チタンカップとアルコールストーブゴトクは一人分にちょうどよかったです。

陶器ココットでもシェラカップでもマグカップでも作れます。フタがなければアルミホイルを使いましょう。

なめらか触感に仕上げる

手間をかけてこだわればこだわっただけ美味しくなります。

・玉子と砂糖を混ぜるときに空気が入らないように切るように混ぜる。

・ザルじゃなく、茶こしで数回しっかり濾す。

・メスティンに入れた時にフチにできる気泡をライターでつぶす。

この辺りをさぼらずしっかりやることでより滑らかでしっとりしたプリンになります。

底にカラメル

液状のカラメルが好きなのと、手間を省くために上乗せカラメルのレシピです。

仕上げの水を入れないで冷えて固まるカラメルを作り、先にメスティンに入れ冷やしてから上にプリン液をいれると下にカラメル、上にプリンにすることもできます。

濃厚化

濃厚さは好みですが、玉子3個を卵黄4個にして作ると濃厚さが格段に上がります。

同様に、入れる牛乳の半量を生クリームにするとさらに濃厚なプリンに仕上げることができます。バニラエッセンスもあるなら入れたほうが風味が良くなり美味しくなります。

 

失敗しないためのコツ

プリンを作るコツ

料理のコツは成功させることよりも失敗しないようにすることです。

プリンを作る時の失敗は2パターンあります。

・高温で蒸して茶碗蒸しのようになる。

・加熱が足りず、固まらない。です。

プリンの失敗あるある第1位が高火力で加熱してぼそぼそになり茶碗蒸しのようになることです。卵の凝固温度は70~80度で、プリンの場合は80度前後で蒸していきたいわけです。それ以上高温になるとぼそぼそになってしまいます。

高温になりにくいように、網で高さをだし、水量を完全につからない程度に減らし、弱火+蒸しにしています。

強火にしないことがプリンづくりのコツです!

逆に加熱不足の場合は凝固温度に達せず、液状のプリンのままなこともあります。その場合は追加で加熱をすればいいので失敗ではありません。なによりも避けたいのは高温でぼそぼそになってしまうことです。

 

あとお菓子作りの基本ですが、必ず重量を測ること

牛乳を増やしたらプリンは固まりません。必ず測りましょう。

ぼくは大さじ小さじmlが面倒なのですべてg(グラム)にしています。375mlは375gでほぼ差はありません。水も牛乳もgでまとめて測ります。

 

そして一番のコツは細かいことは気にしないこと

メスティンに入れるときに数回濾すとか、ライターで気泡つぶすとか、上白糖とかグラニュー糖とか、そんなことしなくても玉子と牛乳と砂糖混ぜればプリンです。

面倒な作業を増やして作る手間が増えてしまうと、2回目を作らなくなります。

毎日作っても面倒じゃない程度に雑にざっくり作るのがコツです。

「あれ、同じレシピなのに今日のプリンは昨日と味違うね?」くらいの気持ちで作っていくのがベストです。

物足りなくなってきたらもっと立派なレシピをクックパッドで濃厚プリンとか生クリームプリンとか調べればいいんです。それに美味しいプリンが食べたいならコンビニに行けばいいんですよ。

手軽に簡単に少ない材料で作れるのがプリンのいいところだと思ってます。

 

トランギアのメスティンはいつも在庫切れ、Milicampのメスティンは800ml165gで2合炊飯、バリ取り不要です。

 

メスティンにシンデレラフィットする網。

ぼくが使ったのもこれで、メスティンと合わせると蒸し料理ができます。

 

メッシュ網・ハンドルカバー・収納袋セットで同等値段なメスティンもオススメ!レッドハンドルバージョンもあります!

 

スノーピークなのに安いステンレスのケトル。

ケトルよりは小鍋として使うことが多く、一人用ラーメンやホットワインやココアを作るのに愛用しています。

 

自分が作るのは自分で作るから美味しいわけで、もっと美味しいプリンは買えばいいのですよ!

 

まとめ

冷蔵庫にスイーツが入っている人間には大いなる余力が生まれます。

自分に、他人に、社会に優しくなれます。ひいては世界平和につながっていくのです。

あなたもメスティンプリンライフをエンジョイしましょう!

 

レシピ本風に作った画像1枚でわかるメスティンプリンも保存して使ってくださいね。

レシピ本風メスティンプリンの作り方

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壊れてもいい!キャンプ道具を「消耗品」と考えて変わる道具選びと使い方!

キャンプ道具を消耗品と考える サムネイル

こんにちわ、ぜつえん(@zetuenonly)です!

アウトドア道具では一生モノと呼ばれる製品が多くあります。

父親や祖父が使っていたものを引き継いで、まだまだ使えるという道具も多いでしょう。

良いものを手入れして長く使っていくのキャンプの魅力の一つですが、強度に優れる道具ほどに重く高価になる傾向があります。

今回はヘビーデューティとは、強度と重量金額の関係、消耗品感覚で道具を使うときの選び方使い方を紹介していきます。

 

 

ヘビーデューティな道具

cocopan

キャンプで使う一生モノと言われるほど長持ちする、スノーピークの焚火台やロッジのダッチオーブン、コールマンのランタン、ガソリンストーブなどはヘビーデューティな道具とも呼ばれます。

ヘビーデューティは「頑丈な・耐久力のある・激しい使用に耐える」という意味です。

アウトドアで過酷な環境、状況で使う中でも壊れない高強度な道具に使われる言葉で、総じて一生モノの道具に求められる要素です。

 

ヘビーデューティの魅力

ヘビーデューティな道具の魅力はお気に入りの道具を長く使い続けられることにあります。モノによっては孫の代まで使えるような超ヘビーデューティな道具もあります。

手入れする手間をかけ、長くアウトドアの中で使っていくことで手放すことのできないお気に入りのギアに育っていきます。

また壊れない=買い替えの必要がないため結果的に安上がりなことにもつながります。ヘビーデューティな道具の魅力は書ききれないほど多くあるわけです。

でもこの記事はヘビーデューティな道具の魅力ではないのでこの程度で。

ヘビーデューティの欠点

魅力あふれるヘビーデューティな道具ですが、もちろん欠点もあります。

まず、高価な道具が多いこと。

そして強度が高い分、重くなりやすいこと。

最後に壊れないから買い替えるタイミングがない。ということです。

これはデメリットであり、メリットでもありえます。

しかし「壊れちゃったから買い替えよっかー」が中々できません。

用途が被ってるけど、少し重たいから新しく軽いモノを買い、結果的にヘビーデューティで壊れてないけど使わなくなるなんてこともあるあるです。

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強度に対する重量と金額の関係

テントの強度に対する重量と価格の表

写真の出典:Amazon

全ての道具に対して言えることではありませんが、価格と重量が強度に繋がることは多いです。特にテントではその関係性になりやすいです。

強度や値段で明確に良い悪いと区別できるものでもなく、向き不向きがあるという認識が適切だと思います。

図の四つの道具の特徴をテント目線で個別に説明していきます。

ヘビーデューティ(強い=重い+高価)

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最初にも書きましたが強度に優れるヘビーデューティギア

強度は高く、長期的に使うことができる反面、重く高価になりやすいです。

テントではスノーピークやオガワ、ヒルバーグなどで、体感的には70D以上の厚みの生地を使ったテントがここに属します。

雑にハードに使用しても穴が開きにくく、安心して使うことができる強度が魅力です。そしてやはり少し重くなります。また作りがしっかりした大手テントメーカーなら保証や信頼性も高く長持ちします。

車やバイクキャンプに向いたテントが多くなります。シチュエーション次第では徒歩キャン、テント泊登山でも需要があります。

ヒルバーグソウロを使って気付いたポイントとぼくの評価と用途! - ぜつえんアウトドア

 

ULギア(軽い=強度が低い+高価)

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今キャンプ、登山で流行りのUL(ウルトラライト)なギア

1人用ダブルウォールで1kgを切るテントも増えてきました。非自立式なら1kg以下が当たり前です。

その驚くほどの軽さは行動に自由を与えてくれ、準備設営撤収という煩わしさを快適に手軽にしてくれます。荷物が軽く小さくなるとバックパックひとつでキャンプができるようになります。徒歩や電車や自転車でもキャンプにいけるのは手軽で自由と言えるでしょう。

その反面、軽くするために生地を薄く(フライで20D以下位に)することが多く強度は落ちて高額になっていきます。軽く高強度な生地(DCF等)のテントは値段が上がっていきます。

高額+極薄生地になるため破損防止に気を使うことも増えてデリケートさが出てきます。

強度・重量のバランスで自分の目的に合ったテントを選ぶことになりますが、全般高額なのは変わりません。

キャンプ道具を軽量化するメリット6つ!ギアが軽いと想像以上に自由で快適になるという話! - ぜつえんアウトドア

 

安く強度普通=重い

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名称すら付けれませんでしたが、安くそれなりの性能で作ることを目的にされたエントリーグレードのテント

キャンプで使うには必要十分な性能はありますが、厚手のポリエステルタフタ生地、グラスファイバーポール、プラペグ、裁縫の甘さなど長く使っていくことは想定されていません。

また軽量性まで考えられていないことが多く、一人用で2kg以上なテントも多くあります。

安くテントの性能はあるので、車でする初めてのキャンプ用のテントには良いですが、長く使う中で壊れたり、浸水したり、不満が出てくることは多いでしょう。

画像にコールマンツーリングドームを使ってますが、とても良いテントです。ただポールや生地など軽量化よりも安さ居住性を重視したテントということです。

 

中華ギア(安い軽い=強度が低い)

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中国メーカーのネイチャーハイクやGeertopや3FULなどに言えることですが、軽く性能も良いのにすごく安い

裁縫や作り込みの甘さもあり、薄いと強度は落ちますが、コスパはすごく良いです。

ソロキャンプが流行り、軽量化が流行り、徒歩バックパックキャンプも流行ってきています。

それでいて安いのはすべての人にとってうれしいポイントでしょう。

安く、軽く、それなりの性能な中華ギアは使いどころを間違えなければ良い道具です。

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安いモノを消耗品感覚で

テントの強度表から消耗品として考える

画像出典:Amazon

ここでやっとこの記事の本題なんですが、上で書いた四つの中の安い中華ギア辺りを消耗品と考えて使うことで使い方や選び方も変わってくるという記事です。

安い中華ギアというニュアンスで書いてますが、中華以外の国産で安く低グレードのモノなども含んだ総称として使っています。

大体は表で囲った辺りに位置するギアで、それなりに安く、まあまあ軽く、実用範囲の性能な製品たちのことです。

寿命で考える

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ヘビーデューティな道具のメリットでありデメリットでしたが、道具の強度が高すぎると買い替えタイミングがなくなりますし、愛着が出てくるほど売ったり捨てたりすることも難しくなります。

言葉は悪いですが、安い道具を消耗品感覚で使って壊れたら買い替えしていくのもいいのではないかと思います。

50000円のテントを5年使うのと、10000円のテントを1年ごとに買い替え5年で5張り使うのは同じコスパです。

しかし安いテントなら5種類のテントを使うことができ、1年ごとに新しい気持ちで新品のテントを使うことが可能なのです。

これはテント以外の道具にも幅広く言えることです。

 

消耗品として考える選び方と使い方

キャンプ道具を消耗品と考えると耐久性を度外視で選ぶことができます。

また壊れることを無視した推奨されない雑な使い方がしやすくなります。

壊れることを考えなければコスパと快適性が上がってくる道具もあるのです。

たとえば、エアマット

エアマットのバルブが壊れる

上を見れば1~2万円以上するマットもありますが、 アマゾンで名前も聞いたことがないメーカーのエアマットなら2000円程度で手に入ります

穴が開くリスクと、開いたあとの修理の手間を考えると安いモノを使い捨てで使っていく選び方がしやすくなります。穴が開いても「安いから」で解決します。

もちろん10倍の値段な2万円のマットはパンクしにくく、寝心地も良く、保証もあります。が10倍良いマットなわけではありません。

最適なスリーピングマットの種類と選び方!正解はない一長一短な道具! - ぜつえんアウトドア

 

たとえばタープ

タープが裂ける

タープの下で焚き火をすると穴が開くからと、TC(ポリコットン)タープを使うという方も多いと思います。

でも使うタープが3000円で、TCタープの3分の1の重量、5分の1の値段ならどうでしょう?

別に穴が開いても良くないですか?

穴がたくさんあいて、使えなくなって、5回買い替えてもTCタープ1枚と同じ金額しかかかりません。しかも重量が軽く、設営撤収持ち運び乾燥すべてが楽になります。

それにタープの下で焚き火をしたからといって、穴が開きまくるということも稀ですし、TCタープでも焚き火が強ければ穴が開きます。

テントも同様ですが、TC素材に求めるものが遮光性や風合いではなく、火の粉対策ならTCである必要はないかもしれません。

 

たとえばフライパン

ガソリンストーブで焼きそばを作る

アウトドアでは、メスティンやスキレットなど表面加工(フッ素樹脂など)のされていない鍋を使うことが多いです。シングルバーナーや焚き火、炭火では火力が安定せず、意図せず高火力になりやすく表面加工がはがれやすいからです。

しかし自宅ではあまり表面加工されていないフライパンを使うことは、少ないのではないでしょうか?

表面加工されていたほうが焦げ付かず、洗いやすく使い勝手がいいからです。

同様にキャンプでの焚き火調理でも表面加工されたフライパンを加工が剥がれるまで使うのは非常に快適です。調理もしやすく、ウェットティッシュ1枚でキレイにすることもできます。

それなら2000円程度の安いフライパンを買って、加工が剥がれたら買い替えればいいのではないでしょうか。

高火力にしすぎない、金属カトラリーを使わない程度気にするだけで、意外と加工は剥がれないものですよ。

 

たとえば焚き火ウェア

アウトドアウェアをレイヤリング

焚き火は穴が開くからコットン(綿)素材の服!という認識があります。

ナイロンは一瞬で穴が開きますし、コットンのほうがはるかに火の粉に強いです。

しかしコットンは重く、耐風性、耐水性が低く、嵩張ります。

服を消耗品と考えると、ナイロン素材の穴が開いても困らない服をワークマンで買ってきて、それを上下アウターにして、穴が多くあいたら買い替えるというのも手です。

コットンよりも防水防風性が高く、軽く、乾燥が早いです。服種類も多く、サイズを合わせやすく、時期に合わせて揃えやすいのもメリットです。

キャンプでしか着ないから多少穴が開いていてもさほど気にもなりません。

好み志向はありますが、選択肢として考えておくと幅が広がります。

 

たとえばスタッフバック

ジップロックすとれーじ

アウトドアメーカーの販売するロールトップの完全防水や巾着型の半防水スタッフバッグは1つ1000~3000円程度します。控えめにいって高価です。

しかもロールトップで完全防水でも数年使って擦れていったり、穴が開くと防水の信頼性は大きく下がります。パッチで修理もできますが、新品ほどの防水性は期待できないでしょう。電子機器を入れるには不安があります。

それに比べ毎回新品を使用できるジップロック。スタッフバッグほどの強度はありませんが毎回新品を使える安心感は、水没を可能にします。

入れるモノ、使う頻度では防水スタッフバッグよりもジップロックが適切なシーンは数多くあるのです。

ジップロックの新作ストレージバッグが特大でアウトドア道具の収納に超便利! - ぜつえんアウトドア

 

たとえばグラウンドシート

ひっくり返したテントのフロア

たとえば、グラウンドシート

ネイチャーハイクで安い軽いテントを買ったのなら、フロアを保護するためのグラウンドシートは無くてもいいという考えです。穴が開いたら新しいテントを買えばいいのです。

せっかく軽いテントを買ってもシートで200~300g重くなっては本末転倒です。高価なULテントなら大切に使いたいですが、1万円前後の安いテントなら設営の手間、持っていく手間、軽量化のためにグラウンドシートを使わない雑な使い方がしやすいです。

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消耗品として考えるデメリット

捨て時がわからない

破れたハンモック生地

消耗品として道具を使う中で、個人的に一番のデメリットはいつ捨てればいいのかわからないことです。

ハンモックが破けたなら捨てるか、生地を再利用して何かを作ればいいでしょう。

でもタープに穴がいくつも開いた状態、レインウェアに穴が開いた状態、テフロンフライパンが少し剥がれてきた状態など。

まだ使うことは可能ですが、少しずつ不満が出てくるとき。

その壊れかけ状態から使えない状態までの期間が意外と長いこともあり、買い替えのタイミングがわからなくなってしまうことがあります。

結果的に折れたペグや先の折れたナイフ、溶けたカトラリー、穴の開いたタープなど物置状態で積み重なっていっています。

捨てればいいんですけどね。

 

良い物を長く使うスタイルの誘惑

ダッチオーブンに炭を載せて調理

消耗品として考えるのは使い捨てとも言い換えることができます。

自然を愛するキャンパーが道具を使い捨てるのは、いかがなものだろうかと考えてしまうのです。

キャンパーとしてか、人間としてか、「良い物を長く使う」という生き方にあこがれを強く抱いています。

一生モノ、ヘビーデューティ、経年変化、そんな素敵で魅力的な言葉が思考にまとわりつくのです。

 

そこに自分なりの答えはでていませんし、現状使い捨てて使う目的で購入した道具が多くあります。効率やコスパとロマンを秤にかけるのは無粋かもしれませんが、自分らしく遊んでいくために考えることを放棄してはいけないと思っています。

 

向かない道具

ランタンを並べる

どんな道具でも消耗品として考えるのが効率的とは言えません。

変化が少なく、強度が優れる道具(ヘビーデューティ)では良い製品を買って長く使っていくのが効率的で魅力的です。

ヘビーデューティな道具で代表的なモノでは、ダッチオーブンなどの鉄鍋、ガスガソリンランタン、シングルバーナー、ソリッドステークなどでしょう。

数年たっても形状が大きく変わることがなく、強度に優れる道具たちです。

ヘビーデューティな道具で安いモノを買うと壊れないけど好きじゃないから、と些細な理由で使わなくなってしまいがちです。

そのため、ヘビーデューティな道具は買い替えのタイミングも少ないので、少し高くてもこだわって愛せるモノを選ぶことをオススメします。

見た目で選べば飽きが来にくく、使わなくなっても飾っておくだけで気持ちを奮わせてくれます。

性能で選べば買い替えの必要もなくそれこそ子の代、孫の代まで使えるモノもあります。

2000円のダッチオーブンを10年使うなら、10000円のダッチオーブンを10年20年と使いたいという考えからです。どちらにしても使用年数で考えればタダみたいなものです。

道具は耐用年数と強度で考えることで値段の価値は大きく変わってくるのです。

 

まとめ

ぼくは雑な性格から消耗品として道具を使うことの多いですが、

自論としては「壊すつもりで使った道具でも意外と壊れない」と思っていますし、事実です。

相当ヘビーにキャンプをする人も消耗品という認識は都合がよく、月1程度のライトなキャンパーも経年劣化と志向が変化しやすいことから、安くそれなりの道具は重宝します。

ヘビーデューティな道具と消耗品な道具どちらも使えるそんなキャンパーにぼくはなりたい

 

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焚き火台の種類から考える!移動手段と用途に適した選び方を紹介!

こんにちわ、ぜつえん(@zetuenonly)です!

もはやキャンプ=焚き火と言っても過言ではない時代のように思います。

それと平行して焚き火台も流行り、多様化していくのは必然の流れなのでしょう。

増えすぎた焚き火台は用途も焚き火だけにとどまらず、調理しやすさや燃焼効率の良さなど方向性が少しづつ変わり、広がっていきます。

今回は焚き火台を使う理由、種類、選び方、オススメを紹介していきます。

 

 

焚き火台を使う理由

焚き火とケトル

昔のキャンプでは焚き火台を使っている少数派でした。

BBQグリルを使ったり、直火も当たり前にされていました。そんな中、1996年にスノーピークが出した焚火台が元祖と言われています。

焚き火が与える地面へのダメージを配慮して開発されたのでしょう。その文化が急激に広がり、現在では多くのキャンプ場で直火禁止、焚き火台必須がマナーとなっています。

焚き火台を使う一番の理由は、自然の保護でしょう。

他にも、ロースタイルキャンプの流行、焚き火を見やすい低く浅い設計、効率的な燃焼効率などが続いてくるBBQグリルではなく、焚き火台を使う理由です。

 

手段と目的で焚き火台の絞っていく

焚き火台を選ぶ時のポイント。

移動手段

自転車でキャンプ
一番のポイントは自分が焚き火台を使うときの移動手段です。

車か、バイクか、自転車か、徒歩か、交通機関など様々ですが、ざっくり分けると3種類になります。

車→重さ、サイズ気にせず、好みのモノを使える。

バイク→コンパクトなら多少重くても問題ない。

人力(自転車・徒歩)→できるだけ軽量コンパクトな焚き火台(1kg以下位)。

この3パターンです。

移動手段で焚き火の方向性が軽量か、コンパクトか、大きく重くてもいいのかを絞っていけます。

もちろん、車でも軽量コンパクトの焚き火台を選べば楽になります。徒歩で背負えるなら重い焚き火台を使うのは自由です。

まずは移動手段で絞っていくのが一番です。

 

焚き火で調理をするか

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移動手段で方向性が決まってきたら次は焚き火で調理をするかどうかです。

焚き火調理は網で食材を焼くことよりも、鍋を使った調理が多いです。

お湯を沸かす程度ならどの焚き火台でも可能ですが、鍋で炒める煮込むなどをするのなら調理向きの焚き火台を選ぶのが理想です。

燃焼室が広いほど調理の自由度が上がり、鍋を置く位置で火力の調整もできるようになります。複数個の鍋を置き、同時に調理をすることもできます。

強度の高いゴトクを乗せれる焚き火台では重い鍋を載せれるようになり料理の幅が広がっていきます。

調理をしないなら軽量性を重視したり、燃焼効率を重視したり、焚き火の見やすさを重視してもいいでしょう。

ススもつき、火力の調整もしにくいため焚き火で調理はしない人も多くいます。そのため、どの程度焚き火で調理をするか、で焚き火台選びは大きく変わってきます。 

特に軽量な焚き火台選びでは調理するしないは大きな分岐点となります。

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使う薪のサイズ

ピコグリルに薪を乗せる

キャンプ場やホームセンターに売られている薪は30~40cmほどのことが多いです。

そのままの長さで使うことを考えれば40cmほどの幅がある焚き火台が理想です。

ただ、焚き火台は軽量になるほど、サイズは小さくなっていき、使える薪も小さくなっていく傾向があります。同時に、使う薪のサイズが小さくなるほど火力の維持が大変になり、薪を継ぎ足す頻度が増えていきます。

がっつり焚き火をしたいなら大きな薪を使える焚き火台がオススメです。

 

焚き火台の種類

自然保護で使われ始めた焚き火台は年々多様化し、調理のしやすさ、燃焼効率の高さ、軽量化と方向性が違う製品が多く開発されています。

焚き火台の種類を特徴別に分けていきます。

ちなみに全部ぼくが考えたモノで明確な線引きもない独断と偏見です。目安のひとつとしてみて頂ければと思います。

焚き火台4つの種類

焚き火台の種類表

画像出典:Amazon

焚き火台を分ける大きなポイントは「調理のしやすさと重量」の2つです。

その要素で「万能型・軽量汎用型・鑑賞型・焚き火特化型」の4つに分類しました。

さらに細分化することもできますが、この4つ+ネイチャーストーブで説明していきます。

万能型

ユニフレーム ファイアグリル

スノーピークの焚火台、ユニフレームファイアグリル、キャプテンスタッグのヘキサグリルなどが万能型

広い燃焼室、調理もしやすく、強度も高く、地面へのダメージも与えにくく、サイズ展開があり1人~複数人に対応可能、周辺パーツで拡張も可能と弱点の少ない万人受けする焚き火台

長く使っていくことでロストルなどの交換が必要になることもありますが、厚い金属で作られているため耐用年数は相当長く、スノーピークの焚火台なんかは一生モノです。

欠点は重く、嵩張ること

万能型の中でさらに調理向きなユニフレームの薪グリルやテンマクデザインのとん火もこのジャンル。万能型(調理向き)といったとこ。

車キャンパーで積載量、重量に問題がなければ使いやすく不満も少ない万能型焚き火台。

ソロキャンパーでも複数人でキャンプ、庭キャンで使うならこのタイプの焚き火台。

 

軽量汎用型

xunhuo チタン焚き火台

STC ピコグリルXunHuo チタン焚き火台、ベルモント TABI、UCO グリル&ファイヤーピット、モノラル ワイヤーフレーム、RSR ネイチャーストーブ、SOLATITANIUMGEAR SuperNaturestove#1などが軽量汎用型

1キロを切る軽量性ながら、20~40cmの薪を入れることができる今最も熱く人気のある焚き火台のジャンル

通気性が高く燃焼効率も良く、調理を想定した五徳があり、強度も高く、何より軽量で薄く収納が可能。

弱点は地面へのダメージを焚き火台だけで防ぎにくいところ。芝生などデリケートな地面では焚き火シートが必須。

入れることのできる薪のサイズで使い勝手が大きく変わってきます。

最終的には重量と使える薪のサイズ、見た目で好みが分かれ選ばれます。

ソロキャンパーには万能型の焚き火台はオーバースペック気味で、ネイチャーストーブでは小さすぎる、調理も軽さも使い勝手も捨てずに両立しているのがこの軽量汎用型

 

鑑賞型

二次燃焼ネイチャーストーブ

SOLOSTOVE、SOTO エアスタ、DOD めちゃもえファイヤー、モンベル フォールディング ファイヤーピット、Tschum FireBowlなどがこの鑑賞型

鑑賞という呼び方にぼく自身が違和感あるのですが。燃焼効率が良くて調理はそこまで向かない万能型という立ち位置。もちろん明確な線引きはありません。

二次燃焼など燃焼効率を良くする機構があり、側面が浅く焚き火の視認性に優れるなど、BBQよりも焚き火を楽しむためのモデルが多いのがこのタイプです。

万能型+鑑賞型、軽量汎用型+鑑賞型という組み合わせで調理と焚き火を分けて使うのも有。

1つで調理と焚き火どちらも賄うのは難しいモデルが多く、焚き火用になりやすいモノが多いです。

 

焚き火特化型

ユニフレーム ファイアスタンド2、Bush Craft Inc. ウルトラライト ファイヤースタンド、ロゴス ROSY メッシュファイヤーピットなどが焚き火特化型

軽量+大きな薪を入れれる、ステンメッシュを採用したモデルが多い焚き火台です。

小型ネイチャーストーブよりも大きな薪を入れることができるのが利点で、豪快な焚き火を楽しむことも可能

調理には向きませんが、別にゴトクを用意したり、薪に直接鍋を載せて調理は可能。

調理想定で購入するものではなく、軽量で焚き火を楽しむための焚き火台。つまり特化型。

ステンメッシュの強度はそれなりで使っていくうちに交換が必要。そのためメッシュのみ別売りしている会社が多いです。

風で灰が飛びやすいのも欠点で、多少の対策は考えたいところ。

ソロキャンプでガス調理+焚き火特化型で焚き火を楽しむのに便利。

モノラルワイヤーフレームやパーゴワークスニンジャファイアスタンドなどは軽量汎用型と焚き火特化型の中間に位置するイメージ。ガツガツ調理には使わないけど、十分調理がしやすい焚き火台。

 

番外・ネイチャーストーブ

ネイチャーストーブ

ネイチャーストーブやウッドストーブと呼ばれる小型焚き火台

10~20cm程度の薪というより小枝がメインの燃料となります。

燃焼効率もよく、軽く、コンパクト、こじんまりとした調理向きには向いています。15x15cm程度のサイズ感が多く、金属板を組み合わせて作るモノが多いです。

共通する特徴は軽量コンパクトで、小鍋調理に向き、枝しか使えず、燃焼室の狭さゆえ火力の維持が難しく、がっつり焚き火をするのには不向きであることです。

ユニフレーム ネイチャーストーブ、エンバーリッド、バーゴヘキサウッドストーブ、ピコグリル298など形状も多用です。上からのみ枝を入れれるもの、サイドから入れれるもので調理のしやすさ、火力維持のしやすさが変わってきます。

どれも最低限の燃焼室を確保した焚き火台で、金属で強度はあるため鍋を載せることも可能。お湯を沸かすだけ、一食作る分だけのように短時間の調理や焚き火を楽しむのに向いています。

アルコールストーブや固形燃料、成型炭との相性もいいです。

B6君やカマドスマートグリルといった調理向きで焚き火よりも炭に向いたモデルもこのジャンルになるでしょう。

 

おまけ、さらに細分化

焚き火台を細分化した表

画像出典:Amazon

わかりやすく4種+1つにわけましたが、焚き火台の種類をさらに細分化していくと、こんな感じです。

バイオライトやオンウェーなど、個性が際立った焚き火台も出てきて非常に多様化しています。

しかし、選ぶ方向性としては4+1つで分類することで用途と移動手段で絞ることができ、選びやすくなっていきますよ。

 

まとめ

数個の焚き火台をキャンプスタイルごとに使い分けるのが理想です。

今日ががっつり焚き火をしたい、今日はちょっとだけ小枝で焚き火を。

それが何個も焚き火台が欲しくなってしまう原因ですね。

 

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月額980円Kindle Unlimitedで本読み放題!アウトドアのオススメ本を紹介!

kindle-unlimited サムネイル

こんにちわ、ぜつえん(@zetuenonly)です!

アウトドア本は読んでますか? 

いまはネット、YouTube、SNSで最新の情報が簡単に手に入ります。

しかし基礎的なコトや信頼性の高い情報を求めた時には本が一番です。

1冊1冊買うよりも時代的には月額読み放題(サブスクリプション)が最適です。

今回はAmazon Kindle Unlimitedの使い方とオススメのアウトドア本を紹介していきます!

 

 

 

Kindle Unlimited(キンドル アンリミテッド)

Kindle Unlimitedとは

Kindle Unlimited(キンドル アンリミテッド)はAmazonの提供する月額制の電子書籍読み放題サービスです。

和書12万冊以上、洋書120万冊以上のキンドル電子書籍が読み放題の対象本です。

月額980円でスマホ・タブレット・パソコンのどの端末でも読むことが可能です。

1冊1000円の本を月に1冊以上読む人ならお得さがあるでしょう。

 

読み放題で読める本

一般書籍:80000冊以上

コミック:30000冊以上

雑誌:240冊以上

その他:洋書、短編書、キンドルアーカイブ登録の作品

メインは書籍とコミック、嬉しいのが雑誌、そして洋書や短辺など幅広く、数多い本が読み放題に対応しています。

雑誌は嬉しい事に最新号を読むことができます。

ただ書籍は少し古いモノが多く、最新のトレンドやランキングに出てくる本が出てくることはあまりありません。古い名作は多くあり、これが読みたい!と本を読む方よりも雑読する方向きかと思います。

コミックも最新10巻まで出てるもので3巻までは読み放題のようになっている場合が多いです。

個人的には雑誌をベースに、書籍と漫画を雑読する用途に向いているサービスだと思います。

 

登録の仕方

キンドルアンリミテッド 登録

キンドルアンリミテッドはAmazonの会員登録をしていれば使うことのできるサービスです。無料会員、プライム会員どちらでも違いはありません。

月額980円ですが、30日間の無料体験期間があります。

まずは一度使ってみて、使用感を試してみてから合う合わないを確認してみるのがいいです。時期により2~3ヶ月〇円というセールがあったりするのでそれもチャンスです!無料とセールは併用できないのでどちらかとなります。

無料体験でもクレジットカードの登録が必要で、アンリミテッドの登録を解除しないと30日後に自動的に更新されるので注意が必要です。

 

kindle unlimited 登録後の画面

すでにAmazon会員で支払い方法を設定してあるためすぐに登録が完了します。

登録すると名だたる名作を勧められます。だが断る。

 

 

使い方

Kindle 本&電子書籍リーダーKindle Unlimited

でアンリミテッドで読み放題の本を見れるページに行けます。

アンリミテッド登録時に表示されるページと同じです。

 

アンリミテッドホーム画面

タイトルの上にkindle Unlimitedの文字があるので一目でわかります。

基本的にこのページから読みたい本を探すことになります。

おすすめ商品、スポーツ・アウトドアのおすすめ商品、トップセラー、マンガの人気タイトルといったカテゴリごとに分かれているのでその中から探すのが手軽です。

 

読みたい本を見つけ、マウスカーソルを合わせるとポップアップ画面が出てきます。

緑の今すぐ読むで読み始めれ、ライブラリに追加で本棚に追加することがきます。

すぐ読む場合でなければライブラリに追加です。

 

具体的に対応しているか知りたい本があれば「ゆるキャン△」のように個別に検索して商品ページに行きます。

購入のところがKindle Unlimited 読み放題で読むになっていればアンリミテッド対応です。

 

パソコン、スマホ、タブレットでキンドルを読む

パソコン、スマホ、タブレットどの端末でも本を読むことができます。

パソコンの場合はブラウザ上の読書リーダーで。

スマホとタブレットで読む場合はAndroidOS、iOSどちらも対応でKindleアプリからダウンロードし、読むことができます。

Kindle

Kindle

posted withアプリーチ

 

退会方法 

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アカウント&リストアカウントサービスお客様のKindle Unlimited

で自分の登録状況や持っている本などを確認できます。

 

アンリミテッドの会員情報画面

入会日、期限、支払いカード、利用中の本が表示されます。

情報の変更もこのページでできます。

無料か2~3ヶ月の登録の場合は先に自動更新を切っておく必要があります。

 

会員情報画面の左側にあるKindle Unlimited会員登録をキャンセルを選択。

メンバーシップを本当に終了してよろしいですか、という画面になるので終了を選択。

すると自動更新が解除されます。

再び、会員情報画面に行くと項目がKindle Unlimited 会員登録を継続に変わっています。これが自動更新が解除された状態です。

無料期間終了前に継続しようと思えばここから継続。もし継続し忘れても再度入れば同じく月額980円になります。

 

注意点

便利な読み放題サービスのKindle Unlimitedですが欠点、注意点がいくつか説明。

一度に所持できる本は10冊まで



読み放題で一度にストックしてしておける本は10冊までと決まっています。

10冊を並行して読むこともありませんが、読んだ後は利用を終了して次の本を探しに行く必要があります。

冊数に不満はありませんが、いちいち手動で削除しなければいけないのが少し面倒だなと思います。

 

トレンドの本は少なめ

書籍を探しているときにあることですが、最新の本はほとんどありません。

良くてタイトルは聞いたことがある、程度の本が多いです。

この人の本が読みたい、この本が読みたい、という方にはあまり向かないサービスです。

ただ雑読の方で読書が趣味なら物凄くコスパの良い趣味になります。 

 

Prime Readingと比較

出典:Amazon

アマゾンにはアンリミテッド同様に本読み放題のPrime Reading(プライムリーディング)というサービスもあります。

これは月500円、年会費4900円のアマゾンプライムの特典の一つです。

キンドルアンリミテッドの中の一部で、数百冊の本を読むことができるサービスです。

しかしアンリミテッドに比べると読める本は本当に少なく、目的の本に出合えることは稀です。

立ち読み感覚で暇つぶしに本を読む用途では使えますが、最初から本を読みたいと思っている場合には物足りなさがあるサービスです。

すでにプライム登録をしている人がたまに見て、気になった本を見るという用途がベストなのがプライムリーディングだと思います。ぼくもそうしていました。

 

 

Amazon Fire タブレット

電子書籍を読むときに小説ならスマホで十分ですが、雑誌やカタログ本を読むときはタブレットサイズがベストです!

アマゾンの出しているFireタブレットは安価でコスパのいい電子書籍向きのタブレット。画面の大きさで2サイズあります。

片手で持てて、軽く、取り回しの良さを求めるなら7インチ!

横向きで使用したり動画も見るなら10インチがオススメ!

Fire 7

7インチ液晶で289gの軽く、1024 x 600 (171ppi)と低解像度。16GBと32GBの2種類があります。

何よりも5980円の安さが魅力です。

性能は高くないので、完全にキンドル用にして、ベッドや机周りで使う電子書籍専用タブレットにするのがベストな運用方法。

 

Fire 10

10.1インチで1080pの高解像度。32GBと64GBの2つでmicroSDも対応。

504gと片手で持つには少し重たいので、ベッドで寝ながらや机において使うのが快適。

横向きで本を見開きで読んだり、動画を見るのに向いているのが10インチタブレットです。

 

 

オススメの本

ジャンル分けをしてオススメの本を紹介。

アンリミテッド対象の本は変動があるため紹介してますが、対象じゃなくなっているということもあるので間違って購入しないように要確認

アウトドア雑誌

最新号の雑誌が読め、それだけで元が取れます。

自分の読む雑誌があるかのチェックが大事です。

付録がもらえない欠点は忘れないようにしましょう。

過去数年のモノも読むことができるのもポイント!

キャンプ系

BEPAL

ゆるい系キャンプ雑誌ビーパル。

キャンプで使える付録が電子書籍ではもらえないという致命的な欠点があります。

・BE-PAL (ビーパル) 2020年 4月号 ソロキャン☆デビュー!!

・BE-PAL (ビーパル) 2020年 3月号 キャンピングカー

・BE-PAL (ビーパル) 2020年 2月号 ナチュラリストの生活術

 

ガルヴィ

ワイルド系キャンプ雑誌。

ギア特集が多くて楽しい。

・ガルヴィ 2019年4月号 最新アウトドアギアカタログ2019

・ガルヴィ 2019年12月号 心ほどける焚き火とキャンプ

 

GO OUT

オシャレキャンパーご用達なゴーアウト。

定期的に読んでは「あれ、私のキャンプと違う?」と思って閉じる本。

  

登山系

PEAKS

アウトドア雑誌の中で毎月欠かせないのがピークス。

キャンプ登山関係なく必読。特に毎年4月号はその年のギア特集で3周はできます。去年一昨年の4月号も必読。

・PEAKS 2020年1月号 ギア・オブ・ザ・イヤー2019

・PEAKS 2019年6月号 住x眠x食

・PEAKS 2019年5月号 登山靴のすべて

・PEAKS 2019年4月号 マウンテンギア大全2019

・PEAKS 2018年4月号 凄い山道具厳選カタログ

 

山と渓谷

山要素強めでがっちり知識や最新の風潮を知れるので山登る人なら読んでおきたい。

・山と溪谷 2020年 5月号増刊 最も美しい上高地へ

・山と溪谷 2019年 5月号 夏のテント泊山行入門とガイド

・山と溪谷 2019年 2月号 リスクに備える 単独行の登山術

 

ワンダーフォーゲル

ピークス読んで、山渓読んで、ワンダーフォーゲルは読まないときもある程度の雑誌。

山の形が好きになる雑誌。

・ワンダーフォーゲル 2020年 2月号 山の危機一髪Q&A

・ワンダーフォーゲル 2019年 8月号 テント泊入門

 

ランドネ

カフェ+山、温泉+山、ごはん+山、それがランドネ。

ゆるい登山に行く前に読むと登るよりも楽しみ方に振れて山ガール気分になれる本。

・ランドネ 2020年1月号 100人の好きな山旅

・ランドネ 2019年11月号 おいしい旅と山ごはん

 

キャンプ

CAMP LIFE

・CAMP LIFE Spring&Summer Issue 2019

・CAMP LIFE Autumn&Winter Issue 2018-2019

・CAMP LIFE Spring Issue 2018

 

GO OUT特別編集

・GO OUT特別編集 OUTDOOR GEAR BOOK Vol.4

・GO OUT特別編集 GO OUT LIVING GEAR BOOK

・GO OUT特別編集 GO OUT D.I.Y. STYLE BOOK

 

CAMP&OUTDOOR

 

男の隠れ家

・男の隠れ家 別冊 夏、山へ。

・男の隠れ家 特別編集 ベストシリーズ 思い立ったら一人旅

・男の隠れ家 別冊 ベストシリーズ 秋の山と温泉

 

Fielder

野営、サバイバル寄りなフィールダー。

サバイバル登山家の服部文祥さんが多く出てきます。

・Fielder vol.42 野食の勧め

・Fielder vol.41 焚火総復習

・Fielder vol.40 寝床大全

・Fielder vol.37 自給自足技法

・Fielder vol.36 焚火と寝床

・Fielder vol.33 単独野営行

・Fielder vol.22 道具の力

・Fielder vol.18 野生食材図鑑

・Fielder vol.16 無人島体験

・Fielder特別編集 四駆読本

・Fielder特別編集 完全寝床マニュアル

 

楽しむ!極める! キャンプ完全ガイド

 

晋遊舎ムック MONOQLO CAMP

 

ホットドッグプレス

 

初心者必見!お値打ちキャンプの始め方♪

 
こいしゆうか そうだ、キャンプいこう!

・Let's ゆるポタライフ

 

ブッシュクラフト+サバイバル

サバイバル読本

 

野食読本

・野食読本 獣魚草 ホモ・サピエンス根本思想

 
獲物山II Fielder

 

森の生活図集

 

ブッシュクラフトの教科書

 

ブッシュクラフト入門

 

ブッシュクラフト入門

 

ブッシュクラフト読本

 

スマホに入れて安心! 防災&サバイバル最強読本

 

ナイフ

北欧ナイフ入門

 

ナイフカタログ2019

 

アウトドアナイフの作り方~How To Make Outdoor Knives~

ロープワーク

ロープワーク・ハンドブック

 

写真と図で見る ロープとひもの結び方

 

見たまま簡単結び方BOOK

 

レシピ系

『山と食欲と私』公式 日々野鮎美の山ごはんレシピ

 

メスティンレシピ

 

フライパンで山ごはん

 

3ステップで簡単! ご馳走 山料理

 

げんさんとよーこさんの山ごはん

 

萩原編集長の山塾 秒速! 山ごはん

 

簡単キャンプ飯レシピ

 

カセットコンロ1台で作れる かんたん!サバイバルごはん

 

決定版!太田潤のアウトドア料理100

 
オトコの自慢料理

 

漫画

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ゆるキャン△

リンちゃんが可愛いとすると、斉藤も大垣もイヌ子も可愛いのがゆるキャン。

それでも、なでしこが至高、頂点にして原点。

3巻までアンリミテッド対応ですが、読むなら最新刊まで買ってアニメも全部見る覚悟が必要。

・ゆるキャン△ 2巻

・ゆるキャン△ 3巻

 

クマ撃ちの女 1

なんで狩猟漫画の始まりは動物のフンを食べるところから始まるのか。

1巻の終わりで盛り上がるので、2巻が読みたくなって買っちゃうことになるのが注意。

 

ヤマノススメ 1

主人公のあおいが定期的に最低な人間っぷりを披露する女子高生の登山漫画。

ガチガチなかえでさんが素敵ーと思っていたら、ここなちゃんマジ天使な漫画でした。登山はしてもしなくてもここなちゃん出てくれば面白い。

 

放課後ていぼう日誌 1

虫に触れない主人公が釣りをするアウトドア漫画あるある。

読みにくいほどの九州弁と部長の雰囲気が素敵なのが魅力。

読書感想記事-ぜつえんラボ

 

登山系

PEAKS アーカイブ

ピークスの別冊と特集とアーカイブでまとめ本。

月刊誌よりも内容が濃く、感謝しながらページをめくっていくことになります。

アーカイブは月刊誌のまとめで、テン泊山登りのアーカイブは読んだほうがいいです。幸せになります。

・別冊PEAKS ソロトレッキングの山道具

・別冊PEAKS マウンテン・ギア ブランド大全

・別冊PEAKS みんなの山道具 夏山編

・別冊PEAKS 最新登山ギアガイド2016

・PEAKS特別編集 週末縦走詳細ルートガイド

・PEAKS 特別編集 日帰り名山 詳細ルートガイド

 

萩原編集長の山塾 実践!

 

山岳写真大全 山岳大全シリーズ

 

作例でわかる! 山岳写真上達法

 

日本の山 究極の絶景ガイド

 

日本ロングトレイルガイドブック

・PEAKS 特別編集 日本のロングトレイル

 

登山入門 

ランドネ特別編集 山登りの基本

・ランドネ特別編集 ロープウェイで山歩き

・ランドネ特別編集 はじめての雪山BOOK

・ランドネ特別編集 キャンプのABC

・ランドネ特別編集 山登りスタートBOOK

 

大人の山登り入門

 

はじめてのテント山行 「登る」&「泊まる」

 

入門&ガイド テント山行

・入門&ガイド 沢登り ヤマケイ入門&ガイド

・入門&ガイド 雪山登山

・入門&ガイド バックカントリースキー&スノーボード

・入門&ガイド トレイルランニング

 

地図

山岳読図ナヴィゲーション大全

 
PEAKS特別編集 山岳読図シミュレーションBOOK
 

学べる!山歩きの地図読み

 

PEAKS特別編集 日本アルプス詳細ルートガイド改訂版

 

山岳大全シリーズ 2 山岳気象大全

 

ワンダーフォーゲル 10月号 増刊 秋山JOY2019

・ワンダーフォーゲル 7月号 増刊 夏山JOY2019

 

その他

山釣りJOY 2019 vol.3

 

始める! スノーシュー

 

雪山100のリスク

 

RUN+TRAIL別冊 ファストパッキング2016

・RUN+TRAIL (ラントレイル) Vol.37 2019年 7月号

・RUN+TRAIL別冊 ファストパッキング2014

 

いまから始める心拍トレーニングBOOK

 

書籍

山登りABC Q&A登山の基本

・山登りABC 山ごはんの基本とレシピ

・山登りABC 登山ボディのつくり方

・山登りABC 単独行のTIPS100

・山登りABC 山のエマージェンシー

・山登りABC 山用具メンテナンス

・山登りABC 難所の歩き方

・山登りABC ボルダリング入門

・山登りABC テーピングで快適登山

 

黒部源流山小屋暮らし

 

ウルトラライトハイキング

 

ウルトラライトハイカー

 

遊歩大全

 

ヤマケイ文庫 タープの張り方 火の熾し方―私の道具と野外生活術

 

ヤマケイ文庫

・ヤマケイ新書アルピニズムと死

・ヤマケイ新書 日本百霊山

・ヤマケイ文庫 長野県警 レスキュー最前線

・ヤマケイ文庫 ドキュメント 道迷い遭難

・ヤマケイ文庫 ドキュメント 滑落遭難

・ヤマケイ文庫 ドキュメント雪崩遭難

・ヤマケイ文庫 ドキュメント 気象遭難

・ヤマケイ文庫 山小屋ごはん

・ヤマケイ文庫 ドキュメント 山の突然死

・ドキュメント生還-山岳遭難からの救出

・ヤマケイ新書 山岳遭難の教訓 --実例に学ぶ生還の条件--

・定本 黒部の山賊

・凍る体 低体温症の恐怖

・ヘビーデューティーの本

・人を襲うクマ

 

まとめ

アウトドア雑誌が読めるので重宝しているキンドルアンリミテッドです。

雑誌だけでも十分元が取れてしまうのに、過去本や漫画、書籍も読めて980円。

980円でいくらでも楽しめる圧倒的コスパの趣味ができてしまいます。アウトドアシーンでも電子書籍はゼロgで持ち運べて魅力です。

年間登録はないので、時間のある月だけアンリミテッドに登録するというのもオススメですよ。

 

登録はこちらから!

 

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暖かい理由を知る!保温力の決め手は「デッドエア」を作ること!

保温力の決め手はデッドエア アイキャッチ

こんにちわ、ぜつえん(@zetuenonly)です!

寝袋やダウンジャケットってすごい暖かいですよね。

でもあれってダウンが発熱しているわけでもないですし、化繊が発熱しているわけでもないんです。

ではどうしてダウンや化繊の中綿素材はあんなに暖かいのでしょうか?

その暖かさの理由はデッドエア(動かない空気)にあります。

今回は熱伝導率の話、暖かさの決め手である「デッドエア」が何なのか、デッドエアを図解、アウトドアで使われるデッドエアのことを紹介していきます。

 

 

熱伝導率

熱伝導と熱伝導率の話

デッドエアの前にちょっと寄り道でお勉強会。

熱伝導→高温側から→低温側へ熱が伝わる現象のこと。

そして熱伝導率は熱伝導のしやすさを表した数値です。

素材ごとに熱の伝わりやすさ(熱伝導率)は変わってきます。

素材 熱伝導率
403
アルミニウム 236
83
ステンレス 20
チタニウム 17
0.582
空気 0.0241

表の数値が高いほど熱伝導率が高く、伝導しやすい素材。低いほど熱が伝わりにくい素材です。どちらが良いというものではありません。

よく銅ケトルは沸きが早いというのはこの熱伝導率の高さです。

そして注目は空気の熱伝導率の低さ

0.0241という桁違いな低さで、ほとんど熱が伝わりません。熱伝導率の低さは断熱力の高さでもあります。

空気は最高の断熱素材なのです。

真空ダブルウォールマグカップは金属と金属の間に空気を閉じ込めることで断熱力をあげています。そのため外気温に左右されることがなくなるのです。

 

デッドエアとは

デッドエア(Dead Air)は「動かない空気」のことを言います。

熱伝導率の話で空気は最高の断熱素材でした。しかしここには条件があります。

それは動かない(対流しない)空気であることです。それがデッドエアなのです。

そう、空気の熱伝導率の低さを活かせる、デッドエアが最高の断熱材なのです。

真空ダブルウォールマグは真空にすることで対流しない空気を作り出して断熱材としています。

これは寝袋やウェアにも活用されています。さらに書いていきます。

 

デッドエアを図解

デッドエア 動かない空気を図解

登山ではアウター、ミドル、アンダーの3層レイヤリングが基本です。

外気を遮断するアウター、熱を保持するミドル、汗を吸い上げ乾燥させるアンダーと別々の役割を持っています。

これは汗冷え対策や雨風対策であり、効率的にデッドエアを作るための方法なのです。

注目するのはミドル層、ここはフリースやダウンや化繊ジャケットになります。

ダウン(羽毛)の特性は天然素材の中で最高の軽さと膨らみです。そしてダウンは空気を含むことで膨らみます。

そして膨らんでできる空気の層を温め維持することで最高の断熱素材となるのです。

そのダウンを温める熱源は人間の体温です。

ダウン内の温めた空気を対流させないために外にアウタージャケットを着たり、ダウンの外生地を耐風性の高いモノにすることでより強固なデッドエアを作り出すことができるのです。

 

アウトドア製品のデッドエア

ダウンと化繊のデッドエア

ダウンと化繊どっちがいいの?という話は寝袋やウェアでずっとされ続けています。

これに正解は無いように思います。

ダウンは水鳥から取る天然素材で品質があがるほど重量辺りの膨らみが良くなります。また圧縮率(小さくなる)と復元率(元の膨らみに戻る)が高いのも特徴です。

ダウンはダウンボールという羽毛の塊が空気を含んでふわふわに膨らむことで、多くのデッドエアを作り出します。ダウンジャケット着るとモコモコになるのもこの特性からです。

しかし水に濡れたり皮脂汚れするとダウンボールが纏まってしまい膨らまなくなり、保温力が激落ちしてしまいます。その対策としてアウターウェアやシュラフカバー、防水生地のダウン、撥水ダウンが存在します。

 

化繊(化学繊維)はメーカー差がありすぎるため一概に言えませんがポリエステルメインに加工した素材です。

最新技術で効率的に空気を含むことでデッドエアを作り出し断熱することを目的としています。ダウンと違って素材単体で膨らむことができ保水してもつぶれることがないため保温力が激落ちすることはありません。

太さの違う中空糸を使ったり、シート状の層にして断熱層を作り出したりと各社工夫した素材を作り出しています。

ダウンは保温力特化なのに比べ、化繊中綿はメンテナンスの容易さ・濡れへの強さ・速乾性・通気性の高さなど保温力以外を売りにしているモノも多いのが特徴です。

インサレーション(断熱材)ウェアと呼ばれるものが一般的ですが、最近ではアクティブインサレーションウェアと呼ばれる保温力以外に強みを持たせたモノも人気です。

 

寝袋

寝袋は化繊・ダウン変わらず濡れを気にするとき以外は単体で使うことが多いです。

ウェアと違うのは寝袋はテント内で使うことが多く、風を受けることが少ないことです。

そのためアウター層がなく寝袋単体使用でも作ったデッドエアを維持しやすいです。

一つ気を付けなければいけないのはしっかりと体温を寝袋に移す必要があることです。

寝袋内で厚着しすぎると体温がウェアまでしか移らず、寝袋の中綿を温めにくくなってしまいます。

特にアウターに使われるレインウェアなどは熱を遮断してしまい、寝袋内で着るのに向いていません。

ただ寝袋内を温めるのは体温にこだわる必要もなく、湯たんぽやカイロを使って寝袋の中綿を保温するのは効果的です。

 

スリーピングマットマット

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マットは地面の凸凹を抑えるだけでなく、床冷え防止の役割もあります。

もしマット無しで寝ると自分の体温が冷たい地面へ熱伝導して体温を奪われて冷えてしまいます。

マットは種類よりの熱伝導を抑える抵抗力が異なり、その数値がR値(R-value)です。

R値は断熱材入りのエアマットが高いです。断熱材としてはダウンやプリマロフトといった中綿素材や熱反射板を入れることで体温→地面の熱伝導を抑え、体温をマットで反射させ再び体温を保温する工夫がされています。

空気が断熱材になるなら断熱材の入ってないエアマットで十分なんじゃない?と思いますが、エアのみのマットでは上に乗って寝た時に中の空気が対流してしまいデッドエアにならないのです。

対流することでエアマット内の空気の温度は下がり、接している体温を奪ってしまうのです。

インフレータブルマットは厚みはありませんが、ウレタンフォームが入ってるので対流がしにくくなり春秋なら対応可能なR値になっているものが多いです。 

 

アウトドアで保温の基本はデッドエアです。

フリースやウールのアンダーウェアや靴下も捻じれたループ状の生地(パイル生地)にすることで空気を含みデッドエアを作り出しています。

夏用冬用のフリースやアンダーウェアはパイルが厚いか薄いかで空気量が変わり保温力が変わるのです。

ダブルウォールテントが暖かいのも、スカートのついたテントが暖かいのも、簡易的なデッドエアができることからです。

Dead Air (English Edition)

Dead Air (English Edition)

  • 作者:Banks, Iain
  • 発売日: 2008/09/04
  • メディア: Kindle版
 

 

まとめ

普段意識することはありませんが、断熱と保温はデッドエアによるものが大きいです。

意識はしなくても知ってる知らないでは適切なウェアのレイヤリング(重ね着)や寝袋内での寝方も変わってきます。

周りにはいろんなデッドエアがあります。たまにはそんな目線でモノを見てみるのも面白いですよ。

 

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冬キャンはR値の高いマットで冷え対策!2020年R値が新規格で統一!

R値のこと アイキャッチ
こんにちわ、ぜつえん(@zetuenonly)です!

スリーピングマットの断熱力を表すときに使われるのが"R値"という数値です。

暖かい時期ではあまり気にすることがありませんが春秋キャンプ、特に冬キャンプでは高いR値のマットを選ぶことで快適に睡眠を取ることができます。

今回はR値とは、旧R値のこと、R値の新規格「ASTM FF3340-18」のことを紹介していきます。

 

 

R値(アールチ)とは

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R値(アールチ)はThermal resistance valueのことで「熱抵抗値」を意味していて、断熱力の高さを表す値です。

R値は採用しているメーカー、していないメーカーがあり製品には1.0、3.5、6.2のように表されています。アメリカの大手の採用率が高く、国産メーカーではあまり使われません。

この数値が高いほどに断熱力が高くなり、より寒冷地向きのマットであることを表します。

 

そしてR値は加算的に考えることもできます。

例えば、R値2.0のマットとR値3.5のマットを重ねて使った場合には2.0+3.5=R5.5相当の断熱力を得られるということです。

厳密に重なり方や隙間、ずれなどで変わりますが、マットのR値はそこまで厳しい数値ではないので目安として覚えておくと便利です。

 

R値≠暖かいマット

R値が高いマット≠暖かいマットということ。

R値はあくまで断熱力を表した数値です。結果的に暖かくはなりますが暖かさを表す指標ではありません。

マットの上で寝る場合の熱源はあくまで人間です。

地面からの冷気を遮り、熱損失を防ぐのがR値。人の体温を保持し、反射し暖かさを感じさせてくれるのはマットの機能です。

またR値の高いマットほど熱損失が少なく、熱の保持率が高くなり、さらに反射板などの保温機能がついているため暖かくなりやすいです。

そのため夏にR値の高いマットをしようすると熱いと感じることになります。

 

今までのR値

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ではR値はどうやって決めているの?R値〇はどのくらいの断熱力なの?と思いますよね。

これが今までは各メーカー独自の検査方法で測られていたため同じR値を使った表記でも統一性がなく、メーカー間での比較ができないという困った状況でした。

中でも検査が厳しくスリーピングマットの大手サーマレストが基準にしやすく指標になってました。

統一性に欠けることはメーカーも承知でニーモなどはR値ではなく-〇度対応、とR値ではない表記をしていました。

最近購入したプリマロフト入りマットは旧R値でR5.0でした。→

コスパ抜群JR GEAR(ジェイアールギア) プリマロフト入りマット! - ぜつえんアウトドア

 

2020年 R値規格「ASTM FF3340-18」で統一

これが2020年にR値の規格・検査方法が新しくなり統一されました。寝袋のヨーロピアンノーム(EN13537)のようなモノです。

サーマレストを中心にアメリカ企業でスリーピングマットを出している大手アウトドアメーカーが次々と参加し、新R値で記載するようになる動きが出てきています。

現状ではサーマレスト、ニーモ、シートゥサミット、ビッグアグネス、エスクペド、REI、マウンテンイクィップメントが新規格のR値に対応しています。

すでに多くの公式サイトや販売サイトでは旧R値から新規格のR値に記載変更されています。

新規格に移行できたものは製品には箱にマークが、ページには「ASTM FF3340-18」の記載がされるようです。

変更前後のR値は英語ページですがこちらのサイトが一覧比較でわかりやすいです→

The New Sleeping Pad R-Value Standard Has Arrived - Section Hikers Backpacking Blog

 

R値統一のメリット

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R値が統一されるメリットはメーカー間のマットを正しく比較ができるようになることです。

例えば、今までのR値表記だとサーマレストのR値3.2のマットを使っていた人がシートゥサミットのR値4.2のマットに変えて冬に使ってみたらサーマレストを使っていた時もシートゥサミットに変えたほうが床冷えしてしまいました。

なんてことが当たり前にあり得たのです。

事実新規格でサーマレストのマットが3.2→4.2に、シートゥサミットで4.2→3.5になったモノもあります。実際は3.2のマットのほうが断熱力に優れていたということです。

そのため、近いR値のモノで大体同じくらいの断熱力なんだろうなぁ程度でしか見ることができなかったのです。

R値が統一されることでメーカー間、同メーカーのマット間でも差異がなくなり、数字で断熱力を比較し、あとは重量や使い勝手で比較することができるようになったのです。

今までそうじゃなかったのが不思議な話ですが、ユーザとしては本当に嬉しい助かる話です。もっとたくさんのメーカーが採用してほしいですね。

 

強いて危惧することがあるとすれば、新R値の検査方法に向いたマット、向いてないマットがあるのではないか?という点

ゴアテックスなどの防水素材の検査で素材ごとに向き不向きがあるのと同じくマットにはないのかということです。個人にはわからないことですし、マットはそこまで厳密な性能が求められるわけじゃないので問題なさそうですけどね。

 

旧R値→新R値で変わっても製品は変わらない

今までと違う検査方法になってR値の基準も変わり、多くのマットのR値が変わっています。上がったマットもあれば下がったマットもあります。

しかし自分が使っていたマットのR値が今までだったのが2.6から2.0になっていたとしてもそれは断熱力が落ちたわけではないということ。

製品は何も変わっていなく、検査方法が変わったことで数値が変わっただけで正当な評価をされただけです。

今までR値高いのに寒く感じるなぁと思っていたマットのR値が下がっていたのなら納得のいく結果と言えます。

 

「ASTM FF3340-18」の検査方法

「ASTM FF3340-18」の検査方法

新しいR値の測定は2枚の板でマットを挟みこんで測定するようです。

下に冷たい板、その上にスリーピングマットを置きます。

この時に上の板を一定の温度で維持できる断熱力を元にしてR値を算出するということです。

 

新R値の目安

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出典:SEA TO SUMMIT

これはシートゥサミットから新R値の目安。

 

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出典:Therm-a-rest

 こちらは日本サーマレストから新R値の目安、それぞれ表に。

シートゥサミット
  寒さに強い人 暖かく寝たい人
暖かい時期 0.5~1.0 0.5~2.0
肌寒い時期 1.0~2.5 2.0~3.5
寒い時期 2.5~3.5 3.5~4.5
氷点下以下 3.5~ 4.5~
サーマレスト
1.0~2.0
3シーズン 2.5~3.5
4シーズン 4.5~5.5
エクストリーム 6.5~

 

夏メインか春秋も想定のなら2.0~3.5位、冬用なら4.0以上、余裕を持たすなら5.5以上を選ぶのがよさそう

気温、地表温度、テント、体調、寒さに強い人、女性、天気などで寒さの感じ方は大きくことなります。心配があればよりR値高いモノを選ぶのが確実です。

新R値でも揺らがないどころか戦闘力をあげてR5.7→6.9になったサーマレストのネオエアーXサーモが最強なのではと思ってしまいます。今までバルブが欠点でしたが、2020年にウイングロックバルブになり空気入れは3倍、空気を抜くのも2倍になり、値段以外に弱点の見当たらないマット。

 

まとめ

検査設備の導入も容易ではないのでアメリカメーカーが中心で日本メーカーに導入はされないように思われます。

中国は導入してくれないかなぁと期待しています。

なんにしても明確になったのはアウトドアユーザとして非常に嬉しいですね!

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最適なスリーピングマットの種類と選び方!正解はない一長一短な道具!

スリーピングマットの選び方 アイキャッチ

こんにちわ、ぜつえん(@zetuenonly)です!

アウトドアで寝るのに必要な「睡眠三種の神器」であるテント・寝袋・マット

テントや寝袋にはこだわれる方が多いのにマットは軽視されがち。

しかし寝るための重要度は寝袋>マット>テントです。

快適に寝るためにマット欠かせませんし、良いマットを使うことで睡眠の質を向上させることができます。それでいて耐久力、重量、使いやすさ、寝心地のバランスで好みが別れる正解のない道具です。

今回はスリーピングマットのこと、種類、特徴、選び方を紹介していきます。

 

 

スリーピングマットとは

スリーピングマットの種類

スリーピングマット(Sleeping Mat)はマット、ロールマット、スリーピングパッドとも呼ばれるキャンプで寝るときに寝袋の下に敷いて使う道具です。

自宅で使う敷布団と同じ役割を果たしてくれる重要なアウトドア用の寝具なのです。

快適に寝るうえで寝袋をいくら良いモノにしてもマットが薄いと寒いこともあります。逆もまた然り、寝袋とスリーピングマットは一心同体で組み合わせるべきものなのです。

スリーピングマットの役割

マットを使う理由は主に2つ。

地面の凸凹を吸収し快適に寝るため(クッション性)、そして地面から背中に伝わる冷気を遮断するため(断熱性)です。

キャンプ地の地面は細かい木の枝や石があり、一見平らに見えていても細かく凸凹した地形になっています。テントを張ってもテントのフロアは防水性はあっても断熱性や凸凹を抑えることはできません。

分厚いスリーピングマットになるほど、小石程度なら気にせずに寝ることができるようになります。

そして普段あまり気にすることはありませんが地表温度は夏は暑くなりますが土は冷たく体温を奪われていきます。冬はひたすらに冷たくなっています。

その冷気や暖気を遮断するためにスリーピングマットを使うのです。

 

マットの種類

3種類のマットを比較

スリーピングマット 3種類を比較する表

タイプ別にマットの種類と特徴です。

エアマットは断熱材有り無しで用途価格が変わるため表では2つに分けました。

一般的なモノでモデルによって特性は大きく変わってくるので目安程度に見てください。

クローズドセルマット

サーマレストZライトソル

クローズドセル(独立気泡)マットは銀マットに代表されるEVAやポリエチレンといった発泡素材で作られたマットです。

広げるだけで使え、耐久力に優れるため岩場などどこでも使うことができます。

マットの上でバーナーを積極的に使えるのもクローズドセルマットのみです。

保水しない素材で濡れにも強く泥や芝生や雪上でも使いやすく手入れもシャワーで流すだけと容易。

そして破けても穴が開いても性能的に変わることは無く半永久的に使い続けることが可能です。使い続けると素材がつぶれて厚みがなくなり性能が落ちてクッション性が下がってくると買い替えタイミングです。しかしその状態でも使用することは可能です。

サーマレストなどの高価なモデルほど耐久力が高くヘタりにくく、キャプテンスタッグなど安価なマットはヘタるのも早くなってきます。

最も安価なマットで雑に使いやすく、自分でカットし長さや形状を変えて使うこともできるのは大きなメリットです。

とても軽量ですがつぶれないので非常にかさばるのが欠点。ザックに入れるのは難しく外付けになることが多く、ただでさえ大きいザックの外形がさらに大きくなってしまい何かにぶつかるリスクがあがります。

また他のマットに比べると厚みは薄くなり寝心地は落ちてしまうので人によっては地面が硬く感じられ寝られないということもあります。

 

クローズドセルマット2種類を並べる

クローズドセルマットの形状はフラットな面のロールタイプ蛇腹にたため凸凹な突起のついたアコーディオンタイプがあります。

銀マットやエバニュー、山と道、ビッグアグネスなどはロールタイプです。より嵩張り、中心に空間ができるためロス部分ができます。UL系の人はザック内に這わせるように入れてフレーム、保護材代わりにすることもできます。デメリットは巻き癖付きやすいことです。

 

サーマレストのZライトソルやニーモのスイッチバックはアコーディオン型で、製品名で語られることが多い定番中の定番マットです。隙間なく蛇腹にたためるので巻き癖が付かず、凸凹な面は厚みを出して地面の突起を吸収してくれます。

デメリットは畳み部分が薄く微量に断熱力が低いことです。

 

インフレータブルマット

イスカ ピークライトマットレス

自動膨張、またはセルフインフレータブルと呼ばれるタイプ。

バルブを開いておくと中に入っているウレタン生地が勝手に空気を吸ってくれるため膨らますのが楽なのが特徴です。

実際使う場合は出してすぐ膨らましてしまうので自動で膨らむのはマット特性であり、メリットではない印象です。

少し前は使用者が多く主流のイメージでしたが最近はエアマットが主流。

またエアマットに比べ入れる空気の総量が少なく口で膨らますことも可能で、厚みはありませんがフラットな面で癖のない寝心地が魅力

底面には滑り止めがついていることが多く、テント内でずれにくいのも特徴。

ウレタンを肉抜きして軽量化されますが限界があり重くなりやすく、薄いと座った時にお尻が地面についてしまうこともありますし、厚くすると重く大きくなっていきます。

肉抜きするほど断熱力が落ちていき、ウレタンを増やすと寝心地と断熱力はあがりますが重くなっていきます。

一番の欠点は穴が開くリスクがありパンクすると本来の役割を果たさなくなります。ただパンクしてもエアマットよりはマシで座布団程度の役には立ってくれます。パンクしたインフレータブルマットでも畳んで腰~お尻の下に引けば一晩は越せるでしょう。

値段は断熱材入りエアマットより安く、エアマットと同程度、クローズドセルマットよりも高い程度。

メーカーのモノだと格安なモデルも少なければ際立って高額なモデルも少なく、割と一定な価格帯が多いです。

 

エアマット

JRgear Insulated Traverse Core(インシュレーテッドトラバースコア)IMT035

文字通り空気(エア)のみで膨らませるマット。

現在一番製品開発が進んでるマットで断熱材入りの冬用や超軽量マットなど多様性もあります。各社が気合を入れて作ったフラグシップモデルが多く出てきています。

それもあり登山用途では最近人気なのもエアマットです。

マットの中で最も分厚く一般的に5~10cm程度です。

エアマットは種類が多く、膨らむボックス形状、特殊な肉抜き、断熱材の有無、サイズなどエアマットと一言で分類するのが難しくなってきています。

インフレータブルマットと異なり、エアマットは各社様々ですが波打ったような形状になります。厚みがあるので凸凹地面に強く、マットの下に石があっても気にせず寝ることができます。

面がフラットではないため溝ができゴミや水がたまることもあり、不安定でマットの上に物を置くのはあまり向きません。

高い断熱力を持ったエアマットには体温を反射し冷気を断熱してくれるフィルムやプリマロフトやダウンなどの断熱素材を入れることで冬に使えるようになっています。

厚さと断熱力はイコールではなく空気のみのエアマットでは分厚くても中の空気が対流してしまい、クローズドセルやインフレータブルマットよりも断熱力が低いものもあります。

デメリットは空気のみで厚みを出すため空気量が多く口で膨らますのは大変、ポンプになるスタッフサックや電動ポンプを使うことが多く荷物、重量が増え、金額も上がります。

ふわふわとした浮遊感のある独特な寝心地で不安定な感じがあり、それが苦手という方もいます。ぼくも使いますがエアマットの座り心地が少し苦手です。それでも地面付きは少なく慣れてしまえば快適な寝心地を与えてくれます。

そしてインフレータブルマットと同じくパンクのリスクがあります。エアマットはパンクするとぺらっぺらで一晩越すのも厳しいお荷物になり下がります。

価格は断熱材入りほど高価になり、エアのみならインフレータブルマットと同じか少し安いくらいなモノが多いです。

断熱材入りモデルにはサーモやインシュレーテッドという名がついて見分けることができるモノが多いです。

 

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スリーピングマットを選ぶポイント

スリーピングマットの選び方

スリーピングマットは一長一短でこれがオススメ!と一概に言えるモノではありません。時期や用途やシチュエーションで適切なスリーピングマットは変わってくるということは覚えておいて欲しいです。

そしてクローズドセルマットやエアマットでも種類は多く特徴は異なります。

使い勝手

どんなシチュエーションでも雑に使え、素早く使い始めれると考えると地面環境に左右されず空気を入れずに使用できるクローズドセルマットが最強

空気を入れることを考えるとインフレータブルが素早く、エアマットは少し手間がかかります。

空気を入れたあとの使い勝手は平らな面になるインフレータブルマットも魅力です。

使い勝手という点ではエアマットは他に一歩劣ってしまいます。

厚み

JRGEARのエアマット 8.9cmの厚さ

厚みがある=座る寝るの姿勢で地面に体がつかない(底付きしない)ということになります。底付きすると快適性が落ち、地面の凸凹に影響されやすくなります。

厚みではエアマットが独壇場でしょう。小石程度なら全く気にせず寝ることができます。

インフレータブルマットも寝る姿勢なら底付きはあまりしません。が25mm程度の厚さだと座って荷重が集中すると底付きしてきます。

クローズドセルマットはサーマレストのZライトソルでも2cm程度の厚みです。マット自体が硬く凸凹な形状のため地面付きしてもあまり気になりませんが確実に体にかかる負担はエア系マットに比べて大きくなります。

平らなクローズドセルマットではさらに地面の硬さを感じてしまいます。座るシーンでは折りたたむことで厚みを出すことは可能です。

ちなみに厚みと快適性はイコールではないので勘違いしないように注意です。

サイズ

スリーピングマットのサイズ

長さ・重量は例です

全てのマットに共通することですが長さでサイズ展開されています。

一般的には全身サイズである180cmが選ばれることが多いですが、短くするほどに軽量化できるメリットがあります。

低身長だから、枕を使うからという方は150cmあれば十分です。

枕と足元に座布団を敷くから120cmで十分という方も多いです。

頭は枕、脚は寝袋ことザックに入れるからと90cm以下を使う人も割といます。

快適性と重量をトレードオフで考えるわけですが、慣れてくるほどに、暖かい時期ほどに短いマットになる傾向があります。

ぼくは90~120cmを使うことが多いです。短いマットを使う考えでは寝た時に荷重がかかりやすいのは頭、背中、お尻、かかとの4点です。頭と脚は独立した枕ザック座布団でカバーできることを考えると背中~お尻まで長さがあればマットは十分であるという考えです。

ただ個人差は大きく、好みも大きく分かれるポイントです。

クローズドセルマットは市販されてない好みの長さにカットして調節することができるメリットもあります。

重量+収納サイズ

スリーピングマットを並べる

重さではクローズドセルが最軽量

ついでエアマット>インフレータブルマット=断熱材エアマットとなることが多いです。

そして収納サイズで見るとクローズドセルが最大サイズで他の倍ほどの大きさになります。軽いけど大きいをどう評価するのかは用途シチュエーションによって大きく変わってきます。

サーマレストやニーモのエアマットは驚くほど軽量でとても高価です。断熱材入りならなおさらです。

それでも金銭面で許すのなら重量とサイズではエアマット(断熱材入りを含む)が理想の選択肢になってきます。

夏に軽量コンパクトで考えればエアマットが最強で、サーマレストのネオエアーウーバーライトは全身サイズでもポケットに入るほどの大きさでわずか250gしかありません。2万円以上しますけどね。

断熱力

夏なら銀マットでも断熱力は十分です。

しかし寒い時期、特に冬になると最重要な選択基準になるのが断熱力の高さです。

実際問題床冷えがマットと寝袋どちらの性能不足かわかりにくく、明確な判定基準がなく個人差があまりに大きいとこです。

R値(R‐Value)で断熱力の高さを表されますが今までは自社基準でした。2020年にアメリカを中心にR値の規格が統一され各社移行しています

近年は断熱材入りエアマットが多く出てきて単体の断熱力の高さでは断熱材入りエアマットの独壇場です。中綿素材や熱反射板など各社様々な工夫で断熱しています。

空気のみのエアマットは厚みはありますが、中の空気が循環してしまい断熱力となるデッドエアを作りにくいことから寒い時期には向いてません。

インフレータブルはウレタンフォームが入っているので春秋には対応できるものが多いです。冬はかなり厚手のモノでないと寒いです。

新旧R値とは?はこちらから

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価格(コスパ)

安い順にすると

クローズドセル>エア≧インフレータブル>断熱材エア

だれにとっても安いのは魅力です。しかし寝心地を求めるほどにマットは高価になっていきます。

安い、パンクしない、ずっと使えるクローズドセルマットはコスパ最強ですが、快適に寝れないのなら価値は大きく下がります。

使うのが冬山縦走で軽量と保温力が必要ならサーマレストなど信頼性と性能を両立した高価なマットが最適でしょう。

夏限定1泊2日キャンパーで重さもあまり気にしないなら中華の格安エアマットでもいいでしょう。

エア系マットの価格(コスパ)は耐久力や必要な性能との対比です。

安いからコスパが良いではないのです。人によりマットのコスパは大きく変わってきます。

耐久力

ISUKAピークライトマットレス

耐久力は外部からのダメージによる強度経年使用による耐久性があります。

どちらも優れるのはもちろんクローズドセルマットです。

他のエア系マットはパンクのリスクがつきものでマット下に異物がないか、マット上で尖った物を使う時は注意が必要です。自宅ならパンク修理は可能ですが、現地では穴の特定も難しくほぼパンク修理は無理です。

そしてエア、インフレータブルマット共にパンクだけでなく剥離という破損もあります。マットは内側を溶着して作っています。溶着箇所が様々な理由で剥がれることを剥離と言います。

経年劣化や濡れたままの保管、熱いモノをマットの上に乗せるなどが剥離の原因となります。剥離は内部のモノで個人での修理は無理で、メーカー修理か寿命になります。

総じてデリケートなのがエアマットなのです。

ただサーマレストのエアマットは異常にパンクしにくく相当年数使えることが多いです。値段は物凄く高いですが軽量性、断熱力、耐久力を考えると妥当と思えるクオリティの高さがあります。

逆に安い中華エアマットは穴あきや剥離がしやすく消耗品感覚です。

 

自分が重視するモノを明確に

グレゴリーバルトロ75にパッキング

マットは一長一短です。

寝心地を重視すれば重く高価になります。

強度があり軽量で安く、でも嵩張るクローズドセルマットも考え物。

徒歩キャンや登山など人力移動なら軽いのは大前提でできればコンパクトが望ましいです。が、交通機関を使わない、登山道が広く風は強くならないなどではコンパクトさは重要ではなく外付けクローズドセルも有効な選択肢になります。

車やバイクなら軽量やコンパクトよりも快適な寝心地が重視になります。エアマット+クローズドセルや極厚インフレータブルもいいでしょう。

寝心地よりも軽量性を重視するなら薄いエアマットや薄いクローズドセルマットも選択肢になってくるのです。

自分が重視するのが、軽さなのか、収納サイズなのか、寝心地なのか、強度なのか、値段なのか。

どれを妥協できるか、両立したモデルはあるか。

そして今日はこの組み合わせ、来週はこの組み合わせ、とシチュエーションごとに適切に使い分けるのも大事なマット運用です。

 

マットは個人差の大きい道具だと知る

冬山テント泊のテント内

マットは厚みや地面付き時の寝心地、快適性は人により好みは大きく分かれます

銀マットでも寝るのに問題ない人も多い反面、地面付きするとよく眠れないという人も多くいるのです。

またアウトドア経験が浅い人ほど快適じゃないと眠れない人が多い印象です。

そして断熱力も低いと床冷えしますが、床冷えの感じ方も人により差は大きいです。

ぼくは睡眠感性ガバガバでマットも寝袋もそこまで気にせずどこでも寝れてしまうので雪上でも冬用マット必要ないのですが、逆に寒いと全然眠れない人もいます。

どちらがいいとは言いませんが、自分が寝れる環境を作るためのマット選びは自分にしか決められないということです。

快適な睡眠を求める人ほど「このマットがオススメ!」という他人の進めるマットを買うのではなく、マットの種類と基礎知識、そしてメーカー間の特徴、寝心地を調べて自分で考えて購入することをオススメします。

 

クローズドセルマットの優位性

サーマレスト Zライトソル

エアマットの一番の欠点であるパンクのリスクから使用者がいなくならないのがクローズドセルマットです。

特に冬に雪上でエアマットしかないときにパンクすると絶望的で夏用エアorインフレータブル+クローズドセルマットの2枚で対応する方はいなくならないです。

2枚で冬に使用十分な断熱力を得られ、万が一マットがパンクした際もクローズドセルマット1枚で対応可能という考えです。

個人的には冬に使う場合1泊2日までならエアマット単体使用で問題ないと思っています。1泊ならパンクしても何とかなります。→パンクした冬山登山記事。しかし2泊以上なら一考するべきです。

 

個人的にクローズドセルマットは一つ持っておくべきだと思っています。

快適に寝れるマットではありませんがあらゆるシチュエーションで活用でき、圧倒的な耐久力を持っているため常に使わなくても必ず活躍してくれるシーンがあります

全てのシーンでクローズドセルマットで寝るのはオススメしませんが、地面の上に直接引く、雪の上にひく、車中泊で、岩場でなどエアマットの使いにくいシチュエーションであると非常に助かります。

持っていないと使う使わないと悩むことすらできませんが、持っていれば今回はクローズドセルマットで行こうと考えることができます。

そのためぼくは最初にマットを一つ買うのならクローズドセルマットのみか、クローズドセルマット+エア系マットをオススメします。

 今買うならZライトソルよりニーモのスイッチバックが魅力です。色もオレンジとグリーンがあります。

 

まとめ

知ってる人には当たり前な内容だったかと思いますが、当たり前になるほどエアは穴が開くからとか、クローズドセルは大きくて邪魔だからと自分の意見で使わないマットが出てきます。しかし年々新しいマットが出ているので定期的にフラットな目線で見直すのも大事かなと思います。

スリーピングマットは行くとこ、泊まる場所、使い方、気分で理想のモノは変わります。またエア系は寝心地は快適ですがリスクが付きまといます。

1つで全ては補いきれず一長一短で理想のマットがないことを知り、その場その場で購入したマットを適切な選択をして使っていけるのが最適なスリーピングマット選びだと思っています。

 

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どっちが良いの?テントの短辺・長辺出入口の特徴と向いた用途を紹介!

テントの短辺・長辺出入口 アイキャッチ

こんにちわ、ぜつえん(@zetuenonly)です!

テント選びで自立非自立、シングルダブルウォール、重量などは重視されますが、軽視されがちなのがテントの出入口の向き、短辺出入口と長辺出入口

出入口の向きはテント選びにおいて重要なポイントで使い勝手に大きく影響してきます。

今回は、テントの短辺出入口と長辺出入口のメリットデメリット、用途ごとの向き不向きを紹介していきます。

 

 

短辺出入口と長辺出入口のテントとは

短辺出入口のテント
長辺出入口のテント
左が短辺出入口・右が長辺出入口のテント

ほとんどの一人用のテントが長方形です。

そしてテントの出入口のつく位置で特徴が変わってきます

ぼくは短辺にあるものを短辺出入口or縦出入口、長辺にあるものを長辺出入口or横出入口と呼んでます。

これが短辺出入口のテントと長辺出入口のテントです。

 

短辺長辺出入口のメリット・デメリット・用途

  短辺出入口 長辺出入口
メリット ・耐風性が高い
・狭いスペースでも
設営が可能
・並べて設営
しやすい
・冬の整地が楽
・前室が広い
・出入りがしやすい
・居住性が高め
デメリット ・前室が狭い
・入口が狭い
・居住性はやや低め
・荷物の出し入れが
しにくい
・耐風性が低い
・設営にスペース必要
・並べて設営が大変
・冬の整地が大変
向いた用途 ・登山
・ツーリング
・雪山登山
・キャンプ
・風、設営スペースを
あまり気にしない登山
・整地の少ない冬山

メリットデメリットは一般的なモノで、1人用と2人用でもサイズは大きく変わりますし、デメリットを解消した形状のテントも多くあるため一概には言えません。

そのため大体こんな感じという目で見てもらえるのがいいですし、好きなテントを使うのが何より一番です。

ではそれぞれのメリットデメリット用途を細かく説明していきます。

 

前室の広さ

長辺出入口 短辺出入口 前室の広さ比較

長辺・短辺出入口を比べたときに一番大きい違いは前室の広さです。

 例えば、1人用の100x200cmのテントで前室が50cmせり出した場合に長辺・短辺出入口の違いで前室の床面積が計算で2倍変わります。

さらに短辺出入口はドーム形状のテントの角度から前室の高さも低く、角度も急になるので容積で比べると長辺出入口の前室との広さは2倍以上になります。

荷物を置いたり、調理などをするときや特に雨天時にはその差が大きくなっていきます。

一般的に前室を効率的に使うには長辺出入口のテントが優れていると言えるでしょう。

また前室の面積の広さ、前室の高さ、それによる入口へのアクセスの良さから長辺出入口のテントは出入りもしやすい傾向にあります。

 

耐風性

短辺出入口 長辺出入口 風の受ける範囲

テントを張るときは風下に前室(入口)がくるように設営するのが基本です。

前室側に風を浴びると前室での調理や出入りの際に風をもろに浴びてしまうのでそれ対策です。さらに入口をあけた状態で強風に吹かれるとテント内に強風が舞い込み必要以上に風にあおられることになります。

人間でいうと背中で風を受けて顔は前という感じです。

 

長辺出入口のテントで風を受ける

長辺出入口のテント

前室(入口)を風下にして背面で風を受けた時に短辺出入口のテントのほうが風を受ける面積が少なく風の影響を受けにくいメリットがあります。それは耐風性が高いと言えます。

逆に長辺出入口のテントは風を受ける面積が広くなり風でテントが煽られやすく、強烈な突風ではポールや生地へのダメージも受けやすいので耐風性が低いと言えます。

実際にはまっすぐ直線的な風が来るわけでもありませんし、夜の間に風向きも変わってきます。それでも二つを比べると前室の面積が狭いこともあり風に強いのは短辺出入口のテントと言えます。

強風になりやすい登山で使われるテントに短辺出入口のテントが多い理由の1つが耐風性からの考えです。

 

狭いスペースへの設営

混雑したキャンプ場、平坦なスペースの少ないテン場、整地しなければいけない雪上への設営時のとき。

混雑時

短辺出入口 長辺出入口 狭いスペースへの設営

キャンプでは気になることは稀ですが、登山では重要なのが狭いスペースに張るときです。

数人で人数分のテントを張る場合にできれば入口からお互いを確認できるように張りたいわけです。

その時に短辺出入口なら同じ向きで詰めて張るのが容易ですが、長辺出入口のテントでは横に広くなるか、向い合せるとさらにスペースが必要になります。

土日や3連休、大型連休のキャンプ場や山のテン場はめちゃくちゃ混みます。

混んでると詰めて張らなければいけないのですが、そんなときに短辺出入口のテントだと空いてるスペースに人数分のテントを張れる場合が多いのです。 

 

狭い斜面

狭い通路上のスペースにテントを設営

登山では斜面を切り出したり盛り上がったスペースをテント場にしているところがあります。

そのような斜面に挟まれた狭いスペースにテントを設営する場合に長辺出入口のテントは斜面側に出入口を設置することになり出入口の際に気を付けなければいけません。

短辺出入口のテントの場合は斜面に沿ってテントを設営することができるため、斜面をそこまで気にしなくていいメリットがあります。

 

燕岳テン場
唐松山荘テン場

北アルプスの唐松山荘、燕山荘、穂高岳山荘、針ノ木小屋などのテン場はスペースが狭く、段々になったスペースでの設営です。

長辺出入口のテントでももちろん設営は可能ですが、短辺出入口のテントのほうが設営はしやすいです。

 

雪上

雪の中にテントを設営

雪上にテントを設営する場合はまず整地が必要です。

長辺出入口のテントは前室が広い分、設営に必要な地面のスペースが多く必要になります。そのため雪上に設営する場合はより前室が狭く面積の小さい短辺出入口のテントが有利です。

これは雪が深くなるほどに痛いほどわかってくるもので平地のキャンプでなら整地も楽しくあまり気になりませんが、雪山で一日歩いた後の整地では1人分のスペースでも数十分~1時間ほどかかるためより小さい面積で張れるテントが好ましいです。

短辺出入口の、さらに言うならシングルウォールが一番楽です。

 

雪山の斜面にザッグを置く

特に雪山で斜面を切り出してテント設営する場合は短辺出入口のテントなら斜面に沿って通路の延長で整地することでテントを設営できます。

長辺出入口のテントの場合はかなりの量の斜面を切り出さなければいけないため非常に手間がかかります。

ぼくが長辺出入口のテントを持ってこの場面に出くわしたら爆風でも稜線に張るか、雪洞掘ろうかなというレベルです。

 

2人で使った時の出入りのしやすさ

短辺長辺出入口のテントを2人で使った時の出入りのしやすさ

二人で一つのテントを使った際に、短辺出入口のテントだとどちらも出やすいです。

長辺出入口のテントの場合は奥の人が手前の人を跨がないと出ることができず、トイレで夜に出る時は踏んでしまうリスクや気を使うわずらわしさ増えてしまいます。

例外として長辺出入口で前後に出入口のあるテント(MSRはほぼこれ)ではそれぞれの側に出入口と前室があるため狭いテントでもより快適に過ごすことが可能です。ただ設営スペースが広く必要で斜面や雪山では設営が大変になります。

 

ここまで書いてからですが、現代は個食個泊(グループ登山やキャンプでも食事と宿泊は別々に用意)の文化が強くなり登山でもキャンプでも一人一張りのテントを持つのが主流です。

この考えがあるのは少し昔は数人で一つのテントを使うのが当たり前で軽量化や設営の手間を省いたり、バーナークッカーを兼用や狭いテン場を有効に使う文化がありました。

最近でも夫婦やカップル、ルートの厳しい雪山を複数人で行く人たちで軽量化や道具を兼用する目的では二人で一つのテントを使われます。しかしどちらかというと少数派。

そのためこの理論は現代ではほぼ無視していい考えだと思います

もしかすると二人で一つのテントを使うことがあるかもしれないので、知識としては覚えておきましょう。

 

用途で考えるオススメの出入口の向き

向き不向きに過ぎず、可能不可能ではありませんので。

短辺出入口テントの用途

ヨーレイカ アマリパスソロ

短辺出入口のテントは狭いへの設営と耐風性の高さが魅力

それが必要なシーンというのは山、特に冬山や岩場の山です。

シングルウォールテントは短辺出入口のテントが多いのもその用途と理由からでしょう。

そのため登山用で使うテントを探している人で迷っている人は短辺出入口のテントで探してみることをオススメします。

 

長辺出入口テントの用途

冬山に張ったヒルバーグソウロの前室で調理

長辺出入口のテントは前室の広さによる居住性の高さと出入りのしやすさが魅力

短辺出入口が登山で有利と書いていますが、ぼくは山でも長辺出入口のテントを使っています。もちろん不便なシーンも多いのですが短辺出入口のテントが必要なシーンよりも前室や居住性を重視したい用途が多いという理由からです。

 

プロモンテVL25でキャンプ

キャンプで使うテントでよほどのこだわりがなければ長辺出入口のテントをオススメします。理由は明確で前室が広く快適性が高いからです。

荷物の出し入れ、人の出入りもしやすいです。

さらにタープの下にテントを立てるときに長辺出入口のほうがテントを全部タープの下に入れやすいのもキャンプ向きなポイントです。

ぼくはキャンプで使うなら確実に長辺出入口のテントをオススメしますし、いつも長辺出入口のテントをオススメしています。

 

まとめ

最後に選ぶときは値段、見た目、好みになることが多いですが購入して終わりではなく、テントは長く使うモノです。

使っていくうちに出入口の向きや前室の広さ、入口の形といった細かいポイントが不満やお気に入りポイントになってくるものです。

好きなテント、カッコイイテントなのは大前提として大事です。それでも細かいかもしれませんが、出入口の向きも自分の用途と照らし合わせて購入前に一度考えてみてください。

 

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ドームテントのポール構造と特徴を紹介!軽量性と居住性の関係性!

テント構造 アイキャッチ



こんにちわ、ぜつえん(@zetuenonly)です!

一人用のテントとひとまとまりにはできないほどに様々な形状があります。それぞれの形にした意味があってそれぞれの特徴があるわけです。

今回は、ドームテントのポール構造による特徴とメリットデメリット、その構造のテントを紹介していきます。

 

 

紹介の前に

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自立型が11種類、半自立が3種類、非自立が1種類で計15種類のソロ用ドームテントのポール構造を紹介していきます。(写真は16個ですがこの形状のI型はありませんでした)

ぼくが作ったテントの画像がたくさんでてくるわけですが、真上から見下ろしたときのポール構造です。わかりにくいものもありますがなんとなく理解してください。

双YやYリッジなど構造の名称はぼくが考えたものでメジャーな呼び方ではありません。人前で話すときに「あーそのテント、Xキャノピー縦型じゃん」とか人に言っても伝わらず恥ずかしい可能性もあるので気を付けてください。

 

ワード説明

頻出ワードの意味を説明

居住性=主にテント内外(前室)の広さと快適性のこと。フロア面積よりも容積が重要な項目。同じフロア面積でも側面が反り上がっている構造ほど居住性が高くなる。

リッジポール=テント上部につける短いポールのこと。長辺側の側面を垂直に立ち上がらせ居住性向上のキーアイテム。リッジ(尾根)にあるポール。

耐風性=強風に吹かれたときに耐えやすいポール構造かどうか。地面につくポールの数が多いほど風に強い傾向にある。

対候性=風、雨、雪などあらゆる天候に対する強度。想定したテントかどうか。

短辺・長辺出入口=長方形のテントに対して、短辺・長辺のどちらに入口がついているか。一般的には短辺出入口だと耐風性が高く省スペースで設営可能。長辺出入口は出入がしやすく前室が広くなる。

どっちが良いの?テントの短辺・長辺出入口の特徴と向いた用途を紹介!

 

X

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テント!って言われて一番イメージしやすいのがX型のテントでしょう。

定番山岳用テントは特にこの形状が多く、その中に短辺長辺出入口やスリーブ吊り下げ式の違いが出てきます。格安テントもこの形状が圧倒的に多いです。

ぼくが使っているプロモンテVL25もX型。

X型はシンプルながら交差したポールが強度と居住性を両立した完成された形と言えます。

2本のポールのみとシンプルですが、それ故にシンプルの中で差を出すために各社は工夫をこなしています。

 

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交差する中央をスウィベルハブでつなげ2本のポール一体型で分離しないようにしたり、ポールを滑りにくいように滑り止めをつけたり、半分スリーブ式で半分吊り下げ式にしたりと様々です。

 

定番でシンプルなので癖が少なく誰でも簡単に使えること、同じポールの長さが2本なので破損しても修理がしやすく、別売りポールがあればそれで対応しやすいのもメリットでしょう。

X型のデメリットを上げるならテント内中心が一番高くなり、壁側になるほど低くなり狭くなっていくことです。

そのため中心に近い位置以外では座れる場所が少なく、短辺出入口のテントなら入口付近も低く出入口がし辛くなります。

 

X型のテント

プロモンテ/VL26

ぼくが使っているVL25のモデルチェンジしたVL26。

細かく調整がされ、軽量化と使い勝手が良くなっています。特にポールとフライを繋ぐところが紐→ベルクロになったのがやっとか、という思いです。

山岳用定番モデルで1.55kgとまあ軽量。国産で夏山始めた人がそのまま冬山にも使えるオールシーズン対応テントなのが魅力でしょう。

 

オクトス/シングルウォールテント

シングルウォールの自立ドームテントもX型が多いです。

オクトスのULシングルウォールは耐水圧1000㎜と低いですが透湿性8000g/m2/24hで完全に冬山用。重量1077gで内側でポールを固定するのが山岳用シングルウォールあるあるなテントです。

 

Xリッジ

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X型テントの上部にリッジポールを追加した居住性重視のX型テント

これはX型テントのデメリットである上部の狭さを解消するためのアイディアです。

リッジポールはスウィベルハブでクロスポールとひとまとまりになっている場合や単体で独立してる場合があり、フライシートの内側で固定することが多いです。

 

Xリッジ型テントのメリット

テント断面図


リッジポールは長くなるほどにテント上部が広くなり、側面が反り立つのを感じるほど広くなります。X型に慣れてる人がXリッジに入ると1人用でも「これ2人用!?」と思う広さに感じるでしょう。1本のポールで圧倒的な広さが得られるのが魅力です。

そして前室の床面積は変わらずに上部を高く広くすることができるメリットもあります。

デメリットはポールが1本増えるのでX型よりも重くなること、フライシートの内側で固定するのが手間で設営撤収にかかる時間が増えること、わずかにですがテントが広くなる分インナーテントとフライシートの生地面積が増えて重くなることです。

そのためテント内で過ごす時間の長いキャンプや悪天候登山には非常に有効な形状です。

逆に軽量化したい登山やテント内で過ごす時間の短い長距離ツーリングではX型にするのもありでしょう。

 

Xリッジ型のテント

MSR/ゾイック

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出典:MSR

昨年登場し、今年は3人用サイズが増えたMSRのゾイックがXリッジ型です。

総重量2190gとちょっと重めですがフライ40D、フロア70Dのタフさで軽量性より頑丈性に振った長く使える相棒になってくれるテント。

加水分解で有名なMSRのテントですが従来のコーティングの3倍長持ちするエクストリームシールドシステムを採用し、シームテープなしでの防水裁縫も採用しているため経年劣化が格段にしにくくなっています。

MSR テント ゾイック2 37002

MSR テント ゾイック2 37002

  • メディア: その他
 

 

Xキャノピー縦

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X型の短辺(縦)にキャノピー(ひさし)をつけた形状のテントです。X型の派生ですね。

短辺出入口のテントの入り口側にポールを追加して前室の広さを求めたテントです。

Xリッジはテント内を広くする目的のポールでしたが、Xキャノピー型の前室を重視したわけです。

 

出典:Naturehike

ネイチャーハイクのCirusはX部分よりも高くせり出したキャノピーポールを使用してます。

X型短辺出入口のデメリットである前室の狭さと出入口の狭さ、低さを解消してくれています。また画像ではわかりにくいですがフロアサイズが入り口側を広く、テントに奥を狭くしてより出入りをしやすい作りになっています。

 

出典:Naturehike

キャノピー型は前室サイズ重視のため止めるペグも2ヶ所にすることで台形型の前室にしています。そうすることで三角形の前室よりも格段に広くなります。

短辺出入口のメリットである、狭いスペースに張りやすい、耐風性が高いなどとキャノピーの前室が広いメリットを同時に活かせるためツーリングやソロキャンプ向きの形状なテントと言えます。

 

Xキャノピー縦型のテント

ネイチャーハイク/Cirus

Cirusは1776gで居住性重視モデルですね。

入口側135cm、奥が110cmの台形型で頭を入口側にして寝るときに狭くても気にならない足元は狭く、入口や頭周りは広く快適にしています。

また入口のキャノピーポール部分が110cmと高いので出入りや座っての作業もしやすいのが魅力。

短辺出入口でツーリング向きなテントですね。

 

ニーモ/クナイ

ニーモクナイは今年モデルチェンジしました。

重量1710g。クナイは軽さよりも強度を重視したモデルで冬山まで対応したテントです。その分しっかりしたポールと生地を使っているので少し重たくなってます。

ただ山岳用で4シーズン対応としてはむしろ軽めな分類。

 

出典:NEMO Equipment

Cirus同様に入口側の幅が広い台形型で、入口上の生地を引っ張ることでテント内を広くしています。

Cirusとの違いはキャノピーポールが地面までついていないことです。地面までないので短く少し軽量になっているのでしょう。

強度と居住性を求めながらも軽量性も捨てきらない山岳用らしいテントです。何よりカッコイイ。

 

Xキャノピー横

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Xキャノピーの横(長辺)出入口のテントです。

こちらも縦型と同じく前室を大きく取るための構造ですが、 元々長辺出入口は前室が広いためキャノピーポールを追加することでの広がりは圧倒的です。

 

出典:Colemen

有名どこはコールマンのツーリングドームです。

Xキャノピー縦と違うのはインナーテントサイズはほとんど変わらないことです。

独立したインナーテント+キャノピーポール+大きなフライシート=Xキャノピー横型となります。

 

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出典:mont-bell

またキャノピーポールが地面につく位置によって前室サイズが大きく変わります

モンベルのクロノスキャビンはクロスポールと同じ位置にポールがくることでX型テントに前室をさらに追加したような構造です。

インナーテントよりも高いキャノピーポールにより驚くほど広い前室サイズになるのがXキャノピー横の特徴です。

そして前室を作るポールはやはり2本で縦型以上に大きな前室になり、ポップアップポールを追加することで簡易タープとして使用できるのも特徴です。

 

デメリットを上げるなら1人用でこの構造のテントが少なく、山岳用で作られることはあまりない構造であること。

それゆえにキャンプ用途な強固な生地(70Dとか)で重いテントが多いこと。そのため軽量なXキャノピー横型のテントはほぼないことでしょう。

用途はツーリングや荷物の多いソロキャンプ、テントサイズによってはデュオキャンプ用でしょう。広い前室は雨の日も快適に出入りができるため悪天候時のキャンプでも活躍してくれます。

 

Xキャノピー横型のテント

コールマン/ツーリングドーム

大定番ツーリングドームST。Amazon限定オリーブとアッシュカラーも増えて依然変わらず大人気テントです。

値段も安く、車でキャンプを始めるならオススメしたいテントです。

4.4kgと重く、グラスファイバーポールなのがデメリットですがこの値段、サイズなら満足度は高め。アルミポールに変えて軽量化する猛者もいます。

コールマン(Coleman) テント ツーリングドームST 1~2人用 170T16400J

コールマン(Coleman) テント ツーリングドームST 1~2人用 170T16400J

  • 発売日: 2012/03/26
  • メディア: スポーツ用品
 

 

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*(アスタリスク)型。文字の見た目通り3本のポールを使ったテントでX形に強度と居住性を追加したテントです。

Xリッジに似ていますが、X型+リッジではなく、同じ長さのポールを3本使った形状で六角形のテントになります。

 

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出典:Naturehike

ネイチャーハイクのCloudPeakはフライシートも吊り下げ式の*型です。

インナーテントは長方形ですが、フライシートがペグなしで六角形になります。

*型は積雪と強風を想定した構造で、積雪時に雪の重さで前室がつぶれない、X型以上の隙のない圧倒的な耐風性が特徴です。

そのため雪山登山、冬キャンプ、稜線での爆風テント泊登山で活躍してくれるテントです。エクストリームなシチュエーション向けの対候性特化テントですね。

デメリットは長いポールが増える分の重量増加、生地にも強度を求められるためさらに重く、そして高強度なポールと生地のため高額なモノが多いです。

 

*型のテント

ネイチャーハイク/CloudPeak2

CloudPeak2、2160gとソロテントにしては重めですが、ポール本数の多さ、対候性特化モデルと考えれば妥当なとこです。

またフライシートも吊り下げるポール構造のため悪天候時にインナーテントを濡らさずに設営撤収することが可能です。

 

ヒルバーグ/ソウロ

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エクストリームな対候性を誇るヒルバーグのテントは*型が多いです。

その中でも最安な1人用のソウロ(10万円越え)は重量2.4kgです。

ヒルバーグは構造的にもそうですがどんな環境下でも安心して寝れるテントで、高品質のポールを極太で使い、ありえんほど高強度な生地を使って作った最高品質のテントです。結果値段が高いわけです。

相性はありますが買って後悔するようなテントではないのは確実です。

ソウロレビュー→ヒルバーグソウロを建ててわかった、最強のテントと言われる理由!

 

双Y

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ぼくは双Y型と呼んでいますが、一般的な呼称ではないと思われます。

X形に比べポールの総距離を短くでき軽量化できます。

また基本的にすべてのポールがひとまとまりでハブを使って左右に二股でY字のポール構造になります。

最近人気な構造でネイチャーハイクやアメリカのテントに多く見られる構造です。

 

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出典:Naturehike

同じ双Y型でも短辺・長辺出入口で特徴は大きくことなります。

ネイチャーハイクの一番人気CloudUp2は短辺出入口の双Y型

入口側のYは高めに、奥のYは短く低くすることで広い入口にしています。入口側のYの交点がX型の交点よりも低い位置で反り立つようにできため、同じ短辺出入口のX型よりも出入りがしやすくなります。

 

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出典:Naturehike

横出入口の双Y型は基本的に左右対称ですが、ネイチャーハイクのCyclingテントは片側を高くし、そちらに出入口を配置することで入口周りを広くしています。あれこれ、CloudUpと同じポールでインナーとフライだけ変えてる?と思っても内緒。大人の事情です。

 

X型に比べポールの総距離が短くできて軽量に作れる双Y型、軽さがメリットです。またYになる左右の端を広く作りやすいのも特徴。

デメリットはテント中心上部の幅が狭く居住性が低いこと。X型だと頂点で交差するので広くなりますが、双Y型は頂点が1本のポールしかないので非常に狭いです。

実際にテントに入って座ると左右の壁が迫ってきていて圧迫感を感じると思います。

居住性よりも軽量性を取ったULテントと言えるでしょう。

そのため用途は軽量性重視にしたいテント泊登山、自転車ツーリング、バックパックキャンプです。

 

双Y型のテント

ネイチャーハイク/CloudUp2

ネイチャーハイクのCloudUp2が短辺出入口の双Y型。ちなみに後述しますがCloudUp1はY型、CloudUp3は双Yリッジ型です。

ネイチャーハイクを代表するテントで1240gと登山メーカーのテントと同レベルな軽さでありながら値段は3~4分の1程度というとんでもクオリティ。

山のテン場で見ることも多いですし、キャンプ場でもよく見かけます。毎年のようにマイナーチェンジをして細かいところが調整されて使い勝手も向上してて正直もうこれでいいじゃんってテント。

  

ネイチャーハイク/cycling tent

ネイチャーハイクのテントの中で最安価のサイクリングテント。

重量1450gと1万円以下でこの値段。

長辺出入口のCloudUpのようなテントで出入口がしやすくなってます。

 

双Yリッジ

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双Y型にリッジポールを追加した双Yリッジ型。双Yのデメリットであった中心上部の狭さをポール1本で解決しています。

見た目がMSRっぽいと思われるテントはこの形です。

双Y型の軽さ、左右の広さはそのままにリッジポールで上部の広さ、前室の広さを追加したX形に次ぐ新定番と思えるポール構造

 

リッジポールの長さで居住性は大きく変わり、長くなるほど側面が垂直になり居住性は高く、短いほど軽量になります。そこがテントごとの特徴になるでしょう。

国内メーカーはあまり使わない構造ですが、海外メーカーは使用率高めの構造です。

ぶっちゃけデメリットが少なくドームテントトップレベルの居住性を得られる構造で居住性>軽量性で考えるならベストなポール構造だと思います。

 

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出典:Naturehike

ネイチャーハイクのMongar2はシンプルな双Yリッジ型。

リッジポールが長めで前室後室の壁面が垂直に反り上がるほど広い

軽量なポール、広い室内、広い前室でほぼ全てのシチュエーションで活躍するでしょう。

強いてデメリットを上げるならリッジポールをフライの内側で固定するのが面倒な場合もある、程度でしょうか。

またテントサイズが大きくなることから山で使うには設営にスペースが必要で、面積が大きくなるため強風に弱くなりやすいこともあります。

軽量性と居住性を高度なレベルで両立しソロキャンプやツーリング用途の方に一番オススメ

 

双Yリッジ型のテント

ネイチャーハイク/Mongar2

Mongar2は1810g。ぼくがネイチャーハイクの中で一番オススメなテント。

ポール構造だけでなく、カラー的にもMSRっぽいなーと思ってしまいます。

居住性と重量のバランスが良く、それでいて1万円中盤~後半程度、徒歩、自転車、バイク、車と全てのソロキャンプにオススメ。重量的に登山でも十分使用できる重さなのも素敵。

日本未発売ですがAliExpressで変える外付け前室(ギアシェッド)もあり、軽量シーンと荷物多いシーンで使い分けも可能。すごい良いテント。

 

MSR/ハバハバNX

MSRっぽい形の双Yリッジですが、実はMSRでこの形状なのはハバ系のみ。

ハバは1人用、ハバハバは2人用、さらにマザハバ、パパハバとなります。バーバパパは出てきません。

ハバハバで1720gとMongar2よりも軽量。2019年より前室が白→赤に変わってます。

DACよりも柔軟性の高いイーストン社のサイクロンポール、加水分解しにくいコーティングのエクストリームシールドシステム、シームテープなしの防水加工など経年劣化しにくく長く使える快適性と軽量性を持ったキャンプ~登山で使える万能テント。

値段ならエリクサーに行きたくなりますが、長く使うことを考えればハバハバにすると軽さが後々生きてきます。インナーテントのメッシュ率が高めなので暖かい時期用を想定したいとこ。

 

双Yリッジ変形

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居住性と軽量性を両立し、完成されたポール構造と思われる双Yリッジのさらに上。その名も双Yリッジ変形型テント。変形型って呼び名のダサさがハンパない。

双YリッジのYが二股ではなく三股になった構造で短辺の壁面も垂直に立ち上がります。もうYじゃないので双Yですらないわけですが。

製品数も少なく現状ぼくが知る限りは2つだけです。

 

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出典:mont-bell

この構造を知ったきっかけが2019年にでたモンベルのルナドーム

モンベルっぽくない見た目と色に野暮ったさのない海外っぽい雰囲気のテントです。

長いリッジポールで長辺側の側面は垂直に立ち上がり、また短辺側もYポールから1本ポールが飛び出ることで垂直な壁面になっています。

店頭で見た感想だとこれは広すぎる、という印象で中に入ると山岳2人用とは思えない広さ、2人で寝るのもアリだなと思えます。

メリットは双Y以上の圧倒的な居住性の高さ

デメリットをあげるならリッジポールと三股ポールなどフライシート内側で固定しなければいけない部分が多く双Yリッジ以上に設営が面倒なことでしょう。しかしそれを補ってもあまりある居住性には感動を覚えます。

用途としては山よりはキャンプ向きで、車やバイクや自転車でのソロキャンプに適しているでしょう。もちろんテントの重量次第で山でも快適に過ごせます。

 

双Yリッジ変形型のテント

モンベル/ルナドーム

本体は1.58kg、ペグや張り縄込みで1.79kg

人気山岳用のステラリッジの素材はそのままにポール構造を変え、長辺出入口にして居住性を上げたモデルです。

「登山ならステラリッジでいいけど、キャンプなら短辺出入口で中も狭いんだよな」って人にピッタリの山でもキャンプでもツーリングでも使えるテントです。

アフターサポートも充実したモンベルのルナドームはソロテント+居住性ならベストでしょう。

webshop.montbell.jp

 

ビッグアグネス/バードビークSL2

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出典:BigAgnes

重量2.13㎏でダブルウォールでポールが外側にくるフライ吊り下げ式です。

そのためフライシート単体で自立し、インナーテント無しでも設営がしやすくフロアレスシェルターとしても使えます。

また広い前後室どちらからも出入りができるため片方は荷物置き、片方を出入りにしたり、2人で使ってそれぞれを前室として使うことも可能です。

さらに三股ポールの交点が高く、テント自体も112cmと高めで居住性はかなり高め。

快適性重視なソロキャンプで使いたいテントですね。

kenkosya.com

 

うお座

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うお座型、これは正しい名称。比較的伝わるワードです。真ん中が体、左右が尾びれに見えることからでしょうか。

古くはMossテントがうお座型テントを多く出していました。StarGazerやOlympicなどはビンテージテントとして名品。うお座型は何より見た目のカッコよさが一番の魅力かと思います。短辺側から見た時の交差したポール、そこに魅せられてしまいます。

 

同じ長さのポール2本が2ヶ所で交差する構造で、X型は対角線にポールが伸びますが、うお座型は同じ長辺にポールが伸びます。

X型の場合は頂点が一番高くなりますが、うお座型は頂点の一番高い位置の幅が広くなるのが特徴です。またX型よりも長辺が垂直に立ち上がりやすい構造で居住性は高くなりやすいです。

また前室は広く、ペグ2本で固定する台形前室が多いです。交差した左右のポール下にベンチレーションがつけやすいです。

構造上ハブでポールをひとまとまりにできないため2本のポールになり、抑えながら交点とインナーテントを固定するのが少し面倒。X形に比べ1本のポールが長くなってしまう傾向にあり、構造的にはX型よりも微妙に重くなりやすいです。

そしてX型よりも耐風性が低くなりやすいのも覚えておきたいポイント。

 

うお座型のテント

バンドッグ/ソロドーム

重量1880g。前は青いソロドームしかなく、白もでてきたなぁと思ったらAmazon限定でダークグリーンとカーキも増えてイロドリミドリ。白は若干軽量なモデルです。

大きな長辺出入口、上に巻き取れる入口のフライで出入りがしやすく、荷物の出し入れもしやすい見るからに使い勝手の良さそうなテント。

それでいて値段もアンダー1万円とリーズナブル。スタイリッシュさの感じるうお座型ではありませんがソロキャンプや自転車バイクツーリング用テントにはベストでしょう。

BUNDOK(バンドック) ソロドーム BDK-08KA

BUNDOK(バンドック) ソロドーム BDK-08KA

  • 発売日: 2019/08/01
  • メディア: スポーツ用品
 

 

パーゴワークス/ニンジャテント

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出典:paagoworks

2019年に発売したパーゴワークスのニンジャテント、登場から人気ですね。

最小重量1160g、最大1600gと差が大きいですがグラウンドシートも込みのため。

 パーゴらしい所有欲を満たしてくれる巻物スタイルの収納袋、前室キャノピーについた排水機構、インナーテントには6つのポケット、画期的な背面ベンチレーション、正直どれをとっても他に見たことのないテントです。

ULキャンパーたかにぃさんがレビューを見ると魅力がわかりますwww.paagoworks.com

 

うお座リッジ

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うお座型にリッジポールを付けたモデル。

リッジポールが付くと居住性向上、前室拡張になり、設営の手間、重量微増になります。

うお座リッジではリッジポールの交点が2ヶ所になり、ハブでの固定がされないためポールが合計3本になるのが煩わしさを感じます。しかし居住性があがるのは魅力です。

 

 

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出典:MSR

MSRはエントリーモデルのエリクサーがうお座リッジ型。

リッジポールはインナーテントとの2ヶ所で固定し、2本のポールと固定せずに上に乗っかるだけです。

やはりリッジ型は長辺側の側面が立ち上がり居住性が高くなるのが魅力です。

ハブで固定できない分、Xリッジや双Yリッジに比べ設営の手間や安定性が欠けること、ポールが3本になること。がデメリット。

ただXリッジと大きく変わりはないテントで、Xリッジかうお座リッジか迷ったら見た目で決めても問題はないレベル。

しかし耐風性がX型よりも低いため、山よりはキャンプやツーリング用途が強めの重量や素材で出しているメーカーが多い印象です。

 

うお座リッジ型のテント

MSR/エリクサー

2020年よりゴールドと欧州限定だったグリーンの2色が日本でも追加。定番シルバーカラーは2019年より前室が赤くなり、前室がペグ1本の三角形からペグ2本の台形になってます。

エリクサー2は最小2240g、総重量2770gとフットプリント込みですが最近のソロテント情勢的には少し重め。代わりに値段が安めなのが嬉しいポイント。

70Dフロア+68Dフライで雑に使える頑丈さ。台形型前後室も広く、インナーテントはメッシュ率低めでオールシーズン活躍してくれます。

別売りギアシェッドが優れもので快適性を数倍にあげてくれます。

 

ネイチャーハイク/Hiby

うお座リッジのリッジポールが地面までついた構造で、うお座リッジではなく、*+うお座で「うお座*型」とでもいうべき構造ですがここに入れちゃいます。オガワのホズも同じ形。

 

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出典:Naturehike

ネイチャーハイクの人気Hiby(ハイビー)は吊り下げインナーでテントの半分は広い前室になります。圧倒的な居住性、出入りのしやすさ、前室の広さが魅力。

代わりにうお座のポール2本が長くなりすぎて強度的に低くなるのがデメリットです。

風にも弱くなるため強風時以外は優秀です。キャンプ場でよく見るテント。

 

Aフレーム

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双Y型に近いですが、短辺側から見た時にYではなく△に見えるポール構造でトップポールがあまり曲がらず左右の△の上にトップポールが乗ったような構造です。

昔のテントといえばこの形でどこか古さを感じる形状で愛着を持ちやすいテントが多いです。

基本的にAフレームはほぼ短辺出入口。

 

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出典:mont-bell

このテントの代表格はモンベルのムーンライトテントでしょう。

ただムーンライトはAフレームの左右がはみ出した構造でAフレームよりも広い構造です。

特徴としてはトップポールの高さが一定で頂点部分の高さが均一になることで、ほかのドームテントよりも端の上部が高くなります。ただモノによりムーンライト1型などは奥が低くなっているなどはあります。

デメリットはトップポールが1本のみのためテント内の幅が狭く、壁が迫りくる圧迫感があります。双Y型に近いデメリットですね。

Aフレーム型はXリッジ型や双Yリッジ型など優秀なポール構造のテントが多くなる中で廃れていってるポール構造です。しかし古き良きシンプルさで雰囲気を楽しんだり、見た目を楽しむという用途には適切。

相棒とキャンプを、と考えるツーリングやキャンプシーンで長く使いたいテントです。

 

Aフレーム型のテント

モンベル/ムーンライトテント

ゆるキャン△人気で売り切れ続出だったムーンライト、2020年にモデルチェンジ、サイズ変更+軽量化されています。

2型では2390g、フロア40D、レイン20Dです。軽量化されてもUL化の波についていけてないのを感じますが、ほかにない見た目で買うには良いテントです、ムーンライトの見た目が好きなら買って後悔はしないでしょう。

別記事で旧モデルとの性能や値段の比較を書いた記事もどうぞ

モンベル2020年春夏カタログの新商品が激アツ!注目商品を紹介! - ぜつえんアウトドア

webshop.montbell.jp

 

Y

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片側Yのポール構造。

Y側の短辺に出入口があることが多いです。また三転が地面につくため自立はしますが、実用レベルではなく半自立式の立ち位置。メーカーにより自立式で書いてるところが多いです。

画像の右下右上の二点をペグダウンすることで実用できるレベルに自立します。

裏技的にはザックや荷物、トレッキングポールを横に置くことでペグなしで安定させることも可能です。

 

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出典:BigAgnes

この形状はビッグアグネスのフライクリークが有名。

自立式のドームテントでは最もポール重量を減らすことができるためUL系のテントで使われます。軽さ重視でインナーテントはほぼメッシュ。

入口側を大きくし高くして出入りや座っての作業は快適に、奥を狭く低くなるため居住性は落ちますが寝るのに不便は少ない作りです。

ダブルウォールテントで軽量+自立を求める人向けなY型ですが、やはり他のモノに比べ居住性は落ちるためバックパックキャンパー以外のキャンパーにはオススメしにくいテント。

夏山登山やロングトレイルでは荷物を大幅に軽くできるためオススメです。

 

Y型のテント

ネイチャーハイク/CloudUp1

1万円ちょっとの値段で1152gと価格破壊のULテント。

軽い、安い、省スペースで設営可能で夏山登山用に最適。張る場所さえ間違えなければアルプスのテン場でも必要十分でしょう。

ただ中は狭く快適性は低めでマット+ザックでギリギリサイズ、初めてのテントなら双Y型のCloudUp2(1240g)やをオススメしたい。

 

ビッグアグネス/フライクリークHV1カーボン withダイニーマ

 

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出典:BigAgnes

ビッグアグネスのテントカテゴリの中ではウルトラライトよりも軽いクレイジーライトに属する狂ってるほど軽いテント。

それもそのはず自立式ダブルウォールで595gと常識外れの軽さ。名前の通りフライとフロアには防水高強度のダイニーマを。ポールはイーストン社のカーボンポール。

ダイニーマあるあるですが透けたフライでプライベートもあったもんじゃないです。

kenkosya.com

 

Yリッジ

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軽量特化のY型にリッジを追加して居住性も求めたYリッジ型。

ただこの形状にする以上、軽量性>居住性なわけでリッジポールは短めなモデルが多め。Y型ほど尖った使い勝手ではなく普通に選べる範囲の居住性なのも嬉しいところ。

ただそれでもキャンプよりは登山向きなテントが多いです。

 

Yリッジ型のテント

MSR/フリーライト2

重量1330g、Yリッジ型で長辺出入口。

同社ハバハバNXの片側のYを無くしてテント高を下げたようなテントで、MSRの自立式の中では最軽量テントがこのフリーライト。

MSRあるあるですが前後室どちらも使えるため思った以上に使い勝手はよくそこまで狭さは感じさせない作りです。フライフロア共に15Dと薄め。

MSR フリーライト2 37009

MSR フリーライト2 37009

  • メディア: その他
 

 

ニーモ/ホーネットストーム2P

重量940g。こちらも長辺出入口。広くなる二股ポール側が入口を作った台形型のインナーテント構造。

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出典:NEMO Equipment

ホーネットストームの特殊なとこはリッジ部分をフライバーボリューマイジングクリップというプロペラのような近未来的なパーツを採用しているところ。

ちなみにこのパーツをホーネットストーム1Pは1つ、2Pは2つ使っている。

長さは短い分リッジポールほどの拡張はできなさそうですがY型に比べれば格段に広くなる確実に嬉しい仕様。 

 

Yリッジ変形

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Yリッジの変形バージョン、といっても現状1つしかない知らない構造。

ネイチャーハイクが2019年に出したCloud wingがこの形状。

 

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出典:Naturehike

Y型のハブ部分から2本のリッジポールが出た形状で長い3本と短い2本の5本ポール構造

なにより初めて見た時にそのスタイリッシュなシルエットに惹かれてしまいました。

さらにフライ吊り下げ式であるのも珍しいポイント。そのためY型ですが自立は厳しいと思われます。

そして90cmという低さ、14本のペグで耐風性の高さもうかがえます。

重量は1500gと重めですが夏山登山に良さそう。キャンプでは居住性が低くあえて選ぶテントではないと思ってしまいます。

 

このCloud wingにはフライがDCF(キューベンファイバー)を使ったモデルもあります。が長く在庫切れが続いて全然入荷されない幻のテント。

AliExpress.com Product - Naturehike New Arrive Cloud Up Wing Cuben Fiber 2 Person Camping Tent Ultralight 15D ProfssIonal Asia Outdoor Gold Award Tent NH

 

Iリッジ

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今回唯一の非自立型ドームテント。 Yリッジの二股ポールも省き1本のポール+リッジポールのみにしてしまった構造。四辺をペグダウンしたうえでポールを通すことで自立します。

これ以上軽く、ポールを減らそうと思うとポールシェルター構造になってくるでしょう。

ポールが少ない分、インナーテントを吊り下げるポイントが少なくなり居住性の確保が難しいですが、それでも作られたテントに人の業の深さを感じます。

 

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出典:MSR

MSRのカーボンリフレックスがIリッジ型。写真で見るとそこまで絞られたテントに見えないのが不思議です。

リッジポールがあることで入口側は立ち上がりますが、Yリッジや双Yリッジと比べるとどうしても四隅上部の狭さが目立ちます。

居住性を求める方にはオススメできず、やはり軽量性を求める方に進めたいテントです。

これもキャンプよりは登山、さらにメッシュインナーのため夏山向きのテントと言えます。

 

Iリッジ型のテント

ネイチャーハイク/Taga

Taga2が1215g

シングルウォールながら前後室があり使い勝手を良くしたIリッジ型のテント。

四隅をペグダウン+前後室2ヶ所ペグダウンで実用ラインになります。

ポールの少なさと外側にポールがあることで設営は一瞬でしょう。軽さと安さで徒歩キャンパーなら良さそう。

 

MSR/カーボンリフレックス

カーボンリフレックス1は最軽量構造らしく重量わずか790g

フロア15D、フライ7Dと極薄。加水分解しにくいコーティングのエクストリームシールドシステムを採用しています。

値段の高さもあり、気軽に雑に使える感じはないです。しかし軽量を求める夏山で、さらに非自立を設営できる場所ならこの軽さは嬉しいです。

MSR カーボンリフレックス1 37011
 

 

変わり種

ホーボーズネスト2

ホーボーズネスト2のポール構造

全天候型アウトドアライターのホーボージュンさんとテンマクデザインがコラボして作ったテント。ホーボーズネスト(放浪者の巣)は世界中を旅するためのテントなんだと思わせる名前。

対角に張られたポールとそれと交差する2本の短いポールの3本で構成されたポール構造。

全てスリーブ式でフライシートを吊り下げ、中にインナーテントを吊り下げる構造。

短い2本のポールはスリーブに通したあとエンドキャップで固定し張りを出しています。

 

出典:tent-Mark DESIGNS

真横から見るとわかりやすいですが、短いポールがリッジポールと同じ役割を果たし、長辺の壁を立ち上がらせています。

インナーテントはメッシュですがフライシートが地面近くまで覆われ悪天候や冬も想定されていることがわかります。

1940gで軽い分類ではないですが、快適性はかなり高く薄すぎない生地も長く旅するためのテントには最適。

凄い使ってみたい興味をひかれるテントです。

個人的に言うなら付け替えの冬用インナーテントが発売されるといいなぁと、色があまりに好みじゃないなぁというところ。

 

MSRとネイチャーハイクのポール構造

比較的様々なポール構造を使っているMSRとネイチャーハイクのテントがどのポール構造を使っているかの一覧表。

MSRの凄いところは同じポール構造のテントがほとんどないところ。

山岳、雪中、キャンプ、ロングトレイル用などで軽量化、居住性、耐風性を意識して使い分けているのだと思いますが明確に差別化されていて驚きます。ただ全般リッジポール採用モデルが多くULよりは居住性を重視したテントが多いです。

それがメーカー的なスタンスなのかなと思います。

 

ネイチャーハイクはテント数が多いのもありますがいろんなポール構造を使ってます。

ここに記載してませんが双Yリッジが多めでStarRiver2、CloudUp3もです。

特にこだわりを感じるのがCloudUp系。1がY、2が双Y、3が双Yリッジと軽量性と居住性を明確化しているところ。すげーなぁって思っちゃいますね。

  MSR ネイチャーハイク
X アドバンスプロ Pシリーズ
Xリッジ ゾイック Nebula
Xキャノピー × Cirus
アクセス CloudPeak
双Y × CloudUp2
双Yリッジ ハバ VIK、Mongar2
うお座 × ×
うお座リッジ エリクサー Hiby
Y × CloudUp1
Yリッジ フリーライト ×
Yリッジ変形 × CloudWing
Iリッジ カーボンリフレックス Taga

 

まとめ

自立式ドームテントといってもこれだけの種類があるわけです。

それぞれメリットデメリットがあり、そしてカッコよさに繋がっています。

テントに求めるモノが居住性か軽量性か、はたまたカッコよさか、ポール構造からそれを選んでいくのもアリではないでしょうか?

 

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テントの基礎知識!各部位の名称と役割を図解で紹介!

テントの部位の名称 アイキャッチ

こんにちわ、ぜつえん(@zetuenonly)です!

小さなテントでも数多いパーツで作られています。

そんなテントの部位やパーツの名前は知ってますか?その役割は?

知らなくても困らないことですが、知ることでより好きに、深く好きになることができます。

今回はドームテント・ワンポールテント・トンネル型テントの3種類をテントの各部位の名称を画像を参考にしながら紹介していきます。

 

 

テントの部位の名称(インナーテント)

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1.ポール

テントの骨組みになる金属製の棒のこと。

ポールの中にはゴム紐(ショックコード)が入っているため簡単に連結させることができます。伸びたショックコードは自分で交換することも可能。

主にポールの素材はアルミ合金、グラスファイバー、スチールの3種類があります。それぞれ説明していきます。

  金額 特徴 用途
アルミ合金 普通~高価 軽量
高強度
曲がる

軽量テント

タープポール

グラス
ファイバー
安価 安価
軽量
割れる
安価テント
スチール 安価~普通 高強度
重い
錆びる
ワンポールテント
の支柱
アルミニウム合金

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テントに一番多く使われるのはアルミニウム合金のポール。登山用や金額の高いテントはほぼアルミ合金です。

アルミ合金はアルミニウムを主成分とした合金でアルミニウムにマグネシウムや亜鉛や銅などを合わせた金属です。化合物の量で錆びにくさ、強度、軽量など特性が異なり、4桁の規格で分けられています。

テントポールでは7000系のアルミ合金が使われていることが多く、その中でも超々ジュラルミン(A7075)は飛行機にも使われる最も高強度なアルミ合金です。

ポールの質はテントの金額に大きく関係しており、山岳用で使われるDAC社やイーストン社のポールを使ったテントはかなり高額になります。

特に使われることの多いDAC Featherlite NSLを使ってるテントだと「なるほど良いテントですね」という印象。

逆にネイチャーハイクなどの安いテントはポールの質が低いものを使って値段を抑えている場合が多いです。ネイチャーハイクのテントはA7001アルミ合金が多く、A7075超々ジュラルミンに比べ強度が少し低め、経年での錆びや破損しやすいデメリットがあります(応力腐食割れ)。

アルミ合金のポールは強風などで強い負荷がかかった時には曲がるか折れる破損の仕方をします。

 

グラスファイバー

グラスファイバー(ガラス繊維)は安価なテントに使われることが多い素材。

軽量で安価、弾力もありポールに適していますが、アルミ合金に比べ強度が低めです。

ポールが縦に亀裂が入る裂け方をしたり、強風にあおられたときなどに割れる破損の仕方をします。

安価なテントほど設計が甘く耐風性も低いため無理に設営した際やきちんと設営していない状態で強風を受けた時に簡単に壊れてしまいがちで、安かろう悪かろうのイメージです。

 

スチール

スチール(鉄)のポールは安価で高強度ですが重く、錆びやすく、そして曲がらない金属です。

そのためまっすぐのまま使えるポールとして使われます。

よく使われる代表例がワンポールテントの支柱です。サーカスTCのポールもスチール製です。

1本のポールで支えなければいけないワンポールテントゆえに大型な幕ほど高強度なスチールを使われることが多いです。結果、安価ですが重くなるデメリットに繋がります。

他にはテントの前室を作るポップアップ用のポールにもスチール製が使われることが多いです。鉄なので塗装が剥がれると錆びることもあります。

 

2.リッジポール

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出典:Naturehike

テントの上部を広げ居住性をあげるためにつけられるポールのこと。

2本のポールをクロスさせるシンプルな構造のドームテントにリッジポールを付けたモデルもあれば、軽量化の流行に伴い上部を1本のポールにしたテントの居住性をあげるために設置されることも多いです。

長いリッジポールを使ったテント場合は側面が垂直になるほど広く、同じ床面積でも上部が広くなり快適性があがります。

フライシートの内側でリッジポールを固定する場合が多く設営がひと手間増えるのがデメリット。メインポールと5.ハブでひとまとまりになっていることも多いです。

 

3.グロメット・スリーブ

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ポールとテント本体を接続するための穴(グロメット)のこと。

吊り下げ式のテントはグロメット、スリーブ式のテントはスリーブを使われることが多いです。

ぼくの使っているプロモンテVL25は吊り下げ式のテントですがスリーブでポールを接続する構造です。テント次第だったりします。

一般にスリーブのほうが抜けにくく風に強いと言われますが、風速20~30m以上の風でもないと気にする必要はないでしょう。

 

4.ポールクリップ

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吊り下げ式テントをポールに吊るすときに使うプラスチック製のパーツのこと。

フック状になっていることが多いです。テントによりスクリューフック等の工夫がされている場合もあります。グローブをはめたままでも装着できるように大き目なクリップが多いです。

スリーブ式のテントの場合は全面スリーブのためポールクリップはありません。

 

5.スウィベルハブ

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交差するポールを連結する回転式のジョイントパーツのこと。

金属製の回転しないポール差し込み型の場合は12.ハブになります。

2本のポールを1つにまとめることができるため無くしたり、ばらける心配がなくなり素早い設営が可能になります。

 

6.パネル

テントに出入りする戸口のこと。ドアや入口ともいわれる。

写真のモノだとメッシュ一枚ですが、 生地とメッシュの二重構造になっているものも多いです。

夏はメッシュで通気性を上げ、寝るときや寒いときは閉めて保温性とプライベートを確保できます。

 

7.キャノピー

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テントの本体の生地部分。写真では白い部分のこと。インナーテントやテント本体とも言いますが、キャノピーだと白い部分のみ、インナーテントだとフロアなども含みます。

またテントの前室をポップアップできる部分もキャノピー(天蓋)です。

主にメッシュのキャノピーと写真のようなファブリック(生地)、そのミックスの3種類があります。

 

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一般的に夏用冬用テントの分類にもされますが、メッシュキャノピーは通気性が高く夏はテント内が涼しく、冬は寒くなるため夏用と言われることが多いです。シェルター内にカンガルースタイルで入れる場合はメッシュキャノピーのインナーテントが使いやすいです。雨や雪が強いときはフライシートの下からメッシュを抜けてテント内に入ることもあります。

 

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ファブリックキャノピーは3シーズン~オールシーズン用。

対候性が高く雨や風や雪には強いインナーテント。適度な耐風性はありますが防水性はなく、通気性を重視した素材です。

メッシュに比べ通気性は落ちますが、風が入りにくいため保温力が高く寒い時期に重宝します。入口はメッシュと二重構造になっていることが多く虫よけをしながら通気性をあげることができます。ただそれでも夏は暑くなりやすいです。

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8.バスタブ

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インナーテントの底面(フロア)の立ち上がり部分のこと。バスタブ(浴槽)構造などともいわれます。

バスタブ部は底面と同じ素材で耐水性があり雨の侵入を防ぐ役割があります。

底と一体型にすることで隙間に縫い目が少なく水に強くなります。 四隅などはどうしても裁縫が必要なためシーム処理(裁縫部の防水処理)がされています。

安いテントだとここがシーム処理されてなかったり、作りが甘いものもあります。

 

9.フロア

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テントの底面のこと。バスタブ部分と同じ防水素材。

直接上に乗って使用するためテントで最も負担がかかりやすい部分で穴が開くことも多いのがフロアです。

そのためインナーテント(キャノピー)やフライシートよりも分厚い生地を使われることが多く、耐水圧も高めになっています(3000~5000mm位)。

晴れている日でも一晩使うとテント内のフロアやテント底のフロアが濡れていることがありますが浸水ではなく結露による場合が多いです。

フロアの破れる原因の多くは、中に物を入れたまま引きずる、石など尖った物の上に設営する、内部で刃物を刺す、が多いです。特に引きずるのはかなりフロアに負担がかかるため絶対やめましょう。

また汚れ防止、浸水防止、破れ防止のためにフロアと地面の間にグラウンドシートやブルーシートを引くことも多いです。

 

10.スライダー

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フライシートやインナーテントを開閉するファスナーのこと。

ファスナーはアメリカではジッパー、日本ではチャックの商標での呼び方が多いですがどれも同じ。つかむ部分の名前がスライダーです。

YKKが世界シェア約45%。大体スライダーにYKKって書いてます。

インナーテントには軽量で細かく柔らかいコイル(樹脂)ファスナーが多く使われ、フライシートには凍結や砂での噛みつきが少ないビスロンファスナーが多いです。

インナーテントの出入口に使われるカーブしたファスナーは特に噛みやすくストレスになりやすいです。またフライシートはフラップを噛み込みやすいものが多いです。

安価なメーカーほどファスナーが考えられて作られてないモノが多いですが高額なテントでも噛むことは多いです。噛んだ時に無理に引っ張ると破損の原因になるのでゆっくり外しましょう。

また長く使うことで破損もしやすいファスナーですが修理はかなり大変で高額になりやすいです。

 

スライダーにジッパータブをつけることで操作性が向上します、蓄光モデルは暗闇の中でも見つけやすくオススメ!

 

11.テントポケット

テントのインナーポケット

テント内にある小物入れポケットです。内部のバスタブ部分にあったり、頭上のロフト部に合ったりテントによる配置は様々です。

あまり大きいものを入れることはできませんが、スマホやヘッドライトなどを入れるのに便利です。

 

12.ハブ

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出典:Naturehike

ポールの連結パーツで何本モノポールを差し込んで連結することができる金属パーツのこと。

5.スウィベルハブに似てますが回転しない構造なのがこちらのハブです。回転しない分、強度重視で金属を使っていることが多いです。

接続されるポールは3本、4本、5本等様々。スウィベルハブ同様に複数ポールを1つにまとめることができるのがメリットです。ショックコードを頼りにつなげるだけでポールが完成してくれます。

 

テントの部位の名称(フライシート) 

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13.ガイラインアタッチメント

f:id:zetuenlife:20200308145403j:plainフライシートに付いたガイライン(張り縄)を付けるためのループのこと。 

ナイロンのバンドになっていることなどが多いです。

ガイラインアタッチメントの裏側にはテントとポールを固定するためのベルクロや紐などがあり、ガイラインが引かれた負担がポールに直接かかるようになっています。 

非自立式になるほどアタッチメントの数が増え、耐風性の高いテントほどさらにアタッチメントの数が増える傾向があります。

 

ヒルバーグソウロの張り縄

ヒルバーグのテントは2ヶ所のアタッチメントを付けることで負担を分散しより耐風性をあげ、ポールに巻きつけることでさらにダメージを分散しています。

ソウロレビュー→ヒルバーグソウロを建ててわかった、最強のテントと言われる理由!

 

14.ガイライン

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ガイラインアタッチメントに繋ぎ、ペグで固定するロープのことガイライン、ガイロープ、張り縄などと呼ばれます

フライシートに付けていますが、ガイラインアタッチメントの裏側ではポールと繋がっているためポールを動かなくするものという考えもできます。

ガイラインをきちんと張ることでテント本来の力を発揮でき風で飛ばされなくなります。雨の日もガイラインを張ることでフライシートとインナーテントの隙間ができ通気性があがってジメジメ解消になります。

無風晴天時ならなくても問題はないですが、テントがピシっと張れてかっこよくなるので写真を撮る時などはきちんと張りましょう。

夏のキャンプでは他サイトの子供達走り回ってガイラインにつまづいて転ぶのが風物詩です。夜トイレに行くときには自分もつまづいて転ぶ、そんなものです。

つまづくだけでなくテントサイズ以上のスペースも必要になるため真夏の激混みキャンプ場なら張らないのも手

 

15.自在金具

ガイラインの長さを自由に調節し強弱をつけることができる金具のこと。ロープアジャスターやロープストッパーなどとも呼ばれます。

テントを買うと最初からついてきますがプラスチック製の使いにくいモノなことが多く、ガイライン同様に好みのモノに変える人が多いです。

様々な形状の自在金具があり、テントサイズやタープ等で相性もあるため理想の自在金具にたどり着くのは長い道のりです。

ロープで自在結びで対応することもできますが、金具を使うほうが便利です。ただいざという時用に覚えておいて損がないロープワークでもあります。

 

個人的にオススメなラインロック風金具。3~4mmのパラコードで使用でき、金具支店で張り具合を調節できる優れものです!

 

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16.ベンチレーション

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ベンチレーションは換気口のこと。

テントは狭い密室空間のためベンチレーションがないと酸欠になることもあります。また締め切った時に空気が循環しなくなるのを防ぐためでもあります。

インナーシートはメッシュなら全面が通気性が高く、ファブリックなら通気性はありますが、別にメッシュにできる窓などがついている場合が多いです。

フライシートには雨が入らないように下向きになったベンチレーションが数カ所ついてることが多いです。硬いフレームでベンチレーションが風や雨でつぶれにくいようにしているものもあります。

テント内で煮炊きする場合などは重要な機能です。

また写真の紐で絞るタイプのベンチレーションは冬用テントについていることが多く、完全に閉じきることができない作りで、積雪での窒息を防ぐためのモノです。

忘れがちですがフライシートと地面の隙間も重要なベンチレーションです。

 

17.フラップ

フライシートのファスナーを覆うカバーのこと。

防水性のあるフライシートですがファスナーが防水になったフライシートはほとんどありません。そのためファスナーから水が染みてくるのを防ぐためについているのがフラップです。

雨具や防寒用ウェアでも止水ジッパーを使っていないモノでは多く使われています。

止水ジッパーは硬くなってしまうのでフラップを付けることで防水性と軽いファスナーを両立しています。

 

18.トグル

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テントのフライシートやインナーテントのパネルを固定するためのパーツのこと。

写真の場合は左側に固定しています。

 

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プロモンテVL25だとただのプラスチック金具と紐です。

テントによりベルクロであったり、コードロック金具であったり様々ですが使用頻度の多いものなので好みは出てきます。比較的改造もしやすいので不満があれば改良してみるのもオススメです。 

 

19.前室

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フライシートとインナーテントの間の玄関のこと。

前室の広さでテントの快適性は格段に変わってくるため購入前に必ずチェックしておきたいポイントです。小型の一人用テントなら写真程度のサイズで煮炊き+靴が置ければ上等

ドーム型の場合は短辺出入口か長辺出入口かでも前室の広さは大きく変わってきてソロテントの好みがでてきます。

ツーリングテントになるとかなり広く、ソロキャンプの道具ならすべて置ける広さがあったり、バイクを入れることが可能な前室のテントもあります。

オガワのステイシーII、アライのドマドーム、コールマンのツーリングドーム等は前室の広い名作テントです。

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20.フライシート

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フライシートはインナーテントの上を覆うシートのこと。防水性があるためレインフライシートと呼ばれることもあります。冬用テントにはスノーフライシートもあります。

通気性のあるインナーテントとは異なり、雨、風、雪からテント内を守る役割を持ちます。家で考えると屋根と外壁に相当します。

素材に通気性はないためベンチレーションを付けることで通気性を確保しています。

フライシートは素材の種類と厚さにより特徴が大きく異なります。

他にも多くありますがよく使われるナイロン、ポリエステル、ポリコットン(TC)の3種類を紹介。

  ナイロン ポリエステル ポリコットン
強度 強い 普通 普通
重量 軽い やや軽い 重い
速乾性 普通 早い 遅い
紫外線 普通 強い 普通
ナイロン

デュポン社が開発した合成繊維です。

ナイロンの由来はちょっと面白エピソード。

ナイロン(nylon)の名称は、「伝線(run)しないストッキング用の繊維」を意図した「norun」に由来する。 また、ナイロン登場前に絹の圧倒的シェアを誇っていた日本に対して「Now You Lousy Old Nipponese」(古い日本製品はもうダメだ)の頭文字をとったという説もある。

引用元:wikipedia ナイロン

高強度で軽くテントだけでなくザックやウェア等にも使われるナイロン。

軽量なテントの素材はナイロンが多いです。

防水性を持たせるためにポリウレタン(PU)コーティング(塗る)したものやシリコンを染み込ませたシルナイロン等の加工がされます。

 

ポリエステル

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フライシートに使われることが多く、ナイロンと並び使われることが多い素材です。安価なテントに使われることが多いですが、高価な山岳用テントで使っているものもあります。

ナイロンに比べると、水を吸わない素材のため保水率が低く、乾きやすい。紫外線にも強く劣化しにくいメリットがあります。

ただやや重く、強度も少し落ちるため使い分けはメーカーやテントの方向性で決まってきます。

フロアは強度と軽量重視でナイロン、フライは保水せず乾きやすくポリエステルというテントもあります。

 

ポリコットン(TC)

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キャンパーに人気のポリエステルとコットンを配合した素材です。

天然素材のコットン(綿)は結露にしくく、遮光性が高く、火に強く、吸湿性が高く、風合いの良い素材です。

そこに乾きやすく軽く強いポリエステルを合わせることで、コットンの乾きにくさ、カビやすさ、重さなどのデメリットを軽減させた素材です。

ドームテントで使われることは少なく、ワンポールテントやツーポールテント、タープで使われることが多いですね。

 

与太話。TCってポリエステル+コットンなのでポリコットン(PC)じゃないの?と思うものですが、テトロン+コットンでTCと呼ばれています。

テトロンはポリエステルの商標で、帝人(株)と東レ(株)がポリエステルを日本に導入したときに共同でつけた名前でそれぞれの頭文字、テイジンの「テ」とトウレの「ト」を1文字ずつ取り、ナイロンにもじってつけた名前が「テトロン」と言われています。

テトロン=ポリエステルなのでTCはポリコットンなのですね。

 

ワンポールテントの部位の名称

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ワンポールテントの場合も部位の名称は同じです。

ポールが中央に1本と四隅にペグを打つことで自立する非自立式のテントになります。

ドームテントに比べるとガイラインを張るためのガイラインアタッチメントが多めです。ポールが少ない分ペグとガイラインで強度を出したテントと言えます。

 

トンネル型テントの部位の名称

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トンネル型テントはフライシートのスリーブにポールを通してからペグとガイラインで自立させ、中にインナーテントを吊り下げるテントです。

自立するドーム型はインナーテントにポールを通しますが、トンネル型はフライシートにポールを通すのが大きな違いです。

フライシートから組み立てるので悪天候時もインナーテントを濡らさずに設営することができます。

2~4本のポールを使いますが交差することがないためハブなどは使いません。そのため複数のポールを一目でわかるように色分けしているメーカーもあり設営がしやすい工夫がされています。

そして非自立式のためガイラインの数が多いのが特徴ですね。

 

まとめ

部位の役割を知ることで自分に向いたテントをしるきっかけになるでしょう。

また困ったときにあの機能があれば、と改造することもできるかもしれません。

そんなヒーローの変身の説明見開きみたいな話でした。 

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「なぜ?」を考えて自分の知識を身につけアウトドアをもっと好きになろう!

なぜを考えるアイキャッチ

こんにちわ、ぜつえん(@zetuenonly)です!

アウトドアをより好きになるために、そしてずっと好きであるために「なぜ?」を考えることはとても重要です。Why?ってやつです。

なぜこのテントは他より軽いんだろう?なぜ焚き火は楽しいのだろう?なぜ結露するんだろう?なぜダッチオーブン料理は美味しいのだろう?

ありふれたなぜを考え、解決していくことでより深くキャンプや登山を好きになれます。

今回はアウトドアでの「なぜ」を考えることの重要性、考え方のコツを書いていきます。

 

 

アウトドアの基本は試行錯誤

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それがソロキャンプでも、ファミリーキャンプでも、登山でも同じく、アウトドア全般に言えることで、基本は挑戦・失敗・思考・解決の繰り返しだということです。四文字でいうと試行錯誤です。

例えば、キャンプではどの道具を持っていくかを考えるとわかりやすいです。

一度キャンプに行き、帰ってきてから片付けをしていると使わなかった道具があることに気づきます。それは必要なかった道具なので次のキャンプでは必要ないモノでしょう。

ただそれは行く前にはわからないことで、行って使わなかったから必要ないことがわかったのです。それが試行錯誤です。

アウトドアではそんな小さな試行錯誤の繰り返しをしていくことで知識や経験が身についていきます。

その試行錯誤をしていく上で役に立つ思考が「なぜ」です。

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「なぜ」を考える

「なぜ」は、感じ→記録し→解決するまでがひとつのセットです。それを説明。

なぜを感じる習慣をつける

キャンプ道具のなぜ

なぜとは疑問を持つことです。疑問を持つのは知らない、わからないことに対してで、幅広いアウトドアというジャンルの中ではソロキャンプに絞っても知らないことだらけです。

身近には様々な「なぜ」が潜んでいるのです。

アウトドアにかかわらず日常もそうですが常になぜ、どうして、と考える視点を持つことで考える力を鍛えることができるようになります。

当たり前にキャンプをしていると気付かないことでも「なぜ」と考える習慣がつけばあらゆることが不思議に思えてきます。この「なぜ力(なぜりょく)」はアウトドアで役に立つのはもちろん、日常生活や仕事でも些細な疑問を感じ取り、深く考え物事を解決する力が身につきます。

 

プロモンテ VL25 テント収納時

例えば同じサイズ形状のダブルウォール自立式1500gの2人用テントダブルウォール自立式1000gの2人用テントがあるとします。

・Aさん「同じサイズで1000gのほうが軽いじゃんこっちに買おう!」

・Bさん「どうして同じ形状なのに重さが違うんだろう?」

この場合はBさんが「なぜ」を考えれる人です。

ここからBさんが自分なりの結論を出してテントを購入し、今後だれかにテントを勧めるシーンが来ると。

・Aさん「簡単に立てれるし、1000gで軽いからオススメだよ!」

・Bさん「1500gのテントはDACポールを使っていて、30Dのフライとフロアで強度が高くて雑に長く使えるよ。1000gのテントは軽いけど15Dのフライとフロアで、インナーテントはメッシュだから夏は涼しいけど、秋~春は寒いよ。ポールも細めだからちょっとデリケートで風の強い日は少し心配かな。」

「なぜ」を考えて生まれた自分の考えを人に伝えることができるようになります。自己解決したなぜは後に活かすことができるのです。

 

なぜを記録する

グーグルキープ

アウトドアのなぜが思いつくシーンは決まってアウトドアをしているときです。

それを忘れては意味がないので、ぼくは細かくGoogle Keepで記録するようにしています。Googleのアカウントで紐づけされてPC、スマホ、タブレットで共有することができるメモ帳アプリです。

アウトドア中に調べることもありますが、すぐにわからなそうなこと、後々深く考え直したいことも多いのでやはりメモで形に残すのが一番です。

メモに残す場合は後から見てわからなくならないように明確に書くことが重要です。

 

なぜを解決する

なぜを解決

なぜを感じ、なぜを記録し、最後はなぜを解決できるようになりましょう。

それが簡単な「なぜ」ならばグーグルで検索すればわかります。ギアレビュー等はYouTubeが強く、動画で見ると静止画や文章よりも格段に理解がしやすいです。

しかしアウトドアでのなぜは調べてわからないことも多いです。ではどうするか、その場合はフィールドテストが必要になります。

実際にやってみて、本当にそうなのか、自分でもそうなるのか、を検証していきます。

 

f:id:zetuenlife:20200203191222j:plain

例えば寝袋。

持ってる寝袋がモンベルダウンハガー800ハーフレングス#3だとしてコンフォート3度、リミット-2度。実際に自分はこの寝袋を使って何度まで寝れるのか。それは自分で実際に使ってみる以外には確かめようがありません。

実際にキャンプに何度か行ってそこで本当に3度でも寝れるのか、意外に-2度でも寝れるのかを試していくことになります。

これがアウトドアでの試行錯誤です。調べたり試していく中で確実に知識や経験が増えて身についていくでしょう。

 

「なぜ」を考えるコツ

なぜを考えるコツは論理的思考での自分との対話です。セルフディスカッションってやつです。

セルフディスカッション

セルフ=自分自身

ディスカッション=討論

セルフディスカッション=自分との対話です。

これをするのは自分で出した疑問に対して対話形式でなぜをぶつけていくことで「なぜ」を明確化しより深く理解できるためです。

 

マムート トリオンプロ50+7

例えば、今まで友人の車でキャンプをしていたある程度道具を持ってるCさんが「ソロでバックパックキャンプを始める」という設定で考えてみます。

C「一人でバックパックキャンプをしようと思うんだ」

「なんでバックパックでキャンプをするの?」

C「車を買えないからバックパックキャンプをしたいんだ」

「車じゃなく、なにをつかってキャンプ場に行くの?」

C「電車とバスを使ってキャンプ場に行こうと思ってるんだ」

「何が必要になるの?」

C「軽量なテントが必要になるんだ」

「どうして軽量なテントが必要なの?」

C「今使ってるテントがコールマンのツーリングドーム LXで5.6kgあってバックパックに入らないから軽量なテントが必要なんだ」

「新しいテントは何キロ以内にするの?」

C「1.5kg以下でダブルウォールの前室が広いテントにしようと思ってるんだ」

中途半端な位置で終わりましたが、このように論理的に追及をしていくことで自分の目的、考えを明確化することができます。

なぜを追求して考えるときにはセルフディスカッションが有効です。

 

「なぜ」を考えるメリット

秋のハンモック泊

なぜを考えるメリットは自分で考え解決していくことで自分なりの考えでアウトドアを語れるようになることです。

それはカタログスペックでもなくネットで見た情報でもなく、自分で考え、実践し、経験して乗り越えて得た生きた知識です。

なぜキャンプをするのか、なぜ山を登るのか、なぜ焚き火をするのか、なぜハンモック泊をするのか、そんななぜの積み重ねで生まれるモノが自分のアウトドアスタイルになると思っています。

ぼくは時々キャンパーなのか、登山者なのか、旅人なのかわからないと言われることがありますが、ぼくの中でなぜを繰り返した結果生まれたのがぼくのアウトドアスタイルなだけで、それはだれとも違うモノですが、ぼくが求めたアウトドアなのは事実です。

人の意見ではなく、自分の意見を持つことができるのが「なぜ」を考える最大のメリットです。

このブログもなぜ?と考え続けてきたぼくが培ってきたノウハウで書いてるだけのなぜなぜブログです。ですがそんななぜに対する答えが詰まってるのが個人ブログの面白いところだと思います。

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アウトドアの正解は一つではない

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自然の中で行うアウトドアの正解は一つではありません。そもそも適切なモノはあっても正解があるのかも怪しいです。

自分がすることで、同じキャンプ場に同じ目的で行くときでも晴天と雨天では持ち物が変わります。いつもは気温0度でもモンベルの#3だけど、今日は荷物に余裕があるから#1にしようとなることもあります。

万人受けする焚き火台のピコグリル398ですが、人気だからあなたにオススメかと言われれば違う場合もあるでしょう。

当たり前を当たり前と認識するほどに「なぜ」の思考からは離れていってしまいます。人気な製品はなぜ人気なのか、それは一般的な評価で自分に対してはどうなのか、そこまで考えれるのが望ましいです。

全てに疑問を抱けるほどの「なぜ」という探求心がアウトドアをより深いモノにして、よりアウトドアを好きになれるはずです。

そんな自然の中で道具を使って試行錯誤を繰り返しいくのがアウトドアの楽しいところだとぼくは思っています。

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まとめ

ぜつえんという人間の本質で、このブログの本質だったりする記事でした。商品紹介やオススメよりも考え方や選び方を伝えるジャンルが多いのもなぜの考えるための知識提供なところがあります。

ブログを書いてきてて、いまだに言葉をうまくまとめるのが苦手で拙い文章ですが少しでも伝わると良いです。

人と同じモノを選ぶのも、人と違うモノを選ぶのも、それはどちらでもいいのです。「なぜ」それを選んだのかを自分で理解して取捨選択をしてほしいのです。

とりわけアウトドアでは「なぜ」を考えることを忘れないでほしいとぼくは思っています。

 

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